2006/05/20 - 2006/05/22
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maywayさん
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第62回神宮式年遷宮が、20年毎に当たる 平成25年に行われる。
遷宮に先立つ御造営用材の奉曵に、「1日神領民」の制度を利用して参加した。
「おきびき」と濁ることなく、「おきひき」ですよと、何度か言われた。
法被、白足袋、白装束で、エンヤエンヤの掛け声を、木遣りの合いの手で、やりとりしながら綱を曳く。得がたい体験でした。
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1日目 神宮参拝や、神事に参加する前に、禊(みそぎ)をする。 二見が浦に倭姫命(やまとひめのみこと)が天照大神を奉戴して船をとめさせたと言う跡が輿玉神社で、神宮の禊場である。
水を浴びて身を清め、穢(けがれ)を祓うのが本来であるが、ミソギに代えて沖合いで採取した無垢塩(むくしお)草でお祓いをした。 鳥羽泊。 -
2日目 いよいよ御木曳き。
バスから降りて歩いていると、地元のお母さんが
昨日天気が悪かったけど曳いたの、頑張ってネ、と励まされる。 指揮を執る商工会(たぶん?)の方から、大きな声で分かりやすく、掛け声のかけ方や、注意事項の説明。 いよいよです。 -
この日、3台の御木曳き車が予定されており、うち1台は地元の方々が、2台を我々一日神領民・2700人が曳くことになっていた。 私は2台目で、1400人分の1人として奉仕しました。
街内の交通整理の、ガイドの、掛け声の出し方の、綱の曳き方の等など、沢山のボランテアの協力の下で成り立っている。
県知事、市長も参加していた(TV報道もあった)
私 指揮を執っているこの人の姿にぞっこん。
このピンと伸びた背筋と、シャキ感がいい。 格好いい。 -
掛け声や指揮を執るとき打ち振るポンポンの様な、房の様な物を(名称不明)、腰に指し夫々の持ち場に散る。 姿は法被、パッチ、足袋など和式が基本なのだろうが、色や帯など少しずつ違うのがあるのは、何故だろう?
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背中に「伊勢」の文字の法被。
大部分の人が白なので、天気も良く眩しいー。 -
これが御木曳き車。
綱の先の方で曳いていたが、1400分の1でもあり、曳いている実感はないし、車がどこに来ているのかも分からない。
後ろにとって返し、これを撮る。 -
緑が沢山で眩しい。
もうすぐ到着。 掛け声に一段の励ましが入る。
私たちが奉仕している陸引きは、外宮の用材。
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綱は白く、かつ がっちりと太い。
御木曳き到着後、これまで曳いていた綱の巻き取りの場面。
偉丈夫が綱を肩に乗せて引き、それを台の上に男女数人で、巻きとるようにしていく連携プレイ。 -
豊受大神宮正式参拝をする。
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五十鈴川とこれに架かる宇治橋。
内宮に参拝する時、この川 五十鈴川御手洗場(いすずがわみたらし)で禊をする。
木造のこの橋も遷宮に合わせて、架け替えられる。 スペースも用意済み。
この川では、神領民による内宮領の川曳きがある。 -
皇大神宮(内宮)正式参拝
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式年遷宮のスペースです。
正式には新御敷地(しんみしきち)と言います。 -
鳥居です。神宮のは、「神明鳥居」と言い、貫が柱の外に出ていないのが特徴で、最も原初的で素朴と言えます、云々。 鹿島鳥居は....と、鳥居も色々な種類が有り、系統があるので、それを見ているだけで様々な想像をすることができます。
ただし鳥居は寺院にもあることがあります(これも歴史)。
また更に、寺院や社は、屋根も大きさはもとより、形、材、構造等など違いはあるのですが、あるパターン化ができたりし、それはそれで面白いものです。
視点を変えてみませんか? お試しあれ! -
伊勢の皆さん、お世話になりました。
ありがとうございます。
御木曳きを終えて参拝をし、外へ出ると御接待と称してテントを連ね、そこでお茶や、お菓子、お酒、海苔巻きなどの提供。更には 写真にあるように幾つかのグループで踊りや、木遣りなどを見せてくれる。
おかげ横丁もそうでしたが、兎に角来た人に優しく接し、楽しく嬉しくさせてくれました。
さすがです。 -
御接待のひとつ。 ご婦人の地元踊り(踊りの題名忘れました、ごめん!)です。
これらを含め、どこかで生活なんだとの、覚めた思いも働きましたが、それを超えて神宮に奉仕することの思い、そして 優しい心ずかいがとても嬉しく感じました。
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宇治橋を渡り、宇治橋鳥居をくぐって右側に入ると老街(=中国語で言う所の。古(いにしえ)の懐かしい町並みの意)風に改造された門前町に。
これは中ほどにある、「赤福」本店。
この通りも人でいっぱい。 -
カウンタで、目を上に転ずると赤福の値段。
座ってゆっくりなんざ、とても叶わない混み方。
明日いっぱいはもちますヨーってんで、お土産として買い求めることにした。 甘露 甘露。 -
おかげ横丁の宝くじ売り場。
この趣は、なんともいえないですネー サイコ!
下駄屋あり、心太あり、冷やしきゅうりあり、カレーあり、等など、などーといっぱい。
とにかく楽しませてくれる所が、狭い路地風なところに、わんさかなので、私のような者でさえも、感心 感心。 人もいっぱいでしたが
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3日目 前日は、伊勢に別れを告げ、蒲郡に泊まる。二見興玉でお祓い以降、御木曳き奉仕の終わるまで、アルコールはダメーとなっていた。 その反動なのか、蒲郡では男女を問わず、これに燃える人が結構多く、びっくり。
帰路、富士山本宮 浅間(せんげん)大社にお参りする。 祭神は、浅間大神 木花之佐久夜毘売命(あさまのおおかみ このはなのさくやひめのみこと)で、富士山が御神体、頂上に奥宮が。 全国1300余の浅間神社の総本宮。富士山の伏流水の湧き出る所(湧玉池・わくたまいけ)でした。
富士山は、残念ながら往路も復路も、共に隠れたままでした。 -
本殿で、重要文化財指定。
二楼(二階)造りは極めて珍しい。
この本殿、拝殿、楼門は徳川家康の寄進による。 -
記念品として、お土産にいただきました。
御木曳き車で、白木作り、30分の1の縮尺、木遣り唄の合いの手を、オルゴールに入れてありました。
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この旅行記へのコメント (6)
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- がちゃこさん 2006/08/23 13:48:22
- お木曳
- maywayさん お久し振りです。
こちらで 陸曳の写真を拝見させて頂き、
興味があったので内宮の 川曳を見て参りました。
ラッキーにも 地元の方が 曳いて行きませんか?と
お誘い下さり、曳き綱を引く事が出来て大感激しました。
やはり 『見る』だけでなく『体験する』のは とても
素晴らしい事だと思います。伊勢の方々の心優しさにも
触れた1日となりました。こちらでお木曳の写真を
見せて頂けたおかげだと思っています。有難うございました
がちゃこ 拝
- maywayさん からの返信 2006/09/19 12:14:53
- RE: お木曳
- 川曳き奉仕されたのですか、素晴しい体験でしたネー。
がちゃこさんの思いがヒシヒシと伝わってくる内容でした。 私もあの時の事が想起しているところです。
ところで 御返事大変遅れて申し訳けありません。
少し前から ベクトルが下がったままなのです。書き込んだり新規作成の気持ちが、萎んでいるのです。
この がちゃこさんへの御返事を機会に、一歩が出そうです。
これからも宜しく。
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- kojiyanさん 2006/06/09 09:39:50
- こんにちは☆
- maywayさん、こんにちは!
kojiyanといいます。
私のページにもご訪問いただき、ありがとうございます☆
「お木曳き」、参加されたんですね(^^)
お疲れ様でした!!
私は伊勢に住んでいながら参加しませんでした・・・。
伝統的な行事なのにもったいないですよね。
でも小学生のころに参加した記憶があります(^^;)
とても大変だった、ということだけ憶えています。
maywayさんの旅行記を拝見して、お木曳きの様子が
よく伝わってきました(*^^*)
勉強になりました☆
最近内宮へお参りに行っていないので、近いうちに行こうと思います!
それでは また!
- maywayさん からの返信 2006/06/14 22:34:07
- RE: こんにちは☆
- 来訪有難うございます。 返事が遅れて申し訳ありません。
「御木曳き」の際いただいた、伊勢の皆さんの歓迎の心を思い出して、改めて、ありがたく嬉しい気持ちで一杯です。
ところで あの御木曳きのなかの「天一」とは、北の天空で動ずることなく中心になる、北極星とのこと。
お伊勢さんですもの。そうなのです。その通りですの思い。
「天白」は金星(宵の明星)を、また「天方」は聖地メッカを表すとか。
お伊勢さんに縁があったものですから、ついつい関連する「天」のことを知ろうなんて思いにかられています。
それでは 私には ご家族共々楽しんでいる和やかな姿が目に浮かんでいます。 そんな楽しい記録を待っています。 ではまた
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- がちゃこさん 2006/06/05 11:01:39
- 素晴らしい体験ですね!
- maywayさん 初めまして がちゃこと申します。
お伊勢さんのお木曳き1日神領民のレポートを興味深く
拝見させて頂きました。私の利用している最寄り駅にこの
伊勢の神事と 1日神領民として参加出来るイベントの
パンフレットが置いてあり、ちょっと気になっていたのです。
実際に体験して来られた方のレポートが見れて、改めて
数年に1度の神事に参加する事が出来るなんて 素敵な
体験だなぁと思いました。来年の5〜7月に第2期の
お木曳きがあるそうなので次回こそは参加してみよう!
と思います。とても参考になりました。有難うございます。
- maywayさん からの返信 2006/06/05 23:00:41
- RE: 素晴らしい体験ですね!
- がちゃこさん、来訪有難うございます。
二年次御木曳きに参加予定との事、1300年余の永きにわたる行事に、「見る」のではなく「やる」のは、極めて内的なことではありますが、やはりお奨めです。
私、今、歴史的行事を楽しんだナーとの思いを感じています。
そして、巨木に囲まれた径を、砂利を踏みしめ その音を耳にした時、神の鎮まれ居るのを感じたのを、思い起こしています。
平成25年には、「お白石持行事」が執行されますが、このチャンスを生かせるよう、元気でいたいと思っています。
これからも楽しい旅行記を待っています。 また
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