上海の里弄（集合住宅）・フランス租界の長屋

旧フランス租界の中心部です。

陜南村

１９２９年に作られた（砲狗場）は大人気となり、国籍を問わず多くの遊び人を集めた。翌年には同じ陜西南路で淮海路との交差点に回力球場が出来、こちらも大盛況。現在は再開発工事中。

道路沿い１階には商店が並ぶ。１９２８年に建造された新式里弄だが、ベージュがかった色の壁がシックで、モダンな感じがする。

里弄の中に公園がある。

出版社やブックカフェが並ぶ。上海人民出版社。

１９３０年建造の後期石庫門里弄、１ヶ月ほど作家の巴金も住んだという。立派な門構え。歩高里は「ブルゴニュ」の音訳に由来している。

真ん中が広場になっていて井戸がある。

歩高里の中は狭い路地に住宅が並んでいる。

このあたりは庶民も多いらしく、路地なかで開かれている市場は普段着の地元民で賑わっている。しかし市場の裏手にあった里弄は、新新街と同様に取り壊しの最中だった。

いかにも古い感じの建物があります。

フランス租界の外れにあったからこそ、革命家などのアジトにも使われていた。新劇運動の先駆者、田漢が創設した芸術団体、南国社があった場所。瑞金二路４０９弄、現在は再開発の為工事中。

かつてここはクリークが流れており、フランス租界と華界の境界でもあった。南側は貧民街だったが、北側も租界からみれば南の僻地にすぎなかった。現在クリークは道路の中央分離帯となり、中に遊歩道が出来ている。

建国路は美しい建物が並ぶフランス租界らしい道。車の通りも少ない。

復興路が一方通行のため、抜け道に使われているのだろうか、永嘉路は車の往来が激しい。

アトリエやカフェ、雑貨屋が並ぶ横町、１９９０年代末に作られた。

花園住宅、この地域の住宅は敷地面積が広い。

庭付き２階建ての連棟式住宅が何棟も並んでいる。それぞれに付いている庭が花園里弄と呼ばれるもの。１９３０年に施工されたスパニッシュ・スタイルの里弄です。

住宅の前に小さな庭が並んでいる。これが花園里弄です。

ちまきで有名な老舗食道。宋慶齢がこの店のちまきを食べるために人に買いにいかせたという話もある。上海料理菜飯（青菜とラードの炊き込み）と油豆腐粉糸湯（厚揚げと春雨のスープ）が美味しい。

新式里弄住宅。左の塀は工事中の建業里。

建国西路をすこし西へ、１９３０年に建てられた、上海政府の職員や映画人が住むことになった為、一気に有名となった。里弄の中に店舗がある。再開発で写真の様に成るらしい。

現在再開発の為、工事中です。奥に一部残っているのが、建業里の残骸、昔を想像してください。

王精衛は南京に親日傀儡政権をたてた政治家、その邸宅が幼稚園。

１９４７年　交通銀行職工宿舎

花園住宅、１９２５年建設。広い庭のある住宅。

１９２８年竣工。ワシントンアパート。当初９階建、１９８２年２階分を増築、１１階建となる。住民１４８戸。