2009/02/01 - 2009/02/09
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yoshimuradesuyoさん
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僕の旅行記は日にち毎に区切らないので、結構長文になってると思います。ぜひ読んじゃって下さいな。
表紙写真はペルセポリス遺跡の彫像ですよ。
1日目/9日間
仕事帰りに海外旅行に出発。ホントは一度自宅に戻り、着替えてからの出発だ。カタール航空の関空発は22時40分なので、充分間に合う。
2日目/9日間
機内食を食べて一休みして、朝食を食べると順調にカタールに到着した。ペルセポリス遺跡がみたくてイラン行きを決め、安かったのでカタール航空にしたもののカタールでの乗継時間が6時間以上ある。事前の情報やガイドブックなどないが、折角なのでカタールに入国してみた。とはゆうものの、さっぱりわからないし、途方にくれながら両替。真後ろのヒトをチラッとみると、地球の歩き方を持っている。日本人の女の子、チャンスだ。声をかけて昼ぐらいまで、ぶらぶらご一緒したい旨を伝える。最初はめちゃくちゃ警戒されたが、乗継時間や情報がまったくない事を伝えていくと理解してくれて、2人でぶらぶらすることになった。ちょーありがたい。
彼女もモロッコへ行く途中の乗継時間を利用した入国だった。モロッコで彼氏が待ってて、合流後は2〜3週間の旅行らしかった。タクシーで中心部へ移動後、モーニング的なものを食べて、美術館に入った。建築も近代的だし、展示も近代で、少し驚いた。勝手なイメージだが、中近東な国だけにもう少しレトロなものを想像していた。タクシーからの車窓もそうだったが、日本の都市部とあまり変わらないビルディングな風景が並ぶ。街中ではカタールタワー(ホントは違う名前だろうが、名前がわからないのでこの名前をつけた)が唯一ノスタルジーを感じた。イスラムアート美術館を見学してから、天気もいいし、ただぶらぶら歩いた。そうこうしてると、僕のイラン行きのフライト時間が近づいてきたので、1人タクシーを探す。しかし、街中を流しているタクシーがいない。30分近く場所を変えたりしながら、やっとつかまえ、空港に着いた時には40分前、チェックインは関空でしていたので、手荷物検査を通り、出国手続きをして、ギリギリ間に合った。危うくイラン旅行がカタール旅行になるとこだった。
イランに着いてからは夜行寝台列車を考えていた。とりあえず駅に向かい、ゾロアスター教の聖地などがある、ヤズド行きのチケットをゲット。時間もあったので近くのレストランでイラン初ケバブを食べた。目の前で焼いていて、やっぱりうまかった。
3日目/9日間
朝5時頃、目的地ヤズドに到着。バスは動いていないし、タクシーで移動しても、観光地が開いてないだろう。とりあえず歩くことにしよう。約10kmあるだろうが、寒いしただ待っているよりマシだろう。幸い道は大きくてわかりやすいが、やはり10kmは遠い。イランまできて何をしてるんだと思いながら、ひたすら2時間以上歩くと目指すゾロアスター教寺院があった。ゾロアスター教は拝火教、なんでも1500年以上燃えている聖火がここにある。うーん地味だ。ガラス張りの向こうでチロチロ燃えている。ちょっとがっかりしながら、とりあえず写真をパチリ。続いてイスラム建築をみに行く。こっちは見応えあり。今までは東南アジアの旅が多く、中近東はトルコ以来。ブルーを基調にしたタイル張りがすごく新鮮だし、ミナレット(尖塔)も高く誇らしげだ。お昼ご飯に注文をミスった。ミートスパにホットドッグだか、サンドイッチだかを2本。物価が安かったので、頼みすぎたようだ。無理やり食べたが、予定の観光地を見終わり、ヒマに。地球の歩き方をみると、郊外でタクシーをチャーターすれば、面白そうなトコロがある。せっかくだし、流しのタクシーを捕まえ、向かう。街中を出るとすぐに広大な荒地が広がり、走ること約1時間。またまたゾロアスター教の聖地、チャクチャクだ。何もない山肌をくりぬいてつくられた寺院のようなもの。訪れるとここにも聖火があり、タクシードライバーがいろいろ説明してくれた。おっちゃんがひとり中におり、火を守っているらしい。周りには何もないところでご苦労なことだ。それから、またまたゾロアスター教の聖地、鳥葬の塔。塔といっても、小高い丘になっており、要は墓場である。あまりヒトもいないし、静かだし、ちょっと雰囲気がある。現在は鳥葬は禁止になっており、丘の麓に土葬のお墓がならんでいた。思わぬ出費はあったもののいいものがみれた、大満足だ。
今日は夜行バスで移動、この旅のメイン、ペルセポリス最寄りの街、シーラーズを目指す。関空を出てから、飛行機泊、夜行列車泊、そして夜行バス泊。そろそろベッドでゆっくり休みたいよ〜。
4日目/9日間
またまた夜明け前にシーラーズ到着。今回はもうちょい近くて、約5km。歩いていると中心地についた。今日はやっとホテルに宿泊するので、朝イチから安ホテルを探す。チェックインできるとは思ってないが、夕方から夜に探すと焦ってロクな事がない。ホテルを決めたら、ペルセポリス行きのツアーを予約し、ようやく落ち着いて朝ご飯。あったかいチャイとナンがうまい。ツアーは僕と欧米のヒトが3、4人で英語ガイド兼ドライバー。ダレイオス1世など4つの王墓が並ぶ。ダレイオス1世か、世界史の授業で聞いたことがあるぞ。改めてスゴイな。続いてメイン、ペルセポリス遺跡。紀元前5世紀に建てられた神殿が今も残っている。10m近い高さの柱や壁画もあり、そのスケールの大きさは圧巻だ。レリーフなども細かく残っていて、岩をそこまでキレイにつくれるのはホントにスゴイ。併設の美術館だか、博物館だかもなかなかだった。
ツアーが思ったより早く終わったので、シーラーズの街中を観光、城塞跡やイスラム廟などみて歩く。イスラム廟では、多くのオッさん達が祈りを捧げていた。このエネルギーが何故変な方向に向かうのか不思議だ。そして久しぶりのベッド、ホテルに宿泊。お馴染みになった、ケバブの晩ご飯を食べて早めに寝ちゃった。
5日目/9日間
次の目的地、エスファハーン行きのバスまで時間があるので、シーラーズ最後の観光。バラなどさまざまな花が咲く、詩人の廟。入口あたりに学生達がうぢゃうぢゃいる。そして学生もだが、オッさん達がよく話しかけてくる。日本人はそんなに珍しいのか、時には女の子達まで話しかけてくる。人生数少ないモテ期だった。その後バス内ではアーミーっぽいヤツまで話しかけてくる。そんなに軽くていいのか、心配になる。
エスファハーンに着いたのは日もすっかり暮れてから。ホテルにチェックインして、観光は明日に。
6日目/9日間
この街の観光は、世界遺産のエマーム広場。王の広場とも呼ばれ、世界の半分がここにあると称えられたという。宮殿や寺院、礼拝堂、ミナレットやバルコニーなど豪華絢爛だが、毎日同じようなものをみてるので、飽きてきているんだろう。そういえば、門から入って、45度曲ったところにある礼拝堂の位置どりが印象的だった。普通はどこの国でも真っ正面にあるもんだしね。午前中に広場の観光を終えて、市場っぽいとこをぶらぶらしてると水パイプ小屋を見つけた。ヒゲもじゃのオッさん達に混じって、一服。うーん、煙い。おいしいものではないなぁ。オーナーはじめオッさん達は僕の反応が気になるようだったので、とりあえずうまいと応えておいた。調子にのってスパスパもくもく。ひとしきり終えて、歩き始めると軽く千鳥足になってる。どうやらお酒に酔ったのと同んなじような感じみたい。イスラムはお酒飲まないけど、水パイプが合法なら、飲まなくても変わんないぢゃん。
夕暮れ時に橋を見物。ただの橋ではない、17世紀に建設され、今では歩行者天国になり、川床レストランもある。カラフルな足こぎスワンにイラン家族達が乗り込んで、こきこきしている。世界遺産の街で、美しいサンセットをバックに、17世紀の橋とカラフルなスワンがある。とても不思議な光景だが、この旅一番の異国情緒を感じる。
もう一泊しようと思ったが、エスファハーンは切り上げて、首都テヘランに行っちまおう。また夜行バスだが、そのぶん昼の時間を観光に充てることができるしね。
7日目/9日間
朝ホテルにチェックインして、最後の街テヘランを散策。エマーム・ホメイニの霊廟を訪ねた。名前ぐらいしか知らないがきてみてビックリした。シーラーズでみた、イスラムの霊廟とは比べものになんないぐらいのヒト、スゴイ集客力だ。そして昼間からこんなにお祈りばかりしてていいのか。
昼からは考古学博物館とガラス&陶器博物館に行ってみた。普段は博物館など行かないが時間があったし、暇だったし。この2館ともなかなか見応えがあった。ペルセポリスなどの出土品も程度のいいのがここに持ち込まれているようだ。ヒトや羊、牛の陶器が意外にキュートだったり、期待していなかったが面白かった。やるぢゃないか、古代イラン人。
8日目&9日目/9日間
今日は帰るだけ。時間があるので街をぶらぶら。途中スーツ屋で、イラン風のえぇ感じのスーツをみつけたが、お金がない。銀行に行っても閉まっていて両替できず、結局諦めた。
空港まで、路線バスを乗り継ぎながらむかうがまたまたフライトギリギリっぽくなってきた。今回は最初から最後までヒヤヒヤ。タクシーに乗り換えてなんとか間に合った。
往路同様にカタール・ドーハ経由で帰路に着いた。9日目はずーっと機内なので、特に記載なしで。
情報少なかったし、あまり親日的なイメージもなかったし、濃い顔立ちのオッさんたちばかりで緊張したけど、きて良かった。
♪───O(≧∇≦)O────♪
最後は写真イロイロです。
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