第35回海外旅/台湾～インドネシア～タイ・その6.スンダ海峡フェリー乗船記(後編)。

30数年ぶりの再会！
東京湾フェリー(久里浜-金谷)で、1969年(昭和44年)から1989年(平成元年)まで活躍した、旧しらはま丸(1599t)です。
子供の頃、久里浜港で魚釣りをしながら眺めていた船です。
操舵室が前後にある、船体がとても印象的でした。

今は、PRIMA NUSANTRA号として活躍しています。
しらはま丸当時と比べると、煙突や船体が改造されています。
たくさんある船から、この船を特定する事は困難だと思っていたのですが、偶然にも乗れる事になりました。
心はルンルン♪です。

この桟橋はターミナルビルなどなく、徒歩客も車両と一緒に乗船します。
乗船券は、船内で買います。

スンダ海峡フェリー.PRIMA NUSANTRA号
Bakahuning→Merak 10000Rp(100円)

船内視察です。
…と言っても、元々が短距離フェリーなので、あまり見る所はないのですが…
船室です。
病院の待合室のようなベンチ状の椅子席のフロアと、少しグレードが高そうな座席が並んでいるフロアがありました。
椅子の上に枕がありますが、これは別料金3000Rp(30円)です。

売店です。
カップ麺、スナック類、ジュースなどしか置いてありません。

なんとか、食事にありつけました。
残飯ではありません…
桟橋脇の食堂で、弁当を作ってもらいました。
魚の煮つけと野菜炒めが入っています。
さぁ、食べようと思いきや…
箸やスプーンがありません。
地元の方は、右手で食べていました。
私も地元の方に習って、右手で食べました。
手で食べるのは、新鮮な気持ちですね。ただし、手がベトベトしますが…

弁当とポカリスエット…19000Rp(190円)

船内で爆睡していました。
甲板に出ると、ジャワ島が見えて来ているのですが、東京湾フェリーで三浦半島に向かっている感じがします。

JATRA?と言う船と反航しました。
色々、調べたのですが、この船がどこの出身なのかわかりませんでした。

フェリーが連なって航行しています。
スンダ海峡は、インドネシアの大動脈なんですね。

16:18
ジャワ島.Merak港に入港します。
なんだかんだで、夕方になってしまいました。

16:30
Merak港に接岸しました。
ハッチが開いて徒歩客から下船します。

夕暮れのMerak港です。
夕日が綺麗そうです。
シンガポール出身のHMB ARUNAI号が入港して来ました。

街中にニワトリが歩いていました。
のどかな風景です。

すっかり遅くなってしまいました。
Merak駅に行ってみましたが、本日の列車は全て終了していました。
列車は情報通り、1日3本です。
少ないですね。

Merakを離れる前、Titian Murni号…JR 宇高連絡船(宇野-高松)を航行していた、旧阿波丸が姿を見せてくれました。

17:10にMerak港を発車したバスは、5分ほど走り、Merakの街の入口で、客待ちをしているのですが、かれこれ30分以上、停まっています。
只今の時刻…17:45。
インドネシア人もさすがに怒りだし、車内で「なにやってんだ！早くバスを出せ」らしき事を言っていて、車内は騒然としています。
言葉がわからない私は、黙って見ているだけでした。

バスは満員御礼です。
狭い車内で身を乗客同士、身を寄せ合って耐えます。
そんな中でも、商魂たくましい物売りが乗ってきて、商売をしています。
ギターやウクレレを弾いて歌を唄う者も乗って来ました。

小腹が空いたので、物売りから´ワジッ｀2000Rp(20円)を買いました。
餅米を椰子砂糖で味つけしたインドネシアのスイーツです。
ほのかな甘さと、モチモチ感がたまりません。

20:53
Merak から3時間40分かけて、ジャカルタのカリデレスBT に戻って来ました。
途中の休憩がなく、狭いシートに缶詰状態だったので、ヘロヘロです。

20:55
カリデレスBTからトランスジャカルタ･バスウェイで宿に帰ります。
これはバスなんですが、専用車線を走りるので渋滞の心配があまりありません。
名古屋の基幹バスのような感じですが、駅(バス停)に窓口があってそこで切符を買い、車掌に切符を渡して乗車します。
写真でお伝えできないのが残念ですが、路面が悪いので、音と振動がすごいです。
車内の座席がガガガガガッと大きな音をたてています。
そんな中でも地元の人は寝ていたり、スマフォをいじっていました。
車掌さん、すごく親切で、乗り換えとか丁寧に教えてくれました。

トランスジャカルタ･バスウェイ
カリデレスBT→Haroi→Sarinah 3500Rp(35円)

21:37
17時間ぶりに、ジャランジャクサ最寄りのSarinah駅に戻って来ました。
列車で夕方に帰ってくるなんて無茶な話しでしたね。
情報が少ない状態でMerakまで行ってフェリーに乗って来ましたが、無事に帰って来れたので、ホッとしました。

ジャランジャクサにある、屋台に入ってみました。
イスラム教の方の屋台なので、酒類はありません。

アヤムゴレン(フライドチキン)とナシゴレン(炒飯)です。
ナシゴレンは飯がパラパラに炒めてあって、チキンは骨まで柔らかく揚げてありました。
Enak! エナッ…インドネシア語で美味しい！

ナシゴレンとチキン…20000Rp(200円)

サテー屋台です。
サテーとは、インドネシア版焼鳥の事です。
注文すると炭火で焼いてくれます。

サテーと蒸しジャガイモに、ほのかなカレー風味のソースがかかっていました。
これに、ビールがあれば最高なのですが、今夜もコーラで我慢です。

サテー10本とジャガイモ…15000Rp(150円)
コーラと水…6500Rp(65円)

つづく！