第35回海外旅/台湾～インドネシア～タイ・その7.特急ARGO PARAHYANGAN号に乗って西ジャワ周遊。

4:37
ジャランジャクサの安宿から徒歩15分。
長距離列車が発着する、Gambir駅にやって来ました。
モニターに列車発車時刻と空席数が掲示されています。
私が乗りたい5:15発の特急パンドゥン行きは残席36となっています。
窓口は5:00から…
インドネシア人は、窓口の脇にあるコンピューター端末で時間に関係なく切符を買うことができます。
大丈夫かなぁ〜なんて不安になっていたら5分前に窓口がオープン！
あらかじめ書いておいたメモを見せて切符を買いました。
切符を買う時にパスポートが必要です。

無事に乗車券を買う事ができました。

改札に入る時、乗車券とパスポートの拝見があります。
乗り場に行くと停まっていました。
インドネシア国鉄が誇る特急列車‥ARGO PARAHYANGAN号 パンドゥン(Bandung)行きです。

インドネシアの地方は非電化区間なので客車です。
写真でお見せできないのが残念ですが、超美人の客室乗務員も乗務します。
では、乗ってみましょう。

この列車には1等車にあたる、Eksekutif(エクセクティフ)クラスしかありません。
グリーン車のような、ゆったりとした座席です。
ジャカルタからパンドゥンまで約150キロを所要3時間で結びます。
快適な列車の旅になりそうです。

Eksekutif(ｴｸｾﾌﾃｨﾌ:1等車)の車内です。

美人客室乗務員が乗務していまして、食事や飲物を注文すると、席まで運んでくれます。

メニューの一例です。
↓
Nasi Goreng (炒飯)28000Rp
Nasi Ayam (鶏飯)25000Rp
Bakmie Goreng Reska (揚げ麺)18000Rp
Sapi Lada Hitam (牛ブラックペッパー)35000Rp
Japanese Rise Combo (日本飯コンボ)35000Rp

Teh Manis (スウィートティー)5000Rp
Teh Tawar (新鮮茶)4000Rp
Kopi Aroma (アロマコーヒー)7000Rp
Kopi Susu (ミルクコーヒー)7000Rp
Home Made Fresh Juice (ホームメイドフレッシュジュース)8000Rp
Aqua Mineral Botol (ミネラルウォーター)3000Rp
Pulpy Orange (オレンジジュース)7000Rp
Nu Green Tea (グリーンティー)7000Rp
Pocari Sweat Kaleng (ポカリスエット)6000Rp

日本円にすると、350円?30円ほどです。
(ゼロふたつとれば日本円になります。)
日本飯コンボっていったいどんな料理なのでしょうかね？

世界の車窓から‥
あのテーマ曲が頭の中をよぎります。

きれいな朝日を見る事ができました。

プルワカルタ駅の風景です。
廃車になったエコノミー電車が、歯磨き粉の箱を並べたように積まれています。

プルワカルタから先、山岳地帯を走る
ようになり、列車は右に左にカーブしながら勾配を登って行きます。
奥に見える山は、Gn. Gede (2958m)でしょうか？
立派な山ですね。

山岳風景に棚田が広がり、のどかな風景が続きます。
この列車の車窓はなかなか楽しいです。

8:40
定刻より8分遅れてパンドゥンに到着しました。
あっと言う間の3時間でした。

バンドゥン駅(南口)です。

バンドゥンは、涼しい高原地帯にある、スンダ文化の中心地として栄えた西ジャワ州の州都です。

昔、走っていた蒸気機関車です。
サトウキビの運搬で活躍しました。

某ガイドブックの地図によると、パンドゥン駅南口から南に延びる道を行くと、スタシオンホールバスターミナルに行けるのですが、この道がわかりにくくて、周辺で迷ってしまいました。
そして、やっとの思いで着いたスタシオンホールバスターミナルは、単なる広場みたいでアンコタ(ベモとも言う)と言う乗合ミニバスが並んでいるだけです。
ここからルウィパンジャンバスターミナルまで市内バスで行こうと思っていたのですが、どれに乗ったらいいのかわかりません。
アンコタのドライバーさんに片っ端から聞きまくりましたが、言われている言葉がまったくわかりませんでした。

パンドゥンの街並みです。
ここは裏通りなので、ベチャと呼ばれる自転車タクシーがのんびりと走っていますが、大通りにでると、バス、自動車、バイクに自転車がひしめき合い、道路を渡るのも一苦労です。
アジアの喧騒を味わえました。

Leuwi Panjangのバスターミナルまで、市内バスで行く事を断念し、タクシーで行きました。

ブルーバードtaxi
バンドゥン駅付近→Leuwi Panjang BT
メーター22800Rp (228円)

バンドゥンのLeuwi Panjang バスターミナルです。
ここは、ちゃんと行先、方面別にバスが並んでいました。
売店は数件ありますが、食堂は見あたりませんでした。
公衆トイレは有料.2000Rp(20円) です。

MGIと言うバス会社のエアコンバスでボゴールに向かいます。
切符は車内で購入。
ボゴールまで、50000Rp(500円)です。
10:00に出発しました。

ボゴール行きのバス車内です。
EXECUTIVEクラスのバスでした。
座席が2+2列とMerakに行く3+2列のバスより快適そうです。
後ろのガラス戸の向こうが喫煙室です。

バスターミナルで食事にしようと思ったのですが、食堂がありませんでした。
おまけに、ボゴール行きのバスが発車するとの事なので、その場しのぎにパンとジュースを売店で買って、バスに乗り込みました。

パンとジュース 10000Rp (100円)

パンドゥンからボゴールまで、山岳道路を通るのが距離的に近いので、山の美しい風景を期待していたのですが…
バスはひたすら高速道路を走り続けています。
冷房のないエコノミーバスが、ぶち抜いて行きました。
こっちは、冷房が効いているので快適ですが、あちらは暑そうです。

13:10
バンドゥンから3時間10分かけて、ボゴールに到着しました。
所で、ここはボゴールのどこなのか？
どうやって駅まで行ったらいいのかわからず、さ迷いました。
後に、UPTD バスターミナルと言う事がわかり、某ガイドブックの地図とにらめっこしながら、駅に向かいます。

このUPTD ターミナルから大通りを挟んで向かい側に、ジャカルタ.スカルノハッタ空港行のDAMRIバスのターミナルがありました。

エアコンのない、エコノミーバスです。
こんなバスに、なんのためらいもなく、乗れるようになったらインドネシア通の仲間入りですね。
次は、挑戦してみたいと思います。

ボゴール植物園です。
世界各地から1万5000種類もの植物園です。
世界最大の花、ラフレシアがあるそうですが、暑いし、時間の関係で今回はスルーします。

ボゴール植物園
8:00～17:00
26000Rp (260円)

もうお腹ペコペコです。
ボゴール駅の近くにあった食事屋台です。
入ってみましょう。

やっと食事にありつけました。
ミーアヤム(鶏そば)です。
鶏肉の醤油煮をのせたインドネシア風の鶏そばです。
お腹がペコペコだったので、一気に食べてしまいました。

ミーアヤムとコーラ…14000Rp(140円)

スイーツ屋台です。
ミーアヤムだけでは、ちょっと足りないので、覗いてみましょう。

ホットケーキみたいな焼いた生地に黒蜜がはさんであるスイーツです。
インドネシアで食べ歩き…結構、楽しいです。

1500Rp (15円)でした。

インドネシアでは豆腐の事をTafu(タフ)と言います。
揚げた豆腐を写真のように積み重ねて売っています。
タレとかつけずに、そのまま食べるそうです。
ちょっと試しに買ってみました。
豆腐そのものの、味が楽しめます。
ビールが欲しくなりました。

タフ‥6個で2000Rp (20円)

ボゴール駅です。
立派な駅ですね。
ジャボタベック(ジャカルタ首都圏電車)の始発駅です。
電車に乗ってジャカルタに帰りましょう。

ジャボタベック(ジャカルタ首都圏電車)
ボゴール→Gondangdia 4500Rp(45円)

日本の中古電車のお出ましです。

(右)JR埼京線で活躍していた旧205系電車。
(左)東急田園都市線で活躍していた旧8000系電車。

どっちに乗ろうかなぁ? なんて迷う所ですが、行き先が違うみたいです。
ジャカルタ.コタ行きに乗ります。

車内の注意書き・その1
①床に座ってはいけません。
②ゴミを捨ててはいけません。
③天秤棒持ち込み(物売り)禁止。
④プンガメン行為禁止。
⑤臭気を発する物持ち込み禁止。

③と④はインドネシアならではの禁止事項ですね。

車内の注意書き・その2
①危険物持ち込み禁止。
②拳銃・ナイフ持ち込み禁止。
③飲食禁止。
④禁煙。
⑤ペット持ち込み禁止。

②の拳銃持ち込み禁止と言うのはちょっと‥ヤバイですね。

16:40
ジャカルタに戻って来ました。

ピヨピヨ‥
一国の首都、ジャカルタでヒヨコがピヨピヨしているなんて…
なんか、癒されますね。

ジャーン！
ジャランジャクサに近い、中級ホテル…イビス・タマリン ホテルです。
1泊900円の安宿から、引っ越しをしました。

イビス・タマリン
standardダブルルーム…5569円。
4トラベルで検索して、Hotels.com で手配。

うわぁ、窓は大きくて部屋が明るい！
室内はきれいだし、テレビや冷蔵庫、シャワーは温水が出ます。
今朝まで泊まっていた宿と比べると天国です。
無料wifi もバッチリつながりました。

プールやジムもあります。
暑いので、プールで泳ぎ、つかの間のバカンスを満喫します。
気持ちよかったです。

インドネシアにも、ほかほか弁当がありました。
話しのタネに覗いてみる事にしましょう。

インドネシア最後の晩餐です。
いい部屋に泊まっているので、お部屋でゆっくり夕食にしました。
インドネシアにいながら、ほか弁です。
正体不明のフライ2品、サラダ、ライス…見本よりショボい感じがします。
豆腐スープは、サッパリ系のスープでした。容器に豆腐がドン！とひとつ入っていました。
別の露店で、ミーゴレン(焼そば)をかいました。塩焼そばに近い味がしました。
そして、念願のビールをゲットしました。
ANKERと言うインドネシア国産のビールです。
ほかほか弁当の近くのコンビニで買えました。
汗をかいた後の、ビールは最高！です。

ミックスフライ弁当 18000Rp (180円)
豆腐スープ 15000Rp (150円)
ミーゴレン 3000Rp (30円)
ANKERビール 18000Rp (180円)

ブルーのペプシコーラです。
珍しいので、飲んでみました。
ブルーハワイのシロップを炭酸水で割ったような味がしました。

ブルーペプシコーラ 4000Rp (40円)
氷 500Rp (5円)

つづく！