第35回海外旅/台湾～インドネシア～タイ・その9.世界遺産アユタヤを散策。

5:00起床。
旅に出ると自然に早起きできるのは不思議な事です。

ホテルからバンコクの中心駅‥ファランポーン駅までメータータクシーで行きました。

バンコクのタクシーは、初乗り1キロまでが、35B(112円)
以後、400メートルごとに、2B(6.4円)ずつ加算されていきます。

メータータクシー
カオサン通り→ファランポーン駅 55B(176円)

バンコクの玄関口。
ファランポーン駅です。
ここから、タイ各地への列車が発車します。
丸屋根が特徴の駅舎が目を引きます。
長年、親しまれてきたファランポーン駅ですが、4～5年後にバンスーと言う所に、近代的なターミナル駅を建設する計画があり、完成するとファランポーン駅は駅としての使命を終える事になります。

ファランポーン駅の待合室です。
毎日、8:00と18:00にタイ国歌が流れます。
その時は、全員起立します。

ファランポーン駅のクーポン食堂にある、ラーメン屋さんです。
ここで、朝食にしましょう。

バミーナーム(汁ありラーメン)です。
バミーは、日本で言う中華麺。
ナームは、汁ありを意味します。
これに、ナンプラーや砂糖、唐辛子などの調味料を好みで入れて、自分好みの味に仕上げます。

ファランポーン駅クーポン食堂
バミーナーム 45B(円)

快速･第135号列車です。
タイ東北部のウボンラチャタニーまで、11時間以上走ります。

今日はこの列車に乗って、アユタヤーまで1時間45分の列車の旅を楽しみましょう。

快速第135号列車.ウボンラチャタニー行
ファランポーン→アユタヤ 3等20B(64円)

3等車の車内です。
向かい合わせのボックスシートが並びます。
エアコンはなく、扇風機がプルプルまわっているだけです。
半分、子供の遊び場になっていました。

7:00
予定時刻より、20分遅れてファランポーン駅を発車しました。
タイ国鉄では、当たり前の事です。
ゴミが散乱する、不法住居地帯？を走ります。
軒が線路まではみ出ているので、うかつに窓から首を出していると事故になります。

バンスー駅のミニ列車図書館に描かれた絵です。
なんか、こう言う絵を見ると、ほのぼのして心が癒されるのは私だけでしょうか？

バンスー駅で、タイ南部のナコーンシータマラートから16時間かけて走ってきた急行･第86号列車とすれ違いました。
1時間以上遅れての到着です。
寝台車の人はいいけど、3等車に乗ってきた人は疲れた顔を隠せません。
終点ファランポーンまで、あとわずかです。

窓を開けてアジアの風にあたる…
オンボロ列車旅の醍醐味です。
やっぱり、アジアの列車はこうでなくてはいけません。

タイの駅弁と言いましょうか？
車内で売っている弁当…
パッガパオガイ(鶏のバジル炒め)弁当です。
物売りから買うと20B(64円)なのですが、正規の車内販売員が売っている物は40B(128円)もしました。
写真は、正規の車内販売員から買った物ですが、鶏肉バジル炒めが別にパッキングされていました。
物売りが売っている物は、ごはんにそのまま、鶏肉バジル炒めがのっています。

昔、ここに高架鉄道を建設していたのですが、中止となりまして‥
コンクリートの橋脚が無残な姿で放置されていました。
再び、新しい橋脚をたてて新鉄道？の建設が始まっていました。

タイでは完成予定日に物が完成した例がありません、
完成はいつの頃やら…

みんな、車内でうとうと…
物売りさん…商売になりませんね。

駅です。
一応、プラットホームです。
いくら工事中だからって…
タイでは、こんな事が当たり前です。
いい加減だけど、そんな所が好きで毎年、タイを訪れます。

バンコク第２の空港のある、ドンムアンを過ぎると景色が変わりました。
列車は、タイ中央部の穀草地帯を走ります。

8:55
そろそろ、お尻が痛くなってきた頃…
予定より 30分遅れてアユタヤに到着です。

日本で見られなくなった光景。
今でも、手旗信号が活躍してます。

アユタヤは、バンコクから北に約80キロ、チャオプラヤー川とその支流に囲まれた島の街です。
アユタヤ駅から行く場合は、正面の道路をまっすぐ進むと、渡し船乗場があります。

アユタヤの台所‥チャオプロム市場です。
生鮮魚・野菜・精肉・雑貨などなんでもあります。
生活臭が漂い、活気があります。

タイのローカルバスです。
中二階バスで一見、豪華そうに見えますが、エアコンはありません。

古代都市アユタヤと周辺の古代都市群‥としてユネスコの世界文化遺産に登録されたのは1991年の事です。
アユタヤには、たくさんの遺跡があります。
歩いて、観光客が行かない遺跡を巡ってみましょう。

9:23
道端の遺跡 ①Wat Lang-ka

案内版が、タイ語と英語のみなので意味がわかりませんでした。
以下、遺跡名だけを紹介します。

街のいたる所に花が咲いています。
なんと言う花でしょうか？
きれいな花ですね。

9:29
道端の遺跡 ②Wat Khok Muang

Wat(ワット)とはタイ語で、寺の意味です。

9:35
道端の遺跡 ③WAT CHAIYAPHUM

9:46
有名な遺跡を一軒、見学しましょう。

Wat Mahathat(ワット マハータート)に入ります。
14世紀のラーメースアン王の時代に建立されたと言われています。

ワット マハータート‥50B(160円)
※参考文書‥ロンリープラネット･タイ

注意書きの看板です。
なぜ、日本語で書いてあるのでしょうか？
それは、日本人が書いてある行為をするからです。
恥になるので、やめましょう。

菩提樹の根に包まれた仏頭は、見るものに、栄枯盛衰、悠久なる時の流れを感じさせます。

ワットマハータートは、1767年にビルマの大軍によって破壊されてしまいましたが、かろうじて王都の初期の建造物であるクメール様式の仏塔は残りました。

ビルマ軍によって破壊され、顔や腕などがなくなった仏像が並びます。

ワットマハタートの周辺にも遺跡が多数あります。

10:06
道端の遺跡 ④Wat Nok

うわぁぁ… デター！
大トカゲです。
かなり大きかったです。

10:12
道端の遺跡 ⑤Wat Sangkhapat

10:13
道端の遺跡 ⑥Wat Langkhadum

10:16
道端の遺跡 ⑦Wat Langkhakhao

遺跡を８カ所ほど見学しました。
暑くて、ヘロヘロです。
これで、社会科見学を終わりにしましょう。

お昼寝中。
犬も暑そうですね。

暑い…
体が干物になりそうです。

飲物屋台で喉を潤しましょう。
i-cha あいちゃ ‥と言うアイスティ屋さんです。
メニューは日本語表記がありますが、お店のお兄さんには通じません。

タピオカミルクティー
ココナッツティー
バナナティー
ミルクグリーンティー
ハネーレモングリーンティー
タロイモティー
グリーンアップルティー
チョコレートティー
カプチーノティー
ストロベリーティー

などなど…
なんでもティーにすればいいって言う物ではないけど、とにかく喉が渇きました。
何にしようかなぁ?。

1杯‥30B(円)
少し高めです。

いろいろ迷いましたが、さっぱりとしていそうな“赤梅ティー”にしました。
乾いた喉を潤せましたが、氷が多かったです。

1杯‥30B(96円)‥ちょっと高いですね。

アユタヤのトゥクトゥクです。
バンコクのトゥクトゥクと違った形をしていますね。

1時間‥200B(640円)ほどでチャーターできます。

10:50
世界遺産を堪能しました。
ロットゥー(ﾐﾆﾊﾞｽ)に乗ってバンコクに戻りましょう。

ロットゥー(ﾐﾆﾊﾞｽ)
アユタヤ→バンコク 60B(192円)

- つづく -