母と同行二人‥平成二十七年度.四国遍路の旅・その六.四万十の風景に癒されて‥松場川温泉　

14:10
おかあさんバイキングで満腹です。
いざ、土佐の国(高知県)に向けて出発しましょう。

14:35
道の駅.まつのから国道381号線を少し走ると高知県に入りました。
車窓には、日本最後の清流‥と言われる四万十川に沿って走るようになります。
走り出してから25分しかたっていませんが、ここ道の駅.四万十とおわで一服していきましょう。

ジャーン！
日本最後の清流‥四万十川です。

高知県高岡郡津野町の不入山を水源とし、高知県中西部をＳ字を描くようにして四万十市で太平洋に注ぎこむ全長196kmの一級河川です。
下流方向を眺めています。

続いて、上流方向を眺めます。
きれいな川の流れですね。

プレミアムアイスクリーム‥しゅりたまアイスを購入しました。
お値段はなんと！‥380円。

高知県三原村にある「しゅりの里」で放し飼い地鶏が産んだこだわりタマゴを使って高知市の「カフェ・デュ・グラス」と言うアイスクリーム屋さんが製造したコラボ商品で、第3回コラボグランプリin高知で、グランプリを受賞しています。

濃厚クリミィ～な贅沢アイスです。

ご当地ドリンクを買ってみました。

高知県民なら誰でも知ってる？
ひまわり乳業の超ロングセラー乳酸菌飲料‥その名は「リープル」です。
爽やかな飲み口‥1本100円だったような気が‥

北海道の乳酸菌飲料‥ソフトカツゲンに相成るものがありますね。

15:40
四万十川に沿って、やって来たのは四万十町にある四国八十八ヶ所第37番札所.岩本寺です。

山門(仁王門)には仏寺の守護神として、二体の金剛力士を安置してあります。

(右)
なんだテメー
コノヤロー！

(左)
いやいや待て待て‥

‥ではなく、寺院を守っているのですね。

本堂です。

天平年間行基菩薩が７ヶ寺を建立しました。
弘仁年間大師が五社五寺を創建し、仁井田１２福寺と称されていました。
今から438年前の天正五年(1577)に灰燼し、明治22年に五寺の本尊で再興しました。
575枚の天井絵は見事だそうです。

岩本寺.大師堂です。

摩訶般若波羅密多心経～

今日はここで打ちどめです。
さぁ、宿に向かいましょう。

岩本寺の入口に果物屋さんがあります。

柑橘類に目がない母様はいつもこの店に吸い込まれていきます。
さぁ、何を買うのかなぁ？

柑橘類以外にもトマトやすもも、みょうがなど地の野菜も並んでいました。
高知に来たから、私もフルーツトマトでも買っていこうかなぁ‥

16:35
今年もやって来ました。
四万十川上流域の支流‥日野地川沿いにある松葉川温泉です。
ここに来るのは4回目です。
今年もお世話になります。

お部屋は渓流に面した和室(8畳)アウトバスです。
畳が張り替えられたばかりと見えて、い草の良い香りがします。

部屋からの眺めです。
バルコニーの下に川が流れていて、目の前には新緑の森が広がります。
聞こえてくるのは、川のせせらぎと鳥の鳴き声だけです。
あとはなにもありません。

四万十川上流域の支流‥日野地川の渓谷に湧く松葉川温泉は、アルカリ性単純硫黄冷鉱泉です。
江戸時代から既に霊泉として知られていました。
肌がつるつるになる温泉で疲れを癒しましょう。

露天風呂は高い所にあり、写真のように川を上から眺められるようになっています。
雲がなければ、夜には満点の星空が眺められます。

いい湯でした。

館内の自販機に高知らしく、デコポンチューハイがありました。
湯上がりの一杯は最高ですね。

デコポンチューハイ‥200円。

19:00
さぁ、まちに待った夕食‥四万十の和会席です。
四万十川の幸がテーブルに所狭しと並びました。

※本来は食を進めながら、できたての料理が順次運ばれて来るのですが、今回はある事情によって一度に並べて頂きました。
では、順に紹介していきましょう。

①竹籠八寸

茶鶏卵の温泉卵
小菜福草
米豚ハム(あぐり窪川)
梅甘露煮
うすい豆
沢蟹
こんにゃく餅
てまり寿司(みょうが)
生麩

竹籠の中によりどりみどりの食材がきれいな盛りつけですね。
まるで芸術品です。

②お造り

鰹のタタキ

高知と行ったらコレ！
土佐沖で一本釣りされた鰹を火で炙り薬味をつけて頂きます。

③鍋

窪川米豚の蒸し焼き

四万十町窪川地区の稲作農家が質の高い飼料を作り、養豚業者と一丸となって試行錯誤の末、誕生したのが「窪川米豚」です。
ポン酢をつけて頂きましょう。

④焼き物

子持ち鮎の塩焼き

四万十の清流で育った鮎の塩焼きです。
お腹に卵が入っているのでボリュームがあります。

ここら辺で日本酒をいっちゃいましょう。
地元四万十町の酒蔵‥文本酒造の桃太郎冷用酒です。
加熱処理しない生きた風味のフレッシュな生酒を頂きましょう。

桃太郎冷用酒‥800円。

⑤焚き合わせ

筍の煮物

旬の筍と、四万十川の手長海老を煮物にしました。
薄味の上品な味つけです。

⑥揚げ物

あおさのりの天婦羅

四万十川の流水の穏やかな汽水域で育てられた「あおさのり」の天婦羅です。
サクサクとした食感を味わいましょう。

⑦ご飯

仁井田米

四万十町は仁井田米の産地として高知県内有数の米どころです。

⑧お吸い物
芹・生麩・湯葉

⑧デザート

バニラアイス(あぐり窪川)

道の駅.あぐり窪川で販売されている、地元農家の搾りたて生乳と特産品のきな粉:生姜:四万十海苔などをコラボした15種類のオリジナルアイスクリームからバニラが提供されました。

この時点で食事処にいるのは私ひとり…
他のお客様も。一緒に食事をしていた母様もいません。

どこに行ってしまったのかと言いますと…

なんと、ホテル松葉川温泉では5月下旬から6月下旬にかけて、参加費無料で毎夜‥ホタル狩りツアーを行っています。
マイクロバスに乗ってホタルがいるポイントまで案内して頂けます。

母様達は20:00にホタル狩りに出発しました。
これに参加する為に料理を一度に出して頂いた訳ですね。
私はひとりでチビチビと酒を飲んでお留守番です。

この日はバスが満席になるほどの盛況で、ホタルの光を見る事ができて参加された皆様、大変喜んでいたそうです。
もしかしたら行かなかった宿泊客は私だけだったかもしれません。

明日は最終日です。
おやすみなさい。

つづく。