第39回海外放浪/香港&中国・その1.初めての香港. 物価が高くてビックリ！

4:55
おはようございます。
雨の中をとぼとぼ歩いて羽田空港国際線ターミナルへやって来ました。

これから「香港&中国の旅」に出発です。

早朝の羽田空港です。
まだ飛行機もまばらですね。

香港の格安航空会社‥香港エクスプレス(UO)625便に搭乗。

この旅の企画をたて始めた時は、キャセイ航空のビジネスクラスにする予定が、貧乏モードにスイッチが入ってしまい、4トラのメインページから見付けたのが、香港エクスプレスです。

6:20発と早いのですが、羽田発で香港着が9:50なので時間が有効に使えます。

運賃が11300円。
税金などが2570円。
決済手数料が450円。
座席指定料が2000円。
手荷物預けは無しで、合計16320円でした。

香港エクスプレス625便(東京羽田→香港)‥16320円。

機材はLCCでよく使用されるA320と言う小さめの機材で、通路を挟んで横3列にシートが並んでいます。
LCCは人数を多く乗せるように足も組めないほどシートピッチが狭いのが一般的です。
東京から香港までのフライトは4時間30分…
少しだけ贅沢して2000円追加して非常口前の足下がゆったりした席を指定しました。

座席にはモニターはありません。
更にテーブル下のシートポケットも外されています。
物を入れるスペースがないので、これには少し困りました。

今日はどんな機内食が出るのかな？
…なんて期待しても待ち惚けをくらうだけです。
LCCに機内食はありません。
飲み物も全て別料金です。
機内販売は、コーラやカップ麺が各H＄25(400円)、缶ビールはH＄40(640円)と高めです。

コンビニでパンとおにぎりを買い、液体物は保安検査を通らないので出発ロビーの自販機でブレンド茶(160円)を買いました。

クラウンメロンミルフィーユ‥118円
※ファミリーマートのこの商品‥甘くてしっとりで最近はまっています。

LAWSONおにぎり
シーチキンマヨネーズ‥110円
わかめごはん‥110円

からだ巡茶‥160円

離陸してからは、しばらく梅雨前線の雲の中を飛行していたので揺れていましたが、1時間ほどで雲上の世界に入りました。

香港の街が見えて来ました。
もうすぐ着陸です。

香港空港に着陸しました。
キャセイパシフィック機と並走します。
なんだか富裕層に見下されている気分…

9:23
予定より30分早く着きました。
沖止めなのでタラップから降機します。
こっちの方が味がありますね。

灼熱の太陽が眩しく、すごく暑いです。

無事に入国審査を終え、香港に初入国しました。
まずは両替しましょう。
今日のレートは1香港ドルが0.06円。
初めての国なのでレートが良いのか悪いのかさっぱりわかりません。

とりあえず5000円両替してみたら、300香港ドルになりました。

香港では、八通達(オクトパス)と言う電子マネーがあった方が便利らしいので、空港内の駅窓口で買いました。
日本語が少し通じました。
1枚‥＄150(2400円)でそのうち＄50(800円)が保証金で＄100(1600円)使えます。

香港はメチャ暑いです。
熱中症対策にコンビニでポカリスエットを買いました。
オクトパスが使えました。
香港での商品名は‥「寶礦力水特」
何と読むのでしょうか？

500mlペットボトルが日本円にすると184円もしました。
香港は物価が高いです。(泣)

寶礦力水特‥＄11.5(184円)

10:53
初めての国は要領がつかめずオロオロしてしまいますね。

さて、どうやって市内へ行こうかな？
空港鉄道があるのですが、＄90(1440円)もするそうです。

バスの方が安いそうなので、バスターミナルに行きました。
やって来たのは2階建てバス。
A21紅磡駅(Hung Hom駅)行きが尖沙咀を通るので乗る事にします。
運賃はオクトパスでピッとタッチするだけです。
運賃は＄33(528円)でした。

★エアポートバスA21. Hung Hom駅行
　香港空港11:00→尖沙咀11:55

リムジンバスの2階席です。

香港人はみんな1階席を好むようです。
よそ者の私は脇目もふれずに2階席へあがりました。

2階席最前列が空いていました。
童心にかえってこの席を陣取ります。

バスの2階最前列の席は眺めが最高ですね。
空港のあるランタオ島から香港中心部へ汲水門大橋を渡ります。

市内に入ると、建物から横にニョキッと出た看板に出くわします。
幾度かバスの屋根に当たる?
と肝を冷やされました。

12:10
空港から1時間ほどで、尖沙咀に着きました。
これでチムサアチョイと読むそうです。

さてこちらは、貧乏旅行者の聖地‥重慶大厦(チョンキンマンション)です。

中に入ってみましょう。

重慶大厦には安宿が多くあり、インド人の客引きが「部屋アルヨ.ミルダケミルダケ」と寄って来ます。
かわしてもかわしても次から次へと現れて来ました。
アジアに来た！‥と実感しました。

重慶大厦には空港よりレートの良い両替屋が多数あります。
入口近くの両替屋より奥の両替屋の方がレートがいいみたいです。
この日は1円=0.0628香港ドルが良いレートのようです。
写真の両替屋で1万円を両替しました。
10000円で628香港ドル。
空港だと10000円が600香港ドルにですから、やっぱりレートがいいですね。

12:25
重慶大厦の近隣にある美麗都大厦(ミラドマンション)です。
こちらも安宿が集まっています。
不思議なことにこちらには客引きがいません。

美麗都大厦の外観です。
私の泊まる宿はこの中にあります。
入ってみましょう。

エレベーターで上にあがると、一昔前の公団住宅のような空間が広がります。
ところで、私の泊まる宿はどこにあるのか？
あっちこっちとさ迷っているのですが見つかりません。

12:50
汗だくになって探すこと20分。

今夜の宿は九龍新酒店(Kowloon New Hostel)です。

えっ？！ここ…
そんな所に宿のレセプションがありました。

予約した宿は九龍新酒店ですが、この場所は香港美国酒店集団(USA Hotel Group)と言う所で、いくつかの安宿をここで一括管理しているようです。
受付は身ぶり手振りの英語で行いました。
部屋鍵の保証金として＄300預けます。
宿のお姉さん‥明るくて楽しい方でした。
時間によっては日本語ができる男性がいます。
レセプションオープン時間は、9:00～翌1:00までです。

九龍新酒店
(Kowloon New Hostel)
↓レセプション
香港 美国酒店集団
(USA Hotel Group)
美麗都大厦13階C2室
電話(852)2311-2520

案内されたのは、7階の一室。
宿と言うより人の家にお邪魔するような感じです。

中に入ると、古いマットレスにエアコンが放置されている倉庫のような空間が…
一応ロビーのようです。
ここで食事をする宿泊者がいました。

私の部屋は最低ランクの部屋なので、シャワー&トイレは共用です。
一応お湯はちゃんとでました。

部屋です。
少し小さめのベッドがふたつ。
あと、机と椅子にテレビ‥備品はこれだけです。
なんせ1泊2419円ですからね。
物価の高い香港では最も安い部類の部屋です。

しかし、ちゃんと外が見える窓があるのはうれしいです。
重慶大厦や美麗都大厦の安宿は窓無独房の客室もたくさんあるんです。
窓無独房では気が滅入ってしまいますから良かったです。

九龍新酒店
(Kowloon New Hostel)
Budget Twin Room‥1泊.2419円。

※agodaで予約しました。

14:10
さぁ、香港を散策しましょう。
宿から見えるハイアットリージェンシーホテルです。
1泊2419円の安宿に泊まる私は口をあんぐりとあけて下から見上げるだけ‥

14:20
お腹がすきました。
そう言えばまだ、昼食を食べていません。

新源粉麺飯茶餐廳と言う大衆食堂の表のメニューに日本語表記がありました。
食べたい物をメモして中に入ります。

香港での初食事です。

鮮蝦雲呑湯麺‥＄45(720円)
→海老の入ったプリプリなワンタン麺です。

菜遠牛肉飯‥＄48(768円)
→牛肉と野菜のあんかけをご飯にかけたボリュームある一品です。

雜果賓治‥＄26(416円)
→訳するとフルーツポンチなのですが、単なるフルーツジュースで、味は微妙でした。
食堂の飲み物は＄20(320円)以上と、高いです。

大衆食堂の昼食で1904円もかかりました。
香港って物価が高いですね。

買物天国の香港！
街をぶらぶらしていたら、有名ブランドの看板が連なる通りに出ました。
広東路に面した海港城(ハーバーシティ)です。

PRADA
BVLGARI
GUCCI
LOUIS VUITTON

入口にビシッとした黒いスーツに身を纏った店員が起立していて、おカネをたくさん持っていそうな裕福な人々が品定めをしているのが見えます。

さぁ、どこで買い物しようかな？

なんて、カネもないくせに…
筆者が入りこめる世界ではありません。

香港水上警察署だった建物を改築した、1881ヘリテージと言うショッピングセンターです。
内部には高級ブランド店が並んでいます。
お金がある所にはあるんですね。
私は口をポカンと開けて眺めるだけです。

15:10
ビクトリアハーバーです。
対岸にはおびただしい数の高層ビルが並んでいます。
香港に来たことを実感する眺めです。

ホンコン♪
ホンコン♪
ホンコン♪
楽しいホンコン♪
愉快なホンコン♪
ホンコン♪
ホンコン?♪

今の心境を唄にしました。
海と人工の美がおりなすビクトリアハーバーがすばらしいです。

天星小輸(スターフェリー)に乗りました。
尖沙咀碼頭を離岸します。

恒例の船内視察を行います。
1等船室です。
設備はこれだけです。
この階下に2等船室がありますが、行き来できません。

天星小輸(スターフェリー)1等‥＄2.5(40円)

15:25
レトロな船が香港島と九龍を結ぶ天星小輸(スターフェリー)は1888年に就航しました。
なんだか面白い形をしていますね。

香港島の摩天楼が近づいてきましたよ。
所要時間は約7分です。

15:32
中環碼頭に着きました。
綺麗なビルが建ち並ぶ華やかな一面と裏腹に、路上で楽器をひいてお金を恵んでもらっているお年寄りがいました。
華やかそうに見える香港でも、裏では苦労している方がいるのが現実みたいです。

15:45
街の中へ入ると、２階建てチンチン電車(トラム)が連なっていました。
香港らしい風情あるれる街の風景です。

トラムと２階建てバスのコラボレーション。
日本では見る事ができません。
乗り物好きにはたまらない光景です。

15:55
さぁ、日頃の運動不足を解消しようとビクトリアピークまで歩いて登りますよ。
砵典乍街(ポッティンジャーストリート)と呼ばれる、映画のロケにも使われる石畳の坂道からスタートします。

16:05
まだ歩き始めて少ししかたっていないのに、汗が吹き出てきました。

おやっ！
いい乗り物があるじゃないですか。
中環の繁華街と山の中腹を結ぶミッドレベルエスカレーターです。
20基のエスカレーターで800mの区間を結びます。
体力温存の為に乗っていきましょう。

16:50
登坂が永遠と続きます。
ねっとりとした暑さの中を登っています。
体から湯気があがっているのがわかるほどです。
水を買い忘れたので、水分補給ができずに体が干からびていきます。
死にそうだけど、今更ひきかえせません。

俺、外国でなにやってるんだろう…

呟いても後の祭り。
根性と気合いで登ります。

16:57
ウィィーンとピークトラムが登って来ました。
トラムなら山麓駅から山頂駅まで8分で登ります。
なんと127年前の1888年に開通したレトロなケーブルカーなんです。
大半の観光客はトラムに乗って登って来ます。
歩いて登って来たのは私ひとりだけみたい‥

17:05
ハァハァヒィヒィ…
山麓から歩いてビクトリアピークにたどり着きました。
私ひとりだけ汗びっしょりです。
イギリス建築家が設計したピークタワーはユニークな形をしていますね。

こちらは映画館やレストランがあるビルです。
セブンイレブンがあったので飲物を買いに入りました。

本当はビールが飲みたいのですが、ここで飲んだら酔いが一気にまわりそうなので、炭酸飲料で我慢です。
+C.FIBER と言うグレープフルーツ系の炭酸飲料なんですが、よく見るとコカコーラ社の製品でした。
死にそうになるほど咽が渇いていたので一気に飲み干しました。

+C.FIBER‥＄9.75(156円)

昔のトラムが展示されていました。
ピークトラムは1888年に開業した香港初の公共機関だそうで、開業以来無事故を誇っています。

ビクトリアピークは有名な観光地ですが、本来のビクトリアピークは写真手前のピークです。
ちなみに山頂からは夜景は見えないそうです。
あそこまで歩いていけるらしいのですが、今日は体力を使い果たしてしまったので、ここまでにします。

ビクトリアピークからの眺めと言うと香港島の高層ビル群と九龍半島の景色が有名ですが…
もうひとつの眺めがコレです。
こちらは香港島の山々とうっすらではありますが、海に浮かぶ離島が眺められます。

ズームすると…
香港島西部‥鋼線灣が眺めました。

入場料が＄45(720円)するピークタワー最上階にあるスカイテラスを横目に…

18:05
無料の獅子亭展望台から香港の大絶景を眺めることにします。

香港観光の定番。
ビクトリアピークからの眺めです。
ニョキニョキと林立する香港島の摩天楼と九龍半島の風景までが眼下に広がります。

ありゃりゃ…
どこからともなく怪しい雲がわいてきています。
天気はもつかな？

だいぶ暗くなって来ました。

もう1時間以上立ちっぱなしです。
足は痛いし、暑いです。
早く夜景にならないかな。

19:35
ジャーン！
香港を代表するビクトリアピークからの夜景です。
香港島の高層ビル群と九龍半島の夜景までが眼下に広がります。
「100万ドルの夜景」と言われていますが、今日は雲がかかってモヤってしまっているので、ちょっとイマイチでした。
まわりは人でいっぱいです。
そろそろ退散しましょう。

20:10
夜景の時間になるとトラムは混雑します。
てな訳で1番のミニバスに乗って中環に戻りました。

ミニバス1番(山頂→中環)‥＄2.1(34円)

1888年就航当時の初代.天星小輸(スターフェリー)です。
就航当時はかわいいポンポン船が活躍していたんですね。
背景の建物も今とはかなり違うのがわかります。

20:30
帰りは2等に乗りました。
1等と大差ありませんが、1等は観光客。
2等は地元の方の利用が多いみたいです。

天星小輸(スターフェリー)2等‥＄2(32円)

天星小輸(スターフェリー)で中環を後にします。
夜景がとても綺麗ですね。
上から見るより下から見る夜景の方が迫力があるような気がします。

天星小輸(スターフェリー)を降りて、香港島を眺めるとビクトリアハーバーの湾岸に建つ摩天楼の夜景が目の前に…

スゲェ！

撮影技術が悪いので、画像は良くないけど、実物はとても幻想的で美しいです。

1ショットでは収まりきらないので、もう1ショット。

香港人ってすごいですね。
こんなの作っちゃうんだから…

今夜は終わってしまったのですが、夜8時からシンフォニーオブライツと言う、ビクトリアハーバー湾岸の44のビルが音楽に合わせてイルミネーションを輝かせ、夜空にレーザーやサーチライトを放つ幻想ショーがあるそうです。

いやぁ～
来て良かった。

21:00
尖沙咀駅地下で直結している、MARKET PLACEと言うスーパーで買い物をしました。

青島啤酒500ml‥＄8.5(136円)
→青島ビールは安いですね。

首選冰粒2kg‥＄19.5(312円)
→氷です。暑いので買いました。

維他加礦蒸餾水700ml‥2本.＄6.2(93円)
→一番安いミネラルウォターを買いました。1本だと＄3.1(50円)。

淳茶舎高山鳥龍茶500ml2本セット‥＄15(240円)
→安いウーロン茶も買っておきましょう。

この店ではオクトパスが使えました。

22:00
もうヘトヘトです。
思考回路が低下しているのがわかります。

夕食は店を探すのがめんどくさいので、昼食を食べた新源粉麺飯茶餐廳で菜遠排骨飯(骨つき豚肉の野菜炒めご飯)をテイクアウトにしてもらいました。
ちなみに味は昼に食べた菜遠牛肉飯と具材が変わっただけで味は同じでした。(泣)
冷えた青島ビールがすんごく旨メェです。
　
菜遠排骨飯‥＄48(768円)
テイクアウト容器‥＄2(32円)

暑くて冷たい飲み物がないとやってられません。
部屋に冷蔵庫がないので氷を買って来ました。
氷を保温ビンに入れていつでも冷たい水が飲めるようにしておきます。

氷は2kgで＄19(304円)でした。

今日は暑い一日でした。
一日でペットボトルをこれだけ開けました。
一番旨かったのは青島ビールです。

ビールを飲んだら睡魔が襲って来ました。
もう、寝ます…

つづく。