オーヤシクタンの出張日誌・その2.京都を拠点に仕事&食べまくり！(前編)。

15:30
昨日、シルバーウィークの大渋滞にはまったので、今日は朝6時に名古屋を出発。
なんとか渋滞を回避し関西空港で、私の会社の重要取引先のスーパーエグゼクティブチーフバイザーである「ジェームス丘」氏をお迎えして、京都に着きました。
我々の任務は「ジェームス丘」氏のアシスタントで、林元氏がアシスタントのチーフ。.
私は、下っ端.ペエペエです。
京都東急ホテルがプロジェクト本部になります。

15:50
私と林元氏の宿泊は京都東急ホテルでなく、二条城の近くにある、京都堀川インです。

京都堀川イン(5泊)‥39500円
9/21～23‥1泊9700円×2泊
9/23～26‥1泊6700円×3泊

フロントです。
林元氏がチェックインしている間に‥

仕事にもかかわらず、私、オーヤシクタンはいつものように、館内を視察します。

ロビーはこじんまりとしていますね。

食堂です。
宿泊者は6:40～9:00に朝食(無料)を食べる事ができます。

京都堀川インに大浴場はありませんが、近くにトロン温泉の銭湯があるそうです。
行ってみたいけど、時間あるかな？

加湿器・ズボンスプレッサー・電気スタンド・アイロンなどの、貸出備品(無料)について、案内がありました。

自販機コーナーとコインランドリーです。
最近、コインランドリーを設置した宿泊施設が増えてきましたね。
今回は5泊したので、コインランドリーが重宝しました。

さて、そろそろお部屋に移動しましょうか‥
2010号室って20階？
いえいえそんなに高層な建物ではありませんよ。
10階ですが、最上階です。
エレベーターが1基しかないので、混むと時間がかかります。

この部屋がオーヤシクタンの城になります。

スタンダードなシングルルームです。
6～10階のお部屋は禁煙となっていました。
昨日泊まった、名鉄インと大差ないつくりですね。

テレビ・冷蔵庫・ポットなど必要な物は揃っています。
LANとWIFIも完備されています。
有料のテレビカードを買うと、大人向け番組が見られるようでした。

バス.トイレはユニットバスです。
毎日、掃除してくれるので快適でした。

客室からの眺めです。
最上階とあって京都の街並みがよく見えました。

16:40
今日の仕事は終了しました。

「ジェームス丘」氏と林元氏と3人で街へ繰り出す事にしました。
古き街並みが所々残っていて風情があります。

鴨川に平行して流れる高瀬川です。
川沿いには老舗料亭から新鋭居酒屋までたくさんの飲食店が点在しています。

16:55
三条大橋までやって来ました。
鴨川です。
休日のひととき‥
みんな河川敷でノンビリしています。

鴨川に沿った裏道(先斗町通)を歩きます。
「ジェームス丘」氏が「京都に来たのだから今夜は川床で食事しましょう」と、我々に気を使ってくれました。
「えっ！川床って高いんでしょ？」‥金ナシのオーヤシクタンには縁のない世界です。
しかし、今日はシルバーウィーク‥どこも混んでいて予約がないと受け入れてもらえませんでした。
残念！

オーヤシクタンは、こう言う路地裏があると、ついつい引き込まれてしまいます。
有無を言わさず「ジェームス丘」氏と林元氏も引き連れました。

路地裏の先にあったのは‥
岬神社(土佐稲荷)です。
室町時代に鴨川の中洲に祠を建てたのが由来とされ、その後、幾多の変貌を経て現在地に鎮座、102年前の大正二年に近隣の氏子たちによって現在の社殿が建立されました。
農耕･商売･土木･金工など諸業の繁栄、火難除けなどの厄除けに御利益があるそうです。

今回のプロジェクトが成功に終わる事を祈願しまして‥
パンパン.礼。

17:15
この界隈のお店はシルバーウィークともあって、どこも満席です。
開店前のお店で待つ事にしました。
店の前に変な人がいます。
カメラを構えたら、目隠しをされました。

「数馬」と言う、京料理の居酒屋にようやく席を確保しました。

おばんざいの盛り合わせを肴に、明治24年創業‥京都.鶴正酒造の、五山の四季(純米酒)を頂きます。
うん、地酒が旨い！

おまかせおばんざい三種盛り‥890円
五山の四季(純米酒)‥630円

京都と言ったら豆腐です。
京都の地下は良質な水瓶になっているそうです。
その良質な水から作れた、京生湯葉と豆腐のサラダを頂きましょう。

京生湯葉と豆腐のサラダ‥800円
さつま芋バターときのこのソテー‥580円

そして、あったか〜京風おでんです。
薄味ですが、じっくりと旨味とコクが染みています。

京風おでんの盛り合わせ‥610円

美味旬菜 数馬 KAZUMA

このお店の名刺です。
今風の少し洒落た店でした。

19:10
歩いている途中、気になる大衆食堂(そば屋)を発見したので、二次会はそこに入ってみました。

明治11年創業の老舗‥常盤です。
おそば屋さんなので、麺類が主流ですが‥

定食類も充実していて大衆食堂の要素をしっかりと備わっております。
大衆食堂には目がないオーヤシクタン‥シクタンとは韓国語で食堂を意味します。
う～ん、何にするか迷います。

本当はさっぱりとそばでも食べようと思っていたのですが‥
「ジェームス丘」氏が、「こう言う所に来たらカツ丼でしょ！」と言うので、ここは重要取引先の意向を踏まえなくてはなりません。

出した結論は‥
日替わり定食(トンカツ)です。

トンカツ.ケチャップソース
生野菜&マカロニサラダカレー風味
きんぴらごぼう
冷や奴
椀そば
米飯
ふりかけ
香物

うわっ！凄いボリューム！
トンカツにケチャップソースがかかっているのは京都のしきたりなのでしょうか？
根性と気合いで食します。

日替わり定食‥750円

19:40
なんとか完食し、店を出ると‥
もう、閉店の時間でした。
店の雰囲気が街中の一昔前の大衆食堂そのもので、今となっては貴重な存在です。

もぉ食えねえ～！
苦しいです。

19:50
これで終わりではありませんでした。
「ジェームス丘」氏が、「やっぱり〆はラーメンでしょ」と、おっしゃられるではありませんか。
しかも、行く先は超コッテリ系のラーメン屋さんです。
しかし、重要取引先の方の気分を害してはなりません。
お腹を抱えながら三次会に突入します。

天下一品.新京極三条店
京都市中京区三条通寺町東入石橋町7-1
11:00～21:00 (年中無休)
※今年の6月29日にオープンしたばかりの店舗だそうです。

出ましたぁ?！
スープがトロリとしている、ラーメン(こってり)です。
天下一品創業者の木村勉氏が4年間、試行錯誤をして作りあげたスープだそうです。
お腹いっぱいですが、気合いと根性あるのみ‥
頂きまーす。

ラーメン(こってり)‥770円

20:35
古めかしい外灯が京都らしいですね。

もぉ苦しいです。
おとなしくホテルに帰りましょう。

5:15
さて、翌朝です。
まだ夜が明けていません。
京都は東京より明るくなるのが遅いですね。

食べてばかりだと、体に悪いので運動にでかけましょう。

二条城です。
歩くだけでは運動量が足りないので、城の周りをランニングします。

走り終えて、街中を散歩していると‥
小さな神社や祠があちこちにあります。

おまいりしていきましょう。
パンパン.礼。

京都の路地裏。
いいねぇ～
こういう風景。
風情があって、おもわず足を止めちゃいます。

6:00
ホテルに戻ると、お日さまがあがってきました。

6:40
朝食です。
6:40から9:00まで、宿泊者は無料です。
プチバイキングになっていました。

今日は「和」のテイストにしました。

ウインナーソーセージ
かぼちゃ煮物
黄金豆
昆布佃煮
漬物
切干大根
春雨の酢の物
筑前煮
焼き海苔
生野菜&スパゲティサラダ
米飯
味噌汁
オレンジジュース

朝食無料はうれしいですね。
今日の労働の為にしっかり食べていきましょう。
いただきまーす。

さぁ、今日も楽しく労働しますよ。
行ってきます。

8:15
本部のある京都東急ホテルに到着。

あっ!
むこうから、私共の重要取引先のスーパーエグゼクティブチーフバイザーの｢ジェームス丘｣氏が来ましたよ。

おはようございます。
今日もよろしくお願いします。

8:50
所用で滋賀県大津市に向かいます。
あっ！路面電車‥
と見ていたら1両のチンチン電車ではなく、4両編成の電車がやって来ました。
京阪電気鉄道の京津線です。

すげぇ！‥

関東ではまず見られない光景です。
乗ってみたいけど仕事が‥
乗るのは又、今度です。

11:40
滋賀県大津市での仕事を一旦切り上げ、京都に戻って来ました。
世界遺産である、東寺(教王護国寺)の南大門です。
今回はビジネスなので、のんびりと世界遺産を見る事は許されません。
車中から眺めるだけで我慢します。

昼食をどこにしようか？と‥
京都東急ホテル近くの路地裏を3人でうろついています。

古い民家が残っていて、いいですね。
この雰囲気、好きです。

あっ！
料理屋がありましたよ。

12:30
京料理‥八清
路地裏にある隠れ家のような料理屋です。

路地裏に名店あり！
高そうだけど「ジェームス丘」氏は、なんのためらいもなく入っていきました。
林元氏に続いて私も入ります。

旬の京野菜提供店とありますね。
普段の私では入れないようなお店です。

いいなぁ～。
こう言うこじんまりしたインテリア。
我が家でもできないかなぁ。

カウンター席に陣取りました。
う～ん、何にしようか‥
こう言う高級店は滅多に入らないので、注文は「ジェームス丘」氏にお願いしました。

さあ、何が出るのかな？

まず出てきたのは、生湯葉です。
大豆の旨味とアクセントの山葵が口の中でとろけます。
仕事中なのでビールではなくウーロン茶で我慢します。

卓上に大笹の葉が敷かれました。
どうやら、お寿司が出てくるようです。

一幕
海老・烏賊・ガリ

二幕
うに・穴子・タコ
→穴子の調理法が関東と違いますね。サッパリ風味の白焼きに薄味のタレがついています。

三幕
トロ・鱧・鯛
→鱧は夏の京都を代表する味のひとつです。
海から離れた京都では生命力が強い鱧が珍重されてきました。
小骨が多いので、骨切と言う独特の調理技術を必要とし、料理人達の熱い魂を刺激する食材です。


汁物
きのこのお吸い物
→山に囲まれた京都はキノコが特産品です。
秋の味覚を先取りしましょう。

お昼の雪(寿司)コース‥2000円

〆に干瓢巻きを別注文しました。
すると、板長さんに「お客さん、関東の方ですか？」と聞かれました。
実はこの店のメニューに干瓢巻きはなかったのですが、一応聞いてみたのです。
京都では干瓢巻きはあまり食べられないそうですが、この店にはちゃんと干瓢巻きがありました。
ちょっと食通ぶった話しなんですが、干瓢って寿司の中では脇役ですよね。
その脇役である干瓢をちゃんと調理しているかどうかで、その店の仕事がわかると言います。
八清さんは当たりです。
関東より薄味に仕上げた干瓢巻き‥山葵がピリッときいて干瓢の味を引き立てています。

「ジェームス丘」さん‥
すばらしい店に連れて頂いてありがとうございます。
又、宜しくお願いします。

まだ終わりではありませんよ。
デザートです。

柚子のシャーベット

クリスタルな器に入ったシャーベットは高級感が漂いますね。

ご馳走様でした。
お店を出る時に、板長さんと女将さんが店前で見送りをしてくれました。
京都の隠れ家的な「八清」さん。
又、来たいお店です。

13:10
いや〜 昼から贅沢させて頂きました。
この界隈は古い建物が残っていて、見ていて飽きません。

昔からの看板もチラホラ‥
下ルと言う表現が歴史を感じますね。

住吉神社です。
境内には、歌道の神として紀貫之大神、天照皇大神、猿田彦大神、天満宮、稲荷社、金比羅社が祭られています。
随分たくさんの神様がいらっしゃるんですね。
なにか御利益があるかもしれないからお参りしていきましょう。

パンパン.礼。

13:30
午後、京都東急ホテルのティーラウンジで打ち合わせです。

やはり○○インと名のつくホテルとは格式が違いますね。
セレブの香りが漂っています。
私は、上品にカプチーノを頂きました。
器が小さくてかわいいです。

林元氏はアイスコーヒーです。

仕事中なので価格の確認ができず。
1000円以上するんだろうなぁ。

なんと、このアイスコーヒー、氷もコーヒーで出来ています。
氷が溶けてもコーヒーが薄まらないようにした配慮。
さすが京都の一流ホテル。
オモテナシの文化が根づいていますね。

17:20
再び、滋賀県大津市です。
琵琶湖が見たくて、ちょっと抜け出しました。

さすが、日本一の湖！
デカイですね。
まるで海みたいです。

18:40
夕食です。

チーズカレーライス。
現場で差し入れを頂きました。
ありがたい事です。
頂きます。

仕事が終わったのは夜10時過ぎでした。
明日も頑張ります。

つづく。