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プラハにはブリューゲルが1点あります<br /><br />出発前に調べた資料では<br />プラハ国立美術館<br />National Gallery<br />Narodni Galerie<br />入場料は240czk(約1200円)<br />月曜日休館<br />開館は10時~18時<br />作品名は<br />「Hey Making」1565年作<br />Oil on Panel, 114x158cm<br />アントワープの大富豪ヨングリングの依頼により、ブリューゲルが描いた月暦シリーズ画6枚のうちの1枚です。<br />6枚のうち5枚が現存しています。3枚「雪中の狩人」、「暗い日」、「牛群の帰り」はウィーンの美術史美術館にあり、1枚「穀物の収穫」はニューヨークのメトロポリタン美術館にあります。<br /><br />実はこの作品「Hey Making」「干し草の収穫」が個人的には一番惹かれる作品です。<br />ブリューゲルの作品としては珍しく明るさがあります。<br /><br />画面中央の下の部分には農作業の女性が3人歩いています。真ん中の女性は希望に満ちた若い顔でこちらを見ています。<br /><br />2009年、プラハ国立美術館にブリューゲルをたずねた旅行記です。<br />残念ながら、プラハ国立美術館には「干し草の収穫」はありませんでした。<br /><br />実際に収蔵されていた場所は??

ブリューゲルをたずねる旅~2009年 プラハ

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2009/11/29 - 2009/11/29

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旅行記グループ ブリューゲルをたずねる旅

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norio2bo

norio2boさん

プラハにはブリューゲルが1点あります

出発前に調べた資料では
プラハ国立美術館
National Gallery
Narodni Galerie
入場料は240czk(約1200円)
月曜日休館
開館は10時~18時
作品名は
「Hey Making」1565年作
Oil on Panel, 114x158cm
アントワープの大富豪ヨングリングの依頼により、ブリューゲルが描いた月暦シリーズ画6枚のうちの1枚です。
6枚のうち5枚が現存しています。3枚「雪中の狩人」、「暗い日」、「牛群の帰り」はウィーンの美術史美術館にあり、1枚「穀物の収穫」はニューヨークのメトロポリタン美術館にあります。

実はこの作品「Hey Making」「干し草の収穫」が個人的には一番惹かれる作品です。
ブリューゲルの作品としては珍しく明るさがあります。

画面中央の下の部分には農作業の女性が3人歩いています。真ん中の女性は希望に満ちた若い顔でこちらを見ています。

2009年、プラハ国立美術館にブリューゲルをたずねた旅行記です。
残念ながら、プラハ国立美術館には「干し草の収穫」はありませんでした。

実際に収蔵されていた場所は??

同行者
一人旅
旅行の手配内容
個別手配

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  • プラハ到着しました。空港の歓迎サインです。<br />上段は英語で下段がチェコ語です。<br />意味は英語もチェコ語も「プラハ空港にようこそ」だと思います。<br /><br />まったく関連がありません。<br />地名のプラハが、PRAGUEとPRAHAがかろうじて類推できます。

    プラハ到着しました。空港の歓迎サインです。
    上段は英語で下段がチェコ語です。
    意味は英語もチェコ語も「プラハ空港にようこそ」だと思います。

    まったく関連がありません。
    地名のプラハが、PRAGUEとPRAHAがかろうじて類推できます。

  • プラハ城の入り口の守衛です。<br />守衛さんと並んで撮影する観光客が行列を作っていました。

    プラハ城の入り口の守衛です。
    守衛さんと並んで撮影する観光客が行列を作っていました。

    プラハ城 城・宮殿

  • プラハ城の聖ヴィート大聖堂です。<br />大鐘楼の鐘の音が響いていました。<br />

    プラハ城の聖ヴィート大聖堂です。
    大鐘楼の鐘の音が響いていました。

    聖ヴィート大聖堂 寺院・教会

  • 大聖堂のわきのオベリスクがそびえています。<br />戦争で死んだ兵士たちを弔う祈念オベリスクだそうです。

    大聖堂のわきのオベリスクがそびえています。
    戦争で死んだ兵士たちを弔う祈念オベリスクだそうです。

  • 大聖堂には麦藁で作られた聖書のなかの聖人たちが飾られていました。

    大聖堂には麦藁で作られた聖書のなかの聖人たちが飾られていました。

  • プラハ城の中庭

    プラハ城の中庭

  • 西側の通用門には「巨人族の戦い」の彫刻が飾られています。

    西側の通用門には「巨人族の戦い」の彫刻が飾られています。

  • 手書きの絵葉書を売っていました。<br />キャンバスをたてたイーゼルに載せて油絵用の道具で描いていました。見ていましたが絵は進まなくて観光客用の油絵を描いている振りでした。

    手書きの絵葉書を売っていました。
    キャンバスをたてたイーゼルに載せて油絵用の道具で描いていました。見ていましたが絵は進まなくて観光客用の油絵を描いている振りでした。

  • 美しい市街の景観です。

    美しい市街の景観です。

  • ペストの絶滅を記念して建てられた彫刻像です。

    ペストの絶滅を記念して建てられた彫刻像です。

  • カレル橋の入り口のゲートから橋の方向の写真です。

    カレル橋の入り口のゲートから橋の方向の写真です。

  • ゲートを通り過ぎて、振り返って撮影しています。

    ゲートを通り過ぎて、振り返って撮影しています。

  • あの時、カレル橋は工事中でした。<br />入り口の前に掲示されていた注意の看板です。<br /><br />6ケ国語、各国の言語で表記されていました。<br />分かるのは<br />2行目の英語<br />下から2行目のロシア語<br />右奥の橋の付け根の部分が工事中です。

    あの時、カレル橋は工事中でした。
    入り口の前に掲示されていた注意の看板です。

    6ケ国語、各国の言語で表記されていました。
    分かるのは
    2行目の英語
    下から2行目のロシア語
    右奥の橋の付け根の部分が工事中です。

  • カレル橋のスケッチ売り

    カレル橋のスケッチ売り

  • カレル橋<br />カレルって英語だとチャールスです。<br />英語だと<br />Charles Bridge<br />流れる川は「モルダウ川」スメタナ作曲の「わが祖国」です。<br />モルダウ川はチェコ語ではVltava, ドイツ語ではMoldau<br /><br />話がそれますが<br />YouTubeに「モルダウ川」がありました。<br /><br />http://youtu.be/M3SmylXuTUc

    カレル橋
    カレルって英語だとチャールスです。
    英語だと
    Charles Bridge
    流れる川は「モルダウ川」スメタナ作曲の「わが祖国」です。
    モルダウ川はチェコ語ではVltava, ドイツ語ではMoldau

    話がそれますが
    YouTubeに「モルダウ川」がありました。

    http://youtu.be/M3SmylXuTUc

    カレル橋 建造物

  • クリスマスマーケットが始まっていました。

    クリスマスマーケットが始まっていました。

  • 観光客用の馬車を写していました。

    観光客用の馬車を写していました。

  • 街灯にトイレの標識がありました。

    街灯にトイレの標識がありました。

  • 天文時計です。

    天文時計です。

    天文時計 建造物

  • ヨーロッパ用の電気プラグを持ってくるのを忘れました。<br />市内のデパートMYに買いに行きましたが有りませんでした。<br />DATARTとういう名前の家電量販店のような店をデパートの店員さんに教えられて買うことが出来ました。<br /><br />679Kc(3600円)でした。充電出来ないと困るので仕方なく買いましたが、高いですね。

    ヨーロッパ用の電気プラグを持ってくるのを忘れました。
    市内のデパートMYに買いに行きましたが有りませんでした。
    DATARTとういう名前の家電量販店のような店をデパートの店員さんに教えられて買うことが出来ました。

    679Kc(3600円)でした。充電出来ないと困るので仕方なく買いましたが、高いですね。

  • カレル橋の一本南のレギー橋を渡り、目的の国立美術館に向かいます。<br />上り坂、上り階段が厳しく続いていました。

    カレル橋の一本南のレギー橋を渡り、目的の国立美術館に向かいます。
    上り坂、上り階段が厳しく続いていました。

  • プラハ国立美術館です。<br />入場料は150Kcでした。

    プラハ国立美術館です。
    入場料は150Kcでした。

  • 美術館の入り口はこの先です。<br /><br />National Gallery in Prague

    美術館の入り口はこの先です。

    National Gallery in Prague

  • 展示案内プレートです。<br />左がチェコ語で右の上は英語で、下の部屋ごとの説明はチェコ語です。<br />15~16世紀のネダーランド絵画は右と表示されているようです。<br /><br />ブリューゲルはルーム10です。<br /><br />チェコ語は習得の困難な言語と言われていて、文法でも発音も非常に難しいものだそうです。<br />

    展示案内プレートです。
    左がチェコ語で右の上は英語で、下の部屋ごとの説明はチェコ語です。
    15~16世紀のネダーランド絵画は右と表示されているようです。

    ブリューゲルはルーム10です。

    チェコ語は習得の困難な言語と言われていて、文法でも発音も非常に難しいものだそうです。

  • ブリューゲルの長男の絵<br /><br /><br />「農民の踊り」ブリューゲルの長男による模写<br />父親の「農民の踊り」はアメリカのデトロイト美術館にあります。

    ブリューゲルの長男の絵


    「農民の踊り」ブリューゲルの長男による模写
    父親の「農民の踊り」はアメリカのデトロイト美術館にあります。

  • これも長男の絵です。<br /><br />「雪の中の東方三博士の礼拝」<br />父親の「雪の中の東方三博士の礼拝」はスイスのオスカーラインハルト美術館にあります。<br />この作品の模写は世界で36点あるといわれています。<br /><br />この模写はちゃんと雪が降っています。実際のブリューゲルの作品は王侯貴族のコレクションとなっておりブリューゲルの息子たち、孫たちは実物を見ることが出来なかった。彼らはブリューゲルのアトリエに残された、下絵、習作、構想図などを頼りにブリューゲル(父)の作品を再現しました。<br />この「雪の中の東方三博士の礼拝」は雪が描かれていない「模写」が多いと言われています。

    これも長男の絵です。

    「雪の中の東方三博士の礼拝」
    父親の「雪の中の東方三博士の礼拝」はスイスのオスカーラインハルト美術館にあります。
    この作品の模写は世界で36点あるといわれています。

    この模写はちゃんと雪が降っています。実際のブリューゲルの作品は王侯貴族のコレクションとなっておりブリューゲルの息子たち、孫たちは実物を見ることが出来なかった。彼らはブリューゲルのアトリエに残された、下絵、習作、構想図などを頼りにブリューゲル(父)の作品を再現しました。
    この「雪の中の東方三博士の礼拝」は雪が描かれていない「模写」が多いと言われています。

  • 長男作「鳥罠のある冬景色」<br /><br />父親の作品はブリュッセルのベルギー王立美術館にあります。<br /><br />ブリューゲル(父)が死んだ時(1569年)長男はまだ5歳でした。父親からデッサンも油絵技法も教わることはありませんでした。

    長男作「鳥罠のある冬景色」

    父親の作品はブリュッセルのベルギー王立美術館にあります。

    ブリューゲル(父)が死んだ時(1569年)長男はまだ5歳でした。父親からデッサンも油絵技法も教わることはありませんでした。

  • この作品も長男作とプレートに書いてありました。<br /><br />展示室の警備員にブリューゲルの「干し草の収穫」についてたずねました。<br />ブリューゲルの展示してあるのはここだと、長男の作品が並んでいる部屋(ルーム10)を教えてくれました。また、そこへ戻って探しましたがありませんでした。<br />何故ないのか?他の警備員に聞いてみたら貸し出ししているのではないかと言われました。

    この作品も長男作とプレートに書いてありました。

    展示室の警備員にブリューゲルの「干し草の収穫」についてたずねました。
    ブリューゲルの展示してあるのはここだと、長男の作品が並んでいる部屋(ルーム10)を教えてくれました。また、そこへ戻って探しましたがありませんでした。
    何故ないのか?他の警備員に聞いてみたら貸し出ししているのではないかと言われました。

  • プラハ国立美術館のミュージアムカフェ<br />壁の装飾は額縁<br />缶瓶の飲み物と袋菓子しかなかった。<br /><br />共産主義国家だったことがしのばれる空間でした。<br /><br />ブリューゲルを探して、展示室の警備の方たちとの会話に疲れて一休みしました。

    プラハ国立美術館のミュージアムカフェ
    壁の装飾は額縁
    缶瓶の飲み物と袋菓子しかなかった。

    共産主義国家だったことがしのばれる空間でした。

    ブリューゲルを探して、展示室の警備の方たちとの会話に疲れて一休みしました。

  • ミュージアムカフェの手前にある中庭の写真です。<br />彫刻が置いてありました。<br /><br />この写真の様子では雨だったのでしょうか?

    ミュージアムカフェの手前にある中庭の写真です。
    彫刻が置いてありました。

    この写真の様子では雨だったのでしょうか?

  • もう一回警備員たちに質問してみました。<br /><br />警備員たちは詳しく話しの分かる人(女性キュレーター?)を呼んでくれました。<br />キュレーターの女性はいろいろ調べてくれました。<br />ブリューゲルの「干し草の収穫」はここにはないことがわかりました。<br /><br />どこにあるの?<br />プラハ城内にあるロブコヴィッツコレクションにある事が分かりました。<br /><br />ロブコヴィッツは6時までです。<br /><br />写真はプラハ城の俯瞰地図です。ロブコヴィッツは東の端です。入場料は175Kcでした。<br /><br />

    もう一回警備員たちに質問してみました。

    警備員たちは詳しく話しの分かる人(女性キュレーター?)を呼んでくれました。
    キュレーターの女性はいろいろ調べてくれました。
    ブリューゲルの「干し草の収穫」はここにはないことがわかりました。

    どこにあるの?
    プラハ城内にあるロブコヴィッツコレクションにある事が分かりました。

    ロブコヴィッツは6時までです。

    写真はプラハ城の俯瞰地図です。ロブコヴィッツは東の端です。入場料は175Kcでした。

  • 左の赤い建物が聖ヴィード大聖堂です。<br />右の42番がロブコヴィッツです。

    左の赤い建物が聖ヴィード大聖堂です。
    右の42番がロブコヴィッツです。

  • プラハ国立美術館は大聖堂よりもっと左(西)ですから、プラハ城を西から東に進みました。 <br />この地図にブルーのボールペンでロブコヴィッツの建屋までの線が書かれていました。国立美術館の女性が書いて説明してくれたと思います。<br />当時の旅行の日記にはこう書いていました。<br />〜違う美術館にあることが分かった。プラハ城を通り抜けThe Princely Collectionsへむかった。新たに175Kcを支払う。〜<br />と書かれていました。<br /><br />ロブコヴィッツコレクションには膨大な美術品、工芸品がありますが、時間的にブリューゲルの「干し草の収穫」の鑑賞しか出来ませんでした。<br /><br />入場料は175Kcでした。<br /><br />ロブコヴィッツのHPです<br />http://www.lobkowicz.cz/en/<br /><br />The Princely CollectionsのHPです<br />http://www.liechtensteincollections.at/en/pages/1327.asp

    プラハ国立美術館は大聖堂よりもっと左(西)ですから、プラハ城を西から東に進みました。
    この地図にブルーのボールペンでロブコヴィッツの建屋までの線が書かれていました。国立美術館の女性が書いて説明してくれたと思います。
    当時の旅行の日記にはこう書いていました。
    〜違う美術館にあることが分かった。プラハ城を通り抜けThe Princely Collectionsへむかった。新たに175Kcを支払う。〜
    と書かれていました。

    ロブコヴィッツコレクションには膨大な美術品、工芸品がありますが、時間的にブリューゲルの「干し草の収穫」の鑑賞しか出来ませんでした。

    入場料は175Kcでした。

    ロブコヴィッツのHPです
    http://www.lobkowicz.cz/en/

    The Princely CollectionsのHPです
    http://www.liechtensteincollections.at/en/pages/1327.asp

    ロブコヴィッツ宮殿 城・宮殿

  • 「干し草の収穫」<br />「Hay making」1565<br />Oil on Panel  114x158cm<br /><br />全体写真です。

    「干し草の収穫」
    「Hay making」1565
    Oil on Panel 114x158cm

    全体写真です。

    ロブコヴィッツ宮殿 城・宮殿

  • これがピーターブリューゲルエルダーの作品<br />やっと会うことが出来ました。<br /><br />真ん中の女性の初々しさはブリューゲルの作品には全くないものです。<br />美術評論家によると、この3人の女性は「女性の一生」を描いていると言われています。

    これがピーターブリューゲルエルダーの作品
    やっと会うことが出来ました。

    真ん中の女性の初々しさはブリューゲルの作品には全くないものです。
    美術評論家によると、この3人の女性は「女性の一生」を描いていると言われています。

  • ロブコヴィッツコレクションの解説から引用します。<br /><br />ロブコヴィッツ家が所蔵する北方絵画の中で最も重要な作品はピーターブリューゲル(父)の「干し草の収穫」である。1565年にアントワープの商人ニクラウスヨンゲリングの食堂を飾るため描かれたものです。年間の2ケ月毎の生活を描いたと思われる連作月暦画である6作品のうちの1枚です。この作品は6月と7月を表している。<br />1594年に6枚全作品がアントワープ市からネーデルランド総督のエルンスト大公に贈られています。<br />1595年にルドルフ2世が弟の所領を分割する際に、この連作は全てリドルフのものとなった。ロブコヴィッツ家の所有が最初に記録されているのは1870年である。<br /><br />6作品のうち現存するのは5枚です。オーストリアのウィーン美術史美術館に3枚、ニューヨークのメトロポリタン美術館に1枚あります。

    ロブコヴィッツコレクションの解説から引用します。

    ロブコヴィッツ家が所蔵する北方絵画の中で最も重要な作品はピーターブリューゲル(父)の「干し草の収穫」である。1565年にアントワープの商人ニクラウスヨンゲリングの食堂を飾るため描かれたものです。年間の2ケ月毎の生活を描いたと思われる連作月暦画である6作品のうちの1枚です。この作品は6月と7月を表している。
    1594年に6枚全作品がアントワープ市からネーデルランド総督のエルンスト大公に贈られています。
    1595年にルドルフ2世が弟の所領を分割する際に、この連作は全てリドルフのものとなった。ロブコヴィッツ家の所有が最初に記録されているのは1870年である。

    6作品のうち現存するのは5枚です。オーストリアのウィーン美術史美術館に3枚、ニューヨークのメトロポリタン美術館に1枚あります。

    ロブコヴィッツ パレス カフェ カフェ

  • 右下の部分です。

    右下の部分です。

  • 左ぼ中央部の拡大写真です。

    左ぼ中央部の拡大写真です。

  • 絵の左端の上部にはトンネルの建物が描きこんであります。

    絵の左端の上部にはトンネルの建物が描きこんであります。

  • 中央部の遠景には風車が描きこまれています。風車の手前には馬に乗った人がいます。<br /><br />1990年に上野の西洋美術館にこの作品が来ていて見に行きました。

    中央部の遠景には風車が描きこまれています。風車の手前には馬に乗った人がいます。

    1990年に上野の西洋美術館にこの作品が来ていて見に行きました。

  • ロブコヴィッツコレクションの解説本です。<br />何と、日本語がありました。<br />表紙にはブリューゲルの「干し草の収穫」の右の部分が使われています。コレクションを代表する収蔵作品です。<br />頭に収穫物を入れた籠を乗せて歩く農民の構図です。<br /><br />残念ながら、時間がなくてゆっくり見学出来ませんでした。<br />ロブコヴィッツはベートーベンの大スポンサーだったので交響楽第4番と第5番のベートーベンの手書きの楽譜が展示されているそうです。<br />大広間や家族のチャペルではコンサートが開かれるそうです。<br /><br />もう一度訪ねる価値がありそうです。

    ロブコヴィッツコレクションの解説本です。
    何と、日本語がありました。
    表紙にはブリューゲルの「干し草の収穫」の右の部分が使われています。コレクションを代表する収蔵作品です。
    頭に収穫物を入れた籠を乗せて歩く農民の構図です。

    残念ながら、時間がなくてゆっくり見学出来ませんでした。
    ロブコヴィッツはベートーベンの大スポンサーだったので交響楽第4番と第5番のベートーベンの手書きの楽譜が展示されているそうです。
    大広間や家族のチャペルではコンサートが開かれるそうです。

    もう一度訪ねる価値がありそうです。

  • ロブコヴィッツコレクションのオーディオガイドの説明書です。<br />同じく日本語がありました。

    ロブコヴィッツコレクションのオーディオガイドの説明書です。
    同じく日本語がありました。

  • ブリューゲルの描いた6枚のうち5枚が残っています。<br />その解説パネルが「干し草の収穫」の絵の横に展示してありました。<br />解説文は左が英語で右がチェコ語のようです。<br /><br />上に絵の写真があります。<br />左から順に<br />ウィーンのウィーン歴史美術館蔵「暗い日」<br />ニューヨークのメトロポリタン美術館蔵「穀物の収穫」<br />ウィーン美術史美術館蔵「牛群の帰り」<br />同じく『雪中の狩人」<br />

    ブリューゲルの描いた6枚のうち5枚が残っています。
    その解説パネルが「干し草の収穫」の絵の横に展示してありました。
    解説文は左が英語で右がチェコ語のようです。

    上に絵の写真があります。
    左から順に
    ウィーンのウィーン歴史美術館蔵「暗い日」
    ニューヨークのメトロポリタン美術館蔵「穀物の収穫」
    ウィーン美術史美術館蔵「牛群の帰り」
    同じく『雪中の狩人」

  • ミュージアムショップ<br /><br />閉店間近で店員さんも仕事じまいを始めていました、<br /><br />書籍を3冊買いました。835Kcでカード支払いしました。カードはPINが必要でした。

    ミュージアムショップ

    閉店間近で店員さんも仕事じまいを始めていました、

    書籍を3冊買いました。835Kcでカード支払いしました。カードはPINが必要でした。

  • すっかり暗くなったプラハ城を抜けて天文時計の前のクリスマスマーケットに行きました。<br />チェコはEUに加盟していますがユーロが使えません。<br />40ユーロを500コロナ(クローネ、Kc)に両替しましたが使い切ってしましました。<br />ホットワインを友人に支払って貰いました。

    すっかり暗くなったプラハ城を抜けて天文時計の前のクリスマスマーケットに行きました。
    チェコはEUに加盟していますがユーロが使えません。
    40ユーロを500コロナ(クローネ、Kc)に両替しましたが使い切ってしましました。
    ホットワインを友人に支払って貰いました。

  • 展望台への入場料も払って貰いました。<br /><br />疲れましたが、諦めずに交渉して良かったです。<br />達成感がありました。<br />ホットワインで体も心も暖かくなりました。

    展望台への入場料も払って貰いました。

    疲れましたが、諦めずに交渉して良かったです。
    達成感がありました。
    ホットワインで体も心も暖かくなりました。

  • クリスマスマーケットの人出です。

    クリスマスマーケットの人出です。

  • 綺麗な夜景でした。

    綺麗な夜景でした。

  • ブリューゲルのこの作品「干し草の収穫」が日本に来た事があったのは、1990年です。まだ、ブリューゲルに惹きつけられる前の頃でした。<br /><br />当時の展示会のカタログが残っていました。<br />展示会のタイトルは「プラハ国立美術館所蔵 ブリューゲルとネーデルランド風景画」<br />東京会場は1990年3月20日〜5月27日国立西洋美術館<br />(入場券も残っていて1130円でした)<br />京都会場は7月10日〜9月16日京都国立近代美術館<br /><br />このカタログの134ページにロブコヴィッツコレクションとプラハ国立美術館との関係について興味深い記述を見つけました。<br /><br />引用します。〜第二次世界大戦に先立つ時代、劇的な運命がこの作品を待ちうけていた。この作品はリッツに設置されることになっていた「ヒットラー総統美術館」の展示作品に選ばれ、ドレスデン美術館の館長ハンスポッセにより没収されたのである。戦後、アルプス地方のバートアウゼ近郊の岩塩坑で多くの作品とともに連合軍により発見され、正当な所有者に返還された。当時この絵の所有者であったマックスロブコヴィッツ博士によって、本作品はプラハ国立美術館に預託され、それ以来同美術館に所蔵されている。<br /><br />この記述のように、日本での展示会の頃は、プラハ国立美術館にあったようです。<br />名画の歴史の一つを知ることが出来ました。<br />

    ブリューゲルのこの作品「干し草の収穫」が日本に来た事があったのは、1990年です。まだ、ブリューゲルに惹きつけられる前の頃でした。

    当時の展示会のカタログが残っていました。
    展示会のタイトルは「プラハ国立美術館所蔵 ブリューゲルとネーデルランド風景画」
    東京会場は1990年3月20日〜5月27日国立西洋美術館
    (入場券も残っていて1130円でした)
    京都会場は7月10日〜9月16日京都国立近代美術館

    このカタログの134ページにロブコヴィッツコレクションとプラハ国立美術館との関係について興味深い記述を見つけました。

    引用します。〜第二次世界大戦に先立つ時代、劇的な運命がこの作品を待ちうけていた。この作品はリッツに設置されることになっていた「ヒットラー総統美術館」の展示作品に選ばれ、ドレスデン美術館の館長ハンスポッセにより没収されたのである。戦後、アルプス地方のバートアウゼ近郊の岩塩坑で多くの作品とともに連合軍により発見され、正当な所有者に返還された。当時この絵の所有者であったマックスロブコヴィッツ博士によって、本作品はプラハ国立美術館に預託され、それ以来同美術館に所蔵されている。

    この記述のように、日本での展示会の頃は、プラハ国立美術館にあったようです。
    名画の歴史の一つを知ることが出来ました。

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ブリューゲルをたずねる旅

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