年越しナポリの旅②ナポリ街並み編

テルミニ駅は色んな鉄道会社が入ってくるのでよく見ておかないと乗り間違えのおそれあり。
改札の電光掲示版に出ているホームに行けど、違う列車が入ってきました。
待っていたところと別のホームに10分ほど遅れて到着。ホームの掲示版に列車ナンバーが出て、ようやくホッとする。
イタリアの不思議その①
空港バスでも列車でもスーツケースにタグを付けない。降りる時に持ってかれてもわからないんじゃないか。

座席近くには置けないので、入り口
の棚に載せたけど、ドアが閉まるまでそわそわしていました。

E-チケットの見方です。

ガリバルディ中央駅に着きました。
ナポリ市内への地下鉄、アマルフィやポンペイ、ソレントへの列車乗り入れの発着駅です。
外に出て、ホテルは徒歩圏内。
駅裏のゴミの多さと街の雰囲気に一瞬驚きを隠せないでいました。

一昔前の上海や、香港のごちゃごちゃしている所が思い出されます。

これから5泊、楽しい旅になりますように。
ナポリ通の人に教えて貰った情報と、4トラの方の街情報を参考に、荷物を置いてご飯を食べに行くことにしました。

地図を元にお目当のtrattorìaはどうも、商店街のような所にあるようで。
ナポリと言えば治安の悪い場所はスパッカナポリと思っていたので、そこを避けていましたが、
いやいや…
駅から西の方角へ歩いたところで、街の空気が急に変わりました。
まるでここはアフリカのような（後で調べると、スペイン地区と同じくらい治安の悪い、ブラックな地区でした）
変な日本人がいる？みたいな感じで目線が怖かったです。ある意味一人旅の方が旅行客ぽくなく良かったのかもと思ったりして…

ナポリってこんなところなんだと思い身の危険を感じながら足早に別の場所へと退散しました…

※地図のPiazzaP.Garibaldiから上のVia.firenzeのほうからカプアーノ門辺りは現地の人でもあまり行かないようです。

中央駅から近くのPorta Nolnalに向かいました。アーチになった商店街の入り口に着きました。

中は魚屋さんや八百屋さんなどが露店を広げて、お正月の買い物客で賑わっていました。
アーチをくぐって左へ2～3分のところにお目当のtrattorìaが。お店の老夫婦の方が親切と聞いていて、のぞいて見ると奥さんの方が声をかけてくれたので
入りやすかったです。

Trattoria Tipica
de Giovanni

昔ながらの食堂です

魚介が美味しいと思うので、vòngoleを頼みました。パンは食べ放題のようでテーブルに置いてくれました。
ゆるやかな雰囲気。地元のお客さんがしばしの食事の時間を楽しんでいました。

vòngoleとnatura mineraleで€8

チップは要らないよって言ってくれました。

路地裏
夜は通らない

海沿いをサンタルチア方面へ歩いて、グラングーストへ来ました。いわゆる高級スーパーです。
https://www.tripadvisor.jp/Restaurant_Review-g187785-d3628438-Reviews-Grangusto-Naples_Province_of_Naples_Campania.html

11月からのオフシーズンの休日はどこも閉まってしまう中、日曜日も22:00まで開いているようです。ちょっとしたお土産も買えて、一階と二階にtrattorìa、ワイン、チーズ、ハム、パン、野菜などの食料スーパー、お米の量り売りなどもありました。
2階にトイレもあります。

ちょうどトイレに入ろうとした時、１つしかない個室の鍵が壊れて直しに来たお兄さんが外で待っていて、
中で出られない人に携帯で呼び出されたって、身振り手振りで話しかけられました。
イタリア人「Parli italiano?」私「Un po'」
でも、何となく言ってること分かるよ～。

個人商店や市場ばかりなのですが、ここは東京の紀伊国屋みたいな、面白い食材が色々あります。

今回のwifi環境は、iPhone5がSIMフリーに出来なかった為、auの世界定額の設定にしました。
これだと、wifiの機械を持たず荷物は軽く、iPhoneと２つ分の充電も気にしなく充電機さえ持ち歩けば良いので。
現地に着いてから設定するので、wifiレンタルした時の使わない余分な時間を無駄にしなくて良い。

もちろん、SIMフリーに出来る携帯やwifiをお持ちでしたら、イタリアに着いてから、TIM（というこちらのDocomoのような携帯会社）で購入して差し替えすればお安く済みます。

翌日、12月30日
地下鉄に乗ってスパッカナポリ周辺を散策することにしました。

ナポリはインフラが進んでいて、10年かけて地下鉄駅を綺麗にしているそうです。

駅のタバコ屋さんなどで売っている一日券です。トレド駅など人気の駅の券売機が混むのでこれを買っていると便利でした。
Giornalieroと言えば通じます。

アートです

ダンテ広場

わたしの大好きな路地裏に坂道が見える(^^)v

ダンテ駅からスパッカナポリの方へ行くつもりが、トレド駅へ向かって右側の山手の方へ行ってしまったみたいです…
こちらも魚屋さん。そう、ナポリは港が近いので新鮮な魚介類が豊富なのです。

地元の人しか居ない路地裏をしばらく歩くと、モンテサントの駅とケーブルカー乗り場、いわゆるフニコラーレで
す。

Aieressera, oì nè,
me ne sagliette, tu saie addò?
Addò 'stu core 'ngrato cchiù
dispietto farme nun pò!
Addò lo fuoco coce,
ma si fuie te lassa sta!
E nun te corre appriesso,
nun te struie, 'ncielo a guardà!...
Jammo 'ncoppa, jammo jà,
funiculì, funiculà!

昨日の晩、すごい物に乗ったんだ
こんな気持ち初めてだよ
火の吹く山へひとっ飛び
怖くて逃げても大丈夫
疲れしらずで景色を楽しもう！
さあ行こう！行こう！
フニクリ・フニクラ！

フニクリフニクラ♩

モンテサント駅の直ぐ横にあるスピリタサント教会

さぁ、土地勘がついてきたところでお目当のスパッカナポリへ向かいます。
ダンテ駅からドゥオーモ通りへ向かって行く通り左右には教会が沢山あります。

蛇に似ている鰻はイタリアでは悪魔に見立てられ、クリスマスの頃に油で揚げて食べるんだそうです。
日本では高級品です。イタリアでも鰻は獲れるのか⁉︎

クリスマスシーズンで至る所にプレゼーピオが見られます。

中庭のある建物にツアーの団体さんが入ってきました。見上げて写真を撮っていたので何か珍しい様式なのかな。

お目当のダ・ミケーレは大行列でとても買えそうにありませんでした。

ドゥオーモ通りで揚げパンのテイクアウト。冷えたら美味しくないね。

日本のカレーパンの方が好きだ。

ドゥオーモへ来ていると思う。
もはや、どこの教会に入っているかわからない状態…
さっきのが、1年に一度血が溶けてナポリの年を占うっていうやつかな。

プレゼーピオ

フレスコ画は好きです。

天井も綺麗でした

ダンテ駅からホテルに戻ろうと、地下鉄に乗ったら逆方向へ行ってしまい、気づいた駅で降りて見ました。

Vanvitelli駅

街が綺麗でオシャレな人も多い、住宅街です。この駅からボメオの丘へも行けるはずですが、夜遅くなってしまうので駅前を一周して退散しました。
次回来るときはこの近くにホテルを取りたいな。

トレド駅でも降りて見ました。よく見るとタイルで装飾をしています。

天井の穴は外へ繋がっているようでした。

ホテルへ戻る途中、漫画家の山崎マリさんも絶賛しているスフォッリャテッラ (sfogliatella)を買って帰りました。中はカスタードのような甘いクリームでオレンジの香りがかすかにしました。
バリバリっとした歯ごたえのある食感。

明日はソレントへ移動です。

赤い唐辛子を見立てた人形は、ナポリの幸運を呼ぶと言われる「コルネ」というお守りです。
旅の無事を祈って。

よく見ると磁石を持っていますね。