緊急リベンジ離島航路旅！南大東島・その7. リベンジ完了！あばよーい南大東島

5:53
おはようございます。

旅の4日目‥
南大東島の朝です。

宿の屋上から日の出を眺めているのですが‥

雲が多くて、日の出はイマイチですね。

7:10
朝食です。
冷凍の納豆があるなんて、初めて知りました。
結構、いけますよ。

天ぷら(紅芋/島らっきょう)
がんもどき
茄子素揚げ
ウインナーソーセージ
島野菜炒め
冷凍納豆
温泉風たまご
米飯
にゅうめん
漬物
麦茶

8:17
「ほてるよしざと」です。
では、朝の散策に出ましょう。

8:23
絶海の孤島に似合わないこの立派な建物。
まず、やって来たのは‥

「南大東島地方気象台」です。

こちらは、毎年日本各地に大きな被害をもたらす台風の状況を真っ先に監視する重要な任務を担い、24時間体制で地上気象観測業務、予報・警報業務等を行っているんだそうです。

台風シーズンになると全国的に知名度がアップするのは、まず南大東島での観測が発表されるからなんですね。

画像のコンテナから毎日定刻に高層気象観測用装置「ラジオゾンデ」が放出されるので、やって来ました。

ゴゴゴゴォー
天井が開き‥

※実際に天井が開く時、ゴゴゴゴォーと音はしませんが、臨場感を出す為、あえて音を入れさせて頂きましたので、ご了承ねがいます。

8:30
ポン！
バルーンが出てきました。
ラジオソンデはバルーンの下についており、気圧･気温･湿度等を測定するセンサを搭載し、測定した情報を送信するための無線送信器が備わっているそうです。

※実際に、バルーンが出てくる時、ポン！と音はしませんが、臨場感を出す為、あえて音を入れさせて頂きましたので、ご了承ねがいます。

どんどん上昇していくバルーン‥

地上から高度約30kmまでの気圧･気温･湿度･風向･風速等の大気の状態を観測しながら上昇しています。

さいならぁ～

8:35
昨日、閉まってしまった「南大東郵便局」でハガキを出し、風景印をお願いしました。

数日後、ハガキが自宅に届きました。
これが、南大東郵便局の風景印です。
釣り人が大物を釣り上げるデザインです。

第二南大東シクタン丸をトコトコ走らせて‥

8:46
またまた、やって来ました。
「日の丸山展望台」です。

うん、何度見てもすばらしい眺めだ。

展望台からは、島の約70%の景観を楽しむことができます。

このひと月で、ここに来るのは4回目。
この後、しばらくは来れないから、しっかり目に焼きつけておこう。

雨がパラパラ降ってきました。

集落の方は黒い雲が立ちこめています。

集落に戻ると、路面が濡れています。
バイクで5分も離れていないのに、集落は強い雨が降ったようです。

9:02
島で唯一のガソリンスタンド「JAおきなわSS南大東SS」です。
ここで給油をしていきましょう。

走行距離は、102km。
給油は2Lで、322円でした。

後、少し時間があります。
時間ギリギリまで、島を巡りますよ。

最後に訪れたのは‥

9:12
島のメインの港となる「西港」です。

「西港」の昔(昭和38年)と今(平成30年)を比較してみましょう。

昭和38年、島の主幹産業であるサトウキビを加工した糖蜜を運搬する為、南大東島にはシュガートレインと呼ばれた鉄道が、島内各地から西港に向けて敷かれていました。

※南大東村立ふるさと文化センターの展示写真。
※

平成30年の今‥
シュガートレインは廃止され、港に列車は来なくなりました。
昭和38年の画像(削除)と比較してみると、なんとなく当時の面影が残っています。

「第二十六永和丸」と言う、糖蜜船が接岸しています。
この当時も岸壁から少し離れて接岸していますね。

※南大東村立ふるさと文化センターの展示写真。

平成30年の今‥
今は糖蜜船は来ません。

糖蜜船への積み込みは、タンク車2軸をフォークリフトで移動させて行っていました。

※南大東村立ふるさと文化センターの展示写真。

平成30年の今‥
線路とクレーンは撤去され、今は静かです。

西港の夕日。
糖蜜船は接岸優先順位が上で、左沖で定期船.協栄丸が待機させられています。

※案内板の画像。

海が荒れた日の西港。
人ひとりおらず、静かです。

※案内板の画像。

平成30年の今‥
この日は波が少なく、別の意味で静かな港です。
岸壁に固定されていたクレーンは解体され、貨物の積み下ろしはクレーン車で行われるようになりました。

9:24
ボノジノパーク(ミレニアムパーク)。
島の憩いの場として整備されました。
付近には、キャンプ場もあります。

海岸線に沿って、軌道が港に向けて敷かれていました。

※案内板の画像。

平成30年の今‥
埋め立てが行われ、公園に整備されました。

9:35
ここで、第二南大東シクタン丸とお別れです。

右は、南大東シクタン丸。
左が、第二南大東シクタン丸。

南大東のシクタン丸が、初代･二代目と並びました。
両シクタン丸よ。
ありがとう。

テクテク歩いて宿へ‥

割烹「喜作」。
こちらの刺身は絶品でした。
また、来ます。

9:40
「ホテルよしざと」
宿に戻りました。
荷物をまとめて、チェックアウトします。

ホテルで南大東島に関わる書籍を購入。
「南大東島の人と自然」南方新社‥2592円。

南大東島の歴史・文化・自然・えらい人・遊び方がこの本一冊に詰まっています。
地底湖ツアーで案内してくれた、東和明さんも執筆に関わっています。

10:13
今回は急遽リベンジで、会社に土下座して休みを頂いたので、これで帰らないと解雇されます。
東京へ強制送還される時がやって来ました。
｢オーヤシクタン、東京へ移送する。この車に乗れ。｣

へぃ、わかりました。

②よしざと送迎車
ホテルよしざと.10:15→南大東空港.10:25

10:25
まず、移送されたのは南大東空港です。

琉球新報。
沖縄の新聞です。
昨日の新聞を売っていました。
なんでも、那覇からの飛行機に新聞が積まれてくるので、まだ今日の新聞はないそうです。

東京と沖縄の賃金差が225円！
賃金格差が大きくなったと報じられています。

琉球新報‥130円。

※新聞の画像。
フォートラベル利用規約第７条該当の恐れにより削除。

さて、強制送還の費用は自腹です。

手配が直前だったので、この値段。
先日の離島航路旅で20万円散財してしまったので、今回は｢金に糸目はつけねぇ｣と言えません。

てな訳で‥

4トラでちまちまと投稿して頂いたポイントをJALマイルに変えてあったので、今回は6000マイルで特典航空券(南大東→那覇)に引き換えました。

4トラ様、ありがとうございます。

帰り(強制送還)は、荷物を預けました。

南大東→那覇はJAL系の琉球エアーコミューター。
那覇→東京はANAです。
この場合、那覇で荷物を受け取って一旦外に出て、ANAのチェックインをしてから、再度、保安検査を受けないとならないと思っていたのですが、南大東でANAの乗り継ぎの旨を伝えると、荷物はそのままANAに引き渡してくれるそうです。
これは楽ですね。

キョロちゃん、那覇まで宜しく頼みますよ。

※与那国島に行った時に乗ったこの航空機(DHC8-Q400CC機)を近くで見ると、森永チョコボールのキョロちゃんに似ていたので、筆者が勝手にキョロちゃんと呼んでいます。

③琉球コミューターRAC862便.沖縄那覇行
南大東.11:15→沖縄那覇.12:15

11:03
｢オーヤシクタン、これに乗れ。｣

へぃ。

機材は、DHC8-Q400CCです。

安全のしおり。
これは重要です。
よく読んでおきましょう。

出発です。
機体が滑走路に進入し‥

11:17
ブロロロロロロォー

滑走路を加速！
プロペラエンジンが唸る音が響いています。

プロペラ全開！
頑張れぇ～

離陸成功。
南大東→那覇.飛行距離414km/1時間5分の空旅が始まりました。

※飛行距離は国土交通省.国内定期航空路線統計資料記載距離です。

あぁ、島が離れていくよ。
今度はいつ来れるやら‥

11:19
南大東島よ。
あばよーい！(涙)。

※'あばよーい'は、さようならの意味で八丈島方言でもあります。

12:15
離陸から1時間‥
那覇空港へ南側からアプローチ降下中。

着陸しますよ。

ダン！

ブロロロロロロォー
ゴロゴロゴロロー！

着陸成功。
良かった。

12:25
降機しました。
ランプバスでターミナルビルへ移動します。

キョロちゃん、ありがとう。
さよなら。

12:38
前回は那覇で1泊すると言う猶予を頂きましたが、今回はそんな猶予は許される訳もなく、このまま乗り継いで、東京へ強制送還されます。

那覇→東京は、全日空様のお世話になります。
まずは、カウンターへ‥

東京→那覇の航空券代。
以前、JAL先得9800円で手配したことがあったけど、今回は直前手配なので高いね。
JALも同じ金額です。

今回は予算がありません。
サラ金に手を出す寸前でしたが‥

セコセコと貯めたANA9000マイルで特典航空券(那覇→東京)をゲットしました。

事前座席指定では、通路側しかとれませんでした。
カウンターで聞いてみると、窓側は非常口前でよろしければご案内できるとの事なので、変更して頂きました。

念のため荷物の事を聞いてみると、RACからANAにのせかえてくれるとの事でした。
ありがたいです。

会社から解雇通告を受けそうなので、筆者を東京へ移送中。

全日空 NH468便.東京羽田行。
現実の世界に戻る飛行機です。

那覇空港には、京急の券売機があります。

12:49
いつものように、那覇空港の券売機できっぷを買っておきましょう。

お腹すきましたね。

「大東寿司」
那覇空港の空弁と言ったらコレです。
那覇市内とまりんの近くにある、割烹喜作で製造されています。
人気商品で、売り切れ続出！
店を4軒回って、やっと見つけました。
残り3人前です。
セーフ！

大東まつり寿司もありますよ。

13:04
てな訳で、大東寿司を購入。
じゅーしーおにぎりも買いました。

大東寿司‥772円
じゅーしーおにぎり‥280円

南大東で獲れたサワラを特製タレに漬けこんで仕上げた逸品。
うまいよ。

ありゃ？
飛行機、遅れるみたいです。

私を東京へ移送する機材が到着しました。

｢オーヤシクタン、あれに乗れ。｣

へぃ。

④全日空NH468便.東京羽田行
定刻→沖縄那覇.14:20→東京羽田.16:50
遅延→沖縄那覇.14:35→東京羽田.16:57

14:09
搭乗開始の案内がありました。

搭乗順位は‥
1.事前改札サービス。
・車いすのご利用、2歳以下の小さなお子様をお連れのお客様など、お手伝いが必要なお客様。

2.ボーディンググループごとのご案内。
Group1
「ダイヤモンドサービス」メンバー。

Group2
「プラチナサービス」メンバー。
「スーパーフライヤーズ」会員。
「スター アライアンス・ゴールド」メンバー。
･上記ステイタスをお持ちのグループ番号順。
「プレミアムクラス」をご利用のお客様。

Group3・4
すべてのお客様。
※機種によって後方から前方、窓側から通路側の順番にご案内。

‥の順番に案内があるのですが、搭乗客が我や我やと押し寄せ、順番もへったくりもありません。
みんな、飛行機の搭乗の順番を知らないみたい‥

ちなみに私が、最下位のGroup3・4であることは言うまでもありません。

44A席。
私の席は、こちらの窓側です。

おぉ！
CA様とのお見合い席だ。
足下広いね。

窓は‥
なんとか、体を捻って見える程度です。
タダで乗せて頂いている身分なので、贅沢は言えませんね。

非常口座席のお客様へ‥
CA様に読んでおくように言われました。

どれどれ‥
1.乗務員が非常口を開けるまでの間、他のお客様を制止すること。
→パニックになっている乗客を制止するのは私の役目なのか‥

2.乗務員の指示に従い、機外が安全であることを確認して非常口を操作し開放すること。
→場合によっては、私がドアを開けなくてはならないのか。

他にもいろいろあるけど、こりゃ、重要な役目だ。
なんだか緊張してきた‥

機材は、B777-300です。

安全のしおり。
これは、重要です。
よく読んでおきましょう。

14:50
キィィィーン
離陸します。

ゴオォォォー

離陸成功！
パチパチパチ‥

那覇よ。
さらばじゃ。

那覇→東京は、飛行距離1687km/2時間25分です。

※飛行距離は国土交通省国内定期航空路線統計資料記載距離です。

ひと眠りして、目が覚めると‥

あっ！
あれは‥

我が国の明峰、富士山(3776m)です。

そして、眼下には伊豆大島。

房総半島上空です。
奥の陸地は三浦半島。
更に奥には富士山が見えます。

飛行機は着陸体制に入りました。
あぁ、楽しい旅が終わっちゃうよ～

16:57ダン！
ゴロロロォォー

着陸成功。
パチパチパチ‥
パニック客の制止や非常口を開ける役目がなくて良かった。

17:28
那覇から2時間15分。
15分遅れての出発でしたが、7分遅れで羽田空港に到着しました。

京急線に乗って‥

⑤京急:急行.新逗子行
羽田空港.17:39→京急鶴見.18:02

18:02
羽田空港から21分。
無事に鶴見に強制送還されました。

緊急リベンジ離島航路旅‥
総支出は、56.963円でした。

以上を持ちまして、｢緊急リベンジ離島航路旅｣を終了いたします。
拙い旅行記をご覧下さいまして、誠にありがとうございました。
次回は、「登山+鉄道+温泉.ごちゃまぜ旅」です。

- 完 -