2018/08/30 - 2018/08/30
35位(同エリア272件中)
オーヤシクタンさん
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第101部-485冊目 1/2
皆様、こんにちは。
オーヤシクタンでございます。
身内に不幸がありまして、葬儀の時、棺の上にぼろぼろになった日蓮宗のお経本があり、闘病生活に苦しむ中、故人は経本を毎日繰返し読経していた事を知りました。
日蓮宗と言ったら身延山が総本山ですが、その隣に修行の場として、七面山と言う山があります。
そこで七面山に登り、故人を偲んで修行することにしました。
本編は暑い中、七面山に登り山上の宿坊で勤行に参加します。
拙い旅行記ですが、ご覧頂けたら幸いです。
表紙写真‥ありがたいお言葉の看板。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
平成30年8月30日~31日 1泊2日
8月30日(木) 第1日目 晴れ
①東急:各停.渋谷行
菊名.6:03→渋谷.6:33
↓
②東京メトロ:志木行
渋谷.6:37→新宿3丁目.6:45
↓
③京王バス:高速1701便.身延行
新宿.6:45→飯富.10:40
↓
④身延タクシー
飯富.10:42→羽衣.11:02
↓
※徒歩(七面山登山)
羽衣登山口.11:15
:
2丁目 神力坊.11:23
:
5丁目.11:36
:
10丁目.11:55
:
13丁目 肝心坊.12:05
:
20丁目.12:28
:
23丁目 中適坊.12:37-12:48
:
25丁目.12:55
:
30丁目.13:15
:
36丁目 晴雲坊.13:36-13:50
:
40丁目.14:04
:
46丁目 和光門.14:29
:
50丁目 七面山敬慎院.14:38
★宿泊‥七面山:七面山敬慎院。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
東急電鉄‥250円
東京メトロ‥170円
松屋新宿南口店‥400円
京王バス‥5280円
身延タクシー‥5730円
七面山敬心院‥7000円
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- 高速・路線バス タクシー 私鉄 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
5:48
おはようございます。
只今から「七面山修行登山」に行って来ます。
まず、やって来たのは、東急東横線.菊名駅です。菊名駅 駅
-
東急線:菊名→渋谷.250円と東京メトロ:渋谷→&新宿3丁目.170円のきっぷを購入。
※菊名→渋谷→新宿3丁目:420円。東急東横線 乗り物
-
東急東横線に乗りましょう。
①東急:各停.渋谷行
菊名.6:03→渋谷.6:33
[乗]東急:5173 -
6:38
渋谷に到着。
左の電車(東急東横線)から右の電車(東京メトロ副都心線)に乗り換えます。
東京メトロだけど、横浜高速鉄道所属の車両だね。
②東京メトロ:各停.志木行
渋谷.6:37→新宿3丁目.6:45
[乗]横浜高速鉄道:Y503渋谷駅 駅
-
6:48
新宿3丁目に到着。
この駅は‥新宿三丁目駅 駅
-
バスタ新宿(新宿高速バスターミナル)に近いのです。
前は渋谷でJR山手線に乗り換えていたのですが、こちらの方が乗り換えが楽です。
これは、BTS様の旅行記で知りました。
ありがとうございます。 -
松屋.新宿南口店。
ここで朝食にしましょう。 -
6:58
朝食です。
ソーセージエッグ定食にしました。
目玉焼き
ソーセージ
生野菜
牛皿小鉢
焼き海苔
米飯
味噌汁
香物
これからの修行に備えてしっかり食べていきましょう。
ソーセージエッグ定食‥400円 -
7:18
新宿高速バスターミナル。
バスタ新宿にやって来ました。バスタ新宿 乗り物
-
バスタ新宿からは、たくさんの高速バスが発着しています。
私が乗るのは、KO1701便 7:45発.南アルプス市・身延行です。 -
京王の高速バス。
新宿を朝出発する中央高速バスの大半は、京王の高速バスが多いですね。
このバスです。
お世話になります。 -
乗りました。
南アルプス市役所・飯富・身延山 経由.身延行きです。
③京王バス:KO1701便.身延行
新宿.7:45→飯富.10:40
※オンラインクレジット決済往復‥5280円。 -
ハイデッカー車。
座席は4列シートです。
女性専用席もあります。
車両後部にトイレがあります。 -
これは重要です。
安全の為、シートベルトを着用しましょう。 -
車内でWIFIつながります。
-
7:47
定刻にバスタ新宿を発車しました。
飯富まで、約155km/2時間55分のバス旅です。
新宿よ。
さらばじゃ。 -
車内で寛ぐ筆者。
-
9:21
新宿から1時間36分。
中央道.釈迦堂PAで10分の休憩です。釈迦堂パーキングエリア 道の駅
-
国道52号線.富士川に沿ってバスは走ります。
-
次は、飯富です。
降りま~す。 -
10:39
新宿から2時間54分。
飯富で下車しました。 -
10:41
飯富(ふれあいセンター)から七面山登山口(角瀬)まで'はやかわ乗合バス'があるのですが、次のバスは11:55と1時間以上あります。
今夜泊まる宿坊には夕方5時までに着かなくてはならないので、身延タクシーに電話して飯富のふれあいセンターに迎えに来て頂きました。
④身延タクシー
飯富.10:42→羽衣.11:02 -
飯富から七面山登山口(羽衣)に向かいます。
距離は、13kmで所要時間.約20分。
運賃はメーターで、5370円でした。
普段、タクシーを使わない私にとっては大奮発です。
※飯富→羽衣:5370円。 -
春木川に沿って、大型バスでは通れない狭い山道を進んでいきます。
-
11:00
七面山.羽衣登山口に着きました。
山上の宿坊、敬慎院へ荷物を有料で運搬してくれると、タクシーの運転手様が教えてくれました。 -
物は試し‥
荷物を送ってもらいましょう。
ひとつ500円です。 -
登山の前に立ち寄ったのは‥
「白糸の滝とお萬の方像」です。
七面山はもともと女人禁制でしたが、徳川家康の側室であるお萬の方が、この白糸の滝にうたれて祈念をこらし、衆僧の阻止をふりきって登詣を果たし、女人にもその道を開きました。
それ以来、女人禁制がとかれたのと、七面大明神の威光や霊験がますます広く響くようになったので登詣者が増加し、この法勲を永くたたえるために銅像がたてられたそうです。羽衣白糸の滝 自然・景勝地
-
参拝案内図。
今回は七面山(1982m)に登ります。
今日は標高510mの羽衣登山口から、標高1710mにある敬慎院まで標高差1200m/約3時間30分の登山(参詣)です。 -
11:15
七面山に登るぞ。
エイエイオー!
山を制覇するのではなく、登らせてもらう気持ちで登りましょう。 -
登山口.鳥居の近くの石碑です。
「七面山開山 南無妙法蓮華経 日郎菩薩」とあります。
実は、日蓮聖人は身延山から望む七面山に登りたいと思いながらも、その願いは叶わずにご入滅(お亡くなりになること)されます。
日蓮聖人ご入滅から16年後、弟子の日朗上人が初めて七面山に登り、ご開山されたそうです。 -
山中の安全を祈って‥
南無妙法蓮華経~
祈る筆者。 -
熊注意!
ここにもいるのか‥ -
羽衣登山口から敬慎院まで表参道を歩きます。
七面山への登詣は、険しい山坂を越えて行くもので大変な苦行を伴いますが、その道程が修行の道であり、祈りの道なのです。
筆者の修行が始まりました。 -
11:23
登山口からすぐの場所に、2丁目「神力坊」があります。
本殿には日蓮聖人とお萬の方の木像が安置されています。
また七面山・七面山登山者の守護神でもある、伽藍坊大善神の木像が向かいの堂に祀られています。 -
参道にある'坊'には、登詣者の為の休憩所があります。
坊の方々に「暑いからお気をつけて‥」と、お声をかけて頂きました。
ありがたきお言葉‥
いってきます。 -
11:27
参道には石灯篭が建っていまして‥ -
それぞれの丁目が書いてあり、距離の目安になります。
ちなみに、50丁目(敬慎院)まであります。 -
修行に励む筆者。
-
11:36
羽衣から21分。
5丁目です。 -
11:53
羽衣から38分。
10丁目です。
参道には所々に雨風を凌げる場所があります。
ありがたいです。 -
ここで栄養補給。
ツナマヨおにぎり‥115円
エネルギーゼリー‥98円
冷水 -
羽衣から50分。
13丁目です。
ここは‥ -
12:05
13丁目「肝心坊」があります。
こちらは、今から236年前の天明2年(1782年)、日行法師が創立されたそうです。 -
道中には、このようなありがたい言葉が、看板に書かれ立っています。
-
ハァハァハァ‥
展望も何もない登り坂がひたすら続きます。
おまけに暑いです。
ヘロヘロになりかけた、その時‥
天から、ドンドンドン.南無妙法蓮華経~.ドンドンドン.南無妙法蓮華経~と唱える声が聞こえてくるではありませんか‥ -
南無妙法蓮華経。
南無妙法蓮華経~
筆者も手を合わせ、合掌しながら登ります。
すると、誰かが後ろから押してくれるような感じになり、楽になってきました。
えっ!ホントかよ?‥ -
12:28
羽衣から1時間13分。
20丁目です。 -
12:37
羽衣から1時間22分。
23丁目「中道坊」に着きました。
こちらは、今から295年前の享保8年(1723年)、連信法師が創立されたそうです。 -
ここで10分の休憩。
2回目の栄養補給をしましょう。
紀州南高梅おにぎり‥110円
北海道産昆布おにぎり‥110円
冷水 -
12:55
羽衣から1時間40分。
25丁目です。
ここで半分ですね。 -
表参道は樹林帯の中を歩くので景色がありませんが、一か所だけ眺めの良いところがありました。
-
ズームしてみましょう。
赤沢宿の集落が見えます。
身延山と七面山参拝者が古くから利用してきた宿場です。
平成5年7月14日に重要伝統的建造物群保存地区に選定され、今も古き町並みが残っています。 -
13:15
羽衣から2時間。
30丁目です。
暑くて汗びっしょり‥
ガンバレ.俺! -
13:36
羽衣から2時間21分。
36丁目「晴雲坊」です。
こちらは、今から214年前の文化元年(1804年)、善心日修法師によって創立されました。 -
日蓮宗の寺院の僧侶になられる為。身延山で修行されている道場生の方々です。
9月の卒業前に七面山での修行に励んでおられます。
天から聞こえる、ドンドンドン.南無妙法蓮華経~は、こちらの道場生の方々のお声だったのですね。 -
13:50
道場生の方々が出発された後です。
ドンドンドン.南無妙法蓮華経~
ドンドンドン.南無妙法蓮華経~
山中にお経が響いています。
道場生の方々は下からずっと、大きな声で南無妙法蓮華経を唱えながら七面山をお登りになられるのです。
かなりキツい修行ですね。
そろそろ、私も行きますか‥ -
14:05
羽衣から2時間50分。
40丁目です。
更に、つづら折れの道を登って行きますと‥ -
14:28
羽衣から3時間13分。
目の前に和光関と書かれた扁額のある門があらわれました。
46丁目「和光門」です。 -
和光門をくぐると山頂の入り口で、この参道の先が七面山本社のあるところです。
-
和光門をくぐって坂を登りつめると「鐘楼」があります。
鐘は延宝3年(1675年)の鋳造だそうです。
今から343年も前に、この重い鐘をどうやって持って来たのでしょう。
先人の方々のご苦労に感謝です。
本来なら左方向(49丁目)に行かなくてはならないのでずか、それを知らずに直進すると‥ -
14:36
羽衣から3時間21分。
「七面山敬慎院」に着きました。 -
はい、ここが最終の50丁目です。
お疲れ様でした。
パチパチパチ‥ -
50丁目「七面山敬慎院.本社」です。
身延山久遠寺に属し、法主に任命された「別当」が運営しています。
その中心となるのは、七面大明神をまつるこの七面山本社で、東向きに富士山に向かって建てられており、七面造りといわれる独特の様式なんだそうです。
静まりかえる一の池を背にしてたてられているこの本殿は、周囲を圧するような荘重な景観をみせていますね。 -
「敬慎院.参籠殿」です。
敬慎院の伽藍は七面山本社を中心に、池大神宮、願満社、参籠殿からなっており、登拝者の宿泊はこちらとなります。
七面山敬慎院.参籠修行(宿泊参拝)
要電話予約(電話0556-45-2551)
1泊2食付 1名6,500円(御開帳料含)
※小学生未満は無料です。 -
14:38
今夜はこちらに泊まります。
中に入る手前から「お疲れさまでございました」「お暑い中、ご苦労様でございました」と、気持ちの良い笑顔で手を合わせた大勢の世話人様や僧侶様の心温まるお出迎えを受けました。
ありがとうございます。
お世話になります。 -
敬慎院でのスケジュールです。
こちらのお世話になる場合、日蓮宗の信者と同じ扱いとなり、開扉の儀・朝/夕の勤行に参加することになります。 -
敬慎院には、参籠者の世話をして下さる世話人様がいらっしゃいまして、お部屋に案内して頂けました。
宿坊の廊下、ピカピカですごく綺麗です。
私の家とは大違いだ。 -
西一の間。
私がお世話になるお部屋です。
テレビとかはありません。
また、au携帯は圏外ですが、それで良いのです。
今日は一般の宿泊拝者が少ないので、私一人だけでした。
宿泊者の多い場合は、個室として使用できるように仕切られている襖は全て取り払われ、就寝時は七面山名物であるロール状に丸められた長い布団がびっしりと敷き詰められ、信者・登山者・老若男女問わず眠るのだそうです。 -
館内を見てみましょう。
洗面所です。
ひと昔前の学校の流しを思い出しますね。 -
トイレ。
簡易水洗の洋式です。
ウォッシュレットはありませんが、とても清潔に保たれております。 -
14:50
浴室です。
世話人様に「暑い中大変だったでしょう。どうぞお風呂にお入り下さい」と温かい言葉をかけて頂きました。
一番風呂です。
ありがたく頂戴致しましょう。
山中なので、石鹸・シャンプー等は使用できません。 -
いい湯で、さっぱりしました。
ビール!と言ってはいけません。
修行中の身です。
さて、敬慎院は標高1710mの高地にあるので、気温は22℃と心地よい気温です。
下界は30℃超なので、ここは別世界ですね。 -
15:22
本社前の階段を上ると‥ -
広場があります。
ここは、御来光を拝む遥拝所です。
霊峰富士をはじめ、眼下には身延山や鷹取山の姿を望むことができます。
では、眺めを見てみましょう。 -
ちょっと、雲が多いですね。
ズームすると‥ -
富士山が頭を出しているのが見えます。
-
49丁目「随身門」です。
七面山の山頂にある、右大臣・左大臣の御神像を安置した二間半の大きな門です。
大正10年に完成したそうです。
本来は、鐘楼からこちらに来なくてはいけなかったのですが、ショートカットして敬慎院に入ってしまいました。
申し訳ございません。 -
御来光遥拝所から随身門をくぐって石段を下ると、七面山敬慎院が真正面にあります。
-
「一の池」です。
本社正面右側に続く回廊をくぐりますと、大きな池があります。
その昔、日朗上人が登山してきてこの池のほとりに立ったところ、池に七面大明神が竜の姿で現れたと伝えられています。
一の池は七面山信仰にかかわる存在で、池そのものが信仰の対象となっています。 -
15:40
宿坊に戻り休憩。
姿勢を正して、お茶を頂く筆者。 -
ありがたい。
ありがたい。
手を合わせて昼寝をする筆者。 -
16:50
夕食です。
修行の場であるため、魚貝・肉類を食することはできません。
でも、お酒はあるんです。
精進煮物(高野豆腐/人参/牛蒡/昆布)
ひじき煮
米飯
味噌汁
刻み沢庵
清酒
メロン -
味噌汁はこのように桶に入って提供されます。
-
では、感謝をこめて‥
頂きます。 -
完食。
作ってくれた方に感謝です。 -
17:15
ごちそうさまでした。 -
17:40
先日、他界した身内の弔いをしようと、お札を立てると‥
南無妙法蓮華経.南無妙法蓮華経~と、読経が聞こえ始めました。
道場生の方々のお勤めが始まったようですが、こんなにタイミングが合うとは‥
旅立たれた故人が仕組んだのかもしれませんね。 -
再び、遥拝所へ‥
-
おっ!
雲がなくなってきましたね。
実は、宿坊に遥拝所からの眺めがわかるモニターがあるので、雲がなくなって来たのがわかったのです。 -
ズーム!
おぉ~
富士山がすぱらしい。 -
ありがたや~
ありがたや~
富士山を拝む筆者。 -
すばらしい眺めだ。
明日のご来光も頼みますよ。 -
青い空。
もう、秋の気配が漂っています。 -
18:30
本社で、御開帳の儀が始まりました。
私がいつも行う(単に眺めるだけ)のインチキ儀式とは異なります。
七面山大明神のお像が御開帳される神聖な儀式です。
この日の一般参籠者は、静岡からお越しになられた参籠100回以上の女性。
埼玉からお越しになられた女性と付き添いのお孫様(男子高校生)。
この方々は、日蓮宗の信者様です。
そして、私の計4名。
後ろに座ろうとしたら、七面山大明神の正面に座るように促されました。
そして、私共の後ろに5名ほどのご導師様達が御着席されます。
えっ!これは特等席ではないですか。
私のような者がこんなすばらしいポジションに座っていいのかと思っている中、ご導師達の読経が本堂に響き始め、像の置かれた扉が開かれました。
信者の方はご導師様達の唱える読経を一緒になって唱えていますが、私は「南無妙法蓮華経」を唱えるだけで精一杯でした。
御開帳の儀は約15分ほどで終了。
次の夕勤が始まるまで、一旦退席します。
※本社内の撮影は禁止されておりますので、ご了承願います。 -
19:00
夕勤の時間となり、本社に入ると‥
七面山大明神を正面にして、左右に道場生様が20名ずつお座りになられています。
これは‥と思い、後ろの目立たないところに座ろうとしたら、又しても、七面山大明神の正面(特等席)に座るように促されました。
ご導師様達の読経が本社に近づいてくると、道場生の方々がお題目を唱え始めました。
そして、私共の後ろに、ご導師様が着席。
先程は5名程だったご導師様が、今度は道場生に引率されているご導師様も加わった上に、明らかに高地位とわかる袈裟に身を纏ったご導師様もいらっしゃいます。
ご導師様、道場生様で総勢60人くらいでしょうか。
この方々に挟まれた特等席に私共一般参籠者4名が座っているのです。
正座しているのですが、これでは足を崩すことができません。
夕勤が始まりました。
速読と言われる猛烈な速度での読経が行われ、お題目と大太鼓の音が堂内いっぱいに響きわたります。
道場生様のお声がすごく大きいのです。
力強い読経が続き、我々参籠者もお題目を唱えます。
しかし、私が唱えられるのは「南無妙法蓮華経」だけ‥
私も力いっぱい声を出しているのですが、その声がまったくと言っていいほど聞こえません。
大音響に包まれ一心不乱に「南無妙法蓮華経」を唱えていると、頭の中が、真っ白にになり、足の痺れも忘れてしまいました。
こりゃ、すごいな。 -
19:45
夕勤の終わりに、静岡から来られた参籠100回以上の女性信者の方の功績に対する表彰?がありました。
そして、ご導師様が御退場なされ、夕勤は45分ほどで終了。
もう、外は真っ暗でした。 -
20:05
部屋に戻ると、布団が敷かれていました。
私の為に布団を敷いて頂けるなんて、大変ありがたいことです。
明日に備えて就寝しましょう。
明日も修行に励みますが、続きは次回です。
拙い旅行記をご覧下さいまして、誠にありがとうございました。
つづく。
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この旅行記へのコメント (5)
-
- BTSさん 2019/04/23 07:10:32
- 身も心も清められましたね
- オーヤシクタンさまへ
おはようございます。
月一の恒例登山は、いつもと違い、亡くなられた方の弔いも兼ねて身延・七面山へ登られたんですね。天国へ旅立たれた身内の方も、さぞ喜んでいらっしゃるかと思います。
東横線からバスタ新宿へは、乗換え無しの1本で行けるのは便利ですよね。新宿三丁目の改札口から地下通路を歩けば6~7分ほどでバスタ新宿に着きます。雨が降っていても濡れずに行けるのが良いですね。オジサンも4月上旬にバスタ新宿へ行きましたが、地下通路から地上へ上がったところに大きな喫煙所ができていました。愛煙家にとっては嬉しいです。
七面山.羽衣登山口では、有料で荷物を運搬してくれんですね。身軽で宿坊まで登山ができるのは有難いですね。赤沢宿の集落の眺めは絶景です。画像を見る限り登山道は標高が高そうですね。
3時間30分をかけ、宿坊へ着きましたね。合掌しながら昼寝するシーンは爆笑でした。
夕食は17時、消灯は21時、寝る前にはお腹が空いたことでしょう。修行の身とは言え、持参したお菓子類でお腹を満たしたことでしょう。味噌汁の桶には驚きました。
翌日は滝行でしょうか?(笑)続きを楽しみにしています。
BTS
- オーヤシクタンさん からの返信 2019/04/23 23:47:44
- RE: 身も心も清められましたね
- BTS様、こんばんは。
オーヤシクタンさまでございます。
8月の恒例登山は、高尾山で済ませたのですが、身内が他界したので急遽、故人の弔いを兼ねて七面山へ修行登山に行きました。
今回は高速バスです。
バスタ新宿からの高速バスは身延まで2時間で行けるのは便利ですね。
今まで、渋谷で山手線に乗り換えていたのですが、人ゴミが多い中を歩かなくてはならず、地下になった東横線渋谷駅はJRと離れてしまいました。
私個人的には、地上頭端式の東横線渋谷駅が好きだったので残念です。
ただ、新宿3丁目の乗り換えは便利ですね。
渋谷と新宿駅から比べると新宿3丁目は静かです。
帰りは直通の通勤特急で30分かからずに菊名に戻れました。
七面山.羽衣登山口に、敬慎院への物資を運ぶリフトがあるのです。
有料で荷物を運搬してくれることはタクシーのドライバー様が教えてくれました。
どうせなら人間も運んでくれればいいのですが、それでは修行になりませんね。
暑い中、3時間30分で敬慎院に着くことができました。
ご導師様や世話人の方にあたたかく迎えられ、何事にもありがたいと感じました。
夕食は17時と早いです。
お櫃にあったご飯と桶の味噌汁全てを完食したので、その後はお腹をすかずに済みました。
さて、翌朝は4時30分起床です。
修行はもう少し続きますので、飽きずにご覧頂けたら幸いです。
ありがとうござました。
オーヤシクタン。
-
- ねもさん 2019/04/22 17:45:23
- 本格的ですね
- オーヤシクタンさん
ふーん、次は七面山かと思っていたら、何と敬慎院に泊まられたのですね。さすが旅人!
私も2年半前(2016年11月)、お世話になりました。独特の雰囲気ですね。お酒OKはうれしい意外でしたが。宿泊者13人で、登山者と信者が半々でした。
そのときは2食付で5,000円強だったと思います。千円ちょっと値上げしたのですね、まあ6,500円でも十分安いですが。なお私のときは夕食にメロンはありませんでしたよ(笑)
高価なタクシーを奮発されたので、翌日は静岡市の梅ヶ島まで縦走されたと推測します。続きも楽しみです。
それにしても釜のご飯を間食するとは…… まあそのくらいじゃないと静岡までは歩けないかも(笑)
- オーヤシクタンさん からの返信 2019/04/22 18:26:37
- Re: 本格的ですね
- ねも様、こんにちは。
オーヤシクタンでございます。
身内が他界しまして、日蓮宗に信仰があったらしいので、七面山に弔いを兼ねて修行しようと、敬慎院に泊まりました。
平成30年4月に値上げをさせて頂いたそうです。
この日の一般登詣者は4名でしたが、身延山で修行をしている日蓮宗の道場生様が40名ほどおりまして、その方々に囲まれての勤行はすごく自分の為になりました。
暑い中を登ったので、お腹ペコペコでした。
残しては申し訳ないという気持ちもあり、釜のご飯を完食しました。
質素な食事でしたが、ありがたいですね。
さて、翌日は七面山頂に行き、予想を裏切って申し訳ないのですが、裏参道経由で下山しました。
修行のお陰で、身も心もすっきりしました。
さて、七面山の次は北アルプスです。
ご期待頂けたら幸いです。
ありがとうございました。
オーヤシクタン。
- オーヤシクタンさん からの返信 2019/04/22 18:32:16
- Re: 本格的ですね
- ねも様。
すいません。
七面山の次は、実父のお墓参りでした。
その次が北アルプスです。
申し訳ございません。
オーヤシクタン。
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