2018/11/01 - 2018/11/02
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オーヤシクタンさん
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第106部-506冊目 2/3
皆様、こんにちは。
オーヤシクタンでございます。
神出鬼没な事から「幻の貨客船」と呼ばれる船舶が伊豆諸島に就航しています。
この船に乗ってみたい!と思っていた時、下田伊豆諸島航路を運航する「神新汽船」のホームページを何気に見たら、その予備船が就航する事がわかり、急遽、取材にいくことになりました。
本編は、幻の貨客船‥伊豆諸島開発「ゆり丸」に乗り、伊豆諸島をクルーズする前編です。
表紙画像‥神新汽船ワンデークルーズの乗船券。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
平成30年11月1日~2日 1泊2日
11月2日(金) 第2日目-2 晴れ
①伊豆急:普通5625M.伊豆急下田行
片瀬白田.7:36→伊豆急下田.8:01
↓
②伊豆諸島開発:ゆり丸.伊豆諸島経由下田行
下田.9:30~利島/新島/式根島/神津島~下田.16:20
※神新汽船:フェリーあぜりあ代船。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
マックスバリュ下田銀座店‥738円
神新汽船‥5760円
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- 船 私鉄
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
7:27
おはようございます。
片瀬温泉「民宿浜っ子」に泊まりました。
お世話になりました。片瀬温泉 民宿 浜っ子 宿・ホテル
-
片瀬白田駅。
今日も南伊豆フリー乗車券を使います。
※南伊豆フリー乗車券(横浜市内発着)‥5850円片瀬白田駅 駅
-
7:34
伊豆急電車で伊豆急下田に向かいましょう。
①伊豆急:普通5625M.伊豆急下田行
片瀬白田.7:36→伊豆急下田.8:01
[乗]伊豆急行.8255伊豆急 伊豆急行線 乗り物
-
今日もいい天気。
海況も悪くありません。 -
片瀬白田~伊豆稲取は海に沿って走ります。
-
8:03
片瀬白田から25分。
伊豆急行の終点、伊豆急下田に到着です。伊豆急下田駅 駅
-
港に向かって歩きましょう。
-
八幡山「宝福寺」
日本初の米国総領事館ハリスに従えた幕末の元芸者さんの唐人お吉が眠り、勝海舟が山内容堂に坂本龍馬土佐脱藩の罪を赦免したお寺です。唐人お吉記念館 美術館・博物館
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「宮小路伏見稲荷」
小さなお稲荷様ですが、朱塗りの鳥居が7基?もある立派な神社です。 -
平野屋(欠乏所跡)
日米和親条約に基づいて下田が開港された後、入港してくる外国船の乗組員たちに薪・水・食料などの「欠乏品」を提供する拠点として使われたのが「欠乏所」。
欠乏品が売買されることで、事実上の貿易が始まりました。現在は小民家風のカフェになっています。平野屋 グルメ・レストラン
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マックスバリュで、船旅の食材を仕入れていきましょう。
-
「了仙寺」
ペリーと日本全権が日米和親条約付録下田条約を結んだ国指定跡です。了仙寺 寺・神社・教会
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「ペリーロード」
この道を黒船でやってきたペリー艦隊が、日米下田条約締結の為に、300人の部下を引き連れ了仙寺まで行進した約400メートルの道のりだそうです。
異国情緒あふれるレトロな雰囲気を醸し出す川沿い石畳の小道を歩いてみましょう。ペリーロード 名所・史跡
-
「ペリー艦来航陸記念碑」
米国のペリー艦隊はこの碑が建っている地に上陸し、嘉永7年(1854年)の条約締結によって下田港は即時開港となりました。
ペリー堤督の胸像は下田が開国のまちである証しとなっているそうです。ペリー上陸記念碑 名所・史跡
-
さぁ、これは何でしょう?
答えは「あぜりあ丸のスクリュープロペラ」です。
下田~伊豆諸島(利島/新島/式根島/神津島)を結ぶ神新汽船に昭和63年~平成26年の26年間就航していた先代の「あぜりあ丸」480tは、新造船「フェリーあぜりあ」495tの就航に伴い引退となった為、予備スクリュープロペラが神新汽船から下田市に寄贈されました。
下田市と伊豆諸島の経済交流を記念して、ここにモニュメントとして設置されたものです。 -
8:50
着きました。
やって来たのは、神新汽船下田営業所です。 -
乗船名簿を記入して乗船手続きをしましょう。
ワンデークルーズの2等運賃5760円を払います。
神新汽船ワンデークルージング‥5760円 -
航路図です。
下田.9:30
↓
利島.11:05/11:10
↓
新島.12:10/12:25
↓
式根島.12:45/13:00
↓
神津島.13:50/14:10
↓
下田.16:30
日.火.金曜日の航路。
7時間のクルーズです。
月.木.土曜日は逆航路。
水曜日は休航です。 -
本日の航海状況です。
各島の入港地は通常通り。
風向きや海況によっては入港地が変更になる事があります。
式根島と新島が条件付出航ですね。
条件付出航とは、海況が悪いので現地で接岸を可否を決定するものです。
場合によっては、島を目の前にして接岸できない場合もあります。
‥と、言う事は海が荒れているという事ですね。
これから乗る船はフィンスタビライザー(減揺装置)がついていない船です。
こりゃ、ある程度の覚悟が必要になりそうです。 -
さて、この航路‥
10月25日~11月6日の間、定期船「フェリーあぜりあ」はドッグ入りの為、代船として「ゆり丸」が就航しております。
‥と、ありますね。
はい、今回の目的は代船「ゆり丸」に乗ることなのです。 -
この船が下田航路に通常就航している神新汽船「フェリーあぜりあ」495tです。
船舶には、自動車の車検に相当する定期的な検査が船舶安全法によって義務づけられています。
よく「ドッグ入り」と呼ばれていますが、だいたい1週間くらいかかり、この間、定期船などは運休や変則ダイヤで凌ぐのですが、伊豆諸島のローカル航路には、就航している本船に替わって代船として就航する予備船があるのです。
その予備船が‥ -
ジャン!
こちらです。
伊豆諸島開発「ゆり丸」461t.平成10年2月竣工。
母島航路・青ヶ島航路を運航する伊豆諸島開発が予備船の重要性を知っていた事から、新造時から予備船として建造された稀な船で、一度だけ鹿児島県のトカラ航路へ先代の「フェリーとしま」の代船で運航したことがあるそうです。
その運用が神出鬼没な事から「幻の貨客船」と呼ばれております。
②伊豆諸島開発:ゆり丸.伊豆諸島経由下田行
下田.9:30~利島/新島/式根島/神津島~下田.16:20
※神新汽船:フェリーあぜりあ代船。 -
撮影しようと前へ‥
あちゃー
コンテナがあって、船の全容が撮影できませんね。 -
船体のまともな画像が撮影できなかったので、後日撮影した画像です。
予備船なので、普段は貨物船として活躍しているゆり丸‥
この船が旅客扱いするのは、母島航路の伊豆諸島開発「ははじま丸」、青ヶ島航路の伊豆諸島開発「あおがしま丸」そして、下田航路の神新汽船「フェリーあぜりあ」がドック入りしている期間、代船として運航される時だけです。
母島や青ヶ島はなかなか行ける所ではなく、残された選択肢は下田航路の神新汽船「フェリーあぜりあ」がドック入りしている期間と言うことになります。
実は昨年、この船に乗ろうと試みましたが、欠航続きで断念した経緯があります。
そして、ついに念願が叶うこの日を迎えました。 -
ゆり丸は各島の廃棄物も運びます。
そして、もうひとつの名が伊豆七島海運.ゆり丸。
産業廃棄物収集運搬船101419号。
伊豆七島海運は、東海汽船グループの貨物専業輸送を担う海運会社です。 -
乗るぜ、ゆり丸!
揺れるなよ。 -
では、乗船しましょう。
-
ゆり丸救命設置配備及び脱出経路図。
これは重要です。
よく見ておきましょう。 -
では、恒例の船内視察を始めます。
船室は2等和室のみとなっております。
大部屋雑魚寝の2等室‥
これぞ、船旅の基本です。 -
2等和室は大2室に小1室となっており、自由席です。
ちなみに食堂や売店、案内所はなく、自販機や給湯器、冷水器などもこの船にはありません。
貨物船に乗せて頂いているという気持ちで乗りましょう。 -
こちらは備品です。
角枕に毛布‥
フェリーあぜりあの毛布は100円と有料ですが、ゆり丸はタダです。
そして、G〇RO袋がセットされたアルミの洗面器‥
この船の揺れを物語っているようです。 -
船旅の救世主‥
G〇RO袋は船内各所に配備されております。 -
救命胴衣着用方法。
これも重要です。
よく読んで理解しておきましょう。 -
こちらは荷物棚です。
-
サロンコーナー?
後に荷物置き場と化します。 -
トイレ。
懐かしい朝顔型小便器に‥ -
個室はウォシュレットがついています。
-
トイレにはこのような注意書きが‥
通常は貨物船として活躍している船だから、おそらくタレ流しなんだろう。 -
操舵室下にも船客が入れる通路があり‥
-
トムソン式デリッククレーンがありますが、前方の眺めも楽しむことができます。
このような構造は、近年の新造船ではありません。 -
船内階段を昇ると‥
-
船尾にある外部デッキです。
-
外部デッキにはベンチがあります。
以上を持ちまして、恒例の船内視察を終了です。
早っ! -
ちなみに、神新汽船には船好きの間では有名な事務長様がいらっしゃるのですが、本日は伊豆諸島開発の船舶・船員様で運航されるのでお会いできないのが残念なところです。
ドック中は休みなのか伺ったら、船のペンキ塗りなど雑用をしているとの事です。
そろそろ出航時刻です。
出航の儀(単に眺めるだけ)に参列しましょう。 -
起立して儀式に挑む筆者。
-
タラップが外され‥
-
9:29
ホーサーがビットから外されました。
さぁ、いよいよですぞ。
※ホーサー‥係留用ロープ。
※ビット‥係留用鉄杭。 -
ゴゴゴゴォー
出航! -
船体が離岸し、下田を後にします。
下田~利島~新島~式根島~神津島~下田、133km/約7時間のクルーズ(単に乗っているだけ)が始まりました。 -
下田よ。
さらばじゃ。
‥と、言っても夕方には戻って来るけど。 -
揺れもなく穏やかな海況です。
この様子なら大丈夫‥
しかし、ゆり丸の航海がそう甘くない事を後で思い知らされることになります。 -
あっ!
あれは‥ -
ズームしてみましょう。
これから向かう利島が見えていますね。
下田~利島は、37km/1時間35分です。 -
9:45
出航から15分ほどで外海に出ました。
すると‥ -
ザババーン!
波が強くなってきました。 -
ドドォーン!
やっぱり来ましたよ~ -
ブァッシャーン!
ドドーン!
船体がジェットコースターのように揺れ、船首にぶち当たった波が砕け散ります。 -
ザバザバザバ‥
ドーン!
波を砕いて前進する、ゆり丸!
461tの小さな貨客船だけど、さすが小笠原にも行く勇ましい船だ。 -
ドドドドドォー!
うおぉ~
2mの波高でも、フィンスタビライザー(減揺装置)がない船なので、前後左右にとにかくよく揺れる揺れる‥
ゆり丸、舐めたらいけません。 -
Zzz‥
こんな時は寝るのが一番です。 -
10:49
ドドドドォー
ザバザバーン!
ひと眠りしました。
相変わらず動揺していますが、船酔いはしていません。
勝った! -
伊豆半島が遠くなりました。
かすかに見えます。 -
左舷には伊豆大島が見えます。
-
利島が近づいて来ました。
三角形の美しい島です。 -
下田から1時間40分。
利島港に入港します。
接岸の儀(単に眺めるだけ)に参列しましょう。 -
狭い港内で180度回頭します。
-
接岸体制に入り‥
-
ホーサーがビットにつながれました。
-
11:12
タラップが取り付けられて接岸完了。
パチパチパチ‥ -
利島の停泊時間はわずか5分。
急ピッチで荷役作業を行い‥ -
11:15
警視庁の巡査様も加わって、タラップが外されました。
続けて出港の儀(単に眺めるだけ)に参列します。 -
ゴゴゴゴォー
出航! -
利島よ。
さらばじゃ。 -
利島~新島、16km/1時間の航海です。
海の色が綺麗だ。 -
うおぉ~
今日は、利島・新島・式根島・神津島と寄港地全ての島が一望ですよ。
島影を航行している時は、波の影響を受けにくいのか‥
今までの船体動揺が比較的おさまりました。 -
角度を変えて見た利島‥
断崖絶壁の島である事がわかりますね。 -
利島にも行ってみたいな。
でも、この島、近くて遠い島なんです。 -
ゆり丸のファンネル。
伊豆諸島開発の就航船‥
ははじま丸(父島~母島)
あおがしま丸(八丈島~青ヶ島)と共通デザインです。 -
黄昏る筆者。
-
次の寄港地、新島が近づいて来ましたよ。
-
は~るばる来たぜ、新島~♪
下船できないけど‥ -
新島黒根港に入港しました。
条件付き出航でしたが、接岸させるようです。 -
うおぉ!
飛沫をあげながら接岸していきます。
巧みな操船ですね。 -
12:12
接岸完了。
パチパチパチ‥
しかし、条件付きだったのが原因か?
乗降する船客ゼロの為、タラップは架けられず‥ -
コロコロコロ‥
タラップは軽自動車に引っ張られて撤収です。
なんだか寂しそう。 -
船客ゼロでも、荷役扱いはあります。
トムソン式デリッククレーンに吊られたコンテナが降ろされていきます。 -
12:22
ホーサーがビットから外されました。 -
ゴゴゴゴォー
出航! -
新島よ。
さらばじゃ。 -
12:26
新島を出航すると、海面に大きく弧を描きます。
これがまた美しい。
さて、新島~式根島は8km/20分です。
いいところで恐縮ですが、後半に続きます。
拙い旅行記をご覧下さいまして、誠にありがとうございました。
つづく。
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この旅行記へのコメント (4)
-
- とのっちさん 2019/06/12 23:14:29
- 貴重な代走!
- オーヤシクタンさま
続けての書き込み失礼します。“幻の貨客船”ですか~気持ちが揺らぎます(笑)。
ドック入りを狙って代走(?)の船、乗るのは下田発着の「一筆書き」のような降りれない船旅…5千円オーバーでもこんな特殊なチケットは需要があるのでしょう。
オール2等でフィンスタビライザーなし、まさに予備役といったところでしょうか。その予備役こそ魅力があるのですね~その気持ちよ~くわかります。この船体で小笠原運用までこなすとは、さすが予備船です。その過酷さもだいたいオーヤシクタンさまの旅行記で知るのですが…補欠は誰が欠けても大丈夫なようにオールラウンダーが求められます。
伊豆大島からは島伝いで生活路線なのだなと感じます。警察の方までタラップを手伝われるとは、まさに島民総出、命をつなぐ離島航路ですね~最後の弧を描く写真、私も大好きです。
「勝った」の一言に貫禄を感じました。そのまま下田まで勝ち続けて下さい。
とのっち
- オーヤシクタンさん からの返信 2019/06/13 18:16:08
- Re: 貴重な代走!
- とのっち様、こんにちは。
オーヤシクタンでございます。
通常航路を持たずに、就航船がドッグ入りの時、助っ人として代航するはなから予備船として建造されたのが伊豆諸島開発と言う海運会社に所属する「ゆり丸」です。
船好きの間では、幻の貨客船”と呼ばれております。
1回だけトカラ列島の代航をした事があるそうですが、船内に飲食設備がまったくない為、1回限りとなったようです。
「潮の香りを浴びながら、ローカル航路での~んびり島巡り」が、神新汽船ワンデークルーズの売りなんですが、実態は460tの貨客フェリーに単に乗っているだけで、時化れば揺れますし、「フェリーあぜりあ」なら新しい船で自販機があるからまだしも、「ゆり丸」だと自販機すらありませんから、なにも持たずに乗ると7時間ひもじい思いをさせられる故に、フィンスタビライザーもついていないので揺れまくります。
下手したら船酔いに苦しめられるだけかもしれません。
私が乗った日、そのチケットを買ったのが3名ほどおりまして、私と同じく「ゆり丸」が目的の同業者様でした。
オール2等‥
船旅の基本である大部屋雑魚寝です。
そしてアルミの洗面器も健在。
豪華クルーズ船にはない、過酷さを味わうことが何故か魅力なのは、登山と共通したものがあります。
下田を出航し、荒波に揉まれながら利島-新島-式根島-神津島と島に物資を降ろしていきます。
警視庁管内(東京都)の伊豆諸島では、どの島でも警察官が港に来て警戒?にあたるのですが、タラップやホーサーを手伝っているのを見るとほのぼのします。
私が警視庁で巡査をやるなら、銀座とか渋谷のような場所より離島勤務を志望する事はまちがいないでしょう。
揺れましたが、船酔いしなかったのて「勝った」と思いました。
後編は、式根島・神津島へ寄港し、下田へ戻ります。
ほんと、船に乗っているだけです。
ご期待頂けたら幸いです。
ありがとうございました。
オーヤシクタン。
-
- BTSさん 2019/06/12 17:11:04
- 幻の貨客船「ゆり丸」
- オーヤシクタンさまへ
こんにちは~
下田港から出航する航路は以前乗られましたよね。
その航路の代船で今回は一周するのですね。
備品棚に置かれている洗面器付きのG〇RO袋は
この先、大きな揺れがあることを暗示していますね。
リアルすぎです。
下田港を出港すると、いきなり大きな波が…
フィンスタビライザーが付いていないので
前後・縦・左右にと大きな揺れがあることでしょう。
その中で横になられるオーヤシクタンさんは海の男を
感じます。
利島港では、派出所のお巡りさんもタラップの設置を
手伝うんですね。こんな光景を見ると治安が良く
穏やかな島なんだと思います。
天候に恵まれ、遠くから眺める各島のシルエットは
綺麗ですね。
次回は式根島ですね。続きを楽しみにしています。
BTS
- オーヤシクタンさん からの返信 2019/06/13 11:16:04
- RE: 幻の貨客船「ゆり丸」
- BTS様、こんにちは。
オーヤシクタンでございます。
この航路は、神新汽船「フェリーあぜりあ」が新造船として就航したばかりの時、乗りました。
フェリーあぜりあがドッグ入りすると休航が1週間ほど続くので、その代船として助っ人にくるのが「ゆり丸」なんです。
伊豆諸島開発と言う船会社が所有する船で、伊豆諸島に就航する貨物船や青ヶ島航路・母島航路の船舶がドッグ入りする時に運航される予備船として新造された稀な船です。
この「ゆり丸」に乗るには、母島航路・青ヶ島航路・下田航路の貨客船がドッグ入りする時を狙わなくてはならず、母島と青ヶ島はそうなかなか行けるものではないので、下田航路を狙う事になります。
昨年、この船に乗ることを計画しましたが、時化による欠航が続いて断念しているんです。
なんせ普段は貨物船ですから、船内設備は最低限です。
船の横揺れを軽減するフィンスタビライザーもついておらず、460tの小さな船で外洋に出るわけですから、2mほどの波でも揺れる、揺れる‥
下田〜利島の海域は揺れますね。
まぁ、写真の撮影意外にやる事はありませんので、そんな時は寝るのが一番です。
乗り物の中で体をのばして横になれるのは船ならではですね。
伊豆諸島(警視庁管轄)の諸島では、定期船の発着時に必ずお巡りさんが警戒?にあたります。
利島や式根島だと、ホーサーのつけ外しやタラップの脱着などのお手伝いをしていますね。
下田〜利島〜新島とコマを進め、次回は〜式根島〜神津島〜下田へと戻っていきます。
船に乗っているだけの旅行記ですが、お付き合い頂けたら幸いです。
ありがとうございました。
オーヤシクタン。
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旅行記グループ 第106部.伊豆諸島航路緊急船舶取材。
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