4トラ.Akr様参上！崎陽軒シウマイ弁当でお接待

平成31年4月30日
平成最後の日を迎えました。
皇居では、'退位礼正殿の儀'が行われています。
天皇陛下･皇后陛下、ありがとうございました。

※退位礼正殿の儀/天皇陛下と皇后陛下の画像。
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明日から天皇陛下になられる皇太子様と、皇后陛下になられる雅子様もご参列されております。

※退位礼正殿の儀/皇太子様と雅子様の画像。
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令和元年5月1日

翌日です。
皇居宮殿.松の間では、「剣璽等承継の儀(けんじとうしょうけいのぎ)」が新天皇陛下参列の元、行われております。
これは、歴代天皇から引き継がれている剣を次の天皇へと引き継ぐ行事なんだそうです。

新しい「令和」の時代を迎えました。
バンザーイ！

※剣璽等承継の儀/新天皇陛下の画像。
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12:25
令和元年5月5日。
世間は10連休の真っ最中です。
そんな時、4トラ.Akr様が、'崎陽軒のシウマイを買うだけの為'に、遠く仙台からやって来ると言う知らせを受けました。

これは、お接待しないと‥
てな訳で、これから、要人(Akr様)を出迎えに横浜に向かいます。

12:43
京浜東北線に乗り、横浜に着きました。

①京浜東北線:各停.大船行
鶴見.12:34→横浜.12:45
[乗]JR東日本:クハE232-1041

Akr様はJRで来ると思いきや‥
どういうわけか？
相模鉄道(相鉄線)で来られるとのこと。

相鉄横浜駅は頭端構造の駅なので、「線路端にあるわかりやすい2階改札口で待ち合わせしましょう」と、私が決めたにもかかわらず、ありゃりゃ！
1階の改札口に来てしまったよ。

集合場所を自分で決めておきながら、自分で間違えるアホな筆者。

12:48
相鉄2階改札口はどこだ？
横浜西口の駅ビル.ジョイナスの中を、さ迷っています。

横浜市民のクセに、横浜駅で迷うバカな筆者。

12:54
なんとか、Akr様と合流できました。

今回のお題目は「崎陽軒のシウマイ」です。
これを買うだけの為に、380kmも離れた仙台からお越しになられたAkr様をおもてなしするのが、私の指命なのです。
ここからは、横浜市民である私のコーディネートで動くのですが本当に大丈夫なのか？

さて、最初にご案内する、横浜東口に鎮座するこのビルは‥

バーン！
「崎陽軒 本店」です。
崎陽軒は明治41年に旧横浜駅(現在の桜木町駅)構内の売店として開業したのが始まりです。

仙台からわざわざ、'崎陽軒のシウマイを買うだけ'の為'に横浜にお越しになられたとなれば、崎陽軒本店はご覧頂かないと‥

実は、横浜市民の私も本店は初めてなのです。

崎陽軒本店には、中華料理店やイタリア料理店、シウマイBAR(バル)といった飲食店もあり、本来ならAkr様をこちらで御接待したかったのですが、10連休ともなると店内は混雑しています。
てな訳で、シウマイ販売所へご案内しました。

たくさんのシウマイが並んでいますね。
崎陽軒のシウマイは、昭和3年に誕生しました。
当時の横浜は、開港間もない街であったため、名物といわれるものがありませんでした。
関東大震災の後、初代社長の野並茂吉は、「横浜ならではの名物をつくろう」と考え、何か良いものはないかと、街中をくまなく探索。南京町（現在の中華街）で突き出しとして提供されていたシューマイに注目しました。
しかし、このシューマイは蒸しあがったばかりのものはおいしいものの、冷めると味が落ちてしまいます。
そこで、点心職人の'呉遇孫'をスカウトし研究を重ね、昭和3年、豚肉と干帆立貝柱を混ぜ合わせてつくられた、冷めてもおいしい「シウマイ」が完成。
揺れる車内でもこぼさぬよう、ひとくちサイズとしたのです。

‥と、知ったかぶりをする筆者ですが、単に崎陽軒公式ページの文章を引用しただけでございます。

ひょうちゃんです。

シウマイの箱に入ったしょう油入れの「ひょうちゃん」は笑った顔に、怒った顔、さまざまな表情を見せる隠れた横濱名物。
ぬいぐるみもあるんです。

崎陽軒本店で、シウマイ弁当を購入。
Akr様は横浜→仙台の乗車券をお持ちとのことで、そのまま改札口を入って頂き、私は横浜→鶴見170円のきっぷを購入し、東京近郊区間の大回り乗車をします。

さて、Akr様は、今日仙台から遙々お越しになられたにも関わらず日帰りで、今から2時間後の東北新幹線で仙台へご帰還されるとのこと。
～と、なると、コーディネーターの私としては、'予約した新幹線に乗れなかった'と言う、4トラのネタになるような事態は何があっても避けなくてはなりません。

てな訳で、13:16発の湘南新宿ライン快速.籠原行に乗ることにしました。

13:15
来ました！

今回乗るのは、赤羽42kmまでとなり、ホリデーグリーン料金50km以内570円の範囲内で収まるので‥

②快速2836Y.籠原行
横浜.13:16→赤羽.14:04
[乗]JR東日本.サロE233-3001

はい、570円課金して、サロ(グリーン車)に乗りましょう。

オーヤシクタン旅行取材規約第3条.グリーン車利用は乗車時間2時間以上の場合とする。
と、なっていますが‥
要人の接待。
複数による行動に支障をきたすおそれがある場合。
体調が芳しくない場合。
その他、審議によって必要と認めた場合。
‥は、特例として、特別予算がおりるのです。
今回は、この特例によりグリーン車の利用が認められました。

湘南新宿ラインのグリーン車は土日も混むので、席が空いているか心配でしたが、なんとか、1階席を陣取れました。

再会を祝して、記念撮影。
カシャ。

※画像提供‥4トラ.Akr様。

さて、シウマイ弁当が発売されたのは、昭和29年.横浜駅東口で運営していた崎陽軒食堂が全焼してしまったからなんだそうで、当時の販売価格は100円だったそうです。

そして、崎陽軒が横浜駅の構内で営業を始めたのが明治41年なんですが、当時、すでに東海道線にはいくつかの駅弁を販売する会社があって、そのひとつが鯵の押し寿司で有名な「大船軒」です。

今回は、崎陽軒'シウマイ弁当'と人気を二分する大船軒'鯵の押し寿司'をご用意させて頂きました。

崎陽軒.シウマイ弁当‥860円
大船軒.鯵の押し寿司‥980円

そして、ビールは'キリン'を強制で銘柄指定させて頂きました。

キリンなら仙台にも工場があるのですが、横浜はビール発祥の地であり、スプリングブルワリーがビール製造を始め、その事業をジャパンブルワリーとして受け継いだのが、現在の麒麟麦酒株式会社(KIRIN)なのです。
その発祥の地は、現在、麒麟公園となっています。

キリン一番搾り350ml‥242円
キリンのどごし生350ml‥141円

Akr様、横浜にようこそ。
では、再会を祝して乾杯！

シウマイ弁当御開帳です。
木箱の香りが香ばしいよ。

[シウマイ弁当]
俵型ご飯(小梅/黒胡麻)
シウマイ
鮪の照り焼
かまぼこ
鶏唐揚げ
玉子焼き
筍煮
あんず
切り昆布＆千切り生姜

そして、鯵の押し寿司。
中鯵の半身を伝統のあわせ酢でしめ、切り身にして押 寿しにした逸品です。

贅沢なお昼になりましたね。
では、頂きましょう。

14:05
横浜から48分。
あっと言う間に、赤羽に着いてしまいました。

次は、仙台では見られない電車をAkr様にご覧頂きます。

JR東日本との打ち合わせでは、そろそろ来るはずなのですが‥
あっ！来ましたよ。

ゴゴゴゴォー

来ました！
仙台からお越しになられたAkr様には、仙台では見られない国鉄型最後の'185系特急型電車'をご覧頂こうと、この時間に赤羽を回送列車が通過するようにJR東日本にお願いしました。←(そんな事できるわけないだろ。)
はい、たまたま来た電車です。
嘘ついて申し訳ございません。

京浜東北線のE233系一般型電車。

私にとっては、日常的に乗る珍しくない電車だが、Akr様にとって、この電車は新鮮に見えるはずだ。
東北地区では701系が主役だからね。

次は、特急3032M 草津32号.上野行です。

これも私の演出。
‥ではなく、偶然来た電車です。
ちなみに、この列車は土日運転の臨時列車でした。

14:17
我々が乗る列車が来ました。
ここはあえて、上野東京ラインに乗って頂きましょう。
その理由は‥

③普通3538E.熱海行
赤羽.14:18→上野.14:29
[乗]JR東日本.サハE233-1076

はい、尾久の車両基地の前を通るからなんです。

中央東線.特急あずさ&かいじ.として活躍していたE257系が留置されています。
なんでも、伊豆方面の'特急踊り子'用としている185系の後継車両となるようです。

ここは昔、上野発の夜行列車の車両基地になっていて、たくさんのブルートレインが並んでいたけど、今はご覧の通り‥
ブルートレインを牽引したEF65型電気機関車がポツンと留置されていました。

14:31
上野で下車しました。
さて、次のお題目は「上野駅で昭和に浸ろう」です。
かつて、上野駅は北の玄関口と数多くの長距離列車が発着し、賑わっていました。
仙台にお住まいのAkr様なら、その時代のことをよくご存じでしょう。

向かう先は、地平ホーム14番線です。

本当は、赤羽→上野の移動を上野駅地平ホームに入線する宇都宮線か高崎線の上野行.普通列車に御乗車して頂きたかったのですが、生憎この時間は地平ホームに入線する普通列車がなく、上野駅地平ホームはご覧の通り閑散としています。

えっ！
今はこんなに閑散としているの？

かつて、上野発仙台行の列車は、特急ひばり･ひたちや急行まつしま･ときわ･新星、常磐線経由の鈍行列車もありました。
また、上野発仙台を経由する列車としては、特急はつかり･みちのく･ふるさと・ゆうづる・はくつる・やまびこ・北星。
急行八甲田･十和田･もりおか等、数多くの列車があったのにと、落胆されておられるご様子です。

地平ホームに列車が1本も停まっていないのは、仙台からお越しになられたAkr様に申し訳ないので、JR東日本にお願いして、特急列車を停めておいて頂きましたよ。←(おいおい、さっき赤羽駅で見た特急草津32号が単に停まっているだけじゃないか。)

でも、上野起終点の在来線特急が激減した中で、こうして特急列車が見れたのはAkr様、運が良いですね。

列車乗車目標。
昔はこれが、ズラリと並んでいました。
この下で‥

列車を待つ帰省客を演じる筆者。
新聞紙とワンカップを用意すればよかったと後悔。

※画像提供‥4トラ.Akr様。

14:59
そろそろ、東京駅に向かわなくてはなりません。
かつては上野から東北地方に向かいましたが、今は東京からなんですね。
Akr様のご希望で、山手線に乗車し‥

④山手線.外回り
上野.15:00→東京.15:08
[乗]JR東日本.サハE233-1076

15:08
東京～東京～
東京駅に着きました。

さて、横浜から鶴見まで170円のきっぷを買って、横浜→赤羽→上野→東京と来て、東京駅でAkr様をお見送りし、鶴見に戻る大回り乗車をする目論見が、大回りでは新幹線ホームに入場できない事が判明しました。

てな訳で、横浜→東京の運賃に精算し、差額300円を支払いました。

大切なお客様に対して、改札前で、｢じゃ、ここで‥｣と言うわけにはいきません。
これから、見送りの儀に参列します。
心のこもったお見送りを演出する為に、入場券を特別予算で購入しました。

東京駅(新幹線ホーム)入場券‥140円。

新幹線ホームに入りました。

おぉ～
北陸新幹線のE7系だよ。
今日は、新幹線に乗らないけどテンション上がりますな。

あちらには、東海道新幹線のJR東海.N700系。

東北新幹線のJR東日本.E5系。
乗りたくなってきた。

入場券じゃ乗れないよ、はやぶさ！

東北新幹線:はやぶさ29号.仙台行
Akr様は、この列車で仙台にお帰りになられます。

えっ！グリーン車？

ジャーン！
秋田新幹線に運用されるE6系のグリーン車です。
東北新幹線ですが列車によっては、秋田新幹線の車両も東北新幹線はやぶさに運用されるとのこと。

Akr様のお席はこちらのようです。
新幹線のグリーン車なんてすごいねぇ。
私には高嶺の花だよ。

見送りの儀。
別れの時間は一刻一刻と近づいております。

Akr様、遠く仙台から、崎陽軒のシウマイを買うだけの為に我が神奈川県に来てくれて本当にありがとうございました。
短い時間でしたが、楽しい時間を過ごせた事に4トラ鉄道組合横浜支部を代表して、厚く御礼申し上げます。

又、いらして下さい。
本当にありがとうございました。

プルルルル‥
はやぶさ29号仙台行間もなく発車いたします。

私との別れに涙を流すAkr様。
ヤラセではありません！‥と思う。

私もつられて涙が‥
演出ではない！‥はず。(笑)

そして‥

※画像提供‥4トラ.Akr様。

お別れです。

プシュー
デロリロリロ‥
(ドアが閉まる音、こんな表現しかできなくて申し訳ございません)

15:43
ゴゴゴッ‥
動き始めました。

Akr様、さよならぁ～
また来て、チョンマゲー！

ダダダッドゥドゥドゥ‥

JR東日本の新幹線.E6系とE5系のモーター音と走行音が東京駅構内に響いている。

ダダンダダンダダンダダン
ダダダダダダダ‥

ダダンダダンタタッ
タタッ‥

あぁ、行ってしまった (涙)。
仙台まで1時間34分(速っ！)
Akr様の旅は続く。

Akr様の旅行記も併せてご覧頂けると幸いです。
　↓　↓　↓　↓　↓
Akr、シウマイを買いに横浜まで行く。【悲願の崎陽軒編：横浜からは、オーヤシクタンさまプロデュース、2時間半1本勝負コラボ旅】
https://4travel.jp/travelogue/11503692

Akr様を接待すると言う私の大役は終わり、在来線ホームへ‥

あっ、常磐線の特急ひたち(E657系)が来ましたよ。
令和元年年7月5日、JR東日本は現在不通となっている常磐線富岡駅から浪江駅間を2019年度末までに復旧し、常磐線全線の運転再開することに合わせてE657系を増備し、東京都区内と仙台駅間を常磐線経由で直通する特急列車を運行する計画であることが公表されました。
これは楽しみですね。

15:53
今日は、おとなしく真っ直ぐ帰りましょう。
京浜東北線に乗ります。

⑤京浜東北線:各停.大船行
東京.15:55→鶴見.16:25
[乗]JR東日本.クハE233-1076

16:24
鶴見に戻りました。

以上を持ちまして「4トラ.Akr様参上！崎陽軒シウマイ弁当でお接待」は終了です。
旅の総支出は、5,145円でした。

拙い旅行記をご覧下さいまして、誠にありがとうございました。
次作は「月例登山報告:日本最低峰/日和山」です。

- 完 -