第52回海外旅/JTB旅物語 デラックス桂林･陽朔 4日間・その2.中国高速鉄道乗車記(広州南→桂林西)

12:25(中国時間)
東京から4時間35分。
中国の広州に着きました。

今日初日は、丸一日をかけて、東京→広州→桂林へ移動するだけ。
本編では、広州→桂林へ移動します。

ここで、ツアー参加を証するバッジをつけます。

空港で、現地ガイド様とツアー参加者様と合流。
今回のツアー参加者は14名様です。

13:30
広州白雲空港から広州南駅へ、貸切バスで移動します。

①広州貸切バス
広州空港.13:30→広州南駅.14:58

バスの運転席をチラ見。
中国は左ハンドルです。

車内。
横4列のスタンダード車です。
席は自由とのなので、最後列を陣取りました。

アラタメマシテ、ミナサマコンニチハ‥

これから4日間、我々のお世話をして頂ける、現地ガイドの「黄」さんです。
4日間、宜しくお願いします。

広州白雲国際空港から広州南駅へは約64km離れています。
さすが、大陸。
道路が広いですね。

高速道路の料金所。
あっ、ETCレーンがありますね。

中国でもETCは各地で導入されつつありますが、料金の徴収方法が日本とは違い、後払い制ではなくデビットカードの様に'速通カード'と呼ばれるICカードに、予め人民元をチャージしておく方式なんだそうです。

広州市内。
渋滞しています。

んっ、あれは何だ？

近づいて来ましたよ。

これは目立つ建物ですね。
名称を「広州円ビル」と言い、外周の直径146.6メートル・内円直径47メートル・幅28.8メートル・33層あり、広東プラスチック取引所の本部なんだそうです。

あっ！
新幹線だ。

おぉ！
新幹線に似た車両が並んでいますよ。

15:30
空港から所々渋滞にはまって1時間28分。
広州南駅に着きました。

ここで、ガイド様から鉄道のチケットを頂きました。
ありがとうございます。

では、駅構内へ入りましょう。
パスポートを用意し‥

まず、チケットとパスポートチェックを受けます。

続いて、手荷物検査を受けて、ようやく駅構内に入ることができるのです。

すごく面倒くさいですね。

駅構内のコンビニ。
日本のコンビニと同じく、おにぎりがありますよ。

海苔巻きを買ってみました。
カニカマが入っていて、なかなか美味いですな。

衣夫山泉‥5元(80円)
蟹肉火腿手巻Q‥8元(128円)

時間があるので、駅構内を見てみましょう。
それにしても、人.人.人.人‥
さすが、中国。
人口も半端ありません。

あっ！
すき家があるよ。

メニューを見てみましょう。

牛丼が40元(640円)と、日本の倍近い値段ですが、茶碗蒸し/汁物/漬物がセットになった定食のようです。

うな牛が57元(912円)
カレーライスが40元(640円)
うな丼が52元(832円)
～と、言ったところでしょうか。

日本のすき家にはないラーメンもありますね。
ラーメンは各45元(720円)のようです。

薬局もありました。
こちらで‥

お茶3本10元で売っていたので購入。
甘いお茶でした。

金銀花甘露 3本‥10元(160円)

駅が広くて、とてもじゃないけど隅から隅まで見ることができません。
そろそろ戻らなくては‥

中国各地に向かう列車がたくさんありますね。

んっ？
我々が乗るD2840次、右に赤文字でなんか書いてあるぞ。
もしかして遅延か？

再集合すると‥
我々の乗る定刻17:11発の列車が30分遅れ17:41発になると、ガイド樣からお知らせがありました。
あの赤文字はやっぱり遅延だったのですね。

17:22
乗車改札が始まりました。

改札門が開くと人民が群がり押せや押せやの状態に…
しかし、この国ではこれが当たり前。
ひるんではいけません。
我々もガイド樣の後ろについて前進します。

コンコースからホームへ‥

うわぁ～
ホームも広いな。

高速鉄道の車両がズラリ‥

こっ、これは、JR東日本のE2系そっくりではないか。

それもそのはず‥
この車両は、中国国鉄(中華人民共和国鉄道部)が日本の川崎重工業車両カンパニーから購入した高速鉄道車両で、日本のE2系1000番台新幹線電車がベースになっているんだそうです。
中国高速鉄道では、CRH2型電車と言うそうです。

我々が乗るのは、この列車です。
九州新幹線800系のパクりに見えますが、800系は輸出されていないので、別物です。

②中国高速鉄道:D2840次.貴陽北行
広州南.17:41→桂林西.20:03

乗るぜ、中国高速鉄道！
広州南→桂林西.約510km/2時間30分の鉄旅です。

では、乗りましょう。

2等座車内。
日本で言う普通車で、2+3列の座席が並んでいます。

私の席は、こちらの通路側です。

今、我々が乗っているのは貴広旅客専用線(貴広高速鉄道)と言い、広東省広州から広西チワン族自治区桂林を経て、中国貴州省貴陽市まで850kmを結ぶ路線です。
中国国家鉄路集団有限公司.成都鉄路局が運営しています。

余談ですが、かつての中国国鉄(中華人民共和国交通運輸部)は、汚職や安全管理の面で数々の問題が露見し、2013年の全国人民代表大会で解体が決定され、中国国家鉄路集団有限公司として生まれ変わったそうです。

あっ！
あっちにも高速鉄道が走っていますね。

食堂車はないみたいですが、売店がありました。

売っているものは、こんな感じ。
あと、お弁当を売っていたみたいです。

カルスト地形で、できた奇峰が目に飛び込んできました。

石灰岩の岩山‥
桂林が近づいていますね。

20:03
広州南から2時間40分。
桂林西に着きました。

「桂林西駅」
桂林市の中心部から11.8㎞離れた桂林市霊川縣定江鎮に位置しているんだそう‥
～て、言われても何処だかわからないんだけど、今回はツアーなのでガイド様についていくだけ。
これは楽ですね。

20:10
これから4日間。
このバスのお世話になります。
宜しくお願いします。

③桂林貸切バス
桂林西駅20:10→夕食→ホテル.21:35

飲酒取り締まり中。
今、中国国内では飲酒検問を強化しているとのことです。

あちらは、飲酒でなく不正改造の取り締まりを受けているそうです。

20:35
夕食会場に到着しました。
案内されたのは｢小香兵(XIAOXIANGBIN)｣と言う中華料理店です。

※小香兵(XIAOXIANGBIN)20:35-21:20

喉が乾きましたね。
まずはビール！

'漓泉1998'と言う、桂林のビールが出てきました。
ビールは別料金で、ちょっと高いですが、頼んじゃいましょう。

漓泉1998ビール500ml‥30元(480円)

どんな料理が食べられるのか？
楽しみですね。

料理が出てきましたよ。
まずは、青菜の炒め物です。

青菜の炒め物

どんどん料理が運ばれてきます。
胡瓜と豚肉の炒め物。
さっぱり風味でうまそう‥

黄瓜炒肉片

中華と言ったら、これが定番。
いい匂いだ。

麻婆豆腐

これも定番だけど、各店味が違う。
これから毎日食べることになるよ。

炒飯

食事は、ツアー参加者で円卓を囲みます。
さぁ、美味しそうな料理が並びましたよ。

冬瓜スープ
いり卵とトマト煮
揚げ川魚の中華ソース
アヒルのロースト風
千切り牛肉と胡瓜の炒め物
黄瓜炒肉片
麻婆豆腐
青菜炒め
炒飯
中国漬物
スイカ

料理は大皿で提供されるので、自分の分を取り分けます。
初対面の方々と円卓を囲むのは緊張しますね。
しかし、参加者の皆様と母はツアー馴れしておられるので、テキパキと取り分けて、私の分も用意して頂けました。

50近くになっても、親を頼る筆者。

デザートはスイカでした。

スイカ

お腹が満たされました。
バスでホテルに向かいます。

21:35
「桂林民豊国際大酒店」
なかなか立派なホテルじゃないですか。
私の海外放浪ではまず泊まれない高級ホテルです。
これから3泊、お世話になります。

我々の城は218号室です。

あっ、ここですね。
入りましょう。

スタンダードツインルームです。
1台1台のベッドが大きいね。

トイレと洗面台。
ウォッシュレットはなく、水流が弱いので、紙はゴミ箱に捨てるタイプでした。

シャワー室。
バスタブはありません。
お湯はちゃんと出ました。

湯沸かしポット。
お茶セット。
ミネラルウォーター。

以前は冷蔵庫があったらしいのですが、「あまり冷えない」と苦情があって、スタンダードルームの冷蔵庫は撤去してしまったそうです。
考え方が中国だね。

んっ？
こっ、これは‥
コン〇ームですね。

毒ガスマスクも配備。
これで安心。

今日は丸一日移動で疲れましたね。
明日も一日動くので、もう寝ましょう。
続きは次回です。

拙い旅行記をご覧下さいまして、誠にありがとうございました。

つづく。