まるごと青森旅・その5.酸ヶ湯温泉で1泊だけのプチ湯治

14:30
八甲田山の登山を終えて、酸ヶ湯温泉に着きました。

国民保養地第1号である酸ヶ湯と言ったら混浴千人風呂で有名ですよね。
今夜は、コチラに泊まります。

館内のポスター。

おぉ～
酸ヶ湯と言ったら、この風呂が有名です。
これ、JRの北東北観光キャンペーンのポスターでした。

ミニねぶたを展示中。
青森に来たことを実感します。

酸ヶ湯温泉旅館は、旅館棟(1/7号館・イ棟)と湯治棟(2/3/5/6号館)に分かれておりまして、それぞれ、客室や食事の内容等が異なります。
私は言うまでもなく、一番安い湯治棟5/6号棟に泊まるんですが、それでも1名個室.1泊2食で1万円以上するんです。

[酸ヶ湯温泉旅館]
【湯治棟6畳】1泊2食湯治体験プラン‥10,260円。
★湯治棟和室6畳。
※入湯税別途150円
※じゃらんで予約しました。
※じゃらん限定ポイント1,000P使用で実質9,260円になりました。

館内は、建て増し.建て増しの造りになっています。
各棟の案内板にも歴史が感じられますね。

5号館です。
まるで、昭和の下宿のよう‥
タイムスリップしたみたいです。

古いですが、床がピカピカに磨かれていて、綺麗なんです。

この建物は昭和初期に建てられたそうです。
大声を出したり、ドカドカと歩くと館内に音や振動が響くので、注意書きがありました。

この箒‥
懐かしい。

えっと、511号室は‥
あっ、ここですね。

6畳のシンプルな和室です。

部屋には冷蔵庫・テレビ・扇風機があります。
標高900mの高地にあるので、冷房はありません。

客室からの眺めは、こんな感じ‥

洗面室。
5号館の客室には水回り設備はなく、洗面所・トイレは共用となります。
古い建物ですが、リフォームされたばかりで綺麗です。

トイレもピカピカ。

ウォッシュレットもあります。

湯治場なので、自炊室がありました。

長期滞在の方の為にコインランドリーもあります。
洗濯機・乾燥機各100円です。

今回の旅は9日間と長丁場なので、私も登山で汗まみれになった衣類を洗濯しました。

さぁ、温泉.温泉‥
まずは、"ヒバ千人風呂"に入ってみましょう。

なんでも混浴だそうですよ。
ドキドキ‥

はいっ、浴室内は撮影禁止となっております。
てな訳で、宿のパンフレットでご了承願います。

ヒバ千人風呂は、本来テニスコートほどの広い混浴風呂なんですが、マナーの悪い人がいる為、風呂の一部に仕切りが設けられたのと、女性専用エリアがあります。
そして、女性専用時間(午前８時～９時・午後８時～９時)も設けられました。

入浴方法と風呂の配置図。
160畳の広さを持つ浴室には、熱湯・冷の湯・四分六分の湯・湯滝など源泉が異なる4つの浴槽があります。

泉質は、酸性硫黄泉（含石膏、酸性硫化水素泉）（緊張低張性温泉）。
湯をなめてみると、とても酸っぱかったです。

"玉の湯"
こちらは、男女別浴室です。

言うまでもなく、源泉かけ流し‥
白濁した酸性の硫黄泉で、千人風呂と源泉が異なるそうです。

古い湯治場のイメージが強い酸ヶ湯温泉旅館ですが、1号館はリニューアルされ、
日帰り休憩所としても利用できる多目的空間「ねぶたロビー」と「御鷹々々サロン」がつくられたそうです。

右は、もみ処。
部位10分‥1,000円・全身60分‥6,000円だそうです。

左は、温泉療養相談室で、名の通り、温泉療養について相談にのってくれます。

もみ処の前にも、ちょっとした憩いのスペースがあります。

自販機がありました。

ビール.350ml 290円 / 500ml 370円
発砲酒.350ml 190円 / 500ml 260円
缶チューハイ.350ml 160円～ / 500ml 240円
ジュース類.150円～
～と、言ったところでしょうか。

いい湯でした。
湯上りに一杯‥

キリン氷結GF‥160円
山塩ようかん‥0円

眠くなってきました。
ZZZ‥

18:30
さぁ、夕食の時間ですよ。

飲み物リストです。
おつまみもありますよ。

生ビール.650円。
追加料理は、酸ヶ湯鍋1,500円～/せんべい汁1,200円～ などがありますね。

地酒・ワイン・ウィスキー・ソフトドリンク‥
青森の地酒600円～に十和田ワイン2,000円もあるね。

地酒が充実していますな。

青森地酒飲み比べセット1,000円。
純米吟醸 遊天500円。

私が利用している湯治棟5号館の食事は、旅館部と湯治棟3号館の食事と異なり、一番質素な内容なんだそうです。

紅鮭切り込み
海峡サーモン刺身
牛バラ焼鍋
鰻冊酢
鮪旨煮
生野菜サラダ

アサヒスーパードライ(中瓶)‥702円

米飯・なめこ汁・生野菜サラダは食べ放題！
たくさん、食べておきましょう。

米飯
なめこ汁
漬物
ほうじ茶
八甲田清水

22:30
眠くなってきました。
湯治部のお部屋の布団は自分で敷きます。

それでは、明日に備えて寝ましょう。
おやすみなさい。

5:57
おはようございます。
酸ヶ湯温泉の朝です。

6:08
朝の散歩に出ましょう。

外から見た、湯治棟5号館。
昭和初期の建物です。

鳥居の上に、八甲田の主峰'大岳'1,540mが見えるのですが、今日は見えません。

ユリの花。
立派に咲いてるね。

「まんじゅうふかし」
温泉饅頭を作るところ‥
ではなく、95℃の熱湯が流れる木箱形ベンチの上に座ってお尻を温めるところです。
お尻をまんじゅうに見立てた呼び名だそうで、婦人病・冷え性・腰痛などに効果があるそうです。

どれどれ、誰もいないから全身を温めてみましょう。

ありゃ。
まだ、お湯が入ってないみたいで、冷たいよ。
残念！

「金精堂」
旅の安全を祈願して‥
パンパン.礼。

天然キノコ。
これぞ、山の恵み。
もう、秋ですね。

「賽の河原」
火山活動に伴う水蒸気・硫化水素・亜硫酸ガスなどの噴出がみられ、火山の硫気を直接影響を受けて硫気荒原(裸地)となっています。

こんな感じでガスが噴出しています。
地球は生きている‥

「地獄沼」
約800年前の八甲田山火山活動末期の爆発によってできた火口湖です。
沼の中は、強酸性の90℃の熱湯が湧き出ており、魚は住めず、別名底なし沼と言われているそうです。

「三十三観音」
八甲田山のすべての生き物の安全を願うために、三十三の観音像が祀られています。

時間の都合で一体だけお参りしましょう。
摩訶般若波羅密多心経～

今日はいい天気‥

6:49
宿に戻りました。

朝風呂に入りましょう。
こちらは、男女別の'玉の湯'です。

いい湯だな。
アハハン♪

7:54
朝食です。
バイキング形式なので、たくさん食べておきましょう。

自家製ゆし豆腐
津軽漬
蜆佃煮
味噌惣菜
梅干
赤紫蘇
セロリ漬
塩らっきょ
赤豆煮
椎茸佃煮
牛肉とキノコの炒め物
筑前煮
温泉卵
ウインナーソーセージ
赤魚焼
シューマイ
スクランブルエッグ
ハム
味付け海苔
春雨と野菜の炒め物
生野菜サラダ
米飯お粥
味噌汁
納豆
青森りんごジュース
八甲田清水

8:50
チェックアウトしました。
酸ヶ湯温泉旅館では、青森駅への送迎バス(予約制)を運行しています。
行きは、八甲田登山があるのでJR東北バス(1,340円)で来ましたが、これに乗ると無料！になるので、予約しておきました。
では、乗りましょう。

①酸ヶ湯温泉無料送迎バス
酸ヶ湯温泉.8:50→青森駅.9:50

8:55
旅館の方々に見送られて出発。
ありがとうございました。
さよならぁ～

酸ヶ湯温泉よ。
さらばじゃ。

十和田ゴールドラインをバスは走ります。

八甲田ロープウェー駅で数名が下車。

萱野高原。
左に、昨日登頂した八甲田山(大岳)が見えます。

バスは山をぐんぐん下っていきます。

9:48
酸ヶ湯温泉から58分で青森駅前公園に着きました。

国民保養地第1号の酸ヶ湯温泉は、すばらしいお湯でした。
青森旅はまだまだ続きます。
続きは次回です。

拙い旅行記をご覧下さいまして、誠にありがとうございました。

つづく。