みちのく会津.登山&温泉旅・その4.塔のへつり早朝散歩&東武特急スペーシアで東京へ

5:33
皆様、おはようございます。
旅は、3日目最終日でございます。

さて、夜明けと同時に外に出ました。

これから、民宿から3.6km/49分ほど歩いて、塔のへつりまでウォーキングします。

※GoogleMapの画像。
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5:37
まずは大川(阿賀川)に架かる、江川橋と言う吊り橋を渡りましょう。

橋から下流(会津若松方向)を眺めます。

うわぁー
高いよ。
高所恐怖症の方は覗かない方が良いです。

こちらは上流(会津田島)の方向。
これから川の左側に沿って歩きます。

県道347号線を歩きます。
まだ舗装されたばかりで、綺麗な道です。

今日は予報通り、雨で路面が濡れています。

運が良いことに、今は雨は降っていません。
早朝ウォーキングに励む筆者。

5:51
カタン.コトン‥
会津鉄道の普通2302D.会津若松行が通過していきました。

チリン.チリン♪
人気のない道なので、熊がいつ出てもおかしくありません。
熊よけにベルを鳴らしながら歩きましょう。

蟹沢の水。
天然水が湧いています。

6:00
民家が現れましたよ。
下郷町の白鳥集落です。

6:12
さて、県道347号線をずっと進んでしまうと、塔のへつりに行くことができません。
そろそろ、曲がると思うのだが‥

ちなみに帰りは、塔のへつり6:40発の列車に乗らなくてはならないので、道を間違える時間のロスは許されません。

あっ、看板がありました。
前の画像の分岐を右です。

6:17
ややっ！
立派な橋が現れましたよ。
'塔のへつり橋'と言う橋みたいです。

橋から下流(会津若松方向)を眺めてみましょう。

会津鉄道第五大川橋梁が見えます。
この橋梁は、全長98m/昭和9年に完成しました。
構造は、単線上路ワーレントラス1連+上路プレートガーダー2連の形式であり、横河橋梁製作所(現横河ブリッジ)製です。

ここは鉄道撮影に最適なスポットですね。

続いては上流(会津田島)の方向を眺めましょう。

あっ！
あれは‥

ズームしてみましょう。
これから向かう、塔のへつりが見えていますね。

あまり時間がありません。
急ぎましょう。

塔のへつりへ、あと300m！
あと、少しです。

6:26
民宿赤ひげから53分‥
このロータリーで車道は終わりです。
ここが‥

目的地「塔のへつり」なんです。
着きましたー。

この案内板をズームすると‥

塔のへつりの各岩の名称が載っています。

ちなみに、'塔のへつり'とは？‥
福島県会津地方の南会津下郷町を流れる大川(阿賀川)が形成する渓谷で、大川羽鳥県立自然公園の一角にあります。
凝灰岩の岸壁が川によって侵食され、塔が並んで立っているような景色が作られており、'へつり' とは、会津地方の方言で川にせまった崖や急斜面のことを言うんです。

対岸を眺めると‥
屏風岩・烏帽子岩・護摩塔岩・九輪塔岩・櫓塔岩・獅子塔岩・鷲塔岩などなど、全長200mにわたって、大規模な奇岩が並んでいるのが見えます。
画像は一部です。

大川(阿賀川)に架かる吊り橋'藤見橋'です。
塔のへつりの景観に溶けこんでいますね。
対岸に渡ってみましょう。

橋上から、上流(会津田島)の方向を眺めます。

一帯は第三系凝灰岩・凝灰角礫岩・頁岩などが互い違いになっており、その軟岩部が長年の歳月による侵食と風化の作用によって形成された柱状の断崖を形成し、これらは、河食地形の特異例として、国の天然記念物に昭和18年、指定されました。

続いて、下流(湯野上温泉)の方向を眺めると‥

あっ！
奥の方に、さっき渡った '塔のへつり橋' が見えますね。

橋を渡って右側は、岩を巡るように通路が彫られており、散策をすることができます。
もっと先に行きたいのですが、今日はもう時間がありません。
ここから、眺めるだけにしておきます。

橋を渡って左側は、経年による劣化で立入禁止となっています。

6:30
列車の時間まで、あと10分です。
あまり見れなくて名残惜しいのですが、戻りましょう。

6:36
塔のへつりから徒歩6分。
会津鉄道.塔のへつり駅に着きました。

私が子供の頃、ここに駅がなく、国鉄会津線弥五島駅から2.2km/30分ほど歩いて'塔のへつり'に行きました。
その時、「ここに駅があればいいのにね」と言ったのですが、その念願が叶って、昭和63年4月27日、会津鉄道の駅として開業しました。

当駅は、塔のへつりへの最寄駅であるとして、平成14年に'東北の駅百選'に認定されています。

塔のへつり駅は、終日無人駅です。
駅舎内には、待合室とコインロッカー・トイレがありました。

あっ！
列車が来ましたよ。

6:40
グオォォー
ディーゼルエンジンの音を響かせながら入線します。
ここからでは、わからないのですが、堂々たる4両編成！
この時間だから、乗客はいないだろうと思いきや‥

①会津鉄道:普通2306D.会津若松行
塔のへつり.6:40→湯野上温泉.6:45
￥運賃 270円

なんと、高校生の皆様が通学でお乗りになられていました。
この辺りからだと、会津若松市内への通学でしょうか。
朝早くから、ご苦労様です。

6:48
塔のへつりから5分。
湯野上温泉に到着。
ここで、下車したのは私一人だけでした。

まだ観光客の姿はなく、駅舎内は静まり返っています。
17:00～8:30は駅業務と売店を担当する観光協会の職員が不在となる為、湯野上温泉駅は無人駅となります。

改札口脇に囲炉裏がありました。

いいなぁ～
我が家にも欲しい。

6:52
駅から宿まで、1kmほど歩きます。
駅近くにも温泉宿があり、右の建物は'藤の湯・えびす屋'です。
左側、この宿の駐車場からは‥

奇岩'夫婦岩'が見えました。
左側の岩が男性で高さ26m。
右側が女性で高さ23mです。
夫婦円満・縁結びにご利益があると言われています。

国道121号線に出ました。

あっ！
私が泊まっている '民宿赤ひげ'の女将さんがデカデカと出ていてビックリ！

会津バス'湯野上温泉駅前'のバス停がありますね。
どのくらいバスがあるのでしょうか？
時刻表を見てみると‥

ありゃりゃ。
たったこれだけですよ。

昔は会津田島-会津若松の路線バスがあったのですが、廃止になってしまったのようです。

民宿や旅館が並ぶ界隈：
駅から10分ほど歩いたところの、温泉街です。
湯野上温泉は、小さな旅館と民宿で成り立ち、巨大な宿泊施設はありません。
そこがまた、魅力的なんですね。

7:03
朝、渡った'江川橋'です。
さっきは、まだ暗かったので、再びやって来ました。

橋から下流(会津若松方向)を眺めます。

うわぁー
明るくなって高さが増しているように見えるよ。
紅葉が美しいですね。

こちらは上流(会津田島)の方向。
この川に沿って歩き、塔のへつりに行きました。

7:06
「温泉民宿 赤ひげ」
今宵の宿に戻りました。

↓温泉民宿赤ひげ
http://www13.plala.or.jp/akahige/

おかえりケロ。
玄関にはカエル様が鎮座しております。

朝風呂に入って、ウォーキングの汗を流しましょう。

7:35
いい湯でした。
朝食です。

①牛蒡
②納豆
③梅干
④瓜粕漬
⑤紫蘇味噌
⑥鯖塩焼き
⑦揚げ茄子
⑧目玉焼き
⑨米飯
⑩味噌汁
⑪たくわん

8:15
名残惜しいですが、チェックアウトしました。
旦那さんが駅まで送ってくれました。

楽しい時間を過ごせ、お世話になりました。
ありがとうございます。

②温泉民宿赤ひげ送迎
温泉民宿赤ひげ.8:20→湯野上温泉駅.8:25

8:27
さぁ、帰りましょう。
帰りは、会津+野岩+東武鉄道で浅草に向かいます。

￥運賃
会津鉄道(湯野上温泉→会津高原尾瀬口) 1,280円
野岩鉄道(会津高原尾瀬口→新藤原) 1,090円
東武鉄道(新藤原→浅草) 1,580円

8:33
列車が来ました。
快速AIZUマウントエクスプレスです。
野岩鉄道と東武鉄道に乗り入れるので、鬼怒川温泉まで乗り換えなしで行けます。
少し遅れていますね。

③会津:快速3153D AIZUマウントエクスプレス4号.東武日光行
湯野上温泉.8:31→鬼怒川温泉.10:08
[乗]会津鉄道:AT-601

会津鉄道AT-600形気動車は、全席転換クロスシートです。
これは快適ですね。

昭和9年に完成した、第四大川橋梁(全長108m)を渡ります。
単線上路ワーレントラス1連+上路プレートガーダー2連の形式であり、東京石川島造船所製の橋梁なんです。

第五大川橋梁を通過中。
朝、ウォーキングで渡った'塔のへつり橋'を眺めます。

第六大川橋梁を渡ります。
昭和9年に完成した、単線上路プレートガーダー4連の形式の橋梁です。
会津田島方面の列車は、大川(阿賀川)に架かる橋梁としては、最後の鉄道橋となります。

おっ！
晴れてきましたよ。

9:05
会津田島に到着。
JR東日本で廃車されたキハ40形を購入して改造したAT400形気動車が停まっていますね。
車体の1/3がハイデッカー、2/3が座敷室となっているそうです。

黄金色の絨毯みたい‥

9:39
栃木県に入ると、天気は一変！
大雨です。

10:08
湯野上温泉から1時間35分。
東武鉄道/鬼怒川温泉に到着。

会津鉄道から乗り入れた、AT-700形が停まっていました。

東武鉄道が誇る特急.スペーシア。
カッコいい。

④東武:特急 きぬ120号.浅草行
鬼怒川温泉.10:12→浅草.12:15
[乗]東武:105-3

スペーシアは、東京浅草と日光・鬼怒川方面を結ぶ東武鉄道の特急列車の愛称です。

ジャン！
奮発して、ネットで特急券を買っておいたのだ。
チケットレスです。

￥特急券 1,360円

私の席は4号車です。
では、乗りましょう。

4号車1D席
私の席はコチラ‥
座席は、フットレスト装着の回転式リクライニングシートです。
座席のシートピッチは1,100 mmと広く、JRのグリーン車並みとなっています。

車内を見てみましょう。

洗面室です。
洗面室は、1・4・6号車に設置されています。

トイレも、1・4・6号車に設置されています。

こちらは洋式。
ウォッシュレットはありませんね。

昔ながらの和式トイレもあります。

3号車.ビュッフェです。
お飲み物や軽食を購入することができる、ビュッフェです。
今や、ビッフェがある列車は少なくなりましたが、スペーシアには今も健在なんです。
生ビールもあるんですよ♪

↓ビュフェ・車内販売のご案内(東武商事)
http://www.tobushoji.co.jp/service/product-news/

ビッフェに隣接してある'サービスカウンター'です。
かつては、英会話のできるスペーシアアテンダントが乗務しており、主に外国人観光客向けにサービスを行っていましたたが、現在はアテンダントの乗務はなくなってしまいました。

自販機があります。

ソフトドリンクが130円と言ったところですね。
ビールはありません。

お弁当・お飲み物・グッズ等を販売。
ワゴンによる車内販売も健在です。

※一部の列車では、ビッフェ・車内販売を休止しているそうです。

東武100系電車は東武鉄道の特急形として、平成2年6月1日に営業運転を開始した日光線特急用車両です。
"スペーシア (SPACIA) "の愛称で、この車両は平成3年から活躍しています。
1991年に受賞した'鉄道友の会ブルーリボン賞'のプレートが輝かしいですね。

6号車。
スペーシアには個室があるんです。
ちょと、覗いてみましょう。

個室の内部。
内装は銀座東武ホテルのデザインを手掛けたこともあるロバート・マーチャントによってデザインされています。

これは、まさに走る応接間ですね。
さすが、東武の看板列車だけの事はあります。
豪華です。

自席に戻り、寛ぐ筆者。

10:37
下今市に停車。
SL大樹用の転車台と機関庫が見えます。
転車台は、JR西日本山陰本線の長門市駅にあったものを譲渡して頂いたそうです。

12:00
荒川を渡り。東京都に入ります。
遠くに、東京スカイツリーが見えますね。

スカイツリーの真下に来ました。
大き過ぎて撮影が大変！

隅田川を渡ると‥

12:18
終点.浅草です。

鬼怒川温泉から2時間3分。
快適な鉄旅でした。

浅草から見た東京スカイツリー。
右の金色に輝く建物は、アサヒビール本社ビル。
その隣のウ○チみたいな物体は、ビールの泡がジョッキからポトッと落ちた所とか、アサヒビールの社員の情熱とか‥色々な説があります。

12:31
浅草から都営地下鉄の京急線直通快特に乗って‥

⑤都営:快特.三崎口行
浅草.12:44→京急蒲田.13:14
[乗]京急:1057

￥運賃
都営地下鉄(浅草→泉岳寺) 280円
京浜急行(泉岳寺→京急鶴見) 290円

13:15
浅草から30分。
京急蒲田で下車。
急行電車に乗り換えて‥

⑥京急: 急行.新逗子行
京急蒲田.13:16→京急鶴見.13:23
[乗]京急:1185

13:24
京急蒲田から7分。
京急鶴見に着きました。

以上をもちまして「みちのく会津.登山&温泉旅」は、終了です。
旅の支出は、35,010円でした。

拙い旅行記をご覧下さいまして、誠にありがとうございました。
次回から「月例登山報告2 /八ヶ岳縦走2019」です。

- 完 -