カニを求めて西日本鉄船食旅・その3.名門大洋フェリー【フェリーきたきゅうしゅうⅡ】乗船記(大阪～新門司)前編

18:15
皆様、こんばんは。
大阪南港フェリーターミナルに着きました。

今夜はフェリー船中泊です。
名門大洋フェリーで、大阪南港から北九州新門司港へ458km/12時間40分の船旅を楽しみます。

乗船手続きをしましょう。
これが、乗船券です。

名門大洋フェリー(大阪～新門司)
☆ツーリスト(2等洋室)‥ネット割 6,500円
※名門大洋フェリー公式HPから予約しました。
→https://www.cityline.co.jp/

んっ？
これは、フェリーむすめか？
萌え～

ちょっと突っ込むと「四国・九州・沖縄へは、船の旅」とあるけど、大阪-沖縄航路は旅客扱いをやめちゃったんだな。

フェリーターミナル2階です。
売店と待合室があります。

トイレがリフォームされて、綺麗になっていました。

外は暗いので、ここで恒例儀式を‥
乗るぜ、フェリーきたきゅうしゅうⅡ！

名門大洋フェリー大阪-新門司航路2便は「フェリーきたきゅうしゅうⅡ」「フェリーおおさかⅡ」の2隻が就航しています。

本日の下り2便.就航船は「フェリーきたきゅうしゅうⅡ」です。
本船は、平成27年11月に就航した、名門大洋フェリー最大級の新しいフェリーなのですよ。

= フェリーきたきゅうしゅうⅡ =.
総トン数‥14,920t
全長‥183 m
型幅‥27 m
船種‥フェリー
船籍‥日本 大阪府大阪
所有者‥名門大洋フェリー(株)・鉄道建設・運輸施設整備支援機構
運用者‥名門大洋フェリー(株)
建造所‥三菱重工業下関造船所
就航‥平成27年11月29日

隣のバースには、オレンジフェリー(四国開発フェリー)の大阪-東予航路に就航する、おれんじおおさか(14,759t)が停泊待機しています。

18:36
では、乗船しましょう。

名門大洋フェリーオリジナルキャラクター
船長帽をかぶった男の子カモメが、フェリーニ。
セラー帽をかぶった女の子カモメが、ノリーナです。

キャラクターネーミングは一般公募を行い、752点の応募がありました。
選考理由について名門大洋フェリーは、「フェリーに乗り～な」という語呂、語感の良さと独創性が社内で支持を得たためとしているそうです。

案内所で個室のキーを受け取る富裕層の上級船客の方々を横目に、今夜の城へ向かいます。

G12号室は‥
あっ、ここですね。
入りましょう。

「ツーリスト/2等洋室」
2段ベッド相部屋のフェリーきたきゅうしゅうⅡ.下から2番目の船室です。

私の城はコチラ‥
一番手前、ドアに近い下段寝台を指定しました。

★ツーリスト/2等洋室(新門司ｰ大阪)‥大人7,360円～
※インターネット20%割引で、6,500円になりました。

中はこんな感じ‥
移動しながら、ゆっくり寝れるのはうれしいですね。

[ 客室設備 ]
階段式2段ベッド
ベッドサイズ‥2,000㎜×800㎜
小型網棚・寝台灯・コンセント・キルトケット・
枕・シーツ・スリッパ・

カーテンを閉めると、プライベートな空間となります。

上段は梯子でなく、階段で上がれるようになっています。
近年のフェリーの寝台は、このタイプの寝台が主流になりつつありますが、名門大洋フェリーがフェリー業界で初めて階段式寝台を採用したのです。

ツーリスト/2等洋室には、女性専用のレディースルームがあります。
但し、日によっては設定のない日もあるそうです。

「救命胴衣着用方法」
これは重要です。
よく読んで理解しておきましょう。

「フェリーきたきたきゅうしゅうⅡ船内案内図」
それでは、恒例の船内視察を始めましょう。
フェリーふくおかⅡの船客区画は、6～8Fの3層となっております。

6Fから見ていきましょう。

「エントランスホール」
乗船すると、広いエントランスホールが船客を迎えます。

白を基調とした明るい船内。
ベンチタイプの椅子で寛げます。

「船内モニター」
船舶の現在地を見ることができます。

WIFIは無料です。
パブリックスペースでつながります。
海域によってはつながりが悪くなります。

船旅の演出品。
船長の制服があり、記念撮影やコスプレがお楽しみ頂け‥

隣で記念撮影ができます。
こりゃ、インスタ映えしますね。

記念スタンプもありますよ。
押していきましょう。

「案内所」
案内所では、船内のご案内と、個室利用上級船客様へのカギを受け渡しを行っております。

「売店」
名門大洋フェリーオリジナルグッズ、関西・九州土産や日用品の販売を行っています。

おっ！
船旅の友.カップ麺がたくさんあるよ。
あと、菓子パン・お茶漬け・味噌汁もあって、品揃えが豊富だね。

「自販機コーナー」
アルコール&ドリンク類・カップ麺・アイス・ニチレイ軽食などがあります。
ビール（350ml）：240円～
ビール（500ml）：320円～
発泡酒（350ml）：190円～
発泡酒（500ml）：250円～
ワンカップ白鹿：380円
缶ジュース（350ml）：130円
ペットボトル（500ml）：160円
ハンバーガー/チキン&ポテト/からあげチキン/台湾飯：460円
カップ麺：290円 ～と、言ったところですね。

「給湯器コーナー」
カップ麺の調理にかかせないアイテムですね。
熱湯と冷水があり、紙コップも用意されています。

「船舶衛星公衆電話」
瀬戸内海上では、携帯が一部つながりにくい海域があるので、公衆電話が置かれております。
初掛け(34秒)100円・追加(60秒)100円だそうです。

「携帯電話充電器」
右側には、携帯電話用の「有料充電器」が置かれていました。
携帯電話充電器(iPhone/スマートフォン対応)‥30分 100円です。

「ゲームコーナー」
あっ！
定番のスロットとUFOキャッチャーがありますね。

「救護室」
医師は乗っていません。
緊急時用の部屋です。

「パウダールーム」
女性のお客様に安心してご利用頂けます。
また、授乳室もあります。

「ドライバールーム」
我が国の物流を支えるトラックドライバー様の為の区画です。
一般船客は入れません。

「ツーリストS/ドライバー室」
トラック運転手様にゆっくり休息して頂けるよう、個室になっております。
なお、繁忙期と一部多客期は、ツーリストSとして一般向け販売があります。

★ツーリストS/ドライバー室(大阪-新門司)‥大人9,480円～
シングル洋室:定員1名

[船室設備]
洋室広さ‥4.0㎡
ベッドサイズ‥2,000㎜×800㎜
テレビ・コンセント・スリッパ

※ドライバールーム個室の画像。
フォートラベル利用規約第７条該当の恐れで削除。

「洗面室」
ドライヤー完備。
アメニティはありません。

「トイレ」
ウォッシュレット付で綺麗に清掃されております。

船体動揺がない瀬戸内海航路を航行するので、船旅の救世主G〇RO袋はありません。

「多目的トイレ」
身体の不自由なお客様にも安心してご利用頂けます。

体の不自由なお客様の為にシャワー室もあります。

「展望浴室」
大海原を眺めながら、広い湯船で ゆったりできます。
これぞ、船旅の醍醐味。

利用可能時間
18：30～24：00
6：30～入港10分前まで

「エコノミー/2等室」
船旅の基本とも言える大部屋の和室。
仕切り板を設置し、各床にコンセントが設置されました。
各床指定制です。

★エコノミー/2等室(大阪-新門司)‥大人6,480円～

[ 客室設備 ]
マットサイズ‥1,800㎜×700㎜
荷物棚・キルトケット・枕・コンセント

※2023年11月筆者撮影。

「キッズルーム」
小さなお子様がのびのびと遊べます。
長い船旅も退屈しません。

「コインロッカー」
大部屋でも、ここに荷物や貴重品を預けておけば安心ですね。

コインロッカー
小 100円（縦39㎝×横35㎝×奥行45㎝）
中 200円（縦53㎝×横35㎝×奥行45㎝）
大 300円（縦80㎝×横35㎝×奥行51㎝）

セーフティボックス
無料（暗証番号式）

「6F TVラウンジ」
大型テレビを見ながら寛げるスペースです。
船室にテレビがない下級船客の私には、ありがたい設備です。

「ミーティングルーム」
団体のお客様の為の設備です。
一般船客は利用できません。

「展望レストラン」
フェリーきたきゅうしゅうⅡのメインダイニング。
夕食は夜景を、朝食は瀬戸内海を眺めながらお食事をお楽しみ頂けます。

「プロムナード」
瀬戸内海を眺めながら、持参したお弁当などを飲食できるスペースです。

「乗用車両甲板」
バリアフリー化の為、乗用車の車両甲板は6Fに設置されました。

それでは、7Fにあがってみましょう。

階段は解放感ある吹き抜けになっております。
7Fにあがりました。

「7F TVラウンジ」
7FにもTVラウンジがあって寛げます。

「展望ラウンジ」
ダウンライトで薄暗く照らされ、のんびり静かに夜景観賞ができるようになっております。

「シャワー室」
シャワー室は、浴室が閉まっている時間もご利用頂けます。

「ファーストS/1等洋室」
ひとり旅に最適。
手軽に利用できるシンプルなシングルルームです。

★ファーストS/1等洋室(大阪-新門司)‥大人10,910円～
シングル洋室:定員1名

[船室設備]
洋室広さ‥5.0㎡
ベッドサイズ‥2,000㎜×800㎜
洗面台・テレビ・コンセント・
浴衣・フェイスタオル(小)・
歯ブラシセット・スリッパ・ドライヤー・
ポット茶器セット・

※2023年11月筆者撮影。

「ファーストJ/1等和室」
純和風でゆっくりと くつろげる畳のお部屋です。

★ファーストJ/1等和室(大阪-新門司)‥大人13,270円～
和室:定員4名

※ファーストJ/1等和室の画像。
フォートラベル利用規約第７条該当の恐れで削除。

[船室設備]
洋室広さ‥16.0㎡
洗面台・テレビ・コンセント・
浴衣・フェイスタオル(小)・
歯ブラシセット・スリッパ・ドライヤー・
ポット茶器セット・

「ファーストB/1等和洋室」
靴をぬいで入るお部屋です。
2名様まではベッドで、3名様は畳に1名様の布団を敷いてご利用いただけます。

★ファーストB/1等和洋室(大阪-新門司)‥大人13,270円～
和室:定員2～3名

[船室設備]
洋室広さ‥12.0㎡
ベッドサイズ‥2,000㎜×800㎜/プルマンベッド1,900㎜×750㎜
トイレ・洗面台・テレビ・コンセント・
浴衣・フェイスタオル(小)・
歯ブラシセット・スリッパ・ドライヤー・
ポット茶器セット・

2023年11月筆者撮影。

ファーストA/1等洋室(トイレ付)
トイレを完備した洋室タイプのファーストA。
2段式プルマンベッドを使用して、3名様でもご利用いただけます。

★ファーストA/1等洋室(大阪-新門司)‥大人13,270円～
和室:定員2～3名

[船室設備]
洋室広さ‥16.0㎡
ベッドサイズ‥2,000㎜×800㎜
洗面台・テレビ・コンセント・
浴衣・フェイスタオル(小)・
歯ブラシセット・スリッパ・ドライヤー・
ポット茶器セット・

2023年11月筆者撮影。

「エレベーター」
それでは、8Fに行ってみましょう。

船客が立ち入りできる最上階の8Fです。

「喫煙室」
船内は、個室を含めて禁煙です。
喫煙は、各階各所にある喫煙室でお願いします

さて、8Fは、スイート(特別室)とデラックス(特等室)専用の上級フロアとなっています。

私のような下級船客は入れませんので、いつものように公式サイトの画像で見てみましょう。

※公式サイトの画像は、フォートラベル利用規約第７条に該当するので削除済。

「デラックス/特等室」
ゆとりあるのハイグレードな空間は、船旅の気分を盛り上げてくれます。

★デラックス/特等室(大阪-新門司)‥大人18,820円～
ツイン洋室:定員2名

[船室設備]
客室広さ‥20㎡
ベッドサイズ‥2,000㎜×1,000㎜
バス・トイレ・洗面台
テレビ・冷蔵庫・コンセント
浴衣・茶羽織・バスタオル・
フェイスタオル・歯ブラシセット・
スリッパ・ドライヤー・
ポット＆茶器セット・カップコーヒー
アメニティセット
(髭剃り/ヘアーブラシ/巾着袋/シャワーキャップ/綿棒/入浴剤)

「スイート/特別室」(洋室)
フェリーきたきゅうしゅうⅡに1室しかない、最上級船室です。
エグゼクティブホテルのような豪華な雰囲気は、ハイクラスな船旅を満喫でき、ソファーベッドを使用すると、3名様までご利用いただけます。

★スイート/特別室(大阪-新門司)‥大人18,820円～
特別室使用料(ルームチャージ)+5,000円別途必要。
ツイン洋室:定員2～3名×2室

[客室設備]
広さ‥26㎡
定員‥2～3名
ベッドサイズ‥2,000㎜×1,200㎜
ソファーベッド‥1,840㎜×1,040㎜
バス・トイレ・洗面台
テレビ・冷蔵庫・ズボンプレッサー・
コンセント・浴衣・茶羽織・バスローブ・
バスタオル・フェイスタオル・
歯ブラシセット・スリッパ・ドライヤー・
ポット＆茶器セット・
カップコーヒー・ミネラルウォーター500ml×2本
アメニティセット
(髭剃り/ヘアーブラシ/巾着袋/シャワーキャップ/綿棒/入浴剤)

「スイート/特別室」(和洋室)
こちらも1室しかない、フェリーきたきゅうしゅうⅡ最上級船室です。
和室と洋室がコラボした広々とした空間が自慢の和洋室タイプのスイート。
和室に布団を敷いて、4名様までご利用いただけます。

★スイート/特別室(大阪-新門司)‥大人18,820円～
特別室使用料(ルームチャージ)+5,000円別途必要。
和洋室:定員2～4名

[客室設備]
広さ‥26㎡
定員‥2～4名
ベッドサイズ‥2,000㎜×1,200㎜
バス・トイレ・洗面台
テレビ・冷蔵庫・ズボンプレッサー・
コンセント・浴衣・茶羽織・バスローブ・
バスタオル・フェイスタオル・
歯ブラシセット・スリッパ・ドライヤー・
ポット＆茶器セット・
カップコーヒー・ミネラルウォーター500ml×2本
アメニティセット
(髭剃り/ヘアーブラシ/巾着袋/シャワーキャップ/綿棒/入浴剤)

「8F 展望デッキ」
外の展望デッキに出ました。
瀬戸内海の島々や星空を眺めたりすることができます。

「7F 展望デッキ」
7Fにも展望デッキがあります。
こちらの方が広いですね。

今日はトラック満載です。
ちなみに大型トラックは146台積載できます。
このフェリーが、京阪神と九州をつなぐ大動脈であることがわかりますね。

さて、この後は、出港の儀(単に眺めるだけ)に参列なのですが、ここまでを前編とし、続きは次回です。

拙い旅行記をご覧下さいまして、誠にありがとうございました。

つづく。