青春18きっぷ新潟紀行・その3.佐渡汽船【ときわ丸】乗船記(新潟～両津)前編。

11:17
皆様、こんにちは。
これから、佐渡へ行きます。
佐渡汽船ターミナルへやって来ました。

乗船券販売窓口。
ここで、乗船券を購入できますが‥

徒歩乗船の場合は自動券売機も利用できます。
クレジットカードが使えました。

往復で乗船券を購入。

佐渡汽船(新潟-両津)
1等/往復‥7,000円

↓佐渡汽船
https://www.sadokisen.co.jp/

あっ！
あれは‥

これから乗る、佐渡汽船「ときわ丸」が入港しますよ。
おおさど丸の後継船として、平成26年4月に就航した新しいフェリーです。

ときわ丸という船名は、穏やかな凪（なぎ）の洋上を朱鷺が羽ばたくがごとく、「永遠の安全運航を祈念する」「船内で快適に和んでいただく」という思いから名付けられました。

①佐渡汽船:ときわ丸.両津行
新潟.12:35～両津.15:10

あっ！
あれは‥

新潟港山ノ内埠頭に、新潟-小樽航路に就航する、新日本海フェリー「らべんだあ」が停泊しているのが見えます。

佐渡汽船新潟港ターミナルを見てみましょう。

「佐渡汽船総合案内所」
佐渡汽船グループ、佐渡汽船観光の運営で、佐渡汽船の予約をはじめ、佐渡島内のご案内・佐渡での宿泊・レンタカー・タクシー・観光施設のご案内をいたします。

↓佐渡汽船観光
https://www.sadokan.co.jp/

「特産館」です。
佐渡汽船グループ.佐渡汽船商事が営むお店で、佐渡の海産物、新潟・佐渡の地酒や佐渡の海産物、お弁当やスナック菓子等を販売しています。

御食事喫茶「紫苑」です。
中をチラ見すると、昭和の風情のある雰囲気が漂っていました。

こっ、これは‥
喫茶部門のサンプルが、ザ.昭和だ。
入ってみたいけど、ホテルの朝食バイキングにバスセンターのカレーとひたすら食べ続けてきたので、お腹の許容範囲はゼロです。
ここは、次回の課題にしましょう。

トイレもチェック。
リフォームされて、ウォッシュレット付トイレになっていました。
綺麗です。

多目的トイレもあります。

コインロッカー・両替機・公衆電話もあるよ。

ジェットフォイル待合室。
フェリーよりジェットフォイルは運賃が高いので、専用の待合室があると思っていたら‥

カーフェリー船客用の待合室もありました。
内部は双方そんなに変わりません。

気軽に食事ができる「立ち食いコーナー しおさい」です。
佐渡の海藻を使ったうどん・そばやラーメンなどの麺類を中心に、ミニ丼とのセットメニューなどがあり、佐渡汽船グループの佐渡汽船商事が運営しております。

↓立ち食いコーナー しおさい(佐渡汽船商事HP)
http://sadokisensyouji.jp/01restaurant/sub03.php

佐渡汽船.新潟-両津航路フェリー便は「ときわ丸」「おけさ丸」の2隻が就航しています。

本日の12:35出航.両津行就航船は「ときわ丸」です。
海上時化の為、次便の「おけさ丸」は就欠航未定となっています。
こりゃ、揺れを覚悟しなくては‥

乗船は、出航20分前の12:15からです。

コロナが蔓延し始めたころです。
改札時、船客ひとりひとり、検温を実施。
私はクリアしました。

乗船口に向かう途中‥

あっ！
あれは‥

ズームしてみましょう。

佐渡汽船ジェットフォイル「すいせい」ですね。

ボーイング929-117(No10)
アメリカ航空機メーカーボーイング社のライセンス生産で川崎重工が平成3年4月に建造したウォータージェット推進式全没型水中翼船です。
日本国内航路でのジェットフォイルは、佐渡汽船が昭和52年5月に就航させたのが始まりで、フェリーで2時間20分の新潟-両津航路を1時間で結ぶようになりました。

12:17
時化の航海‥
揺れを覚悟して、乗船しましょう。

乗船しました。

=ときわ丸=
船種‥フェリー
船籍‥日本/新潟県両津
所有/運用‥佐渡汽船
総トン数‥5,380t
全長‥120m
全幅‥21.8m
建造所‥神田造船所川尻工場 (第540番船)
就航‥平成26年4月8日

ときわ丸船内案内図。
3階～5階が船客区画となっております。

早速ですが、恒例の船内視察を始めます。
3階から見ていきましょう。

「エントランス」
乗船すると、ホテルのような吹き抜けのホールが船客を迎えます。

船内案内所カウンターがあり、等級変更や毛布の貸出(1枚100円)などを行い、船旅のサポートをしてくれます。

「救命胴衣着用方法」
これは重要です。
よく読んで理解しておきましょう。

「船舶用公衆電話」
海上では、携帯電話が圏外になる場合があるので、公衆電話が設置されています。

「スナックコーナー」
佐渡汽船カレー・ときわバーガーと言ったオリジナル料理をはじめとして、新潟名物たれカツ丼、定食・そば/うどん・ラーメン・ピザなどの軽食を提供しています。

早朝・深夜の便や時期によって営業していない場合があるそうです。

メニューを見てみましょう。
なかなか、充実していますよ。

佐渡汽船カレー
(イカのスパイスキーマカレー)‥970円
ラーメン+ミニカツ丼セット‥970円
チャーシューメン‥920円
たれカツ丼‥900円
岩のりラーメン‥900円
ラーメン+ミニ明太ライスセット‥880円
醤油ラーメン‥670円
カキフライセット‥850円
もつ煮込み定食‥850円
海老天そば/うどん‥各690円
いわのりorながもそば/うどん‥各620円
月見そば/うどん‥各460円
ライス‥220円
みそ汁‥150円

鶏からあげ‥520円
カキフライ‥620円
もつ煮込み‥620円
フライドポテト‥250円
アメリカンドッグ‥220円
ときわバーガー‥500円
ときわバーガーセット‥900円
へんじんもっこコラボピザ‥700円
コラボピザジュースセット‥850円

生ビールピッチャー‥1,800円
生ビール‥560円
チューハイ各種‥450円
ハイボール‥400円

ホットコーヒー‥250円
アイスコーヒー‥300円
ジュース各種‥250円
佐渡牛乳ソフト‥370円
ときわソフト‥430円
ミックスソフト‥430円
クリーム/コーラ/コーヒーフロート‥各460円

「飲食スペース」
スナックコーナーはセルフサービスです。
料理はこちらで頂けます。

「船内売店」
佐渡のお土産、お菓子類やお飲物、お弁当の他に雑誌や新聞も販売しております。
また、ときわ丸オリジナルグッズもあるそうです。

こちらも、早朝・深夜の便や時期によって営業していない場合があるそうです。

スナックコーナーと売店は、佐渡汽船商事が運営しております。
→http://sadokisensyouji.jp/03ship/

「ゲームルーム」
フェリーと言ったら、ゲームコーナーも外せませんね。
定番のスロット・UFOキャッチャーがあり、船上でも飽きさせません。

「イベントプラザ」
ステージと1階席(3階)・2階席(4階)があり、船内での各種イベントをお楽しみいただけます。
イベント開催がない場合は、2等船室としてお使いいただけます。

冷水が無料で飲めます。

あっ！
水筒を持ってくるのを忘れた。

「2等船室/イス席」
お客様のご要望にお応えして、レザー張りのイスが80席配備されました。
先着順自由席となります。

￥2等(新潟-両津) 2,420円

「2等船室/ジュータン席」
船旅の基本とも言える、大部屋雑魚寝の船室です。
早いもの勝ちの自由席です。
混雑すると、横になることができず、最悪の場合、奴隷船のようになるかもしれません。
みんなで譲り合って利用しましょう。

￥2等(新潟-両津) 2,420円

「2等船室/親子優先席」
小さなお子さま連れのお客様でも気兼ねなくご利用いただける、船体前部にある、ジュータン敷きの大部屋です。
また、同フロアーに「バリアフリー席」と「車いすスペース」も配置しています。

「洗面室」
木目を基調とした白の洗面台。
綺麗に手入れされています。

「トイレ」
ウオッシュレット付きで清潔です。

「多目的トイレ」
ときわ丸はバリアフリー対応船です。

船旅の救世主‥G〇RO袋は船内各所に配備されております。

「手荷物室」
スーツケース等、大きな手荷物はこちらで保管可能です。

「コインロッカー」
貴重品等はこちらに預けておけば安心ですね。
1回100円です。

「授乳室」
3階メインエントランスあります。
ソファー・ベビーベット・流し台を設備。
利用希望のお客様は案内所へお申し出下さい。

「キッズルーム」
授乳室に隣接してあります。
壁や床には柔らかい素材を使用し、動揺時も安全に遊べます。

「3階甲板」
日本海の爽やかな潮風を浴びながらのクルージング。
ベンチもあるので、お寛ぎになれます。

4階に上がりました。

案内所上に掲げられた「朱鷺のレリーフ」は、ときわ丸就航によって引退した「おおさど丸」のスイートルーム入口に飾られていた作品が移設され、受け継がれたものです。

「1等船室/ジュータン席」
大部屋ですが、定員制で全席指定となっているので、必ず横になることができます。
各席には低反発マット・枕・毛布が備えてあり、一人あたりのスペースも広めにとっているので、快適にゆったりとくつろげます。

￥1等(新潟-両津) 3,500円

「特別室」
一般向けの船室ではなく、旅行会社添乗員様や観光バス乗務員様用の船室です。
おけさ丸とおおさど丸の特別室を、私も過去に利用したことがあります。
中は、ジュータン敷きのお部屋です。

「プロムナード」
日本海を眺めながら談笑できるお席が用意されていました。

※出航後に撮影。

「2等船室/ジュータン席」
4階にも2等/ジュータン席があります。
こちらは、禁酒室となります。
禁酒室があるなんで、酒どころ新潟らしいですね。

「自販機コーナー」
ドリンク類の自販機が並んでいます。
缶ジュース140円～と、価格も良心的です。
そう言えば、アルコール類はなかったな‥

佐渡の乳飲料メーカー‥
佐渡乳業の牛乳とコーヒー牛乳もあるよ。
佐渡の乳牛から採れた牛乳だそうです。

↓佐渡乳業
http://sadonyugyo.com/

4階イベントホールの2階席です。
テーブルと椅子が並べられており‥

吹き抜けから下のステージを鑑賞することができます。

「ペットコーナー」
船内でもペットと一緒に過ごしたいお客様はペットコーナーをご利用ください。
コーナー内ではケージから出していただくことが可能です。
※必ず飼い主の方が同席してください。

5階です。
こちらのホールには、佐渡汽船の歴代船の紹介パネルが展示されています。
見てみましょう。

「第一佐渡丸」173t
大正3年(1913年)に創業した佐渡汽船の前身'佐渡商船'において、大正3年から昭和9年まで活躍しました。

2代目「おおさど丸」5,373t
国際規格総トン10,000tを誇る離島航路最大のフェリーとして、昭和63年に就航。
26年間新潟-両津航路で活躍してきましたが、老朽化が進み、新造船'ときわ丸'の就航に伴い、平成26年3月26日に引退。
海外へ売船されました。

さて「おおさど丸」がどこに行ったのか？

後に調べてみると‥
「SMS SAGITA」と言う船名に改名され、インドネシアで活躍しているようです。

3代目「おけさ丸」5,862t
平成5年に就航し、現在もときわ丸と共に新潟-両津航路に就航しています。

100年以上の歴史を誇る佐渡汽船で活躍した船は、まだまだあります。
↓佐渡汽船歴代船舶(佐渡汽船HP)
https://www.sadokisen.co.jp/history/

「海の上の国道350号線」
佐渡汽船の新潟-両津・小木港-直江港を結ぶ航路は、「海の国道」と呼ばれる海上国道の扱いとなっており、新潟市から佐渡ヶ島を経由して新潟県上越市を結ぶ国道350号線の海上国道の部分は145kmにも及んでいるそうです。

「1等/イス席」
靴を脱いであがる空間に大型シートが並んでいます。
健康ランドのリラックスルームに似ていますね。
全席指定となっています。

￥1等(新潟-両津) 3,500円

シートはフルリクライニングし、フットレスト付きなので、ゆったりとくつろいだ船旅がお楽しみいただけます。

「展望ラウンジ」
船首部操舵室下にあるラウンジです。
船首方向に模擬の舵輪があり、記念撮影ができます。

船首部のデッキ出入口。
今日は時化るので、立入禁止です。

この先は、特等・スイートルームの上級船室区画です。
私のような下級船客が入室すると、追加料金をお支払い頂きます。
～と、あるので‥

佐渡汽船公式サイトの画像で見てみましょう。

「特等船室」
全室予約制のシティーホテルと同様の広々とした個室の客室です。
ゆったりとした優雅な船旅をお楽しみいただけます。
テレビ１台・ベッド２台・３人掛けソファー１脚・１人掛けソファー１脚が設置されております。

￥特等(新潟-両津) 6,760円

「スイートルーム」
ときわ丸の最上級船室です。

応接室とベッドルームが別々になった優雅な空間です。
応接室には、テレビ・冷蔵庫・２人掛けソファー１脚・１人掛けソファ２脚。
ベッドルームには、テレビ・ベッド２台・３人掛けソファー１脚・１人掛けソファー1脚が置かれ、最上級の船旅をお楽しみいただけます。
完全予約制です。

￥スイートルーム(新潟-両津) 15,970円

船内視察を終えました。
そろそろ、船室に入りましょう。

1等の乗船券をお持ちでないお客さまの入室は固くお断りいたします。
と、ありますが‥

ジャン！
奮発して、1等乗船券を買ったのだ。

1等室(指定席)3号室は‥
あっ、ここですね。
入りましょう。

「1等/ジュータン席」
大部屋の指定席です。
この日、この部屋は私ひとりの貸切となりました。

私の城はコチラ‥
窓側の隅です。
乗船券購入時、券売機で自席の指定ができました。。

☆1等/ジュータン席(新潟ｰ両津)‥大人3,500円

間もなく出航です。

いいところですが、本編はここまででございます。
拙い旅行記をご覧下さいまして、誠にありがとうございました。

つづく。