北海道&東日本フリーパスで乗りまくり6泊7日・その11.山形県酒田市/若葉旅館に泊まる

17:
山形県の酒田に着きました。
この旅最後の宿泊は、酒田となります。

今宵の宿へは、酒田駅から1.6km/徒歩21分ほどです。

※GoogleMapの画像。
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では、歩きましょう。

酒田市のマンホールは、木造六角灯台・日和山・新市章入り千石船がデザインされています。

雨が降っています。

おっ！
駅前旅館があるのか。

途中で道を間違えましたが、なんとか街の中心街に出ました。

マリーン5 清水屋。

山形県酒田市に本社を置く百貨店。
山形県内では唯一の百貨店なんだそうです。

17:39
今宵の宿‥
「若葉旅館」に着きました。
酒田の料理旅館として、歴史を持つお宿です。
では、入りましょう。

[若葉旅館]
きままに１人旅プラン。
2食付和室1名1室‥11,000円
GOTOクーポン4,240円利用で、実質6,760円(税/サ込)となりました。
楽天トラベルで予約しました。

▼若葉旅館公式サイト。
https://wakabaryokan.jp/

《桜》229号室です。
トイレ付き6畳のこじんまりとした和室となります。

液晶テレビと目覚まし時計。

テーブルと寛ぎの椅子。
冷蔵庫・ポット・お茶セット。
そして、障子を開けると‥

おっ！
カエルさんが鎮座していますよ。
建物に囲まれた、箱庭になっていました。

浴衣・バスタオル・タオル・ドライヤー。

お部屋の洗面台。
画像にありませんが、空気清浄機も置かれていました。

お部屋のトイレ。
ウォッシュレット付きで清潔です。

館内を見てみましょう。
鉄筋コンクリートと木造の建物で構成され、複雑な造りとなっています。
歴史ある旅館ならではの造りですね。

ロビー。
上品で清廉された雰囲気。
窓からは日本庭園が見えます。

酒田は「酒田こけし」の街としても長らく知られてきましたが、20世紀の終わりに一度は消えかかった酒田こけしの復興に一役買ったのが若葉旅館です。
現在酒田で唯一のこけし職人となった本間義勝さんを応援し、館内には本間さんの作品をはじめ、先代がみちのく中で蒐集してきた700以上のこけしが飾られています

電動バイク旅の番組撮影で、出川哲郎さんがご来館され、泊られたそうです。
急に来られたので、旅館スタッフの皆さん、びっくりされたとか‥

サインがありますよ。
出川さん・みやぞんさん・カンニング竹山さんが来られたんですね。

あと、NHK連続テレビ小説「おしん」の撮影が酒田が行われた時、若葉旅館には出演者の方々とスタッフの方々もお泊りになられたそうです。

自販機コーナー。

サッポロ黒ラベル生350ml‥300円
サッポロ麦とホップ350ml‥200円
缶チューハイ・ハイボール350ml‥各200えん
エナジードリンク‥220円
ジュース・お茶・コーヒー類‥130～160円
‥と、言ったところでしょうか。

コインランドリー。

洗濯機‥100～500円
乾燥機30分‥100円

共用の洗面所。
高級感が漂って綺麗ですね。

食事処に近いトイレ。
こちらも、高級感がありますね。

大浴場。
温泉ではありませんが、24時間入れる薬草風呂です。
旅の疲れを癒しましょう。

夕食「宴」は、館内の食事処「新芽」で、提供されます。

庄内の郷土料理を取り揃えており、素泊まりでも食事を楽しむことができます。
では、入りましょう。

19:05
湯上りには、生ビール！

キリン一番搾り 樽生ビール‥(中)605円

まずは、前菜。
地元産野菜をメインにした創作料理‥
まるで芸術品のようですね。

たまねぎ
さつまいも
さといも茎の味噌和え
茄子
きのこ

日本海の新鮮な海の幸が、お刺身となって出てきます。

お造り(鰆/平目/牡丹海老/真烏賊)

山と海の恵みとコラボ。
さっぱり感のお蕎麦を頂きましょう。

鯖となめこ山芋おろしそば

口細鰈(カレイ)が丸ごと一匹ドーンと揚げてあります。
カリカリサクサク、大きい骨以外はみんな食べてしまいました。

口細鰈(カレイ)の唐揚げ

ここら辺で地酒を頂きましょう。

昭和21年創業、酒田酒造の純米吟醸生/上喜元を注文。
山形県産の米・麹・酵母で仕込まれた純米酒です。

純米吟醸生/上喜元‥880円

山形県と言ったら、芋煮が有名ですね。
その里芋を使った、夏の季節に合わせた逸品が出てきました。

庄内里芋の練り物

さぁ、メインですよ。
庄内産の豚ロース肉を辛味噌で頂きましょう。
つけ合わせの山芋ときのこが良いアクセントになっています。

庄内豚ロース/辛味噌添え 山芋ときのこ

庄内米を炊いた米飯。
烏賊の塩辛と一緒に‥
何杯でも食べられちゃいます。

庄内米の米飯
烏賊の塩辛/じゅんさい いぶりがっこ
豆腐とわかめの味噌汁

あまりにも美味しくて、ご飯、三杯目‥
高価そうな梅干しをつけてくれましたよ。
ありがとうございます。

デザートです。
上品なスィーツは別腹だよん。
ごちそうさまでした。

チョコレートケーキ
アイスクリーム
ブルーベリー
桃
葡萄
お茶

20:50
明日に備えて寝ましょう。
おやすみなさい。

5:43
おはようございます。
旅は最終日となりました。

6:03
ちょっと、散策に出てみましょう。

若葉旅館から徒歩1分の所には、新井田川が流れています。

歩道橋を渡ると‥

庄内のシンボル「山居倉庫」があります。

明治26年旧藩主酒井家によって建てられた米保管倉庫です。
白壁、土蔵づくり12棟からなる倉庫群のうち、9棟は現在も農業倉庫として使用されています

山居倉庫は、米の積出港として賑わった酒田の歴史を今に伝え、NHK連続テレビ小説「おしん」のロケーション舞台にもなりました。

倉庫の1棟は庄内米歴史資料館として利用されております。

内部の湿気防止には二重屋根にするなど、自然を利用した先人の知恵が生かされた低温倉庫です。

米の収容能力は18万俵なんだそうです。

小鵜飼船。
最上川舟運において物資の輸送をするための船です。
舟先が尖った流線形をしていてスピードがあり、川幅の狭い支流で重宝がられたそうです。

倉庫2棟は酒田市観光物産館「酒田夢の倶楽」として利用されており、酒田の様々なお土産を購入することができます。

日本海からの強風と夏の高温防止のために背後に欅並木を配しています。
この欅並木は様々なCM撮影等でも活用されている、酒田で一番人気のフォトスポットです。

私もカシャ。

三居稲荷神社。
明治26年、倉庫をこの地に建設するとき、倉庫鎮守の神として建てられたそうです。

新井田川の河口‥
最上川の河口でもある酒田港です。
日本海に注ぎ、北前船が寄港する港として賑わいました。

さかた海鮮市場と定期とびしまフェリーターミナルです。

海鮮市場では、新鮮な日本海の海産物の販売と食堂があります。
→https://kaisen-ichiba.net/

そして、酒田の北西39km沖合にある飛島への定期航路の発着ターミナルがあります。

おっ！
酒田-飛島航路に就航する、酒田市営「とびしま」253t が、停泊していますよ。

▼酒田市定期船とびしまについて。
http://www.city.sakata.lg.jp/sangyo/kotsu/teikisen/index.html

6:03
宿に戻りました。

朝風呂に入ってから‥

7:30
朝食です。
「女将が栄養バランスを考え毎日作るご朝食」として、地産地消・契約農家から仕入れる新鮮な鶏卵や庄内米を使用したこだわりの朝食です。

①スパニッシュオムレツ
②秋刀魚の塩焼き
③ふりかけ・味つけ海苔
④小松菜のお浸し
⑤地物野菜のスープ
⑥庄内米の米飯
⑦味噌汁
⑧漬物

8:34
チェックアウトしました。
料理が上品で美味しく、地元で評判あるだけのお宿でした。
お世話になりました。

歩いて、酒田駅に向かいましょう。

あっ！
右側に史跡がありますね。
入ってみましょう。

酒田町奉行所跡。

1622年の元和8年に置かれた酒田代官が後に酒田町奉行となり、酒田町の治安や町政を担当し、奉行所には町奉行が執務および居住しました。
奉行所が廃止されたのは明治2年3月のことだったそうです。
画像手前は奉行所を復元した模型です。

本間家旧本邸。

本間家三代光丘が幕府の巡見使一行を迎えるための宿舎として明和5年（1768）に新築し、庄内藩主酒井家に献上した、二千石格式の長屋門構えの武家屋敷です。
ブラタモリにも出たことがあるそうですよ。

▼本間家旧本邸案内サイト
http://hommake.sakura.ne.jp/

こちらは、本間家旧本邸別館 'お店たな' です。

本間家が代々商いを営んだ場所だそうで、本邸の向かいにあります。

8:54
酒田駅に着きました。
これから、普通列車を乗り継いで横浜へ帰ります。

本編は、ここまでとなります。
拙い旅行記をご覧下さいまして、誠にありがとうございました。

つづく。