東京離島旅/神津島 ・その2.〈祝〉新造船就航・東海汽船【さるびあ丸】乗船記(東京～神津島)後編

只今、東海汽船:さるびあ丸(6,099t)で神津島に向かっております。
この船、今年令和2年6月25日に初就航した、ピカピカの新造船なんです。

①東海汽船:さるびあ丸.神津島行
東京竹芝.22:00～(船中泊)～神津島.10:00

5:38
皆様、おはようございます。
昨夜22:00に東京港竹芝桟橋を出航し、7時間38分。
只今、伊豆大島沖を航行中です。

伊豆大島は、岡田港・元町港とふたつの港があります。
今日は、島の北側にある岡田港にアプローチします。

それでは、寄港の儀(単に眺めるだけ)に参列しましょう。

狭い湾内で巨大な船体を回頭させて、接岸体制に入ります。

6:00
接岸成功←(失敗しちゃ困るけど)。
パチパチパチ‥

6:08
あっ！
あれは‥

ズームしてみましょう。
日の出です。

今日の日の出時刻は、伊豆大島停泊中なので見られないと思っていたのですが、ぎりぎり見えました。
これは、ラッキー！

ありがたや～
ありがたや～

日の出を拝む筆者。

6:24
定刻6:20に伊豆大島を出航しました。

今日の海況は、1.5mの波でウネリがありますが、ほとんど動揺を感じられません。
さすが、新造船！

ちなみに、初代さるびあ丸はよく揺れる船で撃沈しそうになりました。
船舶技術の進歩を感じますね。

本土の方を眺めると‥

あっ！
あれは‥

ズームしてみましょう。
富士山がうっすらと見えましたよ。

伊豆大島西岸沖を航行中。

6:44
ズームすると、大島町の中心となる元町が見えます。

そして、先には次の寄港地となる利島が見えてきました。

利島が近づいてきました。
それでは、寄港の儀(単に眺めるだけ)に参列しましょう。

7:39
接岸完了。
利島の停泊は、わずか5分です。
島への物資が迅速に降ろされていきます。

3代目さるびあ丸も島への生命線としての使命をばっちりこなしていますね。

ゴゴゴゴォー
利島を出航しました。

利島。
角度を変えて見ると‥
断崖絶壁の要塞みたいです。

この後、寄港する新島・式根島が姿を現しましたよ。

利島が離れていきます。

三角形の尖った島は、鵜渡根島。
今は無人島ですが、明治時代頃は有人島だったそうです。

次の寄港地、新島が近づいてきました。

6甲板後部デッキ。
東京湾納涼船運航時のイベントスペースとなり、ステージもあるんですが、先代と比べると狭くなりました。

6甲板後部デッキの隅にテーブル6名席が4脚あります。
屋外デッキのベンチ数も激減です。

8:14
お腹すきましたね。
朝食にしましょう。

9月に北海道のセイコーマートで買った山わさび塩ラーメンと、昨夜、西友で買ったおにぎりを頂きます。

明太子おにぎり‥83円
焼たらこおにぎり‥83円
山わさび塩ラーメン‥108円
微糖炭焼珈琲‥39円

船旅にはカップ麺。
なぜか、これが美味いんだな。

新島は南北に細長い島です。
島の北側を眺めながら航行しています。

新島.黒根港に入港しました。
それでは、接岸の儀(単に眺めるだけ)に参列しましょう。

接岸体制に入りました。
ウネリがあるのと、6,000tクラスの巨大な船体を寄せていくと、飛沫が岸壁にかかりそうです。

8:32
接岸完了。
パチパチパチ‥

新島停泊は10分。

ゴゴゴゴォー
新島を出航しました。

次は式根島です。
平べったい式根島の後ろに、最終寄港地となる神津島が見えてきました。

新島を出航すると、大きく弧を描きます。
今日は雲が多いのでイマイチですが、晴れて海面に光があたるとすごく綺麗なんですよ。

新島は南北に細長い島です。
今度は、島の南側を眺めながら航行します。

船内モニターで、操舵室からの眺めを見ることができます。

新島→式根島の航行距離は8kmしかありません。
あっという間に、式根島が近づいてきますよ。

式根島.野伏港に入港しました。
接岸の儀(単に眺めるだけ)を怠ってはいけません。
ちゃんと参列しましょう。

接岸体制に入りました。
巧みな操船で、船体を岸壁に寄せていきます。

9:05
接岸完了。
パチパチパチ‥

5分で、旅客扱い・荷役作業を終えて‥

ゴゴゴゴォー
式根島を出航しました。

新島と式根島‥
両島とも新島村に属し、行政区分は同じです。

ちなみに、伊豆七島とは‥
伊豆大島・利島・新島・神津島・三宅島・御蔵島・八丈島のことを言い、式根島は入っていません。
これは、江戸時代の有人島がこの7島であったことに由来しているそうです。

あっ！
最終寄港地となる神津島が見えていますよ。

神津島が至近距離に入ってきました。
到着まで時間があるので‥

船内でボンヤリする筆者。
のんびりできるのは、船旅の醍醐味ですな。

東京から12時間。
ついにやって来ました。
神津島！

接岸の儀(単に眺めるだけ)に参列する筆者。

神津島にデン！と聳える天上山。
明日、登る予定です。

東京竹芝出航時は神津島の接岸港が決まっていませんでしたが、メインとなる前浜港に入港します。

神津島は、島の西側に位置する前浜港と、東側にある多幸湾三浦漁港のふたつの港があり、海況によって変わるんだそうです。

海の色が綺麗だ。

船体を回頭し、接岸体制に入りました。

ホーサーがビットにつながれます。

ホーサー‥係留用ロープ。
ビット‥係留用鉄杭。

あぁ～
楽しい船旅が終わっちゃうよ～

10:01
接岸完了。
パチパチパチパチ‥

定刻に神津島に着きました。

10:02
名残惜しいですが、下船しましょう。

神津島に上陸。
初上陸です。

ようこそ神津島へ。

はいはい、東京から12時間かけてやって来ましたよ。
さて、着いたばかりで恐縮なんですが‥

神津島→式根島への乗船券を購入。
伊豆諸島クラブの会員で乗船代金550円が2割引きで440円になりました。

えっ！
着いたばかりなのに‥

東京から12時間かけて神津島に着いたさるびあ丸は、30分の停泊で東京へ戻ります。

では、15分前に下船したばかりですが‥
乗るぜ！さるびあ丸。

②東海汽船:さるびあ丸.東京竹芝行
神津島.10:30～式根島11:20

10:21
では、乗りましょう。
乗船口の上にあるデザインは、東海汽船130周年記念ロゴです。

10:30
すぐに、出航の儀(単に眺めるだけ)に参列。
ホーサーがビットから外されましたよ。

ゴゴゴゴォー

神津島よ。
わずか30分だけだったけど、さらばじゃ。

さるびあ丸は、航海速力14.5ノット(26.9km/h)で航行中。

神津島を出航後、再び式根島・新島・利島・大島を経由して東京港竹芝桟橋へ向かいます。

次は、2等椅子席を利用してみましょう。

先代のさるびあ丸の2等座席より、座席のグレードが向上し、各席にUSBポートとコップ受け・ひじ掛け収納テーブルを設置。
また、ロールカーテンで隣席と仕切れるようになりました。
100円玉ロッカー(無料)は、人数分後席脇に設置されています。

船内で寛ぐ筆者。

先代さるびあ丸の2等椅子席より立派な座席になったのですが‥
リクライニングの角度が浅くなり、前後の間隔が狭くなってしまいました。。

左の島は新島。
右の島は式根島です。

揺れがなくて、快適なクルージングです。

神津島～式根島は、17km/50分です。
式根島が近づいてきましたよ。

式根島.野伏港にアプローチします。

接岸体制に入りました。
あぁ、楽しい船旅が終わっちゃうよ～

11:19
接岸完了。
パチパチパチ‥

11:21
では、下船しましょう。

式根島に着きました。

さるびあ丸のファンネル。

出航の儀(単に眺めるだけ)に参列しましょう。
荷役中は邪魔にならないように、遠目に眺めます。

11:30
ホーサーがビットから離されると、桟橋に入れます。

蛍の光～♪
船内に流れる蛍の光が桟橋にも聞こえてきます。
さるびあ丸、東京へ向けて出航です。

ゴゴゴゴォー

おぉ～
迫力がありますね。

巨大な船体が岸壁から離れていき‥

ボオォォー！
汽笛が鳴りました。

さるびあ丸側面。
全長118mあります。
大きいので、パノラマモードでカシャ。

さるびあ丸を見送ります。
Tokyoアイランドブルーのカラーに包まれた船体デザインが周りの色と見事に調和していますね。

さるびあ丸を真後ろからカシャ。
先代はマルトモ(丸い船尾)でしたが、3代目はシャープなトランザムスタンとなりました。

さいならぁ。
ありがとう。

また、明後日、宜しく頼みます。

さるびあ丸‥
行っちゃいましたね。

ようこそ式根島へ。

いえいえ、短い時間ですが宜しくお願いします。
本編は、ここまでとなります。
拙い旅行記を娯楽下さいまして、誠にありがとうございました。

つづく。