東京離島旅/神津島・その8.千両池早朝ウォーキング

5:54
おはようございます。
神津島滞在3日目、最終日を迎えました。

今日は、10:30出航のさるびあ丸で東京へ戻ります。
～なので、早起きして、千両池へウォーキングを行います。
往復約7.8kmのウォーキングを楽しみましょう。

5:55
では、歩きましょう。

「スーパーまるはん」
神津島唯一の総合スーパーです。
宿が素泊まりだったので、お世話になりました。

なんと！
神津島には、100均の「キャンドゥ」があるんですよ。
元は、ショッピング松浦→神津島ストアと名を変えて営業した店でしたが、キャンドゥになったとのことです。

島のガソリンスタンド。
離島のガソリンスタンドってENOSが多いような気がします。

神津島中学校。
神津島には、小・中・高と学校が揃っています。

ハァハァハァ‥
だらだらとした登り坂を登ります。

6:18
ここを右へ入ります。

6:22
「ヘリポート」です。
かつては、神津島-新島を結ぶ本田航空のヘリコプターが運航されていました。
平成4年、神津島空港が開港したので、今、このヘリポートは使われていないそうです。

6:27
村落から32分。
島の西側に位置する「ありま展望台」に着きましたよ。

ありま展望台からは、切り立った絶壁の先に前浜港と天上山を望むことができます。

パノラマモードでカシャ。

ありま展望台には「ジュリアの十字架」があります。
16世紀に小西行長によって朝鮮から連れてこられた、キリシタンの'おたあジュリア'が島の人々に尽くし、終焉の地となったことを偲び建てられています。　

早朝ウォーキングに励む筆者。

6:45
神津島灯台入口です。
手前に駐車場があります。
ここを右に入り‥

遊歩道の坂道を登ります。
5分ほど歩くと‥

「神津島灯台」に着きました。
島の南に位置し、高さ12m・昭和26年に完成した灯台です。

6:49
展望台がありますよ。
上がってみましょう。

今日も良い天気です。
今回の旅は天気に恵まれました。

カメラの設定を変えてカシャ。
神津島灯台は、海抜120mほどの絶壁に建っています。

お腹すきましたが、朝食の食材を買い忘れました。
39円の激安コーヒーを飲んで、飢えを凌ぎましょう。

SG微糖炭焼珈琲‥39円

6:59
次は、千両池に向かいましょう。
灯台から遊歩道が整備されています。

立派な階段を下ります。
トイレのある広場までは歩きやすい道なんですが‥

7:04
トイレのある広場から先、絶壁に設けられた足場の悪い道を下ります。

絶壁を100mほど下ります。
慎重に下る筆者。

あっ！
千両池が見えてきましたよ。

途中に整備された階段が現れ‥

最後は、ロープが張られた岩肌を下ります。

高さ100mほどの絶壁です。
火曜サスペンス劇場に出てきそうな風景だ。

あっ！
人が‥
自殺か？他殺か？

遺体の役を演じる筆者。←(おいおいドラマの見過ぎだよ)。

7:19
「千両池」に着きましたぁー。
池と名がついていますが、実際は小さな入江です。

千両池は、断崖に囲まれています。

イエーイ！
今の気持ちを体で表現する筆者。←(実は足がすくんでいる)

神秘的な光景ですね。
湾内は穏やかさを保っているのですが‥

ザバーン！
今日は西風が強く、外海は時化ています。
外海がどんなに荒れていても、千両池は穏やかなんだそうです。

沖にある岩礁帯は「恩地島」です。

前浜海岸から5.5km沖合の岩礁です。
漁師は村落からこの島を眺めることによって、島全体の凪の様子や台風の襲来を予想するそうです。

7:32
では、戻りましょう。
あの高さまで、登り返しますよ。

ロープづたいに急斜面を登り‥

整備された階段を登ります。
この階段がなかった時は、今以上に大変だったでしょうね。

あっ！
太陽の光が差しこんで、深い緑色の水がキラキラと輝いてきました。
今回は、時間の都合でこの時間になりましたが、お日さまがあたる時間帯に行くのがオススメです。

7:42
難路を登りきって、トイレのある広場に着きました。
このトイレ、洋式水洗式です。
外には水シャワーもあります。

トイレから先は、車道があります。
灯台を経由しないで、車道を戻りましょう。

今日は、海が荒れていますね。
帰りの船は揺れそうです。

るんるん気分♪で歩く筆者。

7:51
先ほど歩いてきた道と合流。
あとは、来た道を戻るだけです。

8:10
帰り道の途中「横道展望地」を通ります。
ここからの眺めは‥

村落と天上山が一望です。

そして、前浜海岸と、前浜港の桟橋も一望です。
今日は西風が強いので海が荒れていますが、桟橋に波が被っていないので、今日の定期船は前浜港だろうと思っていたら‥

ピンポンパポーン！
「こちらは広報神津島村です。本日の東京・下田からの定期船は多幸湾から出航します‥」
‥と、村内放送が流れました。

えっ！
多幸湾？

慌てて、東海汽船の情報を見ると‥

あちゃー！
今日は、島の東側の多幸湾に発着のようです。
村落から4kmほど離れているので、歩くと1時間ほどかかります。
路線バスがありますが、本数が少ないので‥

※東海汽船運航情報の画像。
フォートラベル利用規約第７条該当の恐れで削除。

8:23
急いで、村落に戻りました。
島のパン屋さん「藤屋ベーカリー」に寄って‥

食材を購入。

バタークリームパン‥155円
肉まんパン‥190円
フィッシュフライパン‥250円
バヤリースオレンジ‥160円

8:28
次は「中豊商店」で‥

地のりを購入。
カップ麺を買おうとしたら「賞味期限が切れちゃっているからあげるよ」と、タダで頂戴しました。

わーい！
ありがとうございます。

地のり‥590円
カップヌードル‥0円

8:34
宿に戻りました。

速攻でシャワーを浴びて、荷物をまとめて‥

8:53
チェックアウトしました。
お世話になりました。

ちなみに、宿によっては港への送迎をしてくれますが、ゲストハウス テラマチでは送迎は行っていないのです。

島の診療所。
島民の命を守ります。

警視庁神津島駐在所。
島の治安を守ります。
建物内には、免許更新事務所がありました。

こちらは「流人墓地」です。
伊豆諸島が流刑の地として定められたのは、奈良時代の724年(新亀元年)といわれています。
後に徳川幕府は、1742年(寛保二年)に、お定め書百カ条を交付し流刑を遠島と言い、その流刑地を伊豆諸島と定め、江戸近辺の犯罪人を島送りにしました。
おたあジュリアの墓もこちらにあります。

8:55
神津島郵便局です。
ここで、ハガキを出して‥

風景印を押して頂きました。
神津島郵便局の風景印は「天上山を背景に水配り神話の像と神津島のツツジ」がデザインされています。

9:06
キャンドゥ前バス停から村営バスで、多幸湾に向かいましょう。

10:30出航の東京行に乗るには‥
神津島港.9:05→キャンドゥ前.9:07→多幸湾.9:24着
神津島港.10:00→千歳橋前.10:02→多幸湾.10:13着
上記2本のバスがあります。
※令和2年10月のダイヤです。

▼島内の交通(神津島村役場)
→https://vill.kouzushima.tokyo.jp/travel/transport.html

バスが来ました。

一昨日から、ずっと同じ運転士様です。
どうやら、バス1台で1日すべてのダイヤをこなしているみたいです。

①神津島村営バス.多幸湾行
キャンドゥ前.9:07→多幸キャンプ場.9:22
￥運賃一律200円

バスは、神津島空港を経由しました。

神津島からは調布行きの新中央航空が就航しています。
飛行機だと、神津島-調布の所用時間45分・運賃15,600円です。

▼新中央航空
https://www.central-air.co.jp/

9:24
キャンドゥ前から17分。
多幸湾の手前、多幸湾キャンプ場入口でバスを降りました。

9:27
まだ時間があるので「多幸湾展望台」に行ってみましょう。
多幸湾展望台は、多幸湾に向かう都道沿いに造られた展望台で、多幸湾キャンプ場入口バス停から徒歩3分ほどのところにあります。

うわぁ～！
多幸湾と天上山が一望ですよ。
ただ、ここからだと生い茂る草木が多いので‥

車道をわずかに登った所からの方が眺めが良いです。
荒々しい姿を見せつける天上山と、多幸湾が織りなすダイナミックな光景が目の前に広がります。

島の東側にある三浦漁港。
5,000t級の定期貨客船が接岸できる特定目的岸壁を備え、1島2港方式により神津島港を補完し、地元漁船の拠点漁港であるとともに周辺海域で操業する漁船の避難漁港として利用されています。

いやぁ、すばらしい絶景だ。
パノラマモードでカシャ。

では、港に向かいましょう。

9:38
「多幸湾三浦漁港船客待合所」
昨日も来ましたが、まさかコチラから船に乗るとは思ってもいませんでしたね。

船客待合所は、乗船券販売窓口があるだけです。
食堂や売店はありません。
屋外に自販機が1台あるだけです。

また、周辺にも食堂や商店はありませんので、ご注意願います。

乗船券は東京竹芝で発券済です。
現実の世界へ引き戻されるチケット。

あぁ、帰りたくないな。

9:48
外に出てみると‥

あっ！
あれは‥

ズームしてみましょう。

おっ、来た.来た。
東海汽船:さるびあ丸がゆらゆらと動揺しながら、こっちに向かって来ていますよ。

東京竹芝を昨夜22:00出航から12時間‥
さるびあ丸は、神津島多幸湾三浦漁港に入港します。

正面からカシャ。
滅多に撮影できないアングルだ。

湾内で回頭しています。

東海汽船:さるびあ丸(6,099t)。
2代目さるびあ丸の後継船として、今年、令和2年6月25日に就航したばかりの新造船です。

美術家の野老朝雄氏が担当した、Tokyoアイランドブルーのカラーに包まれた船体デザインが、周りの色と見事にマッチしていますね。

全長118mの巨大な船体を岸壁へ寄せていきます。
最終の接岸体制に入りましたよ。

10:00
定刻に接岸完了。
パチパチパチ‥

多幸湾には、東京の名湧水57選のひとつである「多幸名湧水」があります。
美味しい水が絶え間なく湧き出ています。
タダなので、水筒に詰めていきましょう。

天気良好。
前浜港は風が強かったのですが、多幸湾は無風で静かです。
昨日より景色が映えて見えますね。

海の色がとても美しい。
東京湾では見られない。←(当たり前だろ)

この後、さるびあ丸で東京に帰ります。

本編は、ここまででございます。
拙い旅行記をご覧下さいまして、誠にありがとうございました。

つづく。