静岡/伊豆&離島元気旅・その6.伊豆大島でのんびりなひととき

12:16
皆様、こんにちは。
伊豆諸島.利島にいます。
宮塚山を登頂して、利島港に戻って来ました。

利島では、職員様がみんな入出航作業を行うので桟橋に行ってしまいます。
その為、乗船手続きは出港予定時刻30分前に行わないと、窓口は閉まってしまうのです。

なんとか、ぎりぎり間にあいました。

宿がとれなかったので、残念ながらこれで利島を離れなくてはなりません。
利島→大島、2等乗船券を購入。

￥東海汽船(利島→大島) 2等880円
伊豆諸島クラブ特典適用2割引650円となりました。

利島に聳える宮塚山(507m)。
今日、あの頂に挑みました。

12:41
あっ！

迎えが来ましたよ。

正面からカシャ。

東海汽船:さるびあ丸(6099t)。
今年、令和2年6月25日に就航したばかりの、ピカピカの新造船です。

TOKYOアイランドブルーをまとったスタイリッシュな船体が、島の海に映えていますね。

接岸体制に入りました。
大きな船体を岸壁に寄せていきます。

海が荒れなくて良かった。

①東海汽船:さるびあ丸.東京行
利島.12:50～大島岡田.14:10

12:47
接岸完了。
パチパチパチ‥

船体が大きくて、ファインダーに入りきりません。

12:50
では、乗船しましょう。

利島の停泊時間は5分しかありません。
乗船して、そのまま甲板に出ました。
神聖なる出航の儀(単に眺めるだけ)に参列しましょう。

12:55
ホーサーがビットから外されました。

※ホーサー‥係留用ロープ
※ビット‥係留用鉄杭

出航！
ゴゴゴゴォー

船内には、蛍の光♪が流れ‥

ボオオォォー
汽笛がなりました。

巨大な船体が離岸し‥
利島→大島、航海距離.約28km/1時間20分の船旅が始まりました。

利島よ。
さらばじゃ。

念願の上陸が叶って良かった。
また、行きたいです。

それでは、船室に入りましょう。

えっと、2等D131番は‥
あっ、ここですね。

2等和室。
船旅の基本とも言える、相部屋和室です。

かつて大部屋雑魚寝で奴隷船のようになることもあった2等船室は、定員4～18名の船室となりました。

おっ！
誰もいませんね。
大島まで、私ひとりの貸切です。

各床には枕が配備され、パーテーションで仕切られております。

このパーテーションは可動し壁側に畳むことができるんです。
愛し合う方同士の場合、顔を見つめ合いながら寝ることが可能です。

また、各床には100円リターン式コインロッカーがあります。
あっ、救命胴衣はここにありますね。

救命胴衣着用方法。
これは重要です。
よく読んで理解しておきましょう。

コンセントは個別ではなく、各室数ヶ所の共用です。
譲り合って使いましょう。

お腹すきましたね。
昨夜、横浜市保土ヶ谷のイオンで買っておいた食材で、昼食にしましょう。

小倉&マーガリン‥78円
ミルク&ホイップパン‥78円
タルタルメンチカツパン‥88円
南高梅おにぎり‥98円

伊豆大島が近づいて来ましたよ。

船室で、まったりゴロゴロする筆者。

伊豆大島は、岡田港・元町港とふたつの港があります。
復路も岡田港に入港するようです。

操舵室からの眺めは、船内モニターでご覧頂けます。

あっ！
もう、岡田港に入港しますね。

さるびあ丸は、岡田港にアプローチ。
神聖なる接岸の儀(単に眺めるだけ)に参列しましょう。

狭い湾内で、巨大な船体を回頭させています。
今日は海況が穏やかだから問題ないけど、時化の時の接岸はとても大変です。

おっ！
ジェット船が出航しましたよ。

この時間に出航する便はないので、東京芝浦の基地へ回航するようです。

= セブンアイランド友 =
平成2年3月竣工（川崎重工業製2番船）163t。

米国ボーイング社のB929-117型として川崎重工でライセンス生産された船です。
鹿児島商船/屋久島航路のトッピー1、九州商船/五島航路のぺがさすとして運航した後、平成25年4月から東海汽船で活躍しています。

ポォー
汽笛を鳴らして出航する、セブンアイランド友。
お疲れ様でした。

さて、さるびあ丸は回頭を完了。
接岸体制に入りました。

あぁ～
楽しい船旅が終わっちゃうよ～

ホーサーがビットにつながれました。

14:05
定刻より5分早く、接岸完了。
パチパチパチ‥

名残惜しいですが、下船しましょう。

さるびあ丸よ。
明日も頼みますよ。

この船は、東京都立大島海洋国際高等学校の航海練習船「大島丸」681tです。
令和2年2月に竣工したばかりの新造船で、5代目になるそうです。

さて、今宵の宿は島の中心となる「元町」にあります。
元町に入港すれば徒歩3分ほどで宿に行けたのですが、岡田港に入港したので路線バスで移動しなくてはなりません。
ちなみにバスの時間まで、1時間20分ほどあります。

てな訳で、出航を眺める儀(単に岸壁から眺めるだけ)に参列して、さるびあ丸の出航を見届けましょう。

ラインマンが、ホーサーをビットから外す体制に入っていますよ。

※ラインマン‥船の接岸.離岸時に、ホーサーをビットにかけたり、そこから放したりするサポート業務(綱取り放し作業)に携わる人のことを言います。

14:31
ホーサーがビットから外され‥
ゴゴゴゴォー

船内に流れる蛍の光♪が、岸壁にも聞こえてきます。

巨大な船体が離岸した後‥

ボオォォー
汽笛が港に響き渡りました。

さるびあ丸が大島から離れていきます。

さるびあ丸は、東京竹芝まで4時間30分の航海です。
さようならぁ～

14:39
おっ！
さるびあ丸出航5分後に‥

ココゴォー

高速ジェット船/セブンアイランド愛が出航します。
14:35出航便の東京行きです。

セブンアイランド愛は、艇走体制から加速‥

ブロロォォー
離水し、翼走していきました。

おぉ、速い.速い！
東京竹芝へ1時間45分の航海です。

沖合で、セブンアイランド愛はさるびあ丸をぶち抜くのですが、もう小さくなっちゃいましたね。

令和2年、2月7日に新築オープンしたばかりの岡田港船客待合所。
地上5階建て、現代的な局面を多用したデザインが特徴の建物は、船客待合所と津波避難施設を兼ねています。

15:22
バスが来ましたよ。
島内には大島バスの路線バスが運行されています。
乗りましょう。

②大島バス.元町港行
岡田港.15:23→元町港.15:40
￥運賃370円

15:40
岡田港から17分。
元町港に着きました。

この建物は、元町港船客待合所です。
元町は大島町の中心となり、メインとなる港です。
岡田港の船客待合所が立派な建物になりましたが、こちらも立派な建物ですね。

15:43
元町港から徒歩3分。
今宵の宿、guesthouse 甚之丸に着きました。
お世話になりま～す。

[ guesthouse 甚之丸 ]
素泊まり和室1名1室‥5,000円(税/サ込)
GOTOクーポン1,750円利用で、実質3,250円となりました。
楽天トラベルで予約しました。

お部屋はシンプルで落ち着く和室です。

お部屋には、テレビと手鏡・ティッシュ・電波時計・テーブルタップ・メモ紙・アメニティ(髭剃り/歯磨き/ヘアブラシ/シャワーキャップ/ボディスポンジ/コットンセット)・ドライヤー・蚊取マット・小タオル・バスタオルがありました。

お部屋からの眺めです。
左を見ると三原山。

右を見ると、建物越しに海が見えました。

16:15
元町港船客待合所にやって来ました。
出帆港は、東海汽船マスコットガール/小池夏海ちゃんが案内していますよ。
本日の出帆港は岡田港なので、館内は静まりかえっています。

スーパーあんこ娘.参上！
‥と、言いたそうですが、今日は出番がないようですね。

16:20
元町港の桟橋は、今から682年前の1338年(室町時代)の三原山噴火で、海に流れ出た溶岩が海岸に突き出た形となって残りました。
その溶岩を土台にしたのが、今の桟橋です。

桟橋からは、三原山が一望です。
昭和61年の大噴火で、溶岩が元町に向けて流れ、全島避難となったことは今でも鮮明に覚えています。

さて、今日の日没は16:36です。

おっ！
今日は、美しい夕日が見られそうだ。

一昨日、この対岸、伊豆半島東伊豆町をウォーキングして伊豆大島を眺めました。
今日は、雲が張りついて伊豆半島が見えませんが、夕日が美しい。

私は今、感動に浸っている。
今日、来て良かった。

黄昏る筆者。

あと、少し‥

16:25
おしまい。
パチパチパチ‥

16:30
元町港にある大島観光協会。
ここで‥

電子しまぽに大島のスタンプを押して頂きました。
10ポイントGET！
ありがとうございます。

残照の元町港。
今日は伊豆半島が見えませんが、美しい。

17:02
ショッピングセンター.べにや。
元町にあるスーパーです。
夕食と明日の朝食の食材を仕入れにやって来ました。

17:27
べにやでは、GOTOトラベル地域共通クーポンが使えます。
竹芝と宿で頂いたクーポンを、ありがたく使わせて頂きましょう。

17:35
宿に戻りました。

館内を見てみましょう。
こちらは、談話室です。

炊事場です。
元は、食事も出していた宿らしく、広い厨房を使わせてもらえます。
ガスコンロ・電子レンジ・食器類・調理用具など揃っているので、炊事ができます。
素泊まり宿に、炊事場があるのはありがたいですね。

洗面室。
2階の中央にあり、反対側にも洗面台が5台あります。
お湯は出ません。

トイレはウォッシュレット。
別に和式もあります。

浴室。
大きい浴槽で、4名ほどまで入れます。
温泉ではありませんが、入浴剤が入れてあって気持ち良かったです。

お風呂は夜のみで、朝はシャワーのみとなるそうです。

では、夕食にしましょう。
べにやで仕入れた食材を、食器に盛りつけて、旅館の食事風にしましたよ。

生姜がのったマグロの島寿司。
神津島で採れた赤さばのお刺身。
昭和12年創業.地元元町にある前田豆腐店の'特製手造りとうふ'。
明日葉は、炊事場で茹でてお浸しにしました。

①まぐろ島寿司 200円引‥600円
②かき揚げ‥100円
③赤さば刺身 100円引‥200円
④前田きぬ豆腐‥131円
⑤海鮮シューマイ‥120円
⑥アサヒスーパードライ‥208円
⑦キリン本搾りオレンジ‥145円
⑧明日葉‥90円

20:26
では、寝ましょう。

本編は、ここまででございます。
拙い旅行記をご覧下さいまして、誠にありがとうございました。

つづく。