第189部-811冊目　9/14<br />(令和3年4月16日配信)<br /><br />皆様、こんにちは。<br />オーヤシクタンでございます。<br /><br />青春18きっぷを使って格安に山陰地方を訪問し、静かにカニを食べるだけの旅を試みたのですが、なんだかんだで色々と旅程を詰め込んでしまいまして‥<br />Airline・Sip・Bus・Railway、略して、ASBR乗りまくり&蟹,河豚旅となりました。<br /><br />本編は、萩→下関へ向かって、山陰本線ローカル線の鉄旅です。<br /><br />表紙画像‥日本海を前に黄昏る筆者。<br /><br />━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━<br />令和3年3月15日～19日 4泊5日<br /><br />3月17日(水) 第3日目-4　晴れ<br />徒歩(1.5km)<br />萩商港.14:50‥東萩駅.15:13<br />▼<br />普通1570D.木与行<br />東萩.15:28→木与.15:51<br />▼<br />普通1573D.長門市行<br />木与.16:00→東萩.16:23→長門市.17:02<br />▼<br />普通975D.小串行<br />長門市.17:06→小串.18:46<br />▼<br />普通883D.下関行<br />小串.18:47→下関.19:31<br /><br />━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━<br />支出‥0円

西日本ASBR乗りまくり&蟹,河豚食旅・その9.山陰本線黄昏鉄旅

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2021/03/17 - 2021/03/17

1547位(同エリア7039件中)

エリア

山口

同行者: 一人旅

一人あたり費用: 5万円 - 10万円

交通手段: JRローカル徒歩

旅行の手配内容: 個別手配

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今年.令和3年6月に引退する、萩海運の貨客船/つばき2です。
相島へワイルドな船旅を満喫し、萩商港に戻って来ました。

▼追記
新造船/あいしまが、建造ミスによって就航しなくなったので、つばき2の引退もなくなりました。
14:50
萩商港近くにある、浜崎伝統的建造物群保存地区を‥
ちょっと、散策しましょう。

萩市のマンホールは13種類のデザインがあり、こちらは萩市を象徴する'白壁と夏みかん' の風景をモチーフに平成４年４月にデザイン化されたものです。
古くからの街並み、いいなぁ～。

浜崎地区は萩城下町の港町として栄え、日本海に面していることから物資の流通や販売、水産業に関わる方で賑わい、萩の経済を支えてきました。
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お昼前にお菓子を買った「乙丸製菓店」です。

おはぎはもう売り切れ‥
人気商品であるのが頷ける美味しさでした。
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角地に建つ大きな商家「旧山村家住宅」です。

江戸時代後期に建てられた大型の町家で、京都や大阪の豪商によく見られ、この地方では珍しい '表屋造り' という建築方法を用いた美しい白壁の建物となっております。

※表屋造りとは、表屋の店棟と居住棟を前後に分け、この間に玄関庭を設けるという町家の建築形式で、当時もっとも洗練された町家の造りだそうです。

旧山村家住宅名所・史跡
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浜崎地区の典型的な町家「旧山中家住宅」です。

昭和初期建ての典型的な浜崎の町家で、浜崎伝建地区の中心部に位置しています。
表から裏の通りまで抜ける細長い敷地に、表から主屋・付属屋・土蔵が建ち並んでおり、これらはいずれも浜崎伝建地区の伝統的建造物(文化財)として特定されているそうです。

旧山中家住宅名所・史跡
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浜崎地区は平成13年11月に萩市で３番目の重要伝統的建造物群保存地区に選定され、江戸・明治・大正時代に建てられた138棟の歴史ある町屋が今も残されています。
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このこじんまりとした建物は「梅屋七兵衛旧宅」です。

北国問屋を営む家に生まれた幕末の商人、梅屋七兵衛が晩年過ごした隠居屋で、ここでお茶やお花を楽しんだと思われているそうです。
今は見学できません。

梅屋七兵衛旧宅名所・史跡
古くからの街並みを堪能しました。
さて、そろそろ駅に向かわなくては‥

路地裏を抜けて‥
新堀川を渡ります。
洪水防止を目的に、334年前の貞享4年(1687年)に開削された川です。
萩市内を流れる阿武川に沿って歩き‥
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15:18
山陰本線.東萩駅に戻りました。

東萩駅駅
東萩駅前に、萩城(約1/6模型)がありました。

慶長九年(1604年)、関ヶ原の役に敗れた毛利輝元が防長二州36万石の居城として築かれました。
明治七年解体され、現在は堀と城壁の一部・石垣などが残っています。
これから下関に向かいますが、逆方向.益田方面の列車に乗りましょう。
おっ、単行か。

①普通1570D.木与行
東萩.15:28→木与.15:51
[乗]JR西日本:キハ40-2005
車内で寛ぐ筆者。
お三時です。
萩市内.浜崎地区'乙丸製菓店'の手作り和菓子を頂くざます。

①よもぎ大福‥100円
②うぐいす餅/抹茶つぶあん‥100円
15:41
山陰本線/長門大井→奈古。

鹿島湾に沿ってキハは快走します。
ここから海を眺めると‥
女鹿島(左)・男鹿島(右)が沖に浮かんでいるのが見えます。
仲良く並ぶ様子から総称.夫婦島と呼ばれており、夕日のベストビュースポットにもなっているそうです。

お客さんいなくなりました。
私一人の貸切です。
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15:50
東萩から22分。
この列車の終点、木与に到着しました。

木与駅駅
線路下のガードを抜けると‥
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日本海です。
沖に島がふたつ見えますね。
ズームしてみましょう。

左は、野島です。
無人島らしく、詳細はわかりませんでした。
右奥に見えるのは、宇田島。
あちらも無人島だそうです。
パノラマモードでカシャ。
黄昏る筆者。
哀愁感が漂っている。
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15:57
折り返しは9分！
急いで、駅に戻りました。

木与駅駅
ポツンと停まっているキハ。

何故か？
この列車は、何もない木予駅が起終点なのです。

東萩から乗って来た列車が、木与で長門市行として折り返します。
では、乗りましょう。

②普通1573D.長門市行
木与.16:00→長門市.17:02
[乗]JR西日本:キハ40-2005
落ち着く2名席。
この席、オキニです。
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16:21
木予から21分。
東萩に戻ってきました。
このまま乗っていきます。

東萩駅駅
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16:28
萩に停車。
大正14年4月3日開業。
開業時からある洋館の駅舎は登録有形文化財に登録されているそうです。

萩駅駅
車内でぼんやりする筆者。
16:44
山陰本線/三見→飯井。

雄大な眺め。
果てしなく続く海岸線を眺めながら列車は走ります。
16:59
山陰本線/長門三隅→長門市。

入りくんだ海岸に沿って、車窓から仙崎湾を眺めます。
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17:03
木与から1時間2分。
長門市に到着。

長門市駅駅
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小串行に乗り換え‥
さぁ、次もキハ40に乗りますよ。

③普通975D.小串行
長門市.17:06→小串.18:46
[乗]JR西日本:キハ40-2080
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17:09
山陰本線/長門市→黄波戸。

日本海に沿ってひたすら西へ向かいます。
車窓に見えるのは、深川湾です。

車内で寛ぐ筆者。
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17:12
黄波戸に停車。
キワドと読みます。
昭和3年12月9日開業の無人駅です。

黄波戸駅駅
17:16
山陰本線/黄波戸→長門古市。

列車は田園風景の中を走り‥
17:37
山陰本線/長門粟野→阿川。

再び海沿いへ‥
油谷湾を眺めながら、走っています。
そして、阿川から先は‥
17:47
山陰本線/阿川→特牛。

山の中に入りました。
本来、阿川→長門二見の区間も日本海岸沿いに敷設される予定であったのですが、地域の要望や予算等により、途中の滝部駅と特牛駅の2駅は内陸に置かれるようなルートとなったそうです。
JR東日本から撲滅したキハ40形。
助手席をカシャ。
運転席も撮影しておこう。
カシャ。
お客さんいません。
私一人の貸切なので‥
ロングシートで寛ぐ筆者。
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17:57
滝部に停車。
ここで、25分停車します。

滝部駅駅

時間がありますね。
ちょっと、ぶらぶらしてみましょう。
ようこそ豊北へ！
以前は山口県豊浦郡豊北町でしたが、下関市と平成17年2月に合併されました。
角島大橋を走るブルーライン交通の路線バスが滝部駅から乗れるようです。
ここでバスネタを投下！

おぉ！
これは、サンデン交通グループ/ブルーライン交通の中型路線仕様車/日野レインボーRJ(平成15年車)ですよ。
18年前のバス、懐かしいなぁ。
駅前の様子‥
駅前旅館・食堂どころか、商店すらありません。
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滝部駅は、大正14年8月16日開業。
今の駅舎は昭和55年に建てられたものだそうです。

滝部駅駅
改札口。
明日の一部列車が運休となるそうです。
バス代行になると、急告が掲示されていました。
ホームが長いけど、列車は1両。
昔は、特急や急行列車もあって、長い編成の列車が停まったんだろな。
18:33
山陰本線/長門二見→宇賀本郷。

響灘に沈む夕日に期待しましたが、滝部駅で日の入り時刻を迎えてしまい、今日はダメでした。
残念！
18:34
グオォォー
コマツ製SA6D125Hディーゼルエンジンを唸らせて力走するキハ47。
エンジンの発電力で走るGVナントカと言う新型車と、エンジンの力だけで走るキハは重厚感がまったく違うね。
18:43
山陰本線/湯玉→小串。

暗くなってきました。
私のデジカメでは、これが限界。

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18:47
長門市から1時間40分。
小串に到着。

小串駅駅
本日ラストを飾るのは‥
国鉄時代から活躍するキハ47ですよ。
東日本人民の私としては、これほど楽しい乗り継ぎはありません。
では、乗りましょう。

④普通883D.下関行
小串.18:47→下関.19:31
[乗]JR西日本:キハ47-65
下関まであと少しだ。
車内で寛ぐ筆者。
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19:00
本州最西端の駅 '梅ヶ峠' に停車。

梅ケ峠駅駅
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19:33
小串から44分。
出雲市から297.7km！

本日の目的地となる、下関に到着です。
いやぁ、長かった。

下関駅駅
あちらには115系が停まっています。
下関は全国でも貴重な国鉄車両天国です。
この旅で青春18きっぷを使うのはここまでです。

それでは、2・３回目の統括を行いましょう。
全て、JR西日本です。
■姫路→和田山→餘部→鳥取→出雲市→益田→東萩→下関 624.0km/9,790円
■鳥取→末恒 9.3km/200円
■末恒→鳥取 9.3km/200円
■東萩→木与 16.4km/330円
■木与→東萩 16.4km/330円

合計距離 675.4km・合計運賃 10,850円で、青春18きっぷ2,410円×2回=4,820円使用で、6,030円お得と言う結果でした。
まぁ、こんなものでしょう。
駅からホテルが見えています。
今夜は下関市内に泊り、本編はここまでとなります。

拙い旅行記をご覧下さいまして、誠にありがとうございました。

つづく。

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この旅行記へのコメント（2）

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Akrさん 2021/04/16 17:25:34

キハ40系

オーヤシクタンさま

こんにちは。Akrでございます。

キハ40系。
私が子供の頃、登場して、何処へ行っても見られた気動車でしたね。当時はエンジン音ばかりうるさくて全然走らなくて嫌いでした。最初っからタラコ色で登場。首都圏色なんて呼ばれていましたね。そんなキハ40系もあっという間に東日本では淘汰されちゃいました。西日本ではまだこれだけ乗れるんですね。羨ましい。
オーヤシクタンさまお気に入りの２人席。あれ、いいですよね。小さい窓も好きで私もよく座りました。あとは急行型のキハ58の妻面寄りの２人掛け席も。
あ～、もう乗れないんだなとしみじみしてしまいましたよ。あ、いすみ鉄道に居ますか。

そして、しれっと山陰本線を和田山から下関まで乗り通しましたね。で、次はアレを食らう訳ですか。楽しみにしています。

あ、日野の丸目ライトまだあるんですねえ。中型路線だとブルーリボンじゃなくてレインボーですか。エアロスターの丸目ライト好きでした。

-Akr-

オーヤシクタンさんからの返信 2021/04/17 06:47:06

RE: キハ40系

Akr様、おはようございます。
オーヤシクタンでございます。

私もキハ40系は、磐越西線でよくお世話になりました。
会津若松駅の車庫にたくさん並んでいたのに、まさか1日でなくなってしまうとは思ってもいませんでしたね。
JR東日本からはついに消滅してしまいましたが、西日本では今も主力車両として活躍しており、なんだかほっとしました。
あの二人席、なんか落ち着いて、他の4人用ボックス席がたくさん空いているのに、あそこに座ってしまいます。
急行型にも一番隅にあの席、ありましたね。
455系やキハ58だと、たしか戸袋の部分になって、窓際のせきにはひじ掛けがなかった記憶があります。
姫路から山陰線で下関へ行く鉄旅は、色々と変化に富んで面白いです。
天気にも恵まれ、ずっと日本海を眺めながらの鉄旅になりました。

そう言えば、滝部での30分停車。
列車交換があるわけでもなし、なんの為に停まるのかわからないのですが、滝部駅の前に停まっていたバス、日野の中型バスレインボー路線仕様車でした。
あの丸目のライト、懐かしかったです。
そして、バカ停をする駅って、なぜか駅前に何もないような気がします。
滝部駅も何もない駅でした。
103系から始まるこのコース、なかなか面白いので、又乗ってみたいです。
ありがとうございました。

オーヤシクタン。

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