春の北日本海紀行・その9.新日本海フェリー:苫小牧-敦賀航路代船/はまゆう乗船記(航海後編)

皆様、こんにちは。
令和3年7月1日より横須賀-北九州航路に就航予定の、東京九州フェリー/はまゆうです。

グループ会社の新日本海フェリーの船舶がドック期間中の代船として、苫小牧-敦賀航路に就航していることをかぎつけたので、只今、日本海をクルーズしております。

12:00
苫小牧出航から、12時間40分。
はまゆうは、新潟県佐渡島沖を航行中です。

あっ！
6F外部デッキが開放されたようですね。

6F中央部は、解放感溢れる外部デッキとなっております。

はまゆうは高速フェリーで、常時外に出れないとの情報があったので、真相を船員様に伺ってみると‥
6F外部デッキは、開放されます。
但し、強風や荒天の場合は、航海士様の判断で閉鎖されるそうです。
4F 外部デッキは終日閉鎖となります。
～と、言うことでした。

私の自室からは見えない左舷側前方を眺めます。
やっぱり外の空気に触れられないと、船旅の楽しさは半減しますね。
外に出れることがわかって良かったです。

佐渡島は見えませんね。

左舷後方を眺めます。
当たり前ですが、海が永遠に続いています。

船尾から離れているので、航跡はあまりよく見えません。

はまゆうの救命浮き輪。
横須賀-北九州航路に就航する船舶ですが、船籍は小樽となっています。

この下は、バーベキューガーデンになっていて、夏季は開放的な空間でバーベキューを楽しむことができます。

風呂に入りましょう。

12:45
いい湯で、さっぱりしました。
昼食にしますよ。

■マルちゃん鴨だしそば‥98円
■おにぎりセット‥121円
■うどん‥88円
■ほろよいカシスオレンジ‥106円

日本海に向かって、カンパーイ！

船旅にはカップ麺。
何故か、これが美味いんだな。

酒飲んだら眠くなってきた。
昼寝をします。

風呂入って、食っちゃ寝.食っちゃ寝‥
これだから、船旅はやめられない。

さっきまで、空がどんよりしていましたが、晴れてきました。

ゆっくりと時間が流れています。
船の上でしか味わえない魅力を堪能しましょう。

14:00
苫小牧出航から14時間40分。
只今、石川県能登半島沖を航行中です。

あっ！
あそこに島が見えますよ。

14:10
ズームしてみましょう。
石川県能登半島の北約50kmの日本海上に浮かぶ島、舳倉島です。

島への交通機関は、輪島-舳倉島航路に就航する、へぐら航路(株)の'青海'が1日1往復しており、本土から日帰りが可能ですが、小さな船なので時化ると激揺れする難易度の高い航路です。

舳倉島は、石川県輪島市海士町に属しています。

島の中央にある舳倉島灯台が見えますね。
昭和6年4月に初点灯し、灯火標高42.7mから日本海の海の安全を守っています。

外部デッキに出て、左舷前方を眺めてみましょう。

ズームすると‥

あっ！
能登半島が見えていますね。

そして、前方には、七ツ島が見えてきました。

七ツ島は、石川県輪島市の北約20kmの日本海上にあり、大島・狩又島・竜島・荒三子島・烏帽子島・赤島・御厨島から成る）に7つの無人島からなる島群です。
能登半島国定公園に含まれております。

ズームしてみましょう。

七ツ島は、北の島群と南の島群にわかれており、画像は北の島群(大島・狩又島・竜島)です。

はまゆうのファンネル。
東京九州フェリーのTとKの文字からデザインされました。

本船は新型最適船型の採用などにより、硫黄酸化物/SOxの排出規制への対応策として、排ガス浄化装置(スクラバー)を搭載し、黒煙がほとんど出ません。
また、在来船と比べ約６％の省エネルギーが実現可能となりました。

お三時にするざます。
北海道バターを使ったポテトチップスとコーヒーを頂きましょう。

■ポテトチップス北海道バター味‥140円
■ホットコーヒー‥0円

お三時の後、ゴロゴロまったりする筆者。
船旅サイコー！

17:45
日が傾いてきました。
日本海の落日を鑑賞しましょう。

黄昏る筆者。

今日の福井県の日没時刻は、18:20です。
水平線に雲がはりついていますね。

日が沈んでいきます。

んっ？
おしまいかな？

いや、今日はこの後が本番なんです。

ズームすると‥
雲と水平線の間が開いていますね。
私が見て来た夕日の経験から申すと、この後、お日さまが再び現れると確信しました。
もう少し、粘ってみましょう。

あっ！

予想通り、お日さまが再び、顔を出してきましたよ。

ズームしてみましょう。
太陽が真っ赤に燃えていますね。

それでは、日本海の落日を眺めましょう。

太陽がゆっくりゆっくりと、水平線に近づいていきます。

おおぉー！
私は今、感動している。

やっぱり、日本海の落日はすばらしい。

今日乗って良かった。

海にとけていくオレンジ色の夕陽。
日本海航路ならではの絶景です。

あと少し‥

18:23
おしまい。
パチパチパチ‥

いやぁ、すばらしい夕日でしたね。

風呂に入りましょう。

露天風呂から眺めた、残照の日本海。
これもまた美しい。

19:05
苫小牧出航から19時間45分。
福井県.越前海岸沖を航行中。

楽しい船旅は、残り1時間25分となりました。

クルーズ最後のディナーです。

夕日鑑賞と風呂の時間を逆算すると、営業中にレストランで食事をするのが時間的に無理そうだったので、新日本海フェリー特製ビーフシチューのお弁当を買っておきました。
札幌市豊平区日糧製パンの食パン/絹艶と頂きましょう。

■ビーフシチューライス‥1,200円
┣ビーフシチュー
┣ライス
┗らっきょ
■日糧パン絹艶‥98円
■サッポロクラシック2021春‥196円

新日本海フェリーに乗ったら、ディナーは特製ビーフシチューが外せません。
デミグラスソースは自家製ブレンド、新日本海フェリー自慢の一品で、夕食人気ランキング1位なんですよ。

上品なお味ざます。
オッホッホ‥

ぼんやりする筆者。
今回は大奮発して、最上級のデラックスルームなので、船室でのんびり寛がなくては‥

19:50
あっ！
もう、敦賀湾に入っていますね。

神聖なる接岸の儀(単に眺めるだけ)に起立して参列する筆者。(笑)

敦賀湾沿いの街灯りが見えます。

前方には敦賀の街灯りも見えてきました。

敦賀新港に入港します。
いやぁ、あっという間の21時間でしたね。

接岸地点となる、敦賀新港フェリーターミナルが近づいて来ました。

船長様が定位置にお立ちになられました。
これから、接岸の総指揮をおとりになられます。

狭い湾内で回頭して‥

接岸体制に入りました。
巨大な船体を後進させて、岸壁に近づいていきます。

あぁ～
楽しい船旅が終わっちゃうよ～。

ホーサーがビットにつながれました。

※ホーサー‥係留用ロープ。
※ビット‥係留用鉄杭。

20:16
接岸完了。
パチパチパチ‥

定刻より14分早く到着しました。

20:23
名残惜しいですが、下船しましょう。

北海道苫小牧から948km/21時間の船旅が終わり、福井県敦賀に到着しました。

本編は、ここまででございます。
拙い旅行記をご覧下さいまして、誠にありがとうございました。

つづく。