鹿児島へ陸海空総力旅・その2.フェリーさんふらわあ/さんふらわあさつま乗船記(船内編)

16:58
大阪港に着きました。
さんふらわあターミナル(大阪)が入居する、ATC(Asia Pacific Trade Center)です。

ATCの前にある公園。
ここから‥

あっ！
おひさまのフェリーが2隻、停泊しているのが見えますよ。

フェリーさんふらわあ/大阪別府航路に就航する、さんふらわああいぼり。
復路は、この姉妹船に乗船予定です。

私が乗るのはコチラ‥
フェリーさんふらわあ/大阪志布志航路に就航する、さんふらわあさつま。

この船に乗るのは、3年ぶりとなります。

▼前回のさんふらわあさつま乗船記(平成30年5月)。
前編・https://4travel.jp/travelogue/11430672
後編・https://4travel.jp/travelogue/11430674

=さんふらわあターミナル(大阪)=
(旧称.大阪南港コスモフェリーターミナル:ATC)です。

平成29年10月1日より、大阪南港コスモフェリーターミナルの命名権を、(株)フェリーさんふらわあが取得し、平成29年10月1日より「さんふらわあターミナル(大阪)」となりました。

以前は、別府・志布志両航路の乗船手続きをこちらで行っていたのですが、コロナ感染対策として志布志行は第2ターミナルで手続きを行うこととなり、分散化が図られるようになりました。

17:09
志布志行が発着する第2ターミナルへは港湾敷地内をバスで移動します。
徒歩での移動はできません。

第2ターミナルに移動しました。

今回は、舟遊®（しゅうゆう）プランを利用します。
瀬戸内海航路(大阪⇔別府航路or神戸⇔大分航路)と、太平洋航路(大阪⇔志布志航路)の往復をそれぞれ片道ずつ利用するプランです。
弾丸プランと異なり、現地宿泊も可能で、徒歩乗船ツーリスト船室利用10,000円～と、格安でお得なプランなんです。
徒歩乗船以外に、マイカー・バイク乗船プランもあります。

▼徒歩 舟遊®（しゅうゆう）プラン
https://www.ferry-sunflower.co.jp/lp/shuyu/walk/

※フェリーさんふらわあ公式サイトの画像。
フォートラベル利用規約第７条該当の恐れで削除。

検温を終えて、乗船手続き終了。
支払いは、クレジットカード利用可能でした。

=記念撮影コーナー=

関連会社.商船三井の名誉船長であった、船好きのイラストレーター.柳原良平先生がお書きになられたイラストです。

なお、顔抜きに描かれたマスク顔の3人は、船好きのトラベラー.オーヤシクタン平民が先生の絵を手本に書きました。

では、恒例儀式を‥
乗るぜ、さんふらわあ.さつま！

わくわくしてきましたよ。

さんふらわあさつまの概要です。

=さんふらわあさつま=
船種‥フェリー
総トン数‥13,659ｔ
全長‥192m
全幅‥27m
航海区域‥沿海
所有‥(株)フェリーさんふらわあ・ 鉄道建設.運輸施設整備支援機構
運用‥(株)フェリーさんふらわあ
船籍‥日本.大阪
建造所‥ジャパンマリンユナイテッド横浜事業所
就航‥平成30年5月15日(3代目)。

17:18
では、乗船しましょう。

私の城となる7802号室は‥
あっ、ここですね。

カード式のルームキーをピッとあてると、解錠され‥

グイイーン。

おっ！
自動でドアが開きましたよ。
ルームキーがあって自動ドア‥
上級船室利用と見せかけて‥

はい、2等に相当する最もエコノミーな船室、ツーリスト船室です。
船旅の基本とも言える、大部屋の和室となっております。

大阪→志布志+別府→大阪が、舟遊®（しゅうゆう）プラン利用で、10,000円と格安なんです。

近年、長距離フェリーから姿を消しつつある大部屋の和室ですが、さんふらわあでは合宿需要を見込んで大部屋の全廃はせず、ツーリスト船室として大部屋を残してくれました。

大部屋とは言え、各スぺースがカーテンで仕切られます。
プライバシーが確保され、大部屋雑魚寝だった昔の2等船室では考えられないこの進化！

各区画にはコンセントがあり、マット(幅65cm)・キルトケット・シーツ2枚・枕が用意されています。

寝てみましょう。
これは隣があまり気になりませんね。

ちなみにこの船室は、男性3名だけでゆったりでした。

=救命胴衣着用方法=
これは重要です。
よく見て、理解しておきましょう。

=船内案内図=
さんふらわあさつまの船客区画は6階～8階となっております。

それでは、恒例の船内視察をはじめましょう。

乗船口から船内エスカレーターで6階へあがります。

=エントランスロビー=
床の模様は、鹿児島の伝統工芸のデザインなどからインスパイアされたパターンが用いられています。

=レセプション=
等級変更やご案内など、船旅のサポートを行っております。

船旅の救世主‥
G〇RO袋はレセプションに配備されております。

=案内ディスプレイ=
北海道航路の商船三井フェリー/さんふらわあふらの・さっぽろと共通のものです。

船長様・機関長様・チーフパーサー様。。
さんふらわあさつまクルーの皆様。
宜しくお願い申しあげます。

※船員様紹介の画像。
フォートラベル利用規約第７条該当の恐れで削除。

レセプション脇には、AEDを配備。

=脱出経路図=
これも重要です。
よく見て、非常経路の確認もしておきましょう。

=ロッカーコーナー=
コインリターン式単なるロッカーと、暗証番号式貴重品ロッカーがあり、共に無料で利用できます。
これは相部屋の場合、重宝しますね。

=先代(2代目)さんふらわあさつま=
柳原良平先生がお書きになられたものです。

船舶用カード式公衆電話に、スマホ充電器があります。

=情報収集コーナー=
さかふらわあと寄港地の観光パンフレットが置いてあります。
スマホの形をした中央の巨大なディスプレイは‥
最先端情報端末 SunFlower Smart QUEST〈SSQ〉です。
船内Wi-Fiと連携して、さまざまな情報が提供できるようになっており、船内各所に設けられたデジタルサイトネージ端末と、お手持ちのスマートホンやタブレットでもご利用頂けます。

=記念撮影コーナー=
さんふらわあさつまの壁画の前で、記念撮影ができます。

※船長の制服は休止中でした。

=自販機コーナー=
アルコール類・飲料・カップ麺の自販機が設置されています。

気になる価格は‥
日清食品カップ麺各種 250円
缶ビール・発泡酒類各種(キリンorアサヒ) 180～310円
缶チューハイ各種(キリンorアサヒ) 170円
ジュース/お茶/コーヒー類各種 100～190円
挽きたてコーヒーカップ飲料各種 120円
アイスクリーム各種 160円
～と、言ったところですね。

=喫煙室=
船内は個室を含めて禁煙です。
おたばこは、喫煙室でお願い申しあげます。

両舷を貫く３層吹き抜けの開放的なアトリウム空間。
南国の森の祭りが、コンセプトとなっております。

3層吹き抜け、楕円のアトリウム。
国内フェリー初の常設となったプロジェクションマッピングの映像が天井に映し出されます。

※コロナ禍でプロジェクションマッピングショーは休止しています。

=プロムナード=
6階右舷側にあり、丸窓から太平洋が広がるオーシャンビューをお楽しみ頂けます。

=ショップ=
お土産・さんふらわあグッズや飲料、おつまみなどを取り揃えています。

=キッズルーム=
小さなお子様も退屈しませんね。

=ゲームコーナー=
小さなスペースですが、フェリーの定番‥
スロットとUFOキャッチャーを配備。
大人も退屈しません。

=レストラン=
さんふらわあさつまのメインダイニングです。
通常はビッフェスタイルなんですが‥

コロナ感染対策として、ビッフェ営業は休止中。
お弁当セット形式の定食の提供を行っております。

※令和3年7月20日にビッフェ営業再開されました。

6706号室。
平成30年5月26日に乗船した時、筆者が利用した船室です。
中には入れないので、前回乗船した時に撮影した画像で船室を見てみましょう。

=プライベートベッド=
2等寝台にあたる船室です。
プライバシーに配慮された階段式2段ベッドとなっており、各ベッドには専用テレビが設置されています。

￥プライベートベッド/通常運賃16,810円～
※この旅行記で表記する運賃は、2020年10月1日改訂の値段で、7月1日以降値上がりしておりますのでご了承願います。

=トラックドライバー様専用エリア=
我が国の物流を守るトラックドライバー様専用区画です。
一般船客は入れません。

では、7階へ上がってみましょう。
吹き抜けの手摺は、木立をイメージしたデザインとなっております。

=エレベーター=
階段以外にもエレベーターがあるので、足腰が弱い方でも楽に昇降できます。

7階です。
両舷を貫いたアトリウムには、吹き抜けを取り囲むようにソファや椅子が置かれています。

=マッサージコーナー=
高性能電動マッサージチェアで、疲れや体のコリをほぐしましょう。
15分200円です。

シックな雰囲気の寛ぎ空間です。

7階左舷側‥
カジュアルなベンチタイプのチェアが配置されて、お寛ぎ頂けます。

=脱衣室=
浴場の脱衣室です。

=展望浴場=
大海原が眺められるゆったりとした浴室です。

=シャワー室=
いつでも利用できるシャワールームが設置されています。

=ツーリスト=
2等にあたる大部屋の和室。
筆者が利用している最もエコノミーな等級です。

￥ツーリスト・通常運賃13,750円～

=洗面室=
広々とスペースがとられています。
アメニティはありませんが、ドライヤーがあります。

=トイレ=
個室はウォッシュレット完備。
清潔です。

=シーシック用流し室=
俗に言うG〇RO処です。
大洗苫小牧航路に就航する北の"さんふらわあ"同様、個室化されています。

=多機能トイレ=
車椅子の船客にも十分なスペースです。
この奥には‥

シャワー室も併設されています。

本船のバリアフリー設備は、公益財団法人交通エコロジー・モビリティ財団より助成を受けております。

=ベビールーム=
オムツ交換ベッドに、授乳室/調乳器が用意されております。

=コインランドリー=
洗濯機が1回200円。
乾燥機が30分100円です。

=ペットゾーン=
ゲージ利用のペットルーム。
ペット様とご一緒に過ごせるデラックス/ウィズペット客室もあります。

=ドッグラン=
ペットゾーンに隣接して、オープンエアのドッグランがあります。

=給湯室=
カップ麺調理に必要な熱湯の他に、製氷機も設置。
以前なかった電子レンジが配備されていました。

個室の上級船室は、私のような下級船客が立ち入る事ができませんので、フェリーさんふらわあの案内で見てみましょう。

=プライベートシングル=
アコーディオンカーテンで仕切られた個室感覚で利用できる船室です。
テレビがあります。

￥プライベートシングル・通常運賃18,330円～

※フェリーさんふらわあ公式サイトの画像。
フォートラベル利用規約第７条該当の恐れで削除。

=スペーリア=
1等にあたる個室で、今までのさんふらわあ1等にはなかったシャワー&トイレが各室に設置され、快適になりました。
シャワー室・トイレ・洗面台・テレビ・冷蔵庫があります。
なお、窓はありません。

※フェリーさんふらわあ公式サイトの画像。
フォートラベル利用規約第７条該当の恐れで削除。

￥スペーリア・通常運賃25,460円～

※スーペリアの2人目はエキストラベッドを使用し、旅客運賃は大人1名様分運賃の50%です。

※フェリーさんふらわあ公式サイトの画像。
フォートラベル利用規約第７条該当の恐れで削除。

=デラックス/洋室=
特等に相当する、シティホテル並みのツインルームです。
くまモンキャラクター洋室/ウィズペットルームもあります。
シャワー室・トイレ・洗面台・テレビ・冷蔵庫・空気清浄機があります。

￥デラックス/洋室・通常運賃30,560円～
ろ
※デラックス(洋室/ウィズペット)の3・4人目はエキストラベッドを使用し、旅客運賃は大人1名様分運賃の50％です。

※デラックス(洋室/ウィズペット)を1名様でご利用の場合は、大人1名様分の旅客運賃の50％をルームチャージとしてご負担頂くので、45,840円～となります。

※フェリーさんふらわあ公式サイトの画像。
フォートラベル利用規約第７条該当の恐れで削除。

=デラックス/和室=
特等にあたる個室で、定員2～4名の落ち着き感のある和室です。
シャワー室・トイレ・洗面台・テレビ・冷蔵庫・空気清浄機などがあります。

￥デラックス/和室・通常運賃33,610円～

※デラックス(和室)を1名様でご利用の場合は、大人1名様分の旅客運賃の50％をルームチャージとしてご負担頂くので、50,420円～となります。

※フェリーさんふらわあ公式サイトの画像。
フォートラベル利用規約第７条該当の恐れで削除。

7階デッキ船首部です。
フォワードサロンは設置されず、通路になっています。
夜間は、窓にブラインドが下ろされていますが‥

ブラインドが上げられると、前面展望が楽しめます。
操舵室にいるみたいです。

まだまだありますよ。
8階に上がってみましょう。

8階からアトリウムを見下ろします。
ゴージャスな空間ですね。

8階にも、アトリウムを囲むように寛ぎの空間があります。

8階船首部は富裕層の上級船客の方々が利用される、スイートのみの最上級フロアです。
私のような下級船客が立ち入る事は許されないのは、言うまでもありません。

=スイート=
専用バルコニーがついた、さんふらわあさつま.最上級船室です。
バリアフリー対応タイプもあります。
バス・トイレ・洗面台・専用バルコニー・テレビ・冷蔵庫・空気清浄器などがあります。
※バリアフリー客室に専用バルコニーはありません。

￥スイート・通常運賃35,650円～

※スイートの3人目、スイートバリアフリーの3・4人目はエキストラベッドを使用し、旅客運賃は大人1名様分運賃の50％です。

※スイート・スイートバリアフリーを1名様でご利用の場合は、大人1名様分の旅客運賃の50％をルームチャージとしてご負担頂くので、53,480円～となります。

※フェリーさんふらわあ公式サイトの画像。
フォートラベル利用規約第７条該当の恐れで削除。

展望デッキに出ました。
天気が良ければ、ベンチで寝そべって星空を眺めることができるんですよ。

以上で、船内視察は終了です。

次回は航海編となりますが、本編はここまでとなります。
拙い旅行記をご覧下さいまして、誠にありがとうございました。

→旅行記、続きます。