長崎県離島紀行・その15.野母商船/太古クルーズ,福江島一時下船

7:01
旅は5日目の朝を迎えました。
ここは、長崎県五島列島奈留島の奈留ターミナルです。

今日は、往路に乗ったフェリー、野母商船/太古で博多へ向かいます。
往路便は夜行でしたが、復路便は昼行となるので、フェリーで五島列島のクルーズを満喫する予定を組みました。

▼野母商船
http://www.nomo.co.jp/taiko/

7:16
あっ！

迎えが来ましたよ。
野母商船/太古.福江行です。

えっ？
博多へ向かうのでは‥
～と、思いますよね。

はい、実は野母商船/太古.博多行は奈留を通過してしまうのです。
てな訳で、奈留から博多へ行く場合、福江行下り便に乗ります。
そして、折り返しとなる博多行上り便で博多へ向かうことになるのです。

豪華クルーズ船を小さくしたようなフェリーですね。
これから、奈留島→福江島→博多、航海距離.238.6km/10時間15分のクルーズに挑みますよ。

=太古=
船種‥フェリー
総トン数‥1,598ｔ
全長‥94m
全幅‥14.4m
航海区域‥沿海
所有/運用‥野母商船(株)
船籍‥日本.福岡
建造所‥白杵造船所
就航‥平成26年7月7日

接岸態勢に入りました。
正面からカシャ。

7:24
接岸完了。
パチパチパチ‥

乗るぜ、太古！

太古のファンネル。
野母商船の社旗がデザインされております。

では、乗船しましょう。

出航まで10分もないので、甲板へいき‥

神聖なる出航の儀(単に眺めるだけ)に参列する筆者。

タラップが外されました。

7:35
出航！
ゴゴゴゴォー

見送り一人もいないけど‥
さようならぁ～

巨大な船体が離岸し‥
まずは、奈留島→福江島、約17.7km/40分の船旅が始まりました。

奈留島港を出航します。

あぁ、島が離れていくよ。

奈留島よ。
さらばじゃ。

奈留島を離れると、右舷に久賀島を眺め航行します。

左舷側を眺めると左手前に末津島、沖にツブラ島と椛島が見えます。
今日はとても良い天気で、穏やかな海況です。

さて、奈留からの乗船で個室利用の場合、清掃の都合上、個室は福江からとなり、奈留→福江はスタンダード(2等)となります。

いつもならここで、恒例の船内視察をおこなうのですが、この船は往路でも乗船しているので、2F操舵室下右舷にあるラウンジで過ごすことにしましょう。

▼太古の船内案内はコチラ。
https://4travel.jp/travelogue/11715272

2F操舵室下右舷にあるラウンジから展望デッキに出ることができ、前方の眺めを楽しむことができます。
右の島は多々良島みたいですね。

正面には、福江島がゆっくりと近づいて来ていますよ。

あっ！
昨日、福江→奈留島で乗船した、九州商船/万葉が福江を出航したところのようです。

平成23年4月17日就航のカーフェリー、九州商船/万葉(1,553t)。

福江.8:00→中通島/奈良尾.9:05→長崎.11:45着の便で、3時間45分で長崎へ行けます。

反航します。
さいならー。

続いて福江を出航して来たのは‥
福江-奈留-若松航路に就航する、五島旅客船/OCEAN(431t)です。

反航します。
このフェリーは、五島列島内を行ったり来たりしているので、後でもう一回反航することでしょう。

また、後でね～

8:11
奈留島から36分。
接岸地点が見えて来ました。
福江港に入港し‥

狭い港内で回頭。
接岸態勢に入りました。

8:19
接岸完了。
パチパチパチ‥

さて、本来ならこのまま乗っていなくてはならないのですが‥
福江で買い出しをしないと、本日のクルーズランチは船内自販機のカップ麺だけとなってしまいます。
そこで‥

8:21
チーフパーサー様に一時下船を許可して頂きました。
てな訳で、福江で一時下船します。

福江港ターミナル内には数軒のお土産店があり、お弁当の販売もあります。

8:35
さて、再乗船は10:00からなので、あと1時間30分ほどあります。

昨日、福江に寄ったとき、気になったラーメン店へ‥
港の前にある「宝来軒」に入ってみましょう。

赤い看板に、赤い献立表。
昭和の食堂の雰囲気が漂っていますね。

長崎新聞で紹介された記事が貼ってありました。

この店は、半世紀以上今も昔も変わらない懐かしいラーメンの味が自慢です。
巨大な釜で50年以上スープを継ぎ足している純粋な豚骨スープはあっさり味で、くどくないのが特徴だそうです。

お客さんの7割がラーメン(500円)を注文されるそうですが、たしかに来る地元のお客さんはみんなラーメンを注文していますね。

私はチャンポンを注文しました。

自慢の豚骨スープをベースにしたチャンポンスープは具材とよく絡み、コクが出ていて濃厚な味わいです。
これは、なかなか良いお店を見つけました。

■チャンポン‥600円

9:07
=六角井=
1540年(天文9年)、当時明国の王直は通商を求めて福江に来航しました。
その際、王直ら中国人が飲料用水、船舶用水として造ったのがこの六角井といわれています。　
五島における倭寇時代の貴重な遺跡のひとつで、昭和29年に県指定文化財となりました。

9:08
=ナタオレキ=
モクセイに似た珍しい樹木で、沖縄・九州・小笠原・八丈島等に分布する中、長崎県では、五島列島・男女群島・対馬・平戸などに見られ、天然記念物に指定されています。
ナタでも斬れない硬い木なので、この名があるそうです。

9:11
またまた来ちゃいました。
本町アーケードにあるスーパー、食彩館 まるはちストアーです。
ここで、クルーズで頂く食材を仕入れていきましょう。

五島で採れた新鮮なお刺身が手に入りました。
1パック300円しないので、安いですね。

①五島久賀島産キハダマグロ刺身‥298円
②五島久賀島産ぶり刺身‥258円
③長崎ちゃんぽん‥108円
④カルピスウォーターレモン‥98円

9:26
まるはちストアーの隣に、100円ショップ.キャンドゥがあります。
こちらも覗いてみましょう。

キャンドゥでは100円グッズだけでなく、地元の名産食材も売っていましたよ。
かまぼこ天ぷら・しおとうふなど、地元産の食材を購入。
しおとうふは、にがりを使わず五島の海水で作られた豆腐です。

①五島名産手延べふしめん‥138円
②五島列島のきれしおとうふ‥124円
③川口かまぼこ天ぷら‥130円
④三ツ矢さわやかレモン‥54円
⑤バヤリースオレンジ‥54円

=常灯鼻=
第30代藩主五島盛成公が福江城を築く際に城の北東から吹き寄せる大波を防ぎ、築城工事を容易にするため築かせたものといわれています。
防波堤としての役割と灯台としての役目も持っており、昭和58年に五島市指定文化財となりました。

9:50
出航20分前です。
福江港ターミナルに戻って来ました。

さて、主食となるお弁当を買おうと、ターミナル内のつるた土産品で見つけたのが‥

▼五島のお土産.つるた土産品店。
https://turutaya.com/info/omisesyoukai.html

五島牛ローストビーフのお弁当.1,200円です。
500円ほどの幕の内弁当を購入予定でしたが、これ食べてみたい！。
てな訳で、奮発して買っちゃいましたよ。

お茶のミニ缶をサービスして下さいました。
ありがとうございます。

①五島ビーフ弁当‥1,200円
②お～いお茶ミニ缶

次回から、五島列島クルーズの本番となります。

本編は、ここまででございます。
拙い旅行記をご覧下さいまして、誠にありがとうございました。

-つづく-