東海バス全線フリーきっぷ旅・その5.天城山隧道散策&続くバス旅

13:09
東海バス全線フリーきっぷの旅‥
只今、静岡県伊豆半島にいます。

河津七滝めぐりを終えました。

バスが来ました。
乗りましょう。

①東海バス:C50系統.修善寺駅行
河津七滝.13:10→天城峠.13:29

河津七滝から天城峠へ向かいます。

※GoogleMapの画像。
フォートラベル利用規約第７条該当の恐れで削除。

伊豆半島の真ん中を縦に貫く国道414号線に入りました。

ぐるぐる回って、河津ループ橋を登ります。
目が回るよ。

隠しきれない 移り香が～♪
石川さゆりさんが歌う「天城越え♪」が頭を過ってきました。

13:31
河津七滝から19分。
天城峠に着きました。

これから、旧天城トンネルを散策しにいきましょう。
あまり公になっていませんが、天城峠バス停から登山道があるんです。

こちらは、昭和45年に竣工された国道414号/新天城トンネルです。
開通時は天城トンネル有料道路として有料でしたが、平成12年3月18日から無料となっています。

新天城トンネルの左脇から登山道に入り、0.3km/徒歩15分ほど歩きます。

新天城トンネルから旧天城トンネルへ直登するので、急な登り坂です。
急で狭い階段を登り‥

ハァハァハァ‥
登りが続きます。

足元がよくないので、歩きやすい靴で来られることをオススメします。

13:43
天城峠バス停から13分。
旧天城トンネル北口の駐車場に着きました。

車の場合は国道414号線から旧道(ダート道)を走って来ることができます。

駐車場にトイレがあります。

=天城山隧道(旧天城トンネル)=
明治38年に完成した静岡県伊豆市と賀茂郡河津町を結ぶ国道414号旧道のトンネルです。

川端康成の小説「伊豆の踊子」。
松本清張の小説「天城越え」で有名なトンネルですね。

アーチや側面などすべて切り石で建造された日本初の石造道路トンネルでもあるんです。

旧天城トンネルの名で有名なこのトンネル‥
正式名称は「天城山隧道」と言い、銘板にも記されております。

中に入りました。
全長455mあり、徒歩だと抜けるのに10分ほどかかります。

坑内に照明がありますが、暗いです。

トンネル内の高さ4.2m(有効高：3.5m)。
幅員は3.50メートルと狭く、車両のすれ違いは不可能ですが、新天城トンネル開通以前はここをバスが通ったというのですから驚きです。

天井の曲面も精巧に石が組まれていますね。

石は伊豆半島北部/大仁町吉田地区の吉田石が使われています。

石を精巧に組んでいて、今から121年前当時の工事技術が高いことを実感します。
天城山隧道の建設は明治33年から始まり、5年の歳月をかけて明治38年に完成しました。

出口が近づいて来ました。

13:51
南口(河津側)に出ました。
トンネル内は舗装路ですが、外は未舗装のダート道です。

河津側から天城山トンネルを見てみましょう。
伊豆市側と同じ造りとなっていますね。

陸の孤島であった南伊豆の人々の熱い思いによって、当時としては巨費の総工費10万3,060円を投じて建設されました。
このトンネルの開通によって、難所の天城峠は解消。
北伊豆と南伊豆の距離が一挙に解消しました。

旧天城隧道として、平成10年に国の登録有形文化財に登録。
その後、平成13年に「天城山隧道」の名称で国の重要文化財(建造物)に指定されました。

重要文化財の指定にともない、登録有形文化財としての登録は抹消されたそうです。

では、戻りましょう。
再び、暗いトンネルを歩きます。

北口(伊豆市側)に戻りました。

かつての難所、天城峠へは徒歩25分ほどで行けるそうです。

14:01
では、バス停へ戻りましょう。

登って来た道を下ります。
足元が良くないので、注意して歩きましょう。

急な斜面を下り、途中には砂防ダムがあります。

国道414号線が見えてきました。
ここは、新天城トンネルの真上なんです。

14:12
40分強で天城峠バス停に戻りました。

バスが来ました。
前面についているガードのようなものは、サイクルラックです。
なんと、自転車を搭載することができるのです。

②東海バス:C51系統.修善寺駅行
天城峠.14:19→修善寺温泉.15:00

バスで峠を下り、修善寺温泉へ向かいましょう。

※GoogleMapの画像。
フォートラベル利用規約第７条該当の恐れで削除。

バスは山をぐんぐんと下っていき‥

アユ釣りで有名な狩野川を渡ります。

15:02
天城峠から41分。
修善寺温泉で下車しました。

次は16:08発.修善寺駅行に乗る予定です。
1時間ほど時間ができるので、温泉に入れる。
～と、考えていたのですが‥

時刻表を確認すると、16:08発は伊豆箱根バスの担当便です。
ガビーン！

はい、東海バス全線フリーきっぷでは、伊豆箱根バスには乗れません。
16:30までに修善寺駅必着なので‥

15:17
温泉は諦めて、次に来た東海バスに乗りましょう。

③東海バス:C10系統.修善寺駅行
修善寺温泉.15:13→修善寺駅.15:20

修善寺温泉から修善寺駅へ向かいます。

※GoogleMapの画像。
フォートラベル利用規約第７条該当の恐れで削除。

15:34
修善寺駅に到着。
16:30までに修善寺駅に必着だったのは、特急踊り子号で帰る為‥
いや、この旅は特急列車で優雅に帰れる甘い旅ではありません。

修善寺駅16:30必着だったのは‥
16:30発の路線バス.伊東駅行に乗る為だったのです。

こちらは、伊豆箱根バス。
東海バスより古いバスが活躍しています。

お腹すきましたね。
駅周辺を歩いてみましたが、土曜日だと言うのに飲食店は一軒のお寿司屋さん以外もう閉店しています。(早っ！)
あとやっているのは、修善寺駅構内のイズーラ修善寺と言うお店だけみたい。

▼イズーラ修善寺
http://www.izuhakone.co.jp/shop/shuzenji/

おっ！
伊豆産の椎茸をつかった椎茸そば‥
これ、美味しそうですね。

ここに入りましょう。

伊豆で採れた椎茸と生そばを使用した椎茸そば。
肉厚な椎茸が風味豊かでこりゃ美味い！

静岡県三島市産の三島馬鈴薯/メークインを100％使用、みしまコロッケもつけちゃいました。

・椎茸そば‥460円
・みしまコロッケ‥120円

16:25
バスが来ました。

④東海バス:I41系統.伊東駅行
修善寺駅.16:30→伊東駅.17:25

中伊豆/修善寺から東伊豆/伊東へ向かいます。

※GoogleMapの画像。
フォートラベル利用規約第７条該当の恐れで削除。

これから、伊豆半島中央部の山越えをしますよ。

ややっ！
道が狭くなってきました。

大型車同士がすれ違えない狭い道となり‥

急なカーブが続く峠道となりました。

えっ！
こんな道が路線経路なんだ。

17:01
バスは静岡県道59号西伊豆伊東線を走ります。

狭いカーブ道が続き、冷川峠を越え、伊豆市から伊東市に入りました。

Google地図で見ると、この先も急なカーブが続くようです。

※GoogleMapの画像。
フォートラベル利用規約第７条該当の恐れで削除。

カーブが続く闇の中をバスは走ります。

このバスを担当されている運転士様は女性なんですが、丁寧な運転です。
急峻なカーブでも揺れを感じません。
巧みな運転で峠道を下っていきます。

17:32
修善寺駅から55分。
伊東駅に着きました。

今夜は伊東温泉に1泊したいところですが、明日は労働日なので今日中に帰らなくてはなりません。

てな訳で、バス旅は終了！
と、言いたいのですが‥

まだまだバス旅は続きます。
宇佐美に行くバスを見つけてしまったのです。

17:38
宇佐美行のバスが来ました。
乗りましょう。

⑤東海バス:I02系統.宇佐美港行
伊東駅.17:40→宇佐美幼稚園.17:58

伊東から宇佐美へは、伊豆半島東海岸を北上します。

※GoogleMapの画像。
フォートラベル利用規約第７条該当の恐れで削除。

明るいと車窓から海が見えるのですが、もう真っ暗で何も見えません。

17:58
伊東駅から18分。
宇佐美幼稚園で下車します。

路線バスは宇佐美駅を通りません。
知らないで乗っていたら、そのまま駅から離れてしまうところでした。

※GoogleMapの画像。
フォートラベル利用規約第７条該当の恐れで削除。

18:00
宇佐美幼稚園近くのスーパーナガヤ宇佐美桜田店で、食材を仕入れて‥

18:10
JR伊東線/宇佐美駅へ。
宇佐美から先、路線バスはつながらないのです。

電車に乗りましょう。
これで、バス旅終了かと思いきや‥

⑥普通1664M.熱海行
宇佐美.18:17→網代.18:21
[乗]伊豆急8001

18:22
宇佐美からひと駅。
網代で下車。

18:26
はい、バス旅はまだまだ終わりませんよ。
宇佐美-網代は路線バスが途絶えますが、網代から熱海に行くバスがあったのです。

18:28
バスが来ました。
ここまで来ると、もう根性ですな。

⑦東海バス:A64系統.熱海駅行
網代駅口.18:28→熱海駅.18:57

伊豆半島東海岸を北上して、熱海へ向かいます。
土曜日なので、国道135号線の渋滞を覚悟していたのですが‥

※GoogleMapの画像。
フォートラベル利用規約第７条該当の恐れで削除。

18:56
網代駅口から29分。
渋滞することなく、バスは定刻に熱海駅に着きました。

おっ！
湯河原駅に行くバスがあるのか。
これに乗れば、静岡/神奈川県境を越えられるのですが‥

18:58
最終バスは17:50。
本日の運行は終わってしまいました。
これは残念！

てな訳で、バス旅は終了！
東海バス全線フリーきっぷ(2日券/3,900円)の使用実績を見てみましょう。

↓路線バスで、ぐるりと伊豆半島を周回しました。
①修善寺駅→松崎 2,190円
②松崎→吉祥 1,290円
③吉祥→石廊崎OP 510円
④石廊崎OP→休暇村 650円
⑤田牛→下田南 410円
⑥下田南→下田駅 170円
⑦下田駅→河津駅 780円
⑧河津駅→水垂 670円
⑨河津七滝→天城峠 440円
⑩天城峠→修善寺温泉 1,090円
⑪修善寺温泉→修善寺駅 220円
⑫修善寺駅→伊東駅 1,150円
⑬伊東駅→宇佐美幼稚園 300円
⑭網代駅口→熱海駅 570円
上記合計10,440円となり、6,540円お得となりました。

※GoogleMapの画像。
フォートラベル利用規約第７条該当の恐れで削除。

では、帰りましょう。
熱海駅から電車に乗る前に‥

19:05
=熱海駅前温泉浴場=
熱海駅に近い共同浴場で温泉に入っていきましょう。

￥入浴料 500円

この浴場は昭和22年から続く老舗の共同浴場です。

泉質はナトリウム・カルシウム－塩化物泉。
熱海389号泉から引湯された、源泉かけ流しの熱い湯が浴槽に注がれています。

いい湯だな
アハハン♪

19:35
いい湯でした。
では、横浜へ帰りましょう。

￥JR東日本(熱海→横浜) 1,340円

JR東日本E233系。
神奈川県民の私にとって、日常の電車です。

⑧普通1648E.小金井行
熱海.19:42→横浜.21:01
[乗]JR東日本:サハE233-3005

グリーン車ではなく普通車ね。
いつもの隅っこに座りましょう。

すいているうちに一杯。
宇佐美のスーパーナガヤで仕入れた食材を頂きます。

・ねぎとろ中巻き‥257円
・山葵いなり‥120円
・レモンサワー‥152円

21:01
熱海から1時間19分。
一杯飲んで爆睡してたら、横浜に着きました。

以上を持ちまして「東海バス全線フリーきっぷ旅」は終了です。
旅の支出は、15,998円でした。

拙い旅行記をご覧下さいまして、誠にありがとうございました。
次作は「奄美沖縄惜別フェリー旅」です。

- 完 -

=追記=
さて、今年も残りわすがとなりました。
2020年に取得したポイントの有効は、12月31日まです。
ポイント有効期限についてのお知らせメール等は、4トラベルから来ません。
年が明けると有無を言わさず失効されますので、ご注意願います。

セコセコと貯めたポイントを、筆者は75,000ポイント失効させてしまった苦い経験が過去にあり、新年早々落胆しました。(泣)
ポイントが貯まっている方は、忘れずに交換して下さいね。

※画像は、4トラベル.マイページから加工引用しております。

※4トラベルの画像。
フォートラベル利用規約第6条該当の恐れで削除。