奄美沖縄惜別フェリー旅・その2.特急きりしま号&鹿児島ぶらぶら散歩

12:18
宮崎駅近くの大衆食堂を2軒ハシゴして、宮崎駅に戻って来ました。

さて、これから鹿児島へ移動します。

都市間高速バス網が発達している九州ですが、宮崎-鹿児島は高速バスはなく、鉄道(JR九州)に軍配があります。

JR九州のサイトを開くと、お得な九州ネットきっぷの設定もありました。
これで、予約しておきましょう。

※JR九州公式サイトの画像。
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予約した九州ネットきっぷは乗車前までにJR九州の駅窓口または指定席券売機等で必ずきっぷを受け取る必要があります。
携帯電話の予約画面等では、利用できません。

この時、登録したクレジットカードと電話番号が必要となるので、忘れないようにしましょう。

発券成功しました。

片道乗車券(A券)・特急券(B券)の2枚発券され、きっぷに表示された方向にしたがって使用する場合に限り有効となり、途中で下車した場合は、前途無効になります。
また、途中の駅で乗降された場合、利用しなかった区間の払い戻しもありません。

指定席の場合、乗り遅れ等で当日の他の列車に乗車する場合は普通車自由席が利用できるそうです。

▼JR九州ネット予約
https://train.yoyaku.jrkyushu.co.jp/jr/pc/consumer/TopMenu.do

さて、宮崎→鹿児島中央は‥
↓正規運賃/特急料金購入の場合。
・乗車券/宮崎→鹿児島中央.2,530円
・特急指定席券/鹿児島中央→宮崎.1,780円
■合計4,310円。

↓JR九州ネットきっぷの場合。
・乗車券/宮崎→鹿児島中央.円1,770円
・特急指定席券/鹿児島中央→宮崎.770円
■合計2,620円。

1,690円おトクになりました。

※JR九州公式サイトの画像。
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ジャ.ジャーン！
私が乗るのは、コチラの特別急行列車です。
これから、鹿児島県鹿児島へ移動しますよ。

特急6011M きりしま9号.鹿児島中央行
宮崎.12:26→鹿児島.14:23

乗るぜ、きりしま9号！
1号車に乗ります。

えっ？
グリーン車？

1号車はグリーン車と普通車が半々となっており、筆者が乗るのは言うまでもなく、普通車の方です。

JR九州の787系電車。
JR九州のフラッグシップトレインとして平成4年にデビューした特急用車両です。

では、乗りましょう。

12:26
ドゥンドゥン.ドゥーン♪←(チャイム音)
JR九州をご利用くださいまして、ありがとうございます。
鹿児島中央行ワンマン.特急きりしま9号です。
とまります駅は、南宮崎.都城.西都城.霧島神宮‥

特別急行列車.きりしま9号 鹿児島中央行は、定刻に宮崎を発車いたしました。

宮崎→鹿児島は、125.9km/1時間57分の鉄旅です。

※GoogleMapの画像。
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大淀川を渡ります。

短い時間だったけど‥
宮崎よ、さらばしゃ。

13:18
西都城を定刻に発車。
高架上で分岐した志布志線(西都城-志布志)の廃線跡が見えます。
昭和55年に高架化された7年後の昭和62年に廃止となり、高架の末端が当時を物語っております。

13:21
鹿児島/宮崎/鹿児島県境です。
鹿児島県に入りますよ。

宮崎県よ。
さようなら。

おっ！
桜島が見えてきましたよ。

桜島を遠望しながら錦江湾に沿って、きりしま号は日豊本線を快走します。
鹿児島方面の列車は、進行方向左側の席から錦江湾と桜島が見えるんです。

錦江湾と桜島。
切っても切れない関係の自然美です。

ここで、海沿いから内陸部へ入ります。
まもなく鹿児島です。

さて、きっぷは鹿児島中央まで買ってありますが‥

14:25
宮崎から1時間57分。
鹿児島中央のひとつ手前、鹿児島で下車しました。

実は最初、宮崎→鹿児島で検索しました。
すると、九州ネットきっぷの設定がなく、このまま通常のきっぷ(4,310円)で購入しようとしたのですが、待てよ‥と鹿児島中央で検索したら九州ネットきっぷが出てきたのです。
この現象はJR東日本のえきねっとでも見受けられますね。

普通車指定席利用だと、この差額は1,690円！
下級平民であ筆者の財政状況で、この金額は大きいです。
おぉ、危ねぇ危ねぇ‥

※JR九州公式サイトの画像。
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=鹿児島駅=
明治34年、開業。
鹿児島本線・日豊本線の終点駅です。
以前は当駅が鹿児島の中心駅でしたが、昭和46年以降、西鹿児島(現.鹿児島中央)駅へ、中心駅の機能が移転しています。

42年間親しまれた4代目駅舎は解体され、令和2年2月15日、5代目駅舎が供用開始されました。
只今、駅前広場を整備中です。

今夜の宿となるフェリー乗り場は、鹿児島駅から1.2km/徒歩15分ほどと、鹿児島中央駅より鹿児島駅の方が近いのです。

出航受付終了17:00まで2時間30分ほどあるので‥
①桜島フェリー
②かごっま温泉
③ニシムタ北ふ頭店
～に、立ち寄りたいと思います。

※GoogleMapの画像。
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JR鹿児島駅前には、鹿児島市電/鹿児島駅前電停があります。

今回は乗らないので、撮影だけ‥
カシャ。

こっ、これは‥
朽ち果てたアーケードがありますよ。
屋根が剥がれ、下の看板には落下物注意！の注意喚起があります。

帰宅後に調べてみると‥
ここの住所は易居町(ヤスイチョウ)と言うところで、この朽ち果てたアーケードは白鳩百貨街と言う商店街跡とのことでした。

桟橋通りから見た白鳩百貨街跡。
この左側に‥

鹿児島だけど、信州食堂と言う大衆食堂がありました。
看板には、大衆食堂の定番メニューが書かれていて、昭和の風情がある大衆食堂だったと推測するのですが、もう廃業していました。

白鳩百貨街跡にあった大半の建物は解体され、更地になっていました。
朽ち果てたアーケードや信州食堂跡の建物も時間の問題でしょう。

追記ですが、港に近い盛り場だったこの地‥
かつては、路地の角に女性が立っていて、男性を相手にした商売も行われていたそうです。

14:41
=かごっま温泉=
天然温泉かけ流しの銭湯です。
ここで、ひと風呂浴びていこうと寄ったのですが‥

ありゃりゃ。
本日、毎月15日/月1回の定休日でした。
こりゃ残念！

▼かごっま温泉(鹿児島県公衆浴場業生活衛生同業組合)
https://www.kagoshima-onsen1010.net/sento-map/kagoshima/uemachi-tyuo/post.php

14:47
鹿児島の格安スーパー、ニシムタ。
ここで、食材を仕入れていきましょう。

16:02
桜島フェリーターミナルの催事フロアで、火山灰アーティスト KYOCOさんの展示会"SAKURAJIMA VOLCANIC ASH ART展"が行われていました。

見学していきましょう。

鹿児島の厄介者、桜島の火山灰。
降灰した火山灰は克灰袋に入れて廃棄物処分されます。

そんな火山灰を"身近な存在として、近くにあるのだからもっと楽しもう！と、鹿児島市出身の火山灰アーティスト KYOCOさんが描いた灰グラフティー(桜島の火山灰を使ったアートの作品が展示されています。

=フェリーの窓辺から=
桜島フェリーの窓から眺めた鹿児島本港の沖合防波堤を火山灰で描かれています。

火山灰で繊細なタッチが描かれていますね。
船好きの私としては興味をそそる作品です。

=眺める重富海岸=
鹿児島市内から更に北、霧島錦江湾国立公園の重富海岸はNHK大河ドラマ/西郷どんのロケ地にもなったところです。

実際に松の木が自生していて、遠くに桜島が眺められるところを緻密に描かれた作品は見る人の目を引きつけます。

熊本地震の支援がきっかけで始まった火山灰アート。
この展示会が行われていることは、翌日、KHKで放送されました。

▼火山灰アーティスト KYOCOさんのサイト
https://readyfor.jp/projects/74662

※NHKニュースの画像。
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桜島フェリー:桜島丸/サクラエンジェル(1,330t)が来ました。
ニシムタに1時間いたので、今日は乗れなくなりました。
残念。

=かごしま水族館イルカ水路=
運が良いと、ここで泳ぐイルカを見ることができるのですが、今日もイルカ水路展示は休止中でした。
ここも残念！

=鹿児島旧港北防波堤灯台=
かつてあった北防波堤の先端にあった昭和9年に築造された灯台です。

昭和61年からの鹿児島本港再開発で、北防波堤は埋め立てられましたが、灯台は当時のままウォーターパークに保存されています。
平成20年3月7日、国の登録文化財になりました。

あっ！
鹿児島-三島航路に就航する、三島村営/フェリーみしまが停泊中だ。

=三島村営船/フェリーみしま(1,859t)=
令和2年5月20日に就航したばかりの新造船です。

後ろからもカシャ。

さて、フェリーみしまは、鹿児島と三島村(竹島・硫黄島・黒島)をつなぐ離島航路就航船なのですが‥

鹿児島-十島(トカラ列島)航路に就航するフェリーとしま2がドッグ入りしているので、本日、11月15日出航の十島経由名瀬行は、フェリーみしまが代船運航されます。

これを知った筆者。
十島航路に臨時就航するフェリーみしまで、鹿児島から奄美大島/名瀬へ行くことを試みたのですが、受付定員が65名で予約が必要とのこと。
こりゃダメだろうなとダメ元で電話したら、案の定、予約中止になっていました。

やっぱりここは、十島に行く人が優先されますよね。
奄美大島/名瀬に行くなら別航路で行けますから無理もありません。
残念三連発です。

鹿児島本港から眺めた桜島。

ズームしてみましょう。
いやぁ、いつ見ても雄大だなぁ。

今いるのは、鹿児島本港の南埠頭。
対岸の北埠頭には、鹿児島-喜界-奄美航路に就航する、奄美海運/フェリーきかい(2,552t)が停泊しているのが見えます。

船好きとしてはたまらない光景だ。
カシャ。

16:32
今夜の宿となるフェリーが発着する鹿児島本港北埠頭に着きました。
次回は、奄美海運/フェリーあまみ(鹿児島→徳之島)乗船記です。

拙い旅行記をご覧下さいまして、誠にありがとうございました。

-つづく-