奄美沖縄惜別フェリー旅・その12.新航路開設《祝》東京九州フェリー/はまゆう 乗船記(航海前編)

21:58
只今、福岡県北九州市におります。
今宵の宿へ向かう為、小倉駅新幹線口(北口)にやって来ました。

はい、今宵の宿はフェリーです。
待ちに待った東京九州フェリー(横須賀-新門司)が、令和3年7月1日に新規開設しました。

今回は、このフェリーに乗って、神奈川県横須賀へ向かい、帰宅します。

小倉駅から新門司港に行く、フェリー会社の無料送迎バスに乗りましょう。
新門司港へは公共交通機関が無に等しいので、徒歩乗船の場合、このバスだけが頼りとなります。
のりばは、阪九フェリーと同じ場所です。

このバスは、西鉄バスが委託運行しております。

①東京九州フェリー連絡バス
小倉駅.22:10→新門司FT.22:55

関門海峡を眺め‥

門司市街地から、ひと山越えて新門司港へ向かいます。

22:55
小倉駅から45分。
新門司港東京九州フェリーターミナルに到着しました。

東京九州フェリー 横須賀-新門司航路は令和3年に就航したばかりの新造船、はまゆう・それいゆ の2隻が就航しています。
本日の東向け就航船は「はまゆう」です。

この船は、新日本海フェリー/苫小牧-敦賀航路に臨時就航した時に乗りました。

②東京九州フェリー:はまゆう.横須賀行
新門司.23:55～(船中泊)～横須賀.翌20:45

船首がストンと垂直に落ちたデザイン。
垂直ステムと言う新しい船首デザインです。
この垂直ステムの採用によって、高速化と低燃費化を実現しています。

また、'はまゆう'と言う船名は、就航する横須賀市の市花から命名されました。

=東京九州フェリー新門司ターミナル=
航路開設にあたり、ターミナルも新設されました。

新日本海フェリー苫小牧周文ターミナルに、雰囲気が似ていると感じるのは気のせいか‥

=東京九州フェリー=
この会社は、日本海航路/新日本海フェリー・阪神九州航路/阪九フェリー・日韓航路/関釜フェリーが属するSHKグループの新会社として設立されました。

ターミナル1階ホールです。
手前に検温器があり、奥に案内所兼窓口があります。

東京九州フェリーは公式ネット予約で徒歩乗船の場合、e乗船券を自宅でプリントすれば乗船手続きは不要ですが、乗船券を発券して頂きました。
アナログな私は乗船券を手にしたくなってしまう。

￥ツーリストA(新門司→横須賀)‥大人12,000円
※東京九州フェリー公式ホームページから予約しました。
→https://tqf.co.jp/

新門司港23:55出航便は、23:10から乗船できるようです。
あと、10分ほどですね。

では、2階に上がってみましょう。
階段とエスカレーター、幅80cmのエレベーターがあります。

2階待合室です。
座って待てるよう、椅子が並んでいます。←(当たり前です)

2階待合室には、コンセントのあるカウンター席もあります。

お子様が遊べるキッズスペースがあるので、小さなお子様も飽きさせません。
授乳室もあるそうです。

閉店していましたが、売店と軽食コーナーがありました。

売店は、20:00～23:00
軽食は、20:00～22:00に営業しています。

軽食コーナーで提供される料理は、こちらのテーブル席で食べられます。

新しいとあって、トイレもピカピカです。
多目的トイレは2階にあります。

喫煙所に併設して‥

送迎デッキがありました。

では、恒例儀式を‥
乗るぜ、東京九州フェリー。

この日を待っていたよ。

23:10
乗船開始の案内がありました。
では、乗りましょう。

今夜の城へ向かいましょう。

えっと、A42号室は‥
あっ、ここですね。
入りましょう。

=ツーリストA=
2等寝台にあたる2段ベッドの船室です。

はまゆうには、サービス向上を目的に船旅の基本とも言える大部屋和室は設定されておりません。
この等級が、はまゆうで最も経済的な船室となります。

東京九州フェリーの2段式寝台は、上段と下段で区画がわかれており、こちらは下段の区画です。

こちらは上段。
階段で上がれるようになっており、安全です。

私の城はコチラ‥
A42号室44番寝台。
一番手前、ドアに近い寝台を指定しました。

￥ツーリストA(新門司→横須賀)‥大人12,000円

寝具は、キルトケット・枕・シーツ2枚・枕カバーが用意されており、シーツは各自でセットします。

寝台内には、LED寝台灯・コンセント・USBポート・小物ロッカーがあります。
ロッカーに鍵はありません。

こちらも寝台内。
パイプ棚・洋服掛け・空調通通口があります。

寝台の内部。
このこじんまり感が引きこもるには最適ですね。

ロールカーテンを下ろすと、プライベートな空間となります。

このボックスには、救命胴衣が格納されています。
手荷物はこの下に収納できます。
あと、タオル掛けが設置されました。

あっ！
今日は、6F外部デッキが開放されていますね。

前回、新日本海フェリー/苫小牧→敦賀航路ではまゆうに乗船した時、船が定刻より早く出航し、儀式に遅刻するという失態をやらかしました。
てな訳で、早目に甲板に出ます。

神聖なる出航の儀(単に眺めるだけ)に参列する筆者。(笑)

23:55
ホーサーがビットから外されました。
今回は定刻です。

・ホーサー‥係留用ロープ
・ビット‥係留用鉄杭

出航！
ゴゴゴゴォー

後進で離岸し‥

狭い湾内で、回頭します。

巨大な船体を巧みに操船し、回頭完了。

九州よ。
さらばじゃ。

新門司→横須賀、980km/20時間50分の船旅が始まりました。

※航海予定です。
新門司港/福岡県.23:55
▼
佐多岬/愛媛県.3:00
▼
足摺岬/高知県.5:51
▼
姉妹船との反航.10:12頃
▼
潮岬/和歌山県.10:58
▼
神子元島/静岡県.17:29
▼
伊豆大島/東京都.18:20
▼
剱崎/神奈川県.19:25
▼
観音崎/神奈川県.20:15
▼
横須賀港/神奈川県.20:45

1:00
夜食です。
小倉発祥、焼うどんをイオンで買っておきましたよ。

■焼きうどん‥99円
■ほろ酔いグレープ‥108円

1:45
では、寝ましょう。
就寝。

はまゆうは大分県国東半島沖を経て、豊後水道へ南下していきます。

次回は、はまゆうの船内をご案内します。
拙い旅行記をご覧下さいまして、誠にありがとうございました。

-つづく-