奄美沖縄惜別フェリー旅・その13.新航路開設《祝》東京九州フェリー/はまゆう 乗船記(船内編)

東京九州フェリー/はまゆうに乗船し、新門司→横須賀980km/20時間50分の船旅に挑んでおります。

恒例の船内視察を始めます。
はまゆうの船客区画は4F～6Fの3層です。

船内マップは、船内情報端末及び各自のスマホでご覧になることができます。
画像はスマホで閲覧したものを掲載しています。

= はまゆう =
船種‥フェリー
総トン数‥15,400t
全長‥222.5m
型幅‥25m
航海区域‥限定近海
船籍‥日本 北海道小樽
所有‥新日本海フェリー(株)
運用‥東京九州フェリー(株)
建造所‥三菱重工業長崎造船所
就航‥令和3年3月5日 新日本海フェリー臨時就航・令和3年7月1日 正式就航。

4Fから見ていきましょう。

画像黒枠は、ツーリストA船室。
赤枠は、ツーリストS船室。
青枠は、ステートA(ウィズペット)のエリアです。
わかりやすくする為、筆者が枠を書き入れました。

船体右舷やや後方から乗船し、突き当たりを右へ‥

長い通路を進んでいくと‥

エントランスです。

=案内所・売店=
案内所では、ご案内や等級変更などを承っております。
最近の新造船は合理化で、案内所と売店が併設されることが多くなりましたね。

お菓子、色々売っています。
ロングセラー商品が多いですね。

・とんがりコーンあっさり塩‥190円
・とんがりコーン焼きとうもろこし‥190円
・辛子明太子大型揚げせん‥230円
・ポテロング‥130円
・じゃがりこサラダ‥160円
・じゃがりこチーズ‥160円
・チップスターバターしょうゆ‥130円
・チップスターうすしお‥120円
・いかの姿フライ‥110円
・いかの姿フライチリ味‥110円

・ロッテのど飴‥110円
・サクマドロップ‥310円
・果汁グミ‥110円
・中野の都こんぶ‥110円
・甘栗むいちゃいました‥170円
・柿ピー‥130円
・ジャッキーカルパス‥320円
・鶏のささみくんせい黒胡椒‥190円
・鶏のささみくんせいうす塩‥190円
・ブルボン米ごのみ‥110円
・揚げピーナッツ‥価格不明
・おつまみチーズ‥価格不明

・プリッツ旨サラダ‥130円
・チョコポッキー‥160円
・極細チョコポッキー‥160円
・ロッテトッポ‥160円
・森永小枝‥190円
・たけのこの里‥230円
・きのこの山‥230円
・アルフォート‥120円
・森永ダースミルク‥120円
・森永ダースビター‥120円
・ロッテパイの実‥160円
・まるごとあたりめ‥130円

・チョコパン‥150円
・クリームパン‥150円
・おぐらパン‥150円
・くろがね羊羹(柚子/小倉/抹茶/銘菓)‥各310円
・くろがね羊羹5本セット‥1,150円
・堅パン各種‥200円

瓶のお酒と、多種多様のアイスクリーム。
氷もあるよ。

品名と値段がボヤけてしまって、記載できません。
ご了承願います。

アルコールとソフトドリンクも多彩だ。

・本麒麟500ml‥250円
・本麒麟350ml‥180円
・アサヒドライゼロ350ml‥160円
・のんある気分地中海レモン350ml‥130円
・エビスビール500ml‥370円
・エビスビール350ml‥290円
・アサヒスーパードライ500ml‥350円
・アサヒスーパードライ350ml‥270円
・レモンサワー檸檬堂350ml‥180円
・角ハイボール濃いめ350ml‥240円
・角ハイボール‥240円
・トリスハイポール350ml‥200円
・白角水割250ml‥200円
・氷結無糖レモン350ml‥170円
・氷結グレープフルーツ350ml‥170円
・氷結果汁もも350ml‥170円
・ほろ酔い白いサワー350ml‥170円
・ほろ酔いカシスオレンジ350ml‥170円
・巨峰葡萄酒/白.300ml‥1,480円
・巨峰葡萄酒/赤.300ml‥1,480円
・巨峰葡萄酒/ロゼ.300ml‥1,480円
・ワンカップ吉乃川180ml‥230円
・ワンカップ清酒180ml‥240円
・さらりとした梅酒180ml‥280円

・ミニッツメイドオレンジ‥160円
・ミニッツメイドカシスグレープ‥160円
・ジョージアアイスティ‥130円
・オロナミンC‥130円
・大阿蘇牛乳‥120円
・リポビタンD‥170円
・ウコンの力‥210円
・アイシースパークレモン‥130円
・アイシースパーク‥130円
・いろはす天然水‥120円
・綾鷹茶葉のあまみ‥160円
・特茶伊右エ門‥190円
・サントリー烏龍茶‥160円
・やさしい麦茶‥130円
・クラフト抹茶ラテ‥180円
・クラフトボスラテ‥180円
・クラストボスブラック‥170円
・カナダドライジンジャエール‥160円
・コカコーラ‥160円
・ポカリスエット‥160円
・コメダコーヒーカフェラテ‥200円
・コメダコーヒーブラック‥190円
・カルピスウォーター‥160円
・小岩井りんご‥160円
・小岩井みかん‥160円
・午後の紅茶レモンティー‥160円
・午後の紅茶ミルクティー‥160円

関東と九州のお土産品も揃っています。

エレベーターがあり、この裏側が‥

エントランスホールです。
3層吹き抜けフロアの中央には、シースルーエレベーターが設置されています。

同じSHKグループの新日本海フェリー・阪九フェリーの船舶の内装を手本にしています。

船の中とは思えないきらびやかな空間。

ホール中央に大型テレビと小さなステージが設置され、ちょっとしたイベントが開催できるようになっています。

ピアノもあります。
まだ一度も使ったことがないとみえて、ペダルにビニールカバーがついたままになっていました。

ステージ前を囲むように、テレビやイベントを鑑賞できる観覧席が設けられています。

3層吹き抜けのアトリウム。
ゴージャスですね。

ここで、記念撮影ができます。

=情報コーナー=
巨大液晶パネルで船内情報をご覧頂け、各自のスマホで見ることもできます。

船内では、無料Wi-Fiがつながりますが、イマイチですね。

※つながらない海域もあります。

エントランスホールのサイドにはテーブル席があり、ご歓談ができます。

=自販機コーナー=
カップ麺‥200～250円
缶ビール350ml‥270円
缶ビール500ml‥350円
発泡酒350ml‥200円
缶チューハイ350ml‥170円
コーヒー・お茶・ジュース類‥120～160円
‥と、言ったところですね。

飲酒運転撲滅の観点から、アルコール類の販売は14:30～21:30は販売中止となります。

=給湯コーナー=
カップ麺調理に欠かせないアイテムです。

残念ながら、電子レンジと冷水器は設置されませんでした。

=喫煙所=
船内は個室を含めて禁煙です。
喫煙は船内各所にある喫煙所でお願いします。

=コインロッカー=
相部屋の場合、荷物が心配な方はここに預けて置けば安心です。
100硬貨が必要で使用後に返却されます。

=貴重品ロッカー=
財布などの貴重品は自分で守りましょう。

=衛星公衆電話=
NTTドコモが提供する、ワイドスターⅡと言う衛星携帯電話サービスを利用した公衆電話です。

=現在地案内=
船舶の現在地が画面でわかります。

横須賀のハイキングマップや小倉/門司周辺の観光案内が置かれていました。

乗船記念スタンプを押していきましょう。

船旅の救世主‥
G○RO袋は、エントランスにスタンバイ。

AEDも配備。

=船内サービスのご案内=
大浴場・レストラン・案内所・ショップ等の営業時間が一括でわかるようになっています。

=長距離大型トラックドライバー専用ルーム=
我が国の物流を守るドライバー様専用区画です。
一般船客は入れません。

=アミューズボックス=
カラオケを歌ったり、ビデオを観て、みんなで盛り上がれる個室空間です。
※コロナ対策で休止中でした。

=ペットルーム=
ペットルームからは、外部デッキドッグフィールドに出ることができ、ペット様が運動できるようになっています。

フェリーはペット連れの旅でも、安心して楽しむことができるんです。

=ステートルームA ウィズペット=
ペット様とご一緒に滞在できる1等船室相当のツインルーム(シャワー/トイレ付)です。

乗船口とドックフィールドに近い位置にあるので、ペット様にストレスを感じさせず移動できます。

※東京九州フェリー公式サイトの画像。
フォートラベル利用規約第７条該当の恐れで削除。

=洗面室=
広くて綺麗です。

=トイレ=
男性用は小便器が並び‥

個室はウォシュレットがついて清潔です。

コインランドリーです。
船上で洗濯ができます。

・洗濯機‥200円
・乾燥機30分‥100円
・洗剤‥50円です。

=多目的トイレ=
広くてゆとりあるトイレです。

=バリアフリー浴室=
体の不自由なお客様も、さっぱりすることができます。

はまゆうのバリアフリー設備は、公益財団法人交通エコロジー・モビリティ財団より助成を受けて設置されました。

=救命胴衣着用方法=
これは重要です。
よく読んでおきましょう。

=救命消防設備配置図および脱出経路図=
これも重要です。
緊急時に慌てないよう、脱出経路も確認しておきましょう。

=ツーリストA=
はまゆうには、大部屋雑魚寝の船室は設定されず、こちらが2等寝台に相当する最もエコノミーな船室となりました。
階段式2段ベッドとなっております。

この等級が基本運賃となり、期間によって変動します。
￥基本運賃 12,000～18,000円

5Fに上がってみましょう。

=5階案内図=
長い船体ですが、こうして見ると、船客区画が前方に集約されているのがわかりますね。

赤枠は、ツーリストS船室。
青枠は、ステートA客室です。

吹き抜けにある、エレベーター‥
船の中にシースルーエレベーターがあるとは、ひと昔前は考えられませんでしたね。

能登和倉温泉の高級旅館、加賀屋みたいだ。←(えっ、違うか)

=5Fホール=
シンプルな広い空間です。
フェリーあるあるのゲームコーナー・マッサージ椅子コーナーが、はまゆうには設置されませんでした。

=左舷プロムナード=
大海原を望みながら、お寛ぎになれます。

仕切られた席もありますよ。
OA作業に良さそうなんですが、コンセントがありません。

右舷には、丸いベンチと‥

カウンター席があります。
太平洋を眺めることができ、コンセントとUSBポートがあります。

=レストラン/うらら=
はまゆうのメインダイニング・レストランです。
営業時間は、朝8:00～・昼12:00～・夕18:00～ 各1時間しかありません。

飲食設備はレストランのみとなります。
食い逸れないように注意しましょう。

レストランには、海が見えるカウンター席もありますよ。

レストランはバイキングでなく、オーター方式です。

朝食は、寝台特急北斗星の食堂車を彷彿させる和定食・洋定食/各920円や、カレー/600円・お粥/400円もありますよ。

昼食は、三崎港まぐろ&駿河湾シラス丼(1,300円)や九州産とんかつ定食(1,700円)などなど‥寄港地付近の食を用意。

そして、夕食メニューは‥
黒潮松花堂御膳(2,200円)や国産佐世保レモンステーキ(1,700円)。
私個人的に外せないのは、特製ビーフシチューセット(1,300円)。
新日本海フェリーディナー人気No1のビーフシチューが東京九州フェリーでも味わえます。

クルーズの食事に相応しいグレード高い料理ばかりです。
みんな、美味しそう！

★最新のメニューは、↓コチラ。(公式ホームページ)
https://tqf.co.jp/spend/restaurant/

※東京九州フェリー公式サイトレストランメニューの画像。
フォートラベル利用規約第７条該当の恐れで削除。

お弁当の注文も承ります。
レストランで食べれる時間は限られているので、自分の好きな時間に客室(個室)やプロムナードでお弁当を食べるのもいいですね。

=バーベキューガーデン=
なんと！東京九州フェリーでは船上バーベキューのサービスを行っており、海風にあたりながらバーベキューが楽しめるのです。

夏季限定の船上バーベキューは好評の為、11月末までに延長されました。

=キッズルーム=
長い船旅でもお子様は飽きません。
コロナ対策で使用中止となっていました。

=ツーリストS=
特2等船室に相当し、お一人でも 快適に船旅を過ごせるシングルルームとなっております。
窓はありません。

個室利用は、運賃(ツーリストA)+ルームチャージ料金となります。
￥ルームチャージ料金 6,000～7,200円

★客室設備/シングル個室
テレビ・キルトケット･枕･シーツ

※東京九州フェリー公式サイト船室案内の画像。
フォートラベル利用規約第７条該当の恐れで削除。

おっ！
前回乗った時は閉鎖されていた、フォワードサロンが開いていますよ。
入ってみましょう。

=フォワードサロン/白南風=
5階前方にあるサロンルームです。

全等級のお客様が利用できます。

フォワードサロンでは、寛ぎながら船の前方の景色を眺めることができます。

太平洋の大海原が一望です。

テーブル席も用意されていますが、飲食は禁止となっております。

まだまだ、ありますよ。
それでは、6Fに上がってみましょう。

6Fは、上級船室中心のエリアです。

青枠は、ステートルームA。
紫枠は、デラックスルームAが配置されています。

ゴージャスな空間‥
クイーンエリザベス号もこんな感じなんだろうな。←(想像です)

6Fからアトリウム空間を眺めます。

=6Fホール=
最上階のホールです。

ここでは、船長主催のカクテルパーティーやダンスパーティーが‥←(すいません、行われません)

船内には、絵画が飾られ芸術鑑賞ができます。
目の保養をしましょう。

=大浴場/内湯=
これぞ、フェリー旅の醍醐味！
太平洋を望む展望風呂となっております。

人がいないので、こっそりカシャ。

ジャグシーもあって、湯ったりリラックスできます。

露天風呂もあるんですよ。

フェリーの露天風呂は新日本海フェリーが元祖で、同じSHKグループの阪九フェリーと共に東京九州フェリーにも採用されました。

これはすばらしい！

安全上、背の高いガラス柵がありますが、露天風呂からは、大海原を眺めることができます。

=サウナ=
新しいので木の香りがします。
残念ながら、コロナで休止中。

=シャワー室=
大浴場休止中の時間帯でも、ご利用になれます。

=脱衣所=
ロッカーは100円玉返却方式です。
100円玉を忘れずに持っていきましょう。

6Fスクリーンルームでは、プラネタリウム鑑賞(時間制)と映画の上映が行われます。

=スクリーンルーム=
中はこんな感じ。
大型スクリーンには映画を。
天井にはプラネタリウムが映し出されます。

お席はビーズクッションとなっており、ゆったりお寛ぎ頂けます。

=スポーツルーム=
なんと！船内で海を眺めながらエクササイズができるんです。
まるで、クルーズ客船みたい！

残念ながら、コロナで休止中でした。

=6Fオープンデッキ=
広々とした開放感あるデッキです。
深夜・荒天・強風時は閉鎖されます。

6F前方は、富裕層向け上級船室のエリアです。

私のような下級船客は立ち入りが許されないので、東京九州フェリー公式サイトの画像で見てみましょう。

=ステートルームA=
1等船室に相当し、全室窓があるので海を眺められます。
ツインルームですが、ソファベッドがあるので定員4名となっており、シャワーブース・トイレを完備しています。

￥ルームチャージ料金 32,000～38,400円

★客室設備/ツイン和洋室
シャワーブース・トイレ・ロッカー・浴衣・フェイスタオル、スリッパ、ポット・
茶器セット・ハンドソープ・ティッシュ・歯ブラシ

※東京九州フェリー公式サイト船室案内の画像。
フォートラベル利用規約第７条該当の恐れで削除。

=デラックスルームA=
こちらは特等に相当する、はまゆう最上級船室です。

では、入ってみましょう。
カチャ‥

おぉー！
シティホテル並みの高級感ある内装のツインルームで、バス・トイレとプライベートテラスがついた贅沢な船旅を楽しめる空間です。

￥ルームチャージ料金 48,000～57,600円

★客室設備/ツインルーム
バス・洗浄機付トイレ・洗面台・テレビ・クローゼット・冷蔵庫・専用テラス・
浴衣・バスタオル・フェイスタオル・スリッパ・ポット・コーヒー・紅茶・
緑茶・茶器セット・ドライヤー・ハンドソープ・シャンプー・リンス・歯ブラシ・ティッシュ

はまゆう最上級船客に就任した筆者。

はい、これは以前、新日本海フェリーに臨時就航した時、乗船した時のもので‥
このお部屋1人利用だと、新日本海フェリーでは閑散期だと30,000円ほどで利用できたのですが、東京九州フェリーは運賃込み60,000円！
筆者の財力では、とても無理です。

てな訳で‥

今回は、一番安いツーリストA利用。
占有面積の違いを実感して頂けましたら幸いです。

15,000t級フェリーとしては、旅客定員が268名と少なめなので、船内はこじんまりとしていますが、充実していましたね。

次回は、航海後編です。
拙い旅行記をご覧下さいまして、誠にありがとうございました。

-つづく-