やまがた温泉湯治旅・その6.湯野浜温泉→仙台→東京/高速バス乗り継ぎ旅

8:55
ここは山形県/湯野浜温泉。
これからバスを乗り継いで東京へ帰ります。

第1走者は、庄内交通の路線バスです。
では、乗りましょう。

①庄内交通:鶴岡エスモール行
湯野浜温泉.9:00→庄内観光物産館.9:29

バスは定刻に発車しました。

湯野浜温泉よ。
さらばじゃ。

鶴岡-湯野浜温泉のバスは、善宝寺経由と加茂経由の2系統があり、加茂経由だと少しの間、日本海に沿ってバスは走ります。

昨日は大時化でした。
今日も荒れていますね。

加茂水産高校です。
バスは、クラゲで有名な加茂水族館も経由します。

江戸時代に北前船が行き来した加茂港の船主集落‥
北前船で栄えた当時の町割りが今もそのまま残り、日本遺産に認定されました。

湯野浜温泉→庄内観光物産館は、運賃670円。
回数券70円×1枚+60円×10枚=670円を支払います。

回数券使用によって、往復で130円お得になりました。

9:30
帰りは鶴岡駅まで乗らず、庄内観光物産館で下車します。

庄内観光物産館は、山形道・鶴岡インター隣りに位置します。
山形県の特産品・名産品を種類豊富に取り揃えたお土産処/銘品館をはじめとし、日本海の海産物の販売、和食・海鮮料理・郷土料理・庄内ラーメンが食べられる食事処などがある、観光スポットです。

▼庄内観光物産館
https://www.shoko-corpo.jp/bussan/

庄内観光物産館から高速バスに乗れます。

夜行なら東京行があるのですが、昼行はありません。
まずは、仙台へ向かいましょう。

▼山交バス・酒田-仙台線(山交バスHP)
http://www.yamakobus.co.jp/kousoku/sendai-sakata.html

酒田・鶴岡-仙台の高速バスは予約制です。
発車オーライネットで予約しておきましたよ。

▼発車オーライネット
https://secure.j-bus.co.jp/hon

※GoogleMapの画像。
フォートラベル利用規約第７条該当の恐れで削除。

酒田仙台線は、発車オーライネットで予約すると、コンビニで決済/発券となります。
事前にファミリーマートで発券しておきました。

￥高速バス(庄内観光物産館→仙台駅) 3,200円

この路線は、宮城交通・羽後交通・庄内交通・山交バスの4社共同運行です。

私が乗るのは、山交バス担当便です。
バスが来ましたよ。

②山交バス:酒田夕陽号.仙台駅行
庄内観光物産館.10:25→仙台駅.12:55

車内は4列シート/トイレ付きです。
指定席となっておりますが、ネットでは席を選ぶことはできません。

飛沫感染対策がなされていますね。

WI-Fiつながります。
また、電源はUSBポート仕様となっていました。

バスは定刻に発車。
鶴岡ICから山形自動車道(東北横断自動車道酒田線)に入りました。

それでは、鶴岡→仙台・153km/2時間30分のバス旅を楽しみましょう。

私の席は5番。
前から2列目ドア寄り窓側となり、前の眺望が良いです。

前に除雪車がいて、ノロノロ運転中。

バスは湯殿山へむけて、ぐんぐんと勾配を登っています。

10:56
湯殿山ICです。
ここで、山形道は一旦終わります。

湯殿山IC→月山IC/約20kmの区間は高速道路未開通区間となるので、国道112号線バイパス(月山道路)を経由します。

おっ！
路面が白くなってきましたよ。

湯殿山を貫く月山第1トンネル(延長2,620m)を走行中。
このトンネルを境に、山形県庄内地方から村山地方に入ります。

トンネルを抜けると、長い下り坂です。

凍結路の下り坂は普段の倍以上の神経を使いますが、運転士様の巧みな運転によってバスは安全に勾配を下っていきます。

おぉー！
いい眺めだ。

11:17
湯殿山ICから20分ほどが経過。
月山ICからバスは再び山形自動車道に入ります。

寒河江川のダム湖、寒河江湖は凍結して真っ白です。

山形平野に向けて、長い下り坂が続きます。
高速に入ったら、路面の雪はなくなりましたね。

寒河江川を渡ります。

勾配が終了し、バスは平野部に入りました。
山形平野です。

仙台へあと77km。

最上川を渡ります。

11:57
庄内観光物産館から93.7km/1時間30分。
山形自動車道.山形県山形市/山形蔵王PAで、トイレ休憩です。
トイレ以外何もないPAでした。

※山形蔵王PA.11:55-12:03

山形蔵王PAを出発すると‥
バスは、再び勾配に差し掛かります。

奥羽山脈の山々が迫ってきましたよ。

山形/宮城県境となる笹谷トンネルが近づいてきました。

仙台方面上り線のトンネルは全長3,411mあり、地質や湧水の悪条件に阻まれる難工事のゆえ、昭和50年9月4日に導坑が貫通。
昭和56年4月15日に国道286号の有料道路として開通しました。

山形自動車道に編入されたのは、平成10年7月1日のことです。

12:13
トンネル内で県境を越え、山形県から宮城県に入ります。

山形県よ。
さらばじゃ。

トンネルを抜けると‥

そこはまだ、雪国だった。

再び、勾配を下っていきます。

おっ！
雪がなくなってきましたね。
天気も良くなりました。

12:31
この1km先にある村田JTCで東北自動車道と合流。
仙台方面へ向かいます。

12:46
仙台宮城ICで東北自動車道を出て、仙台南道路に入りました。
青葉山トンネル(全長2,233m)に入ります。

広瀬川を渡り‥

トンネルを抜けると‥

あっ！
いきなり、街に出た。

ご乗車お疲れ様でした。
まもなく、終点 仙台駅前です。

12:55
庄内観光物産館から2時間30分。
定刻に仙台駅近くの高速バス降車専用バス停に着きました。

運転士様、ありがとうございました。

仙台駅周辺には、高速バスの乗り場がたくさんあって迷いやすいのですが、鶴岡からの高速バスを降りた目と鼻の先に‥

東京行き高速バスのりば41番、次に乗るバスの乗り場がありました。

おぉー
こりゃ、楽チンだな。

仙台から、東北急行バスで東京へ向かいます。
バスの時間まで、あと1時間ほどあるので‥

▼東北急行バス
https://www.tohoku-express.co.jp/

13:02
昼食にしようと、仙台駅西口.ハピナ名掛丁にある和食処「大ばん」へ。
しかし、営業していませんでした。
ガーン！

▼田舎的癒楽和食処 大ばん
https://oban.syokuyuraku.com/

さて、どうしようか‥
大ばんの隣の隣に「こちら マル特漁業部」と言うお店がありました。

ランチがお安いですね。
ここに入りましょう。

旅の最後なので‥
ドーン！と、牛タン定食・たら汁定食、ふたつの定食を頂きまーす。

あったか、たら汁。
東北に来ると、こういうの食べたくなるんです。

■日替わり定食‥790円
・たら汁
・鶏胸肉と根野菜の小鉢
・米飯
・漬物

そして、仙台に来たら牛タン。
サガリと言う、舌の裏側の筋肉部分ですが、これ安くて美味いよ。

■牛タン焼(サガリ)定食‥770円
・牛タン焼(サガリ)
・鶏胸肉と根野菜の小鉢
・米飯
・味噌汁
・漬物

13:49
いやぁ～
食った.食った。

あとは、高速バスに座っているだけで、東京へ帰れます。

仙台駅西口から300m/徒歩5分。
広瀬通りにある41番のりばは、東北急行バス仙台営業所前(始発)となります。
1階にある、ファミリーマートが目印です。

ちなみに、仙台駅により近いのは、仙台駅前のりば西口22番の方となります。

東北急行/仙台-東京の高速バスは予約制です。
発車オーライネットで予約しておきましたよ。
こちらはネット決済可能だったので、コンビニ発券の手間がありませんでした。

￥東北急行バス(仙台→東京)早割1 3,100円

▼発車オーライネット
https://secure.j-bus.co.jp/hon

今の時代、多くの高速バスが全国各地を網羅していますが、東京と東北を結ぶ長距離バスの元祖と言ったら、昭和37年創業の'東北急行バス'なんです。

日野自動車/セレガ・ハイデッカー。
このバスに乗りました。

③東北急行バス:ニュースター号.東京駅行
仙台営業所.14:00→東京駅.19:30

車内。
夜行便にも運用される、ゆったりとした3列シート。
これは、快適そうですね。

9A席。
私の席はコチラの窓側です。
シートピッチ965㎜の、1人用独立シートとなっております。

=座席装備案内=
フットレスト・レッグレストのついたリクライニングシート。
小テーブル・コップ受けがあり、USB電源もとれるようになっていました。
Wi-Fiも完備です。

窓側の席は、座席を仕切るプライベートカーテンが通路側についています。
これはコロナ禍において、重要なアイテムですね。

車内中央には、トイレがあります。

14:19
仙台駅前のりば西口22番からも、お客様を乗せて出発。
仙台→東京駅 370km/5時間30分のバス旅が始まりました。

車内で寛ぐ筆者。

14:39
山形自動車道と分岐する、村田JCTを通過。
今度は、東北自動車道を直進します。

15:05
仙台から57km/1時間。
東北自動車道.福島県伊達郡国見町/国見SAで、1回目15分間のトイレ休憩です。

※国見SA.15:00-15:15

国見SAは宮城/福島県境の福島側の高台にあります。
ここは奥州街道の要衝、国見峠の近くなんです。

ズームすると‥
福島盆地が一望ですよ。

バスは、東北自動車道を快走します。

福島/栃木県境となる黒川を通過。
東北地方から関東地方に入りました。

16:38
国見SAから121km/1時間20分。
東北自動車道.栃木県那須郡那須町/那須高原SAで、2回目10分間のトイレ休憩です。

※国見SA.16:35-16:45

日が暮れてきました。

18:07
18:00
那須高原SAから120km/1時間20分。
東北自動車道.埼玉県羽生市/羽生PAで、3回目10分間のトイレ休憩です。

※羽生PA.18:05-18:15

首都高速道路に入り、東京スカイツリーが見えます。
あぁ、帰って来ちゃいましたね。

19:30
仙台から370km/5時間30分。
渋滞なく順調に来たので、定刻通り東京駅八重洲通りに到着しました。

運転士様、ありがとうございました。

以上をもちまして「やまがた温泉湯治旅」は終了です。
旅の総支出は、45,797円でした。

次作は「ほっこり下部温泉」です。
拙い旅行記をご覧下さいまして、誠にありがとうございました。

-完-