SHKフェリー日本縦断旅・その21.阪九フェリー/せっつ 乗船記(航海編)

18:40
SHKフェリー旅‥
今夜は、SHKのH 阪九フェリーで神戸へ向かいます。

こちらは、奈良‥
‥ではなくて、阪九フェリー新門司ターミナルです。

阪九フェリー 神戸-新門司航路は令和2年に就航したばかりの新造船、せっつ・やまと の2隻が就航しています。
本日の就航船は「せっつ」です。

阪九フェリーのマスコットキャラクター/ふねこ。

なんでも、門司港で迷子になった猫が阪九フェリーに住み着いて、レストランの刺身をつまみ食いしているところをシェフに見つかってしまったところ、猫は船の守り神と言われることから船長の鶴の一声で、阪九フェリーのマスコットキャラクターになったそうです。
みなさん、宜しくニャー。

窓口には、ふねことお友達が座っているにゃ。

左は、三毛猫のみやけん。
大阪のたこ焼き屋さんに可愛がられていたのが、自分のお店を持ちたいと一念発起し、屋台をひいて泉大津のフェリー乗り場に流れついたところ、ふねこに誘われ阪九フェリーへ。

右は、白猫のせつこ。
豪華クルーズ船に乗って、ヨーロッパから神戸にやってきたのですが、船を間違えて阪九フェリーに乗船。
そのまま住み着いてしまったとか‥

検温と乗船手続きを終えました。

今回は、20%割引となるネット割で乗船券を購入。

￥阪九フェリー(新門司→神戸)
スタンダードシングル‥ネット割 7,800円
阪九ポイントサービス.ふねポ500P使ったので、実質7,300円になりました。

▼阪九フェリー公式HPから予約しました。
https://www.han9f.co.jp/

今日は土曜日なので、20:00出航です。
乗船は19:00からとなります。

19:00
乗船開始の案内がありました。
では、乗船しましょう。

今回は私も上級船客の富裕層に混じって個室のキーを受け取り、今夜の城へ向かいます。

えっと、スタンダードシングルDR100番は‥
あっ、ここですね。
入りましょう。

中に入ると、左右に個室のドアが並んでいます。

=スタンダードシングル=
こちらは通常ドライバー室となり、一般向け販売はないのですが、一部の日はスタンダードシングルとして販売されます。
今日は週末なので、販売がありました。

寝具は、シングルベッドにキルトケット・枕。
シーツは敷かれています。

ベッドを椅子として使う机です。

備品は、浴衣と使い捨てスリッパ。

物掛けフックとハンガー。
下にはタオル掛けがあります。

寝台灯とコンセント。

テレビもあり、船舶現在地情報を見ることができます。

壁は薄いので、音漏れがします。
テレビの音は小さくして使いましょう。

そろそろ出航時刻です。
儀式に参列する為、甲板に出ました。

神聖なる出航の儀(単に眺めるだけ)に参列する筆者。(笑)

新門司港の風景。
筆者が九州で一番来るのがここかもしれない。
すっかり見慣れてしまった。

あっ！
阪九フェリーの宿敵ライバル！
新門司-大阪航路に就航する、名門大洋フェリー/フェリーおおさかⅡ(14,920t) が出航しましたよ。

ホーサーがビットから外されました。

※ホーサー‥係留用ロープ
※ビット‥係留用鉄杭

20:00
ゴゴゴゴォー

定刻の出航です。

後進で離岸し、狭い湾内で回頭します。

回頭完了。
新門司→神戸 454km/12時間30分の船旅が始まりました。

新門司-横須賀航路/東京九州フェリーの新門司ターミナルを横目に、ゆっくりと前進し‥

新門司港を出港します。

九州よ。
さらばじゃ。

20:29
あっ！
あの船は‥

ズームしてみましょう。
横須賀-新門司航路に就航する、東京九州フェリー/はまゆう(15,400t)ですね。

横須賀から20時間45分‥
新門司まで、残りわずかです。

恒例の船内視察は、別記事で同時配信します。
ご覧頂けたら幸いです。

▼SHKフェリー日本縦断旅・その21.阪九フェリー/せっつ 乗船記(船内編)
https://4travel.jp/travelogue/11751732

21:00
新門司から1時間。
山口県宇部沖を航行中。

お腹すきましたね。
船内レストランで夕食にしましょう。

阪九フェリーのレストランは、カフェテリア方式となっています。
他社でバイキング方式が増えているこのご時世ですが、カフェテリアかオーダー方式を貫いているのは、SHKグループ(新日本海・阪九・関釜+東京九州)のこだわりと言えましょう。

▼せっつレストランのご案内
https://han9f.co.jp/ships/rest/settsu/

今夜は、鶏のたたきと鶏のチーズチゲ焼きです。
船上で鶏肉ディナーを堪能。

■鶏のたたき‥550円
■鶏のチーズチゲ焼き‥550円
■ライス‥200円

お部屋に戻って、小倉のシロヤで買ったオムレットでデザートにします。
クリームの甘さがヤミツキで、小倉に行くと必ず買う逸品なんです。

■オムレット‥1個50円
・お茶‥0円

23:26
新門司から3時間26分。
山口県屋代島沖を航行中。

ちょうど、山口/愛媛県境ですね。
せっつは愛媛県に入ります。

では、寝ましょう。
就寝。

6:45
おはようございます。
新門司から10時間45分。
今、どこかな？

ズームしてみましょう。
せっつは、兵庫県淡路島と明石沖を航行中です。

瀬戸内海の朝。
せっつは、航海速力23ノット・約41km/hで航行しています。

あっ！
前方には‥

ズームすると‥
明石海峡大橋が見えてきましたよ。

瀬戸内海は穏やかで、快適なクルーズです。

本船より10分ほど早く新門司を出航した、名門大洋フェリー/フェリーおおさかⅡ.大阪行が明石海峡大橋を通過したようです。

左舷からズームすると、明石の街が見えます。

さぁ、橋下を通過しますよ。
それでは、明石海峡通過の儀(単に下から眺めるだけ)に参列しましょう。

今日は曇っているけど、ぼんやり光のお日さまと明石海峡大橋のコラボが良い景観を作り出しています。

大きい橋です。
カメラに入りきりません。

明石海峡大橋は、平成10年4月5日に供用が開始された、全長3,911m、中央支間1,991mで世界最長の吊り橋です。
平成10年の開通以来、10年以上の長きにわたり「ギネス世界記録」に認定・掲載されているそうです。

おぉ、こりゃ圧巻。
何度見ても、すごいね。

7:07
明石海峡大橋を通過する瞬間をファンネルと共にカシャ。

本船は、硫黄酸化物/SOxの排出規制への対応策として、排ガス浄化装置(スクラバー)を国内フェリーで初搭載し、黒煙がほとんど出ません。

せっつのファンネル。
郵便マークに見えますが、上の細い線が「阪」（半）、下の丸を「九」（球）として「阪九」をあらわしているそうです。

へぇー

明石海峡大橋、本州側の眺め。
橋の付け根には、京阪神と四国を結ぶ高速舞子バス停があり、真下にはJR舞子駅と山陽電鉄舞子公園駅があり便利です。

なお、125cc以下の原付バイクや自転車・歩行者は橋を通行できないので、淡路島/岩屋-明石航路、淡路ジェノバライン"まりん・あわじ"に乗せて渡ることが可能です。

朝食にしましょう。
小倉駅のイオンで仕入れておきましたよ。

■高菜飯弁当‥
・高菜油炒め
・鶏醤油唐揚げ
・牛肉コロッケ
・椎茸煮
・玉子焼
・筍煮
・蒟蒻煮
・ふき煮
・蒲鉾
・錦糸玉子
・米飯

■カップ豚骨ラーメン‥103円

船旅にはカップ麺。
これがまた、美味いんだな。

デザートは阪九名物‥パイシューです。
生クリームがたっぷり入ってとろける甘さ。
阪九フェリーではスイーツの他に船内で焼いたパンの販売も行っています。

■阪九パイシュー‥150円

7:37
マリンエア/神戸空港沖を航行し‥

神戸港に入港します。

新門司→神戸 454km/12時間30分の船旅が幕を閉じようとしています。
儀式に参列するため、甲板に出ました。

神聖なる接岸の儀(単に眺めるだけ)に参列する筆者。(笑)

着岸地点となる、神戸六甲フェリーターミナル第2バースが見えてきました。

ゴゴゴゴォー
湾内で船体を回頭させ‥

後進で着岸態勢に入りました。

巨大な船体が岸壁に近づいていきます。

あぁ～
楽しい船旅が終わっちゃうよ～

ホーサーがビットにつながれました。

8:23
着岸完了。
パチパチパチ‥

第1バースには、神戸-大分航路に就航する、フェリーさんふらわあ/さんふらわあごーるど (11,178t)が停泊中。

これにも乗ってみたいな。

8:28
では、名残惜しいですが、下船しましょう。

フェリーターミナルから、阪九フェリーが用意してくれた連絡バスに乗りましょう。
このバスは、六甲ライナー.アイランド北駅までは無料。
その先、阪神.御影駅・JR.住吉駅・阪急.御影駅までは230円となります。

②阪九フェリー連絡バス
神戸六甲FT.8:40→JR住吉駅.9:00
￥運賃 230円

六甲大橋を渡ります。
時間があれば、バス代をケチってアイランド北口から歩くのですが、今日は時間の都合があるので、230円出資してJR住吉駅まで乗ることにしました。

9:00
神戸六甲FTから18分。
JR住吉駅に着きました。

次回は、せっつの船内を視察します。(同時配信)
https://4travel.jp/travelogue/11751732

ご覧下さいまして、誠にありがとうございました。

-つづく-