フェリー&温泉変態行程旅 函館湯の川温泉・その9.津軽海峡フェリー/ブルールミナス 乗船記(航海編)

7:00
北海道函館に向かう旅‥
ここは、青森県八戸駅です。

神奈川県横浜から舞鶴→苫小牧→八戸とフェリーを乗り継ぎ、4日目となった今日、ようやく目的地の函館へ向かいます。

=海峡ゆったどきっぷ=
青い森鉄道と津軽海峡フェリーがセットで3,900円！

このセット券を使うと‥
青い森鉄道(八戸→青森) 2,320円
津軽海峡フェリー(青森→函館)B期間 3,220円
合計5,540円が3,900円で行けるので、1,640円お得になるんです。

▼詳しくは、青い森鉄道公式サイト
http://aoimorirailway.com/archives/otoku-ticket/tetsunaka

※青い森鉄道公式サイトの画像。
フォートラベル利用規約第７条該当の恐れで削除。

てな訳で、津軽海峡フェリーに電話予約をしました。
発券は青い森鉄道八戸駅で行います。

上が鉄道乗車券。
下がフェリー乗船引換券です。

￥海峡ゆったどきっぷ 3,900円

青い森703系と言う電車に乗ります。
基本的にJR東日本E721系と同じだけど、前照灯の光源に違いがあるみたい。←(またまたマニアックなことを‥)

①青い森:普通567M.青森行
八戸.7:16→青森.8:49
[乗]青い森:702-12

ちなみにコチラが、JR東日本のE721系と言う電車。
東北地方の普通列車として活躍しています。

旧東北本線の青い森鉄道。
たまにチラチラと海が見えます。

ほとんど爆睡していたので、車窓画像はこれだけ。

8:49
八戸から1時間33分。
青森に到着。

青森駅に並んだオールキャスト。

奥から‥
JR東日本/E751系電車←(特急つがる号)
JR東日本/701系電車←(東北普通列車のヌシ)
JR東日本/701系電車
青い森鉄道/青い森703系

新幹線開業前とは、まったく別の顔ぶれになってしまった。

新しくなった青森駅。
令和3年3月27日、5代目となる新駅舎が供用開始となりました。

青森駅4代目駅舎。
昭和34年12月25日に竣工され、令和3年3月26日に営業終了。

60年に渡り貢献した駅舎は‥

解体されて、もうありません。

ずいぶんとすっきりしましたね。
後ろの建物が5代目新駅舎です。

8:58
青森駅から青森港フェリーターミナルへは‥
青森市内の観光スポットを一巡する、ねぶたん号に乗りましょう。

※ゆたっどきっぷに、ねぶたん号の運賃は含まれておりません。

②青森観光バス:ねぶたん号
青森駅.9:00→青森津軽海峡FT.9:12
￥運賃 300円

▼ねぶたん号(青森観光バス)
https://www.aomori-kanko-bus.co.jp/nebutan

=青森県観光物産館 アスパム=
青森の魅力を知ることができるスポット。
巨大な三角形の建物がひときわ目立ちます。

▼青森県観光物産館 アスパム
http://aspm.aomori-kanko.or.jp/index.html

9:20
青森駅から10分少々‥
津軽海峡フェリー 青森ターミナルに着きました。

さて、八戸駅で発券してもらった乗船引換券。
これでは乗船できないので、窓口へ寄る必要があります。

検温をして、乗船券を発券してもらいました。

=SEAちゃん青森店=
お弁当・パン・飲み物・菓子類・雑貨・青森土産などを販売しております。

=食堂 ハーバーキッチン=
乗船前にひと息つけた食堂でしたが‥
令和4年8月20日をもちまして、閉店となりました。

ほたて塩ラーメンや縄文うどんなど、土地にちなんだ料理が食べられたのに‥
残念ですね。

=待合室=
ベンチが平べったいタイプなので、苫小牧西港よりFTBしやすそうだ。

FTBとは？
俗に言う駅寝・野宿を意味する、STB=StaTion Bivouac/ステーション・ビバークから来た言葉で、FTBはFerryTerminal Bivouac・フェリーターミナル・ビバークと言います。

青森湾を眺めます。
鉄道の青函連絡船は廃止されてしまったけど、民間フェリーの青函航路は今も健在。

津軽海峡フェリー/青函航路には‥
・ブルーマーメイド
・ブルードルフィン
・ブルーハピネス
・ブルールミナス
上記4隻が就航しております。

これから乗る10:00出航11便は、ブルールミナスです。

③津軽海峡フェリー:ブルールミナス.函館行
青森.10:00→函館.13:40

=ブルールミナス=
ブルードルフィン2の後継船として令和2年6月9日に就航。
カジュアルフェリー/ブルー姉妹(兄弟？)第4番船となる最新鋭船舶です。

船名は、コーポレートカラーのブルー。
輝きと明るいという意味のルミナスを合わせ、利用客や津軽海峡エリアに明るい未来をもたらすという意味をこめたものとなっております。

1972年2月、東日本フェリーグループ/道南自動車フェリーとして創立した津軽海峡フェリー。
創業時は東日本フェリーの内航貨物船事業の代替として貨物フェリー事業を運営していました。

海上運送法の改正により一般旅客定期航路の許可を得て、2000年10月より旅客航路事業を開始。
東日本フェリーと共に青函航路を運航します。

2008年11月、事業不振の東日本フェリーから函館 - 青森・函館 - 大間航路の運航を引き継ぐことが決定。
イルカのロゴマークは、東日本フェリー時代のものをそのまま引き継いでおります。

2009年11月、社名を「津軽海峡フェリー」に変更。

そして、2022年2月23日‥
津軽海峡フェリーは、創立50年を迎えました。
おめでとうございます。

9:30
空港の搭乗口みたいな乗船口。
では、乗船しましょう。

個室のキーを受け取る上級船客を横目に、自分の城となる船室へ。
104号室に入ります。

私の城となるのは、一番安いスタンダード船室。
船旅の基本とも言える、大部屋雑魚寝・先着順自由席となります。

国鉄青函連絡船では、列車からの乗継客がダッシュして席の争奪戦が繰り広げられました。
今日、この客室の船客は私一人だけ‥
時代は変わったものです。

スタンダード室には更衣スペースがあるので、着替えなどに便利です。

そろそろ出航時刻です。
儀式に参列しようと、甲板に出て‥

毎度で恐縮ですが、神聖なる出航の儀(単に眺めるだけ)に参列する筆者。(笑)

9:58
ホーサーがビットから外されました。

※ホーサー‥係留用ロープ
※ビット‥係留用鉄杭

ゴゴゴゴォー

離岸成功。
パチパチパチ‥

津軽海峡フェリーのライバル！
青函航路を運航する青函フェリー/はやぶさ(2,949t)が着岸中。
2014年3月就航の青函フェリー最新鋭船です。

青函フェリーは、2000年10月の海上運送法の改正により、自動車航送貨物定期航路事業を一般旅客定期航路事業に事業変更した共栄運輸と北日本海運が共同運航。
2022年3月24日に両社が合併し、青函フェリー(株)となりました。
2等船室を設けただけの簡素な設備で、安さを売りにしています。

▼青函フェリー/はやぶさ乗船記
https://4travel.jp/travelogue/11602721

ズームすると‥
青函連絡船として活躍した、八甲田丸が見えます。

青森よ。
さらばじゃ。

青森→函館 113km/3時間40分の船旅が始まりました。

あっ！
あの船は‥

ズームしてみましょう。

函館を7:40に出航した津軽海峡フェリー8便/ブルーマーメイド.青森行ですね。

おぉー、キタキタ。
来ましたよ～

10:37
遠目に反航するので、特に汽笛とかはならしません。

津軽海峡フェリー/ブルーマーメイド (8,860t)。
カジュアルフェリー/ブルー姉妹(兄弟？)第1番船として、2016年4月に就航しました。

▼津軽海峡フェリー/ブルーマーメイド乗船記
https://4travel.jp/travelogue/11693584

青森まで残り40分ほど。
ご安航をお祈り申しあげます。

さいなら～

10:44
青森から44分。
ブルールミナスは、陸奥湾を北上中。

あっ！
フェリーが航行していますよ。

ズームしてみましょう。
函館を8:10に出航した、青函フェリー6便/あさかぜ21.青森行ですね。

10:57
反航しますよ。

青函フェリー/あさかぜ21 (2,048t)。
2009年4月に就航しました。

遠目に反航。
ライバルなので、汽笛はならしません。

あさかぜ21は青森12:10着。

ご安航をお祈り申しあげます。
さよなら～

昼食です。
青森県の名物/玉子とうふ‥
鶏肉やシイタケ、蒲鉾やタケノコなどの具材がたっぷり入り、まるで茶碗蒸しのようです。

■しょうゆヌードル‥76円
■玉子とうふ‥106円
■うめチューハイ‥93円

船旅にはカップ麺。
多くの読者様から反響が大きいです。←(誰もしていないって)

11:34
ブルールミナスは、平館海峡を航行中。

左舷に津軽半島。
奥に北海道が見えてきました。

右舷に見えるのは、下北半島です。

ズームすると‥
下北半島佐井村の奇岩景勝で、有名な仏ヶ浦が見えました。

昼寝をしましょう。
ZZz‥

12:20
青森から2時間20分。
ブルールミナスは津軽海峡を航行中。

※GoogleMapの画像。
フォートラベル利用規約第７条該当の恐れで削除。

あっ！
巨大なフェリーが見えますよ。

ズームしてみましょう。

新潟-秋田-苫小牧航路に就航する、新日本海フェリー/ゆうかり(18,229t)が苫小牧へ向けて航行中です。

さぁ、前方に北海道の大地が見えてきました。

函館沖を航行する、新日本海フェリー/ゆうかり。

カシャカシャ。
あぁ、撮影が忙し忙し‥

ブルールミナスは、航海速力20ノット・約36km/hほどで津軽海峡を航行中。

12:25
津軽海峡のど真ん中に来ましたよ。

左舷から北海道木古内町から北斗市にかけての景色を眺めます。

あっ！
フェリーを発見！

ズームしてみましょう。

函館を11:35に出航した、青函フェリー8便/3号はやぶさ.青森行ですね。

12:36
反航します。

青函フェリー/3号はやぶさ (2,107t)。
2000年9月に就航しました。

3号はやぶさは青森15:25着。

ご安航をお祈り申しあげます。
さよなら～

ややっ！
またまた、フェリーがこっちに近づいていますよ。←(わかっているくせに白々しい)

ズームしてみましょう。

函館を12:00に出航した津軽海峡フェリー14便/ブルーハピネス.青森行です。

おぉー、キタキタ。
来ましたよ～

12:48
反航します。

津軽海峡フェリー/ブルーハピネス (8,851t)。
カジュアルフェリー/ブルー姉妹(兄弟？)第3番船として、2017年3月に就航しました。

ブルーハピネスは青森15:40着。

ご安航をお祈り申しあげます。
さよなら～

右舷に、函館山が近づいてきました。

今日は海況が良く、快適なクルーズです。

函館山を眺めます。
まるで要塞みたいだ。

函館湾に入り‥

13:27
五稜郭タワーが見えてきました。
あと青函フェリーも見えますね。

ズームしてみましょう。

青函フェリー/あさかぜ5号(1,958t)。
平成10年就航、青函フェリーの中では長老格の船舶です。

ブルールミナスは、函館港に入港します。

あっ！
函館市街地の方に2隻の旅客船が見えますよ。

ズームしてみましょう。

八戸-苫小牧航路に就航する川崎近海汽船(シルバーフェリー)のシルバープリンセス(10,536t)。
年1回の検査で、はこだてドックに入渠中。

函館港でシルバープリンセスが見れるとは‥
滅多にないことなので、カシャカシャ‥

そして、青函連絡船/摩周丸(5,363t)。
明日、見学に行きます。

ブルールミナスは七重浜の方へ進路をとります。
津軽海峡フェリーと青函フェリーの函館ターミナルは離れており、全く別の場所にあるのです。

そろそろ着岸の儀(単に眺めるだけ)の時間です。
起立して儀式に参列する筆者。(笑)

着岸体勢に入りました。

あっ！
あの平べったい船は‥

ズームしてみましょう。
津軽海峡フェリーの前身となる、東日本フェリーが青函航路で運航していた、高速カーフェリー/ナッチャンWorldです。

オーストラリアのインキャット社が建造したウェーブピアサー カタマラン(波浪貫通型双胴船)。
平成20年5月、青函航路定期便として就航したのですが、採算が悪化！
同年11月には定期運用を終えてしまいました。
後の平成21年から平成24年まで、津軽海峡フェリーでも夏期繁忙期限定で運航。
平成28年3月、PFI法に基づいて設立された特別目的会社「高速マリン・トランスポート」が'ナッチャンWorld'を保有することになり、防衛省は同社と令和7年12月末まで10年間の輸送使用契約を結んだそうです。

津軽海峡フェリー函館ターミナル第1バースに着岸します。

ホーサーがビットにつながれました。

あぁ～
楽しい船旅が終わってしまうよ～

13:38
着岸完了。
パチパチパチ‥

13:43
名残惜しいですが、下船しましょう。

青森から114km/3時間40分。
津軽海峡を渡って、北海道に再上陸。
4日かけて、目的地の函館に着きました。

▼続いて、ブルールミナス(船内編)です。
https://4travel.jp/travelogue/11768577

ご覧下さいまして、誠にありがとうございました。

-つづく-