大分&青森変態行程JALマイル消化旅・その12.黒石温泉郷温湯/山賊館に宿泊しJAL114便で帰京

14:42
青森県黒石温泉郷/温湯温泉にやって来ました。

青森県黒石市の黒石温泉郷は、長寿温泉・温湯温泉・落合温泉・板留温泉・青荷温泉と5つの温泉の総称です。

鶴の名湯、温湯温泉‥
温湯と書いて、ぬるゆと読みます。

400数十年ほど前に脚が折れて傷を癒している鶴が芦原に舞い降り、7日間で回復して飛び去ったとされる開湯伝説があります。

おぉー！
レトロ感漂う純木造建築の建物は大正3年建造、飯塚旅館です。
元は温泉客舎と呼ばれる素泊り湯治宿でしたが、今は食事を提供し内湯を備える温泉旅館として営業しています。

まるでタイムスリップしたみたい。

14:45
上温湯バス停から150m/徒歩3分ほど‥

飯塚旅館のお隣りが‥
今宵の宿、温湯温泉/山賊館です。

中に入ると外に出るのが億劫になるので、先に温湯温泉を散策してみましょう。

= 鶴の湯共同浴場 =
温湯の中心にある共同浴場です。
鶴の開湯伝説にちなみ、共同浴場は2001年11月の改造時、鶴の湯となりました。

入湯時間は、早朝5時から夜10時まで。
入浴料は、大人300円・小人100円・3才以下無料です。

= 後藤温泉客舎 =
明治後期から大正にかけての木造建築で、鄙びた風情を醸し出していますね。
温泉客舎とは、お風呂は共同浴場利用するスタイルで、自炊設備がある素泊まり湯治宿です。

温湯では鶴の湯共同浴場の周囲に温泉客舎と呼ばれる湯治宿が立ち並んでいましたが、今残るのは後藤温泉客舎1軒だけとなってしまいました。

= 土岐商店 =
温泉街中央にある商店で、お酒や食料品などよろず屋的な存在です。

レトロと近代的な要素が融合した建物の土岐商店
以前は客舎も営業していたそうです。

こちらの建物も土岐温泉客舎でした。
別館だったとみえ、昔の繁栄ぶりが伺えますね。

14:52
再び、今宵の宿、山賊館に着きました。

山賊館は家族経営のアットホームなお宿です。
では、入りましょう。

=温湯温泉/山賊館=
和室1名1室2食付き基本プラン‥9,900円(税/サ込)。
入湯税別途‥150円
※楽天トラベルで予約しました。

全国割が適用され、9,900円→6,090円となりました。
青森県で使える2,000円クーポンをダウンロード。
ありがとうございます。

=22号室=
お部屋はこじんまりした6畳の和室。
冬季は石油ファンヒーターが用意され、暖かいです。

部屋からの眺め。
向かいの建物は、共同浴場/鶴の湯です。

館内の御案内。
Wi-Fiつながります。

館内を見てみましょう。
玄関を入るとフロント・ロビーがあります。
廊下や階段はピカピカに磨きこまれていました。

= 自販機コーナー =
アルコール類と清涼飲料水の自販機を設置。

アルコール類‥
ビールは300円～400円。
缶チューハイは250円と言ったところですね。

清涼飲料水‥
ジュース・お茶・コーヒーなどは、100円～180円。
市販価格と変わらずで良心的です。

冷蔵庫・電子レンジは共用。
食材の保存や温めに使えますね。

= 洗面室 =
リフォームされたばかりで、綺麗です。

洗面室の奥にあるシステムキッチン。
自炊も可能です。

トイレは男女別で、個室はウォッシュレット完備。

シンプルな脱衣室。
貴重品ロッカーはないので注意しましょう。

洗濯機は1回100円で利用できます。
洗剤はないので、各自で用意して下さいとのこと。

= 内湯浴室 =
早朝5時～夜10時まで入浴できます。
シャンプーリンス・ボディソープを用意。
ピンクのタイルですが、男湯です。

温湯長槽源泉から引湯された源泉かけ流し透明の湯。
泉質は、ナトリウム- 塩化物・硫酸塩泉(低張性弱アルカリ性高温泉)です。

ぬるゆと言いますが、源泉温度は高いです。
よく温まることから温湯(ぬるゆ)と言うようになったそう。

露天風呂はありませんが、内湯からは浅瀬石川を望むことができます。

= 1階16号室 =
食事処となるお部屋です。
夕・朝食共にこちらで提供されます。

18:30
さぁ、夕食ですよ。
津軽の海の幸と山の幸、双方が味わえます。

・アサリの酒蒸し
・牡蠣の酢醤油
・茄子の煮びたし
・山女の塩焼き
・お造り(鯛/甘海老)
・鴨肉の燻製
・もずく
・茶碗蒸し
・海老のグリル
・天ぷら(舞茸/鮭/鶏胸肉)
・生野菜
・りんご
・米飯
・味噌汁具だくさん
・お茶

飲み物リストです。
ビール・地酒・焼酎・ハイボール・酎ハイなどの飲み物を取り揃えています。
青森らしく、りんごジュースもありますよ。

今日は地酒を頂きます。
創業享保4年(1719年)を含む弘前の造り酒屋3社が合併して昭和47年誕生した六花酒造。
じょっぱりは、津軽の方言で「頑固者」や「意地っ張り」を表現し、その言葉が表しているような辛口のお酒ながらも、生貯蔵酒特有のフレッシュな香りとスッキリした味わいです。

■本醸造 生貯蔵酒 じょっぱり‥650円

20:30
いやぁ、食った食った。

では、寝ましょう。
就寝。

7:00
おはようございます。
朝風呂に入って‥

朝食です。
今日一日の活力をしっかり補っておきましょう。

※朝食時間は、7:00～8:30です。

・ほたてのたまごとじ
・山菜のきんぴら風
・たらこ
・梅干し
・焼き鮭
・たまごサラダ
・納豆
・ブルガリアヨーグルト
・たくわん
・焼き海苔
・米飯
・なめこ味噌汁
・カプチーノ

ご飯のおかわりは右の電子ジャーにありますよ。
冷水・お茶と、左にあるのはコーヒーマシーン。
いずれもセルフで頂けます。

コーヒーマシーンからは‥
エスプレッソ・ブラック・マグサイズブラック・カプチーノ・カフェラテと、5種類のコーヒーが頂けますよ。

カプチーノを飲んで優雅な朝。
普段もこうありたいものだ。

・カプチーノ

9:08
天然温泉・料理を堪能し、チェックアウト。
今度は連泊したいですね。

9:11
上温湯バス停から黒石駅へ向かいましょう。

おっ！
この便はマイクロバスですね。

①弘南バス:黒石営業所前行 570円
上温湯.9:14→黒石駅前.9:37

9:36
上温湯から21分。
黒石駅前に到着。

大半の方々は黒石駅に入っていく中‥

筆者はバスのりばへ。
次のバスまでの待ち時間は43分です。
この時は暖房のある待合室で待機できましたが、2023年5月10日をもって弘南バス案内所は閉鎖されてしまいました。

同じ建物内にある黒石観光案内所は存続しているそうです。

あっ！
バスが来ましたよ。

②弘南バス:青森営業所行 490円
黒石駅前.10:20→浪岡.10:37

今日は吹雪いていますが、バスは順調に走っていきます。

さすが雪国のバス。
首都圏の路線バスではこうはいかない。

今回の旅で乗った弘南バスは、青森駅→黒石駅→上温湯→黒石駅→浪岡/運賃2,510円。
回数券利用で2,210円となり、300円お得になりました。

現金100円を足して‥
回数券はここでおしまい。

※弘南バスではICカード/MegolCaの導入により、回数券は廃止となってしまいました。

10:43
黒石駅から17分。
浪岡には定刻10:37に到着。

本来なら吹きっさらしのバス停で、50分ほどの待ち時間があったのですが‥
浪岡10:33発の青森空港行が遅延していたので、乗ることができました。
ラッキー！

弘前→浪岡→青森空港をつなぐ空港リムジンバス。
貸切車(観光バス)からの転用車なので、トランクがあって大きな荷物も積めます。

③弘南バス:青森空港行 570円
浪岡.10:43→青森空港.11:01

暖房がガンガンに効く車内。
バス停で寒い思いをしなくて良かった。

寛ぐ筆者。

東北自動車道(起点.埼玉県川口JCTから665km地点)の上を通過。
青森県まで来ると、高速道路を夏タイヤで走るのは自殺行為だ。

雪道の登り坂をガンガン走り、山の上にでました。
青森空港は標高200mの高台にあるのです。

11:02
浪岡から22分。
青森空港に着きました。

実は青森空港 雪のため天候調査を行うとJALからメールを頂いていました。
場合によっては欠航もあり得ると言うことですね。

さて、只今の時刻は11:07です。
予定していた空港バスの青森空港到着は12:00だったのですが、1本早いバスに乗れたので早く空港に着きました。

おっ！
予約している15:10発JAL146便より1本早い11:45発のJAL144便(ﾊﾜｲｱﾝ5046便)東京行に空席がありますね。
この先、どうなるかわからないので、これは1本早めたいところです。

JAL国内線特典航空券(7,500ﾏｲﾙ)での利用で恐縮ですが、チェックインカウンターの職員様に聞いてみると‥

搭乗する飛行機を1本早めてもらうことができました。
JAL職員様、ありがとうございます。

空港1階のファミリーマート。
JAL系のお土産店、BLUE SKY到着ロビー店を併設しています。

寄っていきましょう。

青森スイーツとご当地カップ麺を購入。

■ラグノオ・パティシェのりんごスティック‥1,000円
■マルちゃん青森味噌カレーミルクラーメン‥311円
■ANEKKO・嶽きみロールケーキ‥702円

上記合計2,013円。
全国支援の青森クーポンで2,000円支払ったので、実質現金13円で済みました。
ありがとうございます。

展望デッキに出てみると‥

あっ！
搭乗する機材が悪天候の中、無事に着陸したようです。

青森空港2番スポットにスポットインするJAL機。
あれに乗りますよ。

⑥日本航空:JL146便.東京羽田行
青森.12:40→東京羽田.14:11 (66分遅延)

保安検査を受けて搭乗待合室へ。
除雪作業が始まりました。

豪雪地帯にある青森空港を支えている青森空港除雪隊ホワイトインパルス。
複数社の共同企業体により編成され、東京ドーム12個ぶんの面積をわずか40分で除雪しまう早さは日本一とも言われているとか。

日本航空:JAL144便.東京(羽田)行き。
定刻となっていますが、出発10分前になっても搭乗が始まりません。

除雪作業の為、遅延しているみたい。
ホワイトインパルスが懸命に除雪しているので、待ちましょう。

ステイタスをお持ちの優良顧客様の後に搭乗。
筆者の席は言うまでもなく普通席です。

機材は、B737-800です。

安全のしおり。
これは重要です。
よく読んでおきましょう。

機体についた氷片を落としています。
これも安全運航にかかせない作業ですね。

12:40
プッシュバックが始まりました。
定刻より55分遅れての出発です。

奥の方をズームすると‥

※プッシュバックとは、航空機に特殊車両を接続し、後方へ押し出して移動させることをいいます。

青森空港除雪隊/ホワイトインパルスの英雄が隊列をつくり、見送りをしてくれています。

ありがとうございました。
さよならー

12:42
さぁ、離陸しますよ。
キーン！

離陸時の加速は、200km/h以上のスピードを出すんだとか。

ゴオォォォー

離陸成功。
パチパチパチ‥

青森→東京羽田 690km/1時間35分の空旅です。

CA様が飲み物を提供して下さいました。
青森便なのでりんごジュースにしたよ。

・りんごジュース
・イギリストースト 小倉マーガリン‥78円

13:22
雲が切れてきました。
今、どこかな？

13:39
離陸から56分。
福島/茨城県境を越え、茨城県上空に入りました。

窓の外を見てみると‥
下に流れているのは、久慈川ですね。

茨城県上空。
高度3,354m・対地速度577kmで飛行中。←(モニターに表示されてた)

茨城県小美玉市上空。

おっ！
あれは茨城空港かな。

13:47
我が国で2番目に大きい湖沼‥
茨城県/霞ヶ浦上空を通過。

13:50
千葉県/印旛沼(北印旛沼/北部調整池)上空です。

奥の方をズームすると‥

成田空港が見えましたよ。

こちらは、千葉県/印旛沼(西印旛沼/西部調整池)です。

印西市・佐倉市・成田市・八千代市・栄町の4市1町に跨ぐ千葉県最大の湖沼、印旛沼。
もともとは “W” 字型の大きい沼だったのですが、干拓によってふたつの水域が分かれました。
両沼は印旛捷水路と言う細い水路で繋がっています。

13:56
千葉県市原市上空。
養老川に建設された高滝ダム(高滝湖)が見えます。

千葉県袖ヶ浦市上空。
東京湾が見えてきました。

羽田空港D滑走路上空を通過し‥

最終の着陸態勢に入りました。
羽田空港C滑走路にアプローチします。

あぁ～
楽しい旅が終わっちゃうよ～

14:05
青森空港離陸から1時間23分‥

ダン！

ゴロロォォォー

着陸成功。
パチパチパチ‥

羽田空港37番スポットに到着。
JAL様、タダで運んで頂き、ありがとうございました。

第1ターミナルへは、ランプバスで移動するみたい。
このバス、リムジンバスでお馴染みの東京空港交通㈱が委託運行しているのです。

定刻より1時間6分遅れて到着。
あ～あ、現実の世界に戻って来ちゃいましたね。

ちなみにこの日の青森便はみんな遅延して、翌日は雪で全便欠航！
一日ずれていたら、帰って来れなくなるところでした。

14:24
以上を持ちまして「大分&青森変態行程JALマイル消化旅」は終了です。
旅の支出は、62,046円でした。

ご覧下さいまして、誠にありがとうございました。
次作は、横浜港クルーズ/ロイヤルウイング乗船記です。

- 完 -