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町一番の大聖堂以外は、ミサの時間以外は扉を閉めてしまって入れない教会もあります。
なので、ミサがだいたい朝の8~10時、そして夕方の5~7時くらいに行われるので(教会によって多少違うかもしれませんが)、その前後や最中だと、中に入れる可能性が高いです。
正教会は信者は立ってミサに出席するので、教会内に座席はほとんどありません(壁際などに少しあるのは、本当はお年寄りのための席だそうです)。なので小さい教会では直ぐに満員になってしまうことも多いのですが、イコノスタス(英語ではイコノスタシス。祭壇のある聖なる空間と信者のいる現世の境界であるイコンの壁)の手前にあるイコンに十字を切って「お参り」する人のための中に入れるように少し通路を開けて立っていますので、中に入るのは可能です。
もちろん、信者のみなさんの邪魔にならないように見学しましょう。
多少、注目されてしまうのは我慢して@
ちなみに、教会内では男性は帽子をとります。
女性は帽子をかぶっていてもOKです。
というか、聖書に女性は教会内でかぶりものをせよ(covered)とあるため、信者の女性たちはスカーフで頭を覆います。
でも必ずしも全員がスカーフをしているわけではないので、それほど厳格ではないようです。
ミサの最中は、イコノスタスの中央の門(王門)が開き、アカペラのような祈りが聞けるのでお薦めです。まさに天上の歌声と言いたくなります。
ルーマニア正教会でも司祭が説教するときにはふつうに話をするそうですが、聖書の一説や祈りの言葉を唱えるときは、いつも節をつけて歌うように読み上げるようです。
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