- 4.5
- アクセス:
- 4.0
- 最近ではドバイ経由、エミレーツ航空でアクセス
- コストパフォーマンス:
- 4.5
- 一見の価値、おおあり
- サービス:
- 4.0
- イエメン人のホスピタリティ?
- 雰囲気:
- 4.0
- 中世アラビアの雰囲気
- 料理・味:
- 2.5
- 美味いものは期待できないだろう
イエメンに来て驚くのは、成人男子の殆んどのほっぺたが異様に膨らんでいる事。
「カーツ」と呼ばれる葉っぱを噛んでいるのだ。
まあ噛みタバコのようなものか?
実は覚醒作用のあるもので、日本では麻薬の一種とされるモノと考えられる。
当時の商売相手の会社の社長さんたちが、このカーツを噛みながら仕事をする。
ひどい人になると、肘掛マットに肘をついて殆んど横になって、カーツを噛みながら半分モウロウとなり商売をするのだ。
価格交渉は一種のギャンブル・ゲームのようで、際どい駆け引きだ。
相手の反応を見て瞬時に判断をして、的確な数字を提示してYES-NOを打ち出していく。
カーツは覚醒作用があり集中力が際立ってくるので、カーツに酔った相手はカンが鋭い。
当方も負けじとカーツをもらって噛む。
するとアラ不思議とカンと計算力が冴えてくるのだ。
地べたに相手は寝転び、当方はパイロット・ケースを机がわりにして計算機を叩き、契約書を書き上げる。
その双方がカーツを噛みながらである。
郷に入っては郷に従え、であった。
古き良き時代であった。
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- 一人当たり予算:
- 500円未満
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