- 3.0
- コストパフォーマンス:
- 4.0
- サービス:
- 3.0
- 雰囲気:
- 4.0
- 料理・味:
- 5.0
200507末
インドの西海岸地方・ムンバイ(旧名ボンベイ)で50年来のモンスーンによる大雨に出会ったときのことです。
バンガロールからムンバイに向かった列車が、ムンバイの東50km手前で大雨による線路の冠水で列車内に閉じ込められました。
トイレの水は出ない。食事は近くの教会で無料の炊き出し。
何もすることがなく寝台車両の上段寝台でじっとしているだけの毎日。
水が引いて漸く動いたのは72時間以上もたったあとでした。
バスとタクシーを乗り継いで何とかムンバイの宿に着いたのですが、飛行場が冠水し更に一週間ほど足止めを食らったときのことです。
宿から30分ほど歩いたNariman Point地区(インドの丸の内と言われるほど会社事務所が多い:大きなホテルもあり)のタイ航空の事務所に行って、明日は飛ぶのか、明後日はどうかと毎日聞きに行っていました。
最初に行った時、タイ航空事務所の周りは露店(屋台風)がたくさん出ていてカレーや玉葱の揚げ物やサトウキビジュース等々いろいろなものを売っておりかなりの賑わいでした。
その中で焼きサンドウィッチを作って売っている屋台があり美味しそうなので買うことにしました。
食パンを少し焼いて、マーガリンとマスタードを塗り、蒸したジャガイモの薄切りを乗せ、玉葱、ピーマン、トマトのスライス、でかい胡瓜のようなもののスライスをパンにはさみ、焼きバサミで挟んで炭で再度焼きます。
こんがり焼けたところで俎板の上に出しマヨネーズをたっぷりかけて、4つに切って紙に包んで出してくれるのです。
10ルピー(約27円)。
近くに売っているチャイ(紅茶をミルクと砂糖で煮だししたもの=2ルピー:約6円)を飲みながら食べました。
物凄くうまい。
毎日タイ航空事務所に聞きに行った帰りに焼きサンドウィッチを買って食べました。
そのおかげでムンバイの足止めが楽しいものになったほどです。
(外人が珍しいのか、翌日以降覚えていてくれて行くと何も言わなくても作ってくれました)
Nariman Point地区はお昼休みに露店で昼食を食べるサラリーマンが多い場所です。
色々な食べ物がありますのでお勧めします。
日本に帰ってからもちょっと味は落ちますがあの時を思い出しながらたまに自分で作って食べています。
レシピ:野菜サンドウィッチ
食パン2枚をトースターで焼く
マーガリンとマスタード(西洋ガラシでOK)を塗る
蒸かしたジャガイモ(メークイン)を薄切りにする
きゅうりを薄切りにする
たまねぎを薄切りにする
ピーマンを薄切りにする
トマトを薄切りにする
以上をマヨネーズを掛けてはさみ、皿に載せて上からプレスします。
崩れないように4つに切ります。
出来上がりです。
- 一人当たり予算:
- 500円未満
いいね!:0票