喫茶店

この喫茶店は、地下にある。
狭い地下にある空間を利用している、はずだが、
中は広く、天井は高い。

上等で上質な仕掛けが、ふんだんに
この地下室の空間に取り入れられており、
錯覚を起こし、
10月の宇宙空間にいるようだった。

レイ　ブラッドベリーを誘って再訪したい。

「一流」と言う言葉は、この喫茶店のためにある。

どこにあるか？　という質問には、
街の中心から、だいたい5時の方向、としか答えられない。
歩いていて、たまたま見つけた。
店の名前については、
わたくし、
現地語を読み取る能力が皆無ゆえに
解らぬままになっている。