- 5.0
- アクセス:
- 4.0
- コストパフォーマンス:
- 5.0
- 景観:
- 5.0
- 人混みの少なさ:
- 5.0
グラン・サン・ベルナール峠(仏:Col du Grand-Saint-Bernard、伊:Colle del Gran San Bernardo)は標高2469m、イタリアとスイスとの国境にあるアルプス山脈の峠です。
この峠の歴史は古く、旧石器時代から始まり、
紀元前218年にはハンニバルと象が通過し、1800年にはナポレオン・ボナパルトが4万のフランス軍を率いてこの峠を越えたと言われています。
ナポレオンの有名な絵画、ダヴィッド作「アルプス越えのナポレオン」(Jacques-Louis David, "Napoleon Crossing the Alps")の舞台というわけです。
また、プチ・サン・ベルナール峠同様にアオスタ大聖堂の助祭長ベルナール・ド・マントンがこの地に救護所「ホスピス」を建て、
かつて主要交通路であったこの峠を越えようとして遭難した人の救助を行っていました。
この聖人の名前は、日本でもおなじみ、雪中遭難救助犬として活躍していたセントバーナード犬の名前の由来です。
さて、私の旅はイタリア北部、アルプスのふもと標高591mにある州都アオスタが出発地点。
アルプス独特の石造りにわらぶき屋根が立ち並ぶ村の風景を見ながら、登ること20km程でやっとトンネルとの分岐点です。
一般の車はトンネルを通過するため、ここからの峠道では一気に交通量が減ってきます。
さらに標高が上がり森林限界を超えると、あたりの風景が一変し見晴らしが良くなります。
やっとのことで、グラン・サン・ベルナール峠の頂上、標高2469mに到着。
小さな池と、その後方の雪を被ったスイスの山が組み合わさった風景に、ただただ綺麗だなあと、圧倒されました。
峠にはセントバーナード犬のペイントがされた観光バスも登ってきていました。
峠の売店にはセントバーナード犬のぬいぐるみがたくさん売られています。
記念に一匹どうですか。
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- 観光の所要時間:
- 1日
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