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阿勒泰(アルタイ)⇔カナス湖の一泊二日ツアーの内容と感想

旅行時期:2011/07

4.0

阿勒泰(アルタイ)は、新疆ウイグル自治区イリ・カザフ自治州北部の街。
カナス湖は、新疆ウイグル自治区のうちでも北の外れにあるフィヨルド湖。
アルタイの街の旅行社で一泊二日のツアーに申し込み、カナス湖へ行ってみました。

私が参加したのは、カナス湖の観光シーズンが真っ盛りになる直前の7月上旬で、運転手さんのほか、私と中国人カップルが一組の気楽な旅になりました。
料金(600元)に含まれているのは、アルタイ⇔カナス湖の往復の車代(片道の所要時間は約4時間)、二日間カナス湖の風景区に入れるチケット代、それに簡単な朝食付きの宿代。
その他のオプション、交通機関のチケットは現地でそれぞれ追加購入します。
私が参加したツアーでは次のような内容になりました。ご参考にどうぞ。

1日目: アルタイ出発。道沿いの眺めが、半砂漠、草原、畑、森林と、高度が上がるにつれて変化していきます。
カナス湖風景区の入り口手前が、ツアー用宿泊施設や食事場所が集中する賈登峪という場所。到着後はまず昼食。お店の人に勧められる冷水魚や羊肉の料理は高額なので、注文する前にお値段の確認を。
風景区の入り口からカナス湖湖畔の観光センターまではバス(別途90元/人)で小一時間。この道筋から見えるカナス河に、臥龍湾、月亮湾、神仙湾などの見所があります。それぞれ5分程度の停車。川岸へは下りて行けません。
観光センターに着いた後は、カナス湖を巡る遊覧船、モーターボート、カナス河のラフティング、トワ人の民家訪問などのアトラクションから選んで参加できます。
私たちは三道湾を巡る遊覧船(小一時間で別途120元/人)とトワ人の民家訪問(30分ほどで別途50元/人)に参加。
遊覧船は個人的にはいまひとつでしたが、モンゴル系の民族というトワ人の民家訪問では文化の一端が分かってよかったと思います。ただし説明は中国語のみ。
その後、バスで風景区の入り口に戻り、賈登峪にあるホテルへ。賈登峪は緩い谷間にある牧草地。湖畔にあるホテルを想像して行くと外れます。
以前はカナス湖畔にもホテルがあったんだそうですが、観光客が増えた今では、ホテルはこの賈登峪にしか建てられないんだそう。
遠目に見ると、ヨーロッパ風のこぎれいなコテージ型ホテルがずらり。中はシンプルな造りと設備ですが、部屋からの牧草地や山の景色よし。
周辺の牧草地を歩いていると、乗馬に誘われます。乗ってみたい方はどうぞ。
夕食は軽くということになり、牛肉麺と羊肉串焼きのお店へ。

2日目: 簡単な朝食後は、朝一番で再びカナス湖風景区の中へ。風景区を走るバスのチケットは買い替えなくても乗れました。
カナス湖湖畔の観光センターから、観光センターからカナス湖を山の上から見下ろす観魚亭へはオプション。ここがカナス湖最大の見所だと思います。
中腹までのミニバスの往復チケットは60元/人。(観魚亭への徒歩往復を含め全体で2時間ちょっと。)
中腹からてっぺんの観魚亭までは徒歩。ここには2011年7月上旬現在はロープウェイや輿はありませんでした。(そのうち出来るかも?)
カナス湖の眺めも楽しみながらゆっくり登っていくと30分くらい。
てっぺんの観魚亭までは1068段もあるので、靴は履き慣れた歩くための物でどうぞ。
ミニバス駐車場への戻りは下り坂の小道。周辺の雪山や森林が絵のような景色で、7月上旬だと野草の花々もきれいでした。
アルタイへの戻りの道筋では、ヤルダン地形の五彩灘のオプション(車代とチケットがそれぞれ別途50元)をチョイス。ウルムチからのカナス湖ツアー客が途中泊する布爾津(ブルチュン)の町で昼食後に寄ってみました。
ここの乾いた赤い岩山とアルチス河沿いの眺めは圧巻。お勧めです。個人的には時間を取ってじっくり歩いてみたい所だと思いました。
その後はアルタイへ向かい、午後7時頃帰着。

カナス湖はすでに観光客が押し寄せる観光地。
オプションで買うチケット代や食事代が結構かさむ、などのちょっとした不満はありましたが、内容自体はまずまずだったと思います。

7月上旬は朝夕の気温の差が大きく、紫外線も強烈。秋の初め程度の衣類や紫外線防止の小物類は必携。
カナス湖風景区に入った後も飲み物程度は要所要所で買えるようになっていました。トイレ用のペーパーとウェットティッシュは持参すると助かります。

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