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海外旅行で必要な現地通貨は日本から日本円を持出し現地にて両替するのが一般的だが、日本円を多く持ちたくないとか、交換レートがよくないなどの場合、海外キャッシングを利用する方法がある。
海外キャッシングはクレジットカードのキャッシング機能を利用するのもで、ATMから現地通貨を引出すことが出来る。
この場合、交換レートにはいわゆる手数料がかかっておらず、かかるのは利子とATM使用料である。ただ利子は年率約20%、これをリボ払いで毎月支払うことになるが、一括払いが出来る。
私の使っているP-Oneカードも楽天カードも一括払いが可能である。(他のクレジットカードの場合も同様と思われるが、電話にて確認が必要)
現地通貨を引出す手順は、下記の通り。
1.ATMから現地通貨をキャッシングにて引出す。
2.2~3日後、クレジット会社に一括払いに変更の旨を電話連絡し、振込金額を聞く。
3.上記金額を銀行振込にて支払う。
1.引出方法については、クレジット会社のホームページ等で説明があるので省略。
2.クレジット会社に電話する。(データが届くのに時間がかかるので、少なくとも2日は置く)
また、電話をするには、SKYPEを利用すると格安で出来る。日本の固定電話への通話料は1分3.22円で掛けられる。(1回の通話に接続料9.9円が別途必要)
3.銀行振込をインターネットで処理する。(または、誰かに依頼する)
実際にタイで現地通貨を引出した例を示す。
10/24 プーケットのATMにて現地通貨20,000THBを引出し。
10/26 電話にて一括払いの金額を聞き52,505円を指定銀行に振込む。
この時の明細は、20,000THBに対し
1.利用金額:52,270円(タイバーツに対して2.61円)
2.利子:52,270×0.0595×3/365=25.5円(通常17.95%のところ特典で5.95%だった)
3.ATM使用料:210円
4.電話代:9分51秒通話で42.1円(スカイプによる通話)
5.銀行振込手数料:0円(新生銀行を利用)
合計:52,547.6円
【レートの計算】
基準レート:52270÷20000=2.6135円/THB
電話料を含めたレート:52547.6÷20,000=2.627円/THB
手数料の計算:52547.6/52270-1=0.0053
したがって、手数料は0.53%となった。利子が通常の17.95%としても0.63%である。
通常、街の両替商で2~3%、銀行での両替が3~4%、自分の銀行口座からの引出しで4%(新生銀行)の手数料がかかることを考えるとメリットはある。
詳しくは、http://enjoyasia.net/wordpress/preparing/creditcard
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