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私が体験した沿ドニエストル共和国情報です。
モルドバ第2の都市のティラスポリは沿ドニエストル共和国という非承認国家の中に存在しているため少々面倒が生じます。何が面倒なのかというと出国時に賄賂を要求されるのです。
●交通
キシナウ(モルドバ)→ティラスポリ 所要2時間弱 バンのようなバスが頻発
ティラスポリ→オデッサ(ウクライナ) 所要3時間半
●出入国
入国 キシナウより
モルドバの出国ゲートは無くいきなり沿ドニエストル入国ゲートへ
入国カードを記載してパスポートにはスタンプは捺されない。何の支障も無く普通の入国審査であった。半切れの出国カード側に24:00までに出国の注記が記載される。
バスは全員の審査が終わるまで待っていてくれた。
似たようなバスが多く停まっているので見失わないように注意が必要。
出国 ウクライナ(オデッサ)へ
バスの中でパスポートが回収される。
私以外は全員返却され私だけ個室に呼び出しに遭い賄賂を要求される。
仕方なく10グリブナ(ウクライナの通貨)を支払い出国通過。
バスは私が長々と拘束されている間、待っていてくれた(実はティラスポリでチケット売り場が見つからず運転手から運賃も請求されなかったため、無賃乗車していたので、置き去りになったら困るから出国審査場で運転手に紙屑となる50沿ドニルーブルを運賃兼賄賂として渡しておいた。)
●出国時のポイント
財布の中を出来るだけ少なくして賄賂での恐喝の被害を最低限にする
●両替
1アメリカドル=11沿ドニエストルルーブル
軽く見た感じ何処で両替してもレートは同じっぽい
沿ドニエストル共和国を出国してしまうと多分、紙くずと化す
●トイレ事情
ティラスポリ駅内に1.75沿ドニルーブルの有料トイレあり
●見どころ
駅を背に向けた状態で右手に進んでいくと公園のような広場に出る。
しばらく南下したところにある10月25日通りがメインストリートのようだ。
10月25日通りを右手に進んでいくと何となく繁華街っぽくなっていて
戦車が展示されている広場などに出る。
どこまで見るかによるが、のんびりと駅~戦車広場を往復すると90分程度かかる。
googlemapをプリントアウトしていくと便利
●懸念材料
モルドバから沿ドニエストル共和国を経由してウクライナに行った場合、モルドバの出国審査が行われないため、出国していないことになるので、次回モルドバを訪問する際に問題が生じないのだろうか。
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