タジキスタンからウズベキスタンへの出入国について～タジキスタンのヒサールからウズベキスタンのテルメズへの国境～

タジキスタンのヒサールからウズベキスタンのテルメズへ国境を陸路で行きました。
タジキスタンでの出入国の手続きはガイドさんが対応して下さり、書類の記載や係官への質問に関しても全てガイドさんが対応して下さいます。実際のフォームがロシア語かタジク語しかないようです。ですので、全てガイドさんにお任せしました。

タジキスタンの国境ゲートとウズベキスタンの国境ゲートの距離はだいたい１キロ程度、歩いて１５分程度です。

ですが、反対にウズベキスタンでの陸路での出入国は大変でした。係官の質問にはガイドさんが入ることができず(実際にガイドやドライバーさんは出た外にいます)、自分ひとりで何かとしなければなりません。書類はソウルからウズベキスタンへのフライトで大量にもらった書類(英語版)に全て記入しておきました。

出入国にはとくに問題なく通ることができたのですが、一番厄介だったのがウズベキスタン入国での持ち物検査でした。
税関検査で徹底的に持ち物検査をさせられ、スーツケースに入っている中身を全部出され、サブバックから、お財布から本当に係員のチェックが入りました。

税関書類にきちんと細かいお金までも所持金額を書かないと税関係員に没収されることを分かっていたので、日本円１円でも細かく書きました。所持金額と書類の金額を照らして確認し、私が「あっているでしょ」と英語で言うと、係員は何だか不満そうに私を通しました。

持ち物検査を含めてだいたい１時間程度かかりました。

タジキスタンからウズベキスタンに入る際、国境警備が厳しいのは、麻薬ルートとしてマークされているらしいのです。でもロシア語だかウズベク語だか、お互いに通じない言葉でのやり取りにこんなにくたびれる思いをするなんて初めての経験でした。
現地の旅行ガイドでもここのルートを通るのがイヤと言うくらい、徹底的に持ち物などを調べ、時間をかけるようです。