ローマ(イタリア) のクチコミ一覧

適度な緊張感をもって

旅行時期:2014/09

2.0

基本的に、南に行けば行くほど治安が悪くなっていくイタリア。
ローマは、北のヴェネチアなどと比べるとやはり雰囲気が若干悪い。

とはいえ、観光地での犯罪のほとんどはスリ・置き引き等の軽犯罪。
必要以上に恐れる必要はないだろう。
適度な緊張感をもって旅に臨んでほしい。

☆旅の装備☆
腹巻き:パスポートと予備の日本円(3万円くらい)、予備のカード、スーツケースの鍵を入れた。とても役に立つ。蒸れるけど。

カナナのショルダーバッグ:旅行用バッグで有名な「カナナ」のショルダーバッグは、旅のおともとして長年愛用しているもの。ポケットが多く、万が一鞄に手を突っ込まれたり、鞄の底を切り裂かれても、そう簡単には中身を引き出せない構造になっている。

☆スリ☆
警戒すべきは

人ごみの中、地下鉄の中、不必要に近寄ってくる怪しい人物

人ごみは言わずもがな。特に写真撮影時など、鞄から目を離しがちなので注意。

地下鉄は朝夕のラッシュ時に特に狙われやすい。
私の場合、そのラッシュ時にまさに乗っていたが、ローマ育ちのイタリア人の友人と一緒だったし、お互いに鞄を囲むような形で乗っていたので特に危ないとも感じなかった。
しかし、大きな荷物をたくさん持っていたり、小さな子どもと一緒であったりと、注意散漫になりやすい状況で乗るのはやめておいた方がいいだろう。
地下鉄の中はとても薄暗く、雰囲気も悪い。
イタリアの地下鉄はたいして利便性に優れているわけでもないので、別の移動手段に切り替えるのも手だ。

不必要に近寄ってくる人物だが、ローマは路上での物売りが多く、しかもしつこい。
彼らに気を取られているうちにやられるようなことがないように、自分に急に近寄ってくる人物がいたら、すぐに「警戒しています」というオーラを出して、相手に隙を与えないようにしたい。

パリの路上のように、力づくで財布やカメラを奪っていくようなことはないようだ。
「警戒している」というオーラを伝え、相手にスリを諦めさせることが鍵だ。

☆路上販売☆
水、お土産、カメラの脚立、ストールなどなどなど。
イタリアの観光地ならどこでもいるが、ローマでは特に多いようだ。
買いたくないなら、一切興味を示さず、商品に触れず、目を合わせないこと。
無用なトラブルは避けたいところ。

余談だが、車を運転していても押し売りが寄ってくることがある。
停車した隙にモノを売りつけようとしたり、勝手に窓ガラスを洗車してきたりする。
寄ってきてしまったら、まずは車と窓をしっかりロックし、ガラス越しに「NO!!」という毅然とした拒否の態度を相手に示す。
私の友人(イタリア人)は、それでも勝手に洗車されてしまった。
仕方ないので、窓をほんの少しだけ空け、1ユーロ硬貨を渡し、すぐに閉めていた。

ローマでレンタカーを使用する人は、運転中もこうした押し売りに注意してほしい。

☆夜の治安☆
観光地は特に夜でも問題ない。
また、地下鉄も夜11時半の終電に乗ったが、やはり特に問題なかった。(地下鉄は朝でも昼でも薄暗いので、特に時間帯は関係ないのかも)
駅から離れた、狭い路地などにはもちろん行くべきではないが、明るい大通り沿いのホテル等に宿泊しているなら、夜遅くに帰ってきても全く問題ないだろう。
人通りの多さなど、周囲の雰囲気をよく読み取って行動することが重要だ。

☆総括☆
私はローマを含めたイタリア滞在10日間の中で、スリを含め何のトラブルにも遭遇せず、また危険な目に合うこともなかったので、特にローマの治安に対してマイナスのイメージをもってはいない。
しかし、同じホテルに宿泊していた白人男性は、パスポートや財布を地下鉄で盗られてしまい、非常に困っていた。
地下鉄では、相当量のスリ等の犯罪被害報告が上がっているので、油断大敵。

私の場合、パスポートなど絶対盗られてはならないものは腹巻きに入れて、服の下に入れておいた。そこまでする必要があったというより、「盗られてしまうかも」というストレスを軽減させるという意味で、腹巻きは有効だ。

警戒心をもって、しかし過度に心配しすぎず、ローマ滞在を楽しんでほしい。





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