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彦根城の周りには、昔、内堀、中堀、外堀と3つ堀があったのですが、今は外堀がなくなり内堀と中堀だけになっていて、屋形船は城の周りの内堀を遊覧しています。玄宮園前船着場より博物館表門橋をくぐり大手橋下を経て山崎郭手前で折り返し再び玄宮園前船着場へ、往復約3キロメートルの距離を約45分かけてまわります。乗船料は大人1300円ですが、宿の人の口利き(とばやに宿泊)で200円割引してもらいました。屋形船は江戸時代の図面をもとに作られた船で、石堀を近で見て四季折々の景色を優雅に楽しむ、天守閣までの険しい道のりを登れない高齢者、足の不自由な人も、これなら、より近い場所で観光できるということもあって築城400年をかわきりに運航がはじまったようです。彦根城はリサイクル城といわれるほど、あちこちから石材を集めて、多数の藩が分業で石積みをした城なので、城の石垣の所々に区画分けされたような境があり、きっちりと積み込んでいるところもあれば、今にも崩れそうな雑な積み込みもあったり、崩れそうな並びの荒い石垣を目に「この付近をまかされた藩はやる気がなかったんだなと」ジョークを言う船頭さん・笑。あし笛を吹かれる方だったので、乗船の記念に1曲聴かせてもらいました。食糧の運搬、狩や遊戯で当時も奏でていたんでしょうか。舟に揺られながら、ゆったりと昔を忍ぶ時間。気づけばあっという間の45分でした。
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