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2年前にオーストリアに行った時のことです。
ウイーン初日の午前中、シュテファン広場を横切ろうとした時に、「ウィーンは美しい〜街で〜ス!」とオペラチケットの売り子の恰好をした男が近寄ってきて、「ういーんはうつくしいまちです」と平仮名で書いたメモを目の前に差し出して来ました。
" Write it in KANJI letters , please ! "と言ってメモを見せつつ、ペンを持たせようとします。さらにヒスパニッシュ系の3人ほどの男女が世界地図を広げて" Where is Japan ?,Teach me KANJI "と言って私を囲んで来たので、流石にお腹の前のウエストポーチが狙いだな〜と感じ、直ぐにポーチを手で押さえその場を離れようとしました。同行していた家内が「気をつけて」と声を出した時にはフォーメーション(笑)を崩し、あっという間に退散。最後に残った男性が私の写真を撮って、" Thank you ! "と立ち去って行きました。ここまでホンの2、30秒です。
パスポートとクレジットカード以外は大したものは持っていなかったのですが、直ぐにチェックをしたところ、被害はありませんでした。
タクシーでも、トラムでもあまり危険を感じなかったのですが、逆に日本に興味があるふりをして、日本人の親切心を利用するようなスリ集団がいるようです。典型的な感じもしますが、突然、「漢字を教えて〜」と言われると危うく両手をフリーにしてしまいそうになりました。
最後に写真を撮ったのは、おそらく数日間、ここで仲間が私に声を掛けないようにするため用かもしれません。
なかなか興味深い体験でした。
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