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2019年の年末~2020年の年史に掛けてイランを1週間旅してきました。
イランと云うと砂漠地帯のイメージで夏は40℃を超える熱波というのは想像つきますが、冬はどうなんだろう?って思いますよね。
イランの国土は比較的標高が高いアリアにあるところが多く、冬はテヘランでは雪が降り、交通が麻痺することがあるそうです。
しかし、南部にあるシラーズでは雪が舞う日もあるそうですが、基本は穏やかな日射しの日が多く、特に2019年の年末は暖冬で、日中はコートが必要ないほど暖か(日中は20℃くらいで、夕方でも15℃程度の気温は残っていました)でした。
冬のイランで注意をしなければいけないのが、イランの雨期は冬だということ。
シラーズでは年間降水量が300mmほどですが、その大半が冬の時期に降る雨。
冬の雨は降り出したら1日程度はしっかりと雨をもたらす雨雲を伴っているので、雨が降り始めたらその日はお日様の姿は諦めなければなりません。
幸い私たちの滞在中は雨にはなりませんでしたが、冬のイランを旅する場合は南のエリアでも折りたたみ傘はある方が良いです。
また、シラーズ市内中心部の治安ですが、暗くなってから女性だけで散歩に出かけてもなんの問題も無かったです。
イラン全土の国内情勢にもよるとは思いますが、治安は他のイスラム諸国よりも良いと感じました。
最後に物価情報ですが、2019年の秋にガソリン価格が3倍に跳ね上がり(政府の公定料金)、それにつられて全ての料金が高くなっています。
例えば、観光施設の入場料金は2倍から3倍が当たり前。
エラム庭園やハーフェズ廟などは50万リアル(約500円)に変更になっていました。
勿論、タクシー料金も大幅に値上がりしていて、観光予算はガイドブック記載料金の3倍の準備が必要です。
【補足】
私が日本を発った2019年12月末のイランは外務省の海外安全情報では「レベル1:十分注意してください。」でしたが、2020年1月3日の米国による攻撃以降そのレベルは上がり、わずか1週間の内に「レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)」まで2ランク上がりました。
レベル3と言っても状況は様々で直ちに旅を中止しなければならない状況、そうでない状況と色々ありますが、今回のレベル3は米国の軍事攻撃が関わり危険が予想される状態ですので、2020年2月1日現在は私が滞在していた2019年の年末よりも危険がある状況だと思います。
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