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ドミニカ共和国からハイチへの行き方

旅行時期:2024/01

kasekunさん

5.0

 20241月現在、中南米のカリブ諸国を旅行中。で、せっかくならとハイチの世界遺産を見に行ってきました。
 でもハイチ共和国は外務省情報によれば真っ赤。レベル4が全土に。渡航してはならぬとの情報。本当かどうか確かめに行ってきました。というのは、こういう情報はあてにならないと常々思ってまして、、、。、、、首都のポルトープランスはまずいけど、北部の世界遺産のあるカパイシャンならどうなのか?戦争してるわけではないし、在ハイチ大使館の責任逃れのような気がして、、、。

 で、サント・ドミンゴからカパイシャンへ。ドミニカ共和国のカリベツアーというバス会社が、カパイシャンへ国際バスを運行してるとのネット情報があり、行って尋ねたら、、、今は運行していない。航空機なら行けるとのこと。確かに、在ハイチ大使館情報には、2023年9月よりドミニカ共和国はハイチとの国境を閉鎖したとの情報があった。
https://www.anzen.mofa.go.jp/od/ryojiMailDetail.html?keyCd=144613
ポイント
●本日、ドミニカ共和国政府が、15日(金)午前6時から、陸、海、空に関するハイチ国境を閉鎖する旨発表しました。 

 でも、不思議なのは空も閉鎖してるのに航空機は飛んでいる、、、。9月以降の情報は無し。

 ということで、国境は開いているのかもということで、調べに行ってきました。(閉鎖されてるなら黙って戻って来ようと、、、)

 結果、国境は開いてました。ダイレクトの国際バスは無くなったようですが、行けました。

★ドミニカ共和国からハイチ共和国への行き方
 ・ドミニカ共和国からカリベツアーのデラックスバスで国境の町ダハボンへ。500ドミニカペソ(約1300円)朝6時発。カード払いok。
 ・ダハボンのバスターミナルから少し歩けば国境へ到着。
・ドミニカ共和国出国。出国税?20usドル。
・ハイチ共和国入国。入国税?7usドル。
国境を越えて少し歩けば、バスターミナル?(バスが発着してる場所)がある。そこでカパイシャン行きのミニバスに乗車。700ハイチグールド(約700円)

で、カパイシャンに昼頃到着です。

 自分は次の日に世界遺産のある町ミロに。マップスミーに表示されるミロ行きタプタプ乗り場で、タプタプ(インドネシアではベモという。同じような乗り物ですね。)に乗車。100ハイチグールド(約100円)
 で、ミロ村に到着し、あとは行き方次第ですね。バイクに乗るか(駐車場までの往復20usドル、さらにお城までなら20ドル追加、馬に乗るなら10ドルだそうです。ガイドをつけたり、、、交渉次第のようです。)
※ミロ村は観光の村。ハイチ唯一の世界遺産があるので、町はけっこう綺麗でした。

 アップダウンの7キロはちょっときついので自分は駐車場までバイク、そこから城までは歩きました。けっこうきつかったです。

 で、世界遺産を見終わり、またタプタプに乗ってカパイシャンに戻りました。(100円)

 で、治安状況ですが、ポルトープランスは危険のようですが、カパイシャンは全く危険じゃないですね。地元の方も言ってました。首都はさすがに危険だけど、ここは全然安全だよと。実際、町をブラブラしても、夜公園に行っても、危険な香りは全くありませんでした。ただ電力状態がよく無いので、ホテルにはWi-Fiは無し。ネットにはつながら無い。自家発電機でしのいでいるといった感じでした。町も夜は暗いですね。ごみも異常に多いですね。

 簡単に言えば、ハイチ(カパイシャン周辺)は、中南米のバングラデシュ、そんな印象をもちました。黒人の方が多いのでアフリカのガーナにいたような錯覚もあり、ただ町のごみの量でいうならバングラデシュかなという感じです。人々は全然殺気なんか感じられず、、、何でここが行ってはいけない国なのかと思いました。きっと北部の様子が大使館には届かないんでしょうね。ネットにも繋がって無いので、地元の方がいくら正しい情報を発信しようとも、発信のしようがない。せめてハイチ北部はレベル2でもいいんじゃないかなと、、、。ちなみに、世界遺産のあるミロの村で、外国人観光客には会いませんでした。せっかく道も綺麗にしてるのに、、、(突然、カパイシャンからミロへ行く道がよくなるんです。多くの観光客に来てもらおうとしてるんだなあと感じます。)カパイシャンでは1名だけ白人の旅行者を見かけました。きっと以前にも増し、外国人観光客は激減したのでしょうね。何てったって唯一の治安情報源はレベル4なんですから、誰も来ませんよね。

 行っては行けないハイチを訪問し、ああ、風評被害ってこういう風な状態におかれてるんだなと感じました。ますます貧困からの脱却は望めない、、、。

 数年前訪れたパキスタンを思いだしました。レベル3になったとたん、日本人は行かない。地元の方は嘆いてました。今まではもう日本人がたくさん来てお土産を言い値で買ってくれたのに、今じゃ誰も来なくなったと、、お土産屋のおじさんが嘆いていました。

 ※帰りもバスでカパイシャンからサント・ドミンゴに戻ってきました。

 ●ハイチ共和国からドミニカ共和国への行き方
・朝、カパイシャンのバスターミナル(マップスミーに表示されてるバスがたまってる場所)に行き、そこにいる方にドミニカ共和国との国境の町オウアナミンに行きたいことを話すと、どのタプタプに乗ればいいか教えてくれます。
・タプタプに乗車。国境に近づいて来ると、料金を徴収されます。今回はタプタプだったので500ハイチグールド(500円)
・国境でハイチ共和国出国(出国税?10ドル)
・ドミニカ共和国入国(入国税?10ドル)
・国境の町ダハボンのカリベツアーのバスターミナルまで歩いてサント・ドミンゴ(キャピトール)まで。自分は昼2時15分発のバスで。500ドミニカペソ(約1300円)現金のみ。
・反対方向(ハイチからサント・ドミンゴに向かう方は厳重なチェックを何度か受けるので、時間がかかるようです)
・夜8時、サント・ドミンゴのカリベツアーバスターミナルに到着。

※ちなみに、ハイチグールドは銀行で替えると、1ドルは131グールドでした。が、町では1ドル140グールドで替えられました。(町のレストランで50ドル紙幣で払ったら、7000グールドに替えてくれました)

 以上、レベル4のハイチを訪れる方への情報でした、、。あくまでも自己責任で、、、。戦争をしてるわけではありませんので、、、北部はいたって安全です。

※カパイシャンの安ホテルは2件回ってどちらも1泊60ドル。設備の割に高いです。自家発電だから仕方ないんでしょうね。カード払い可のホテルもありました。

※ハイチを訪問したら、昔の東南アジア旅行を思い出しました。刺激的な旅ができますね。地下鉄さえも走ってるドミニカ共和国とは全く違いますね。

※アプリのマップスミーは本当に便利。ネットがつながらない国では本当に力を発揮する。カリベツアーのターミナルも、国境からバスターミナルへの道も、そしてミロ村行きのタプタプ乗り場までも表示される。ホテルも表示されるので、そこから何件か訪ね今夜のホテルを探した。このアプリがなかったら、ハイチ旅行はできなかったなあと本当に思う。オフラインの地図アプリの中で最高ですね。

※在ハイチ日本大使館、国境は閉鎖されたという情報は発信するのに、国境は再開されたという情報は発信しない、、、。なぜなのか?やっぱりハイチに日本人が訪れることがないように、情報操作しているように思えてならない、、、。

※ちょっとハイチ大使館のホームページをのぞいたら、
「2024年は、日・カリコム(カリブ共同体)事務レベル協議開始後30年が経過した年であるとともに、日本とジャマイカ及びトリニダード・トバゴ共和国との国交樹立60周年にも当たります。これを記念し、2024年を「日・カリブ交流年」とすることを決定しました。」という記事が。
 今年2024年はカリブ交流年だとか、、、。ちょうどよい時期にカリブ諸国を訪問できたようです。

※カリベツアーのホームページ
https://caribetours.com.do/

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